117話「反撃の科学王国」
前回までのあらすじ
プラチナゲットで石化復活液が作れることになったものの、イバラに生き残りが潜入していることがバレ、船で石化されていた科学王国民は砕かれて海に捨てられました。ドローン作りのためにまずはカセキを復活させる予定でしたが、海流を読める龍水を最初に復活させたのでした。
「Dr.STONE」【116話 奇跡はこの掌で】【コミックライク】
以下、「週間少年ジャンプ(2019年38号)」のネタバレを含みます。
週刊少年ジャンプ(38) 2019年 9/2 号 [雑誌][amazon.co.jp]
(※感想→あらすじ→まとめの順)
酸素ボンベ誕生、龍水が早速活躍! ソユーズの意外な能力も判明
復活した龍水は空中戦で石化武器(石化光線ではなく武器と言っている。呼び名が各人によって違う?)を奪うことまでは読んでいましたが、まさかドローンとは思っていなかったようです。いつも余裕をかましている龍水にしては、珍しく顔が引きつっていました。
砕かれた石像回収班は誰がやるのかと思っていましたが、普通にソユーズが泳ぎも得意で、更に意外な能力を持っていることも判明。
海に投げ捨てられた石像が流れて行った方向を覚えていて、赤子の時の島の記憶もあることが尋常じゃないと龍水は驚いています。
これはいわゆる胎内記憶とか、幼児期健忘が起こらないとかいう特殊記憶能力の持ち主ということでしょうか。同雑誌の某漫画の主役キャラが持っている能力です。というより、頭首の血統はこういう特殊能力を持っているのかもしれません。
龍水も普通に泳ぎが得意でした。一瞬、銀狼かと思いましたが、銀狼はこんなスタイリッシュじゃないですね。
厳重になった警備に見つからないよう、潜水したまま海底を探索する必要があり、酸素ボンベを作成。部品はラボから流用します。巻末コメントでは、「正確には酸素ボンベではなくタンクですが、わかりやすさ優先で表記しました」とのこと。
留め金を躊躇いなく剥がした時にもカセキが悲しむんじゃないかと思いましたが、それを上回る破壊っぷりです。ゲンは引いてましたが、部品の流用は千空にとって当たり前、もっと言うなら何度でも作り直せるとカセキの腕を信頼しています。
ゲンは「大変なのはカセキちゃん」と言っていますが、千空はカセキがおじいちゃんだということを忘れていないでしょうか・・?
ソユーズの記憶能力と龍水の知識であっという間に石像の流れ着いた場所を探り当てましたが、「リーフ・カレント」→「浅瀬の切れ目から外海へ吹き出す激しい潮流」と説明されていて、「激しい」なら見つからない破片も相当あるような。
科学王国民の石像が全部発見されたことになっていますが、この中からカセキの破片だけを集めるの?という酸素ボンベのリミット10分では絶対に無理なミッションは、やはりマンガということでツッコまない方向でしょうか。
カセキを復活させたとして、酸素ボンベを何個か作らないと他の人を引き上げられませんし、ドローンを優先しても戦力的に厳しいでしょう。一気に石像(と破片)を回収するびっくりアイテムを作るかもしれませんね。
以下、あらすじです。
117話のあらすじ
復活した龍水はスイカを労い、「一人前の科学王国の戦士だ」と認められてスイカは嬉しそうです。
現場を見渡した龍水は船乗りのカンで石化武器を空中で奪うと推理し、凧のようなものを思い描いていますが、ドローンと聞かされて顔が引きつっています。
龍水の推理の効果音が「ドーン!」に対し、千空の答えが効果音と共に「ドローン!」でした。ゲンには「ヤンチャ計画」と言われています。
龍水はすぐさま考え直し、それでこそ科学王国。「神腕職人カセキが欲しい」と考えが一致します。
ペルセウス号まで行くと、侵入者に気付いたイバラの指揮の元、モズまで出張って来て警備が厳重になっています。夜中にこっそり行くにも暗くては海底を探すことができません。
即決した龍水がソユーズを伴って海に飛び込みますが、さすがに息が続かずすぐに浮上して来ます。
千空は酸素ボンベを作ると言い、洞窟に戻ると躊躇いなくラボから部品を剥ぎ取って、配管の鉄パイプを加工します。鉄パイプに蓋をしてフランジで留め、隙間をハンダで埋めています。
