10話「River Deep,Mountain High」
前回のあらすじ
マーズ・ブライテスト準々決勝の3回戦と4回戦が行われ、GGKとアンジェラが勝ち上がりました。シベールが敗退し、チューズデイに慰めてもらおうとグイグイ距離を詰めてきましたが、チューズデイははっきり断ります。シベールの態度が一変し、不穏な空気が漂ってきました。
【アニメネタバレ目次】「キャロル&チューズデイ」【コミックライク】
「キャロル&チューズデイ」【9話 Dancing Queen 】【コミックライク】
(※感想→あらすじ→まとめの順です)
マーズ・ブライテスト準決勝、キャロチューにトラブル発生
ここまで順調にやってきたキャロルとチューズデイの間に、乱れが生じ始めました。原因はシベール。
前回きっぱり断ったことでストーカー化するのかと思っていましたが、逆のベクトルでチューズデイを掻き回しています。「仕方ない」とは自分に対して言ったのか、チューズデイに対して言ったのか。
ラストでプレゼントに見せかけたドライアイス(と思われる)入りの小箱で、チューズデイは指を怪我してしまったようで、本番前にトラブル発生です。
普通に見るとシベールが犯人のように思いますが、観直してみるとダリアの悔しがり方がかなり強烈です。キャロチューを敵視している伏線は前からありますし、ダリアならやりかねない。
ただ、誕生日プレゼントということで、ダリアが誕生日を知っているとは思えません。シベールとのつながりもなさそうですし。犯人は次週にでも明かされるのでしょうか。
明かされたとしてもチューズデイは許しちゃいそうな気もします。シベールはなんだか死んじゃいそうな空気も出していましたが、どうやって収まるのか見当がつきません。
問題は本番がどうなるか。棄権はないでしょうが、指を痛めたまま曲を披露してピョートルに負けるのもしっくりきません。
ピョートルはいい曲を披露していましたが、撮影禁止区画でSNSを撮影していたりと失格になりそうなフラグも立てていました。まあ、そういう決着はすっきりしませんので、キャロチューには気合いで乗り切ってもらいたいです。
キャロルとの仲もこじれて欲しくないですし、早く元通りに収まって気持ちのいい曲を聴かせて欲しいものです。
GGKとアンジェラの戦いは、わかっていましたがアンジェラの勝利です。とはいえ、タオが本気を出してきたっぽかったり、ケイティに不穏な動きがあったりと興味深いシーンもありました。 こっちもひと波乱あるかもしれません。
GGKやピョートルの背景なんかも語られていますね。
あらすじで振り返ってみます。
10話のあらすじ
マーズ・ブライテスト準決勝の開始です。観客席ではガスとダリアがまたしても隣り合わせになっていて、ロディが緩衝材として間に挟まれてしまいました。
舞台には準決勝に残った4組。MCも盛り上げていて、準々決勝とはテンションが違います。審査員はカトリーヌとベニートは変わりませんが、AIに変わってマンスリー審査員を務めるのはアーティガン。
登場からしてド派手で、出演者じゃないのかというくらいノリノリでした。因縁のあるキャロルとチューズデイはびっくりしています。
アーティガンは抱負を聞かれ、「滅多なことじゃ驚かないこの俺を驚かせるような奴がいるかどうか楽しみにしているよ」といつものアーティガン節ですが、キャロチューが紹介されると思いっきり驚いています。
さすがにあれだけやらかした二人のことは忘れていませんでした。「ホントに楽しみだな~」とアーティガンの声は震えています。
キャロチューもアレが審査員?と引いていますし、ガスも「終わったな 始まってもいねえけど」と諦め気味。ロディは「案外ああ見えて審査に私情を挟む人じゃない・・といいなあ」と願望です。
キャロルとチューズデイが楽屋に戻るとシベールがいました。キャロルが「なんでいるの?」と聞いても無視。チューズデイの応援に来ちゃいましたと言っていますが不気味で、どうやらあれからメールもなかったらしいです。
キャロルが釘を刺そうとすると、わかってますよと遮るシベール。「本番前ですし僕邪魔ですよね」と低姿勢ですが、チューズデイに「あなたは僕にとっての唯一の希望で たったひとつの拠り所でした」と過去形で話します。
「あなただけは僕をわかってくれると思ってました」「だから」「さよなら」と告げます。「だって仕方ないですよね」。不吉なワードだらけです。チューズデイが部屋を出て追いかけると既に姿がありませんでした。
ピョートルは自撮りでSNSを撮影していますが、撮影禁止のところをこっそりと撮っているようです。失格の伏線でしょうか・・。カメラにシベールが映り込んでいます。
準決勝1戦目は、対決順が準々決勝とは逆で始まります。この前は紹介もあっさり流していましたが、4組に絞れたためかプライベートに踏み込む質問が多くなってきます。
GGKは今みたいなスタイルになったきっかけを問われると、不適に笑い「砂漠の小さな村で生まれた」と語り始めます。
その頃、楽屋ではプレゼントを手にしたキャロルがチューズデイを気にかけますが、チューズデイはいなくなったシベールが気になって探しに行ってしまいます。トラブル巻き込まれ体質ですね。
GGKの語りは続き、居場所がなければ自分で作ればいいとアルバシティに出て来たらしいです。そして、第三の目が開いた・・とやっぱり不思議ちゃん。カトリーヌがアーティガンに振ると、「俺も自分を見失いそうになった時 声が聞こえることがあるね」と答えます。
それは神の声?と聞かれ、「いや 俺のなかのアーティガンの声さ」と言ってることは恰好良く思えなくもありません。
GGKの曲は「グラヴィティ・バウンス」。スピリチュアルで不思議な感じの曲です。正直、良しあしはわかりませんが・・。タオは何やら感じたらしく引き返し、アンジェラの楽屋に向かいます。
珍しく顔を出したタオにアンジェラは「忘れ物でも取りに来た?IDパス?スマホ?それとも私?」って新妻かい。
タオは確実に勝つために曲を変えると言い、アンジェラがそれもAI?と聞くとタオは「勘だ」と答えます。
チューズデイはピョートルにシベールの行方を聞き、あっちで見たと言われ、本番が迫っているのに探しに行きます。キャロルは「なんかリズム合わないな」とこぼしています。
舞台にはアンジェラ。前回はパフォーマンスで見せると言っていましたが、質問に丁寧に答えています。「ハードルが高い方が飛べた時の喜びも大きいから」と、子供の時から歌うことが大好きだった、いつか歌手になりたかった、それが長い間の夢だったと言います。
これは本心なのか計算の一部なのか。曲は「オール・アイ・ウォント」。前回のシリアスな曲と打って変わり、テンポのいい可愛らしい曲です。どことなくGGKに曲調が似ているように感じますが、寄せたのでしょうか。タオも満足げで、観客も大盛り上がりです。
カトリーヌいわく今回ほどの激戦は初めてだそうです。GGKの曲は独特な世界観で良かったが前回と同じと評価され、振り幅の差でアンジェラが勝者。GGKは年度が違えば決勝に行けたと高評価されていますが、どのへんが良いのかはわかりません。
2戦目が始まろうとしていますが、チューズデイはまだ戻って来ません。
ダリアは曲変更の理由をタオに問うていますが、優勝は確実ですね?と念を押すダリアにタオは言葉を濁します。それが気に入らなかったのかダリアは歯を噛みしめて悔しがっていますが、なんだか直接チューズデイに手を出してきそうな雰囲気です。
アンジェラが楽屋に戻るといつものように労うケイティを軽くあしらいシャワーを浴びに行きます。はい、と答えるケイティですが無表情で、視線の先にはアンジェラのスマホがあります。こちらも何やら不穏な空気です。
ピュ―トルの紹介が始まります。「周りからコーヒーフロートのアイスみたく浮いちゃってるっていうか~」と明るく語り出し、「自分を殺して周りに合わせていると人生がつまらんくて自分が好きじゃなくなった」とSNSを始めたきっかけを喋ります。
「そもそも自分を好きじゃないのに他人を好きになんてなれるか~いという曲で~す、パゥ~」と「ラブ・ユア・セルフ」を歌います。
キレのあるダンスは健在。歌詞も響いてくるような内容でした。GGKよりもよっぽどストレートに伝わってくるんですが・・。
舞台裏ではキャロルとチューズデイがすれ違っています。チューズデイが楽屋に戻るとテーブルに小箱が置いてあり、「ハッピーバースディ チューズデイ」と書かれてあります。
チューズデイを探しているキャロルが悲鳴を聞いて楽屋に駆けつけると、ドライアイスのようなもので部屋が包まれていて、チューズデイが指を抱えて痛がってます。箱を空けた拍子にチューズデイが怪我をしてしまったようでした。
準決勝本番を前にトラブル発生です。
まとめ
すんなり本番とはいきませんでした。
シベールが言っていた「仕方ない」という言葉からすると犯人はシベールなのかと思いますが、タオに軽くあしらわれたダリアの鬼気迫る表情や、ケイティの無表情も気になります。
トラブルがあってこそ盛り上がりもあるのはわかっていますが、キャロル&チューズデイの歌が好きだし、あんまり揉めて欲しくないな~というのも本心です。
まさか解散になったりはしないでしょうが、これをきっかけにより強い結びつきになっていい曲ができあがる、とかそういう方向で収まって欲しいです。
1クール目で決勝までと考えると残り2話。なんだか駆け足っぽい感じになるので、尺的には敗退なんでしょうかね・・。
「キャロル&チューズデイ」【11話 With or Without You】【コミックライク】
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挿入歌
「Gravity Bounce」GGK(Vo Madison McFerrin)(作詞・作曲・編曲:Taylor McFerrin,Madison McFrrin)(和訳:KR Advisory Co.,Ltd.)
「All I Want」アンジェラ(vo Alisa)(作詞・作曲・編曲:Mark Redito)(和訳:qdopp,Inc.)
「Love Yourself」ピョートル(vo J R Prince)(作詞・作曲・編曲:G.RINA)
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1クールOPとED
【OP】キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann) 「kiss Me」
【ED】キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann) 「Hold me Now」
[rakuten]