龍水は空気圧に耐えられるのか不安そうでしたが、千空は試したことがあり、100気圧くらいまでは耐えられると自信を持っています。ロケットエンジンを工作していたことを思い出したゲンは納得しています。
できあがった無骨なボンベに空気を入れるため、更にラボカーを解体してエンジンのピストンやレギュレータも取り外していきます。
ゲンが「泣くよ カセキちゃん」と嘆いていますが、千空と龍水は「カセキの腕なめんな 奴が復活したらまた全部作りゃいいだけだろが!」「ああ そうだな」と頷き合っています。酷使する気満々のようです。
お手製の空気入れが完成し、ゲンは科学王国恒例の人力でなんとかするシステムに怯えています。
スイカが試してみると最初は簡単に空気が入り、ゲンはちょっと安心しますが、2気圧から10気圧、50気圧くらいになると千空、龍水、ゲン、ソユーズの四人がかりでも一杯一杯です。熱で破裂しないようにスイカは必死に水をかけています。
結果、5時間*2本の重労働を終え、なんとか空気を入れ終えると空気入れの方は耐え切れずに爆発します。ボンベ2本での一発勝負となります。
一夜明け、ボンベを持って現場に戻ると、龍水とソユーズで潜水を開始します。ゲンが使用時間を尋ねると、千空は「水深にもよるがざっくり10分」。
海に潜った龍水は10分は際どい時間、何か目星が欲しいと考えています。するとソユーズが手振りで、イバラたちが石像を海に放り込んだ水面、スピードと方向を正確に差し示します。
龍水はソユーズの記憶力に驚き、赤子の時の島の記憶があるのも尋常じゃないと思い返しますが、まずは捜索を優先し、値千金の情報を元にソユーズの示した方向へ進んで行きます。
珊瑚礁の切れ目、リーフ・カレントに辿り着きます。リーフ・カレントとは「浅瀬の切れ目から外海へ吹き出す激しい潮流」とのことで、流された石片が流れ込んでいるはずと龍水は確信します。
リーフ・カレントの先の砂地の暗闇の中、バラバラになった科学王国民たちの石像を無事に発見しました。クラゲのような浮き輪を3つ海上に飛ばし、千空たちに連絡します。
ちなみにクラゲ浮き輪(仮名)は1匹なら何人か発見、2匹ならカセキのみ発見、3匹なら全員発見。
龍水は因縁の戦いだと瞳に力を込めます。3700年前も今回も、石化光線の前に全滅寸前まで為す術もなくやられたが、ここから反撃だと。
ソユーズが見つけたカセキの石像の腕を取り、反撃の科学王国スタートだと気合いを入れるのでした。
まとめ
ラボがどんどん破壊されていきます。船の方は破壊されていませんので、戦いに決着が着いたらラボは作り直すでしょうし、現状、部品剥ぎ取りや素材倉庫になるのは仕方ないかもしれません。
石像回収はどう考えても無理ゲーですが、底引き網みたいなので一気に回収とかあるでしょうか。クロムやマグマ、ニッキー、陽らしき姿はありましたが、気になる氷月やほむらは見つけられませんでした。どこにいるのでしょう。
モズも久しぶりに姿を見ました。キリサメは後宮の方の警備でしょうか。今回は後宮側の話はなかったです。
ネズミニ四駆がフリーパスだったり、破壊された石像を海底から回収(予定)したり、しかも厳重な警備を掻い潜ってとか、現実的に言えばちょっとどころか普通に無理と思いますが、そこらへんは割り切らないと楽しめないでしょう。
展開予想が全然当たりませんが、予定としては「カセキ復活」「石化組回収の手立てを考案」「石化組回収」「ドローン作成」「後宮で頭首の手掛かりをコハクらが掴む」「キリサメをおびき出して石化光線奪取」「全面対決」という感じでしょうか。
回収班としてマグマ、大樹、組み立て係として杠、補佐としてフランソワ、見張りで羽京とか辺りから復活ですかね。
一応、覚えている限りのペルセウス号の乗員をリストアップしておきます。
千空、ゲン、龍水、コハク、クロム、カセキ、杠、大樹、羽京、フランソワ、陽、ニッキー、マグマ、金狼、銀狼、コクヨウ、ソユーズ、スイカ、氷月、ほむら、他。
モズに対抗できそうなのはコハク以外だと氷月しかいませんね。金狼はなんでもできるオールマイティだけど戦闘力ではやや劣るという感じですし。氷月の扱いにも注目です。
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