Dr.STONE【１２０話 TOP SEACRET】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

１２０話「TOP SEACRET」

前回までのあらすじ

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大樹の活躍で海底からカセキを引き上げて石化を解除。復活したカセキが職人の技を発揮し、ドローンの初号機を完成させました。一方、後宮ではモズがコハクの正体に気づいたようで・・。

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【１１９話　SCIENCE SOLDEIERS】【コミックライク】

以下、「週間少年ジャンプ（２０１９年４１号）」のネタバレを含みます。

少年ジャンプ(41) 2019年 9/23 号 [雑誌][amazon.co.jp]

（※感想→あらすじ→まとめの順）

後宮での攻防　バトル展開と頭首の秘密がついに判明

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イバラに「僕っ娘」だと思われている銀狼に指名がかかりました。頭首からの呼び出しという名目でしたが、やはり黒幕はイバラ。

千空がもしもの時のために持たせた、パイナップルに偽装した「酢酸エチル」。頭をクラクラさせる一時凌ぎの護身アイテムで間一髪魔の手を逃れた銀狼が、なけなしの勇気で頭首の垂れ幕を覗いて、トップシークレットに辿り着きました。

ちなみにコハクが「石化王国」と言っていましたが、「宝島」とか呼んでいたのでそっちが土地名だと思っていました。「科学王国」に対する呼び名でそうなったのでしょうか。正式名はなんなのでしょう。

垂れ幕の向こうに座っていた頭首は石化していて、顔の右側が欠けています。（羽京とお揃）。

意図的に削られているのだと思いますが、残った方の顔を見て、銀狼は「ソユーズ」と即座に思い浮かべていますので、ソユーズは頭首の血統で間違いないでしょう。

頭首が操られているか、もしくは存在しないハリボテのようなもので、全権を握っているのはイバラという伏線が一番人気でしたが、オーソドックスな解が示されました。

まあ、ここからもうひと捻りある可能性もなきにしもですが、Dr.STONEは基本的に科学でわいわい楽しむ漫画なので、そこまで裏はかいてこないでしょう。銀狼も一応、門番とかやっていて戦闘もできるので、自力でイバラから逃れられるでしょうか。

イバラの指がネバー○ンドの鬼みたいに爪が尖ってましたが、武器なのか誇張して描かれているだけなのか、身体的特徴なのかはわかりません。

コハクＶＳモズの戦闘も始まりました。前回、太ももの縄を触っていたので何か隠してあるのだとは思いましたが、普通に武器を仕込んでいました。割と長めの刃物でしたが、どうやって隠せていたのかは謎ですけど。

モズの長物に対抗するには物足りない感じはしますが、コハクの敏捷性で補う方向かもしれません。

モズはモズで「後宮だけが楽しみ」と言っていましたが、加勢に入ろうとしたオオアラシごと味方の兵士を吹き飛ばしてました。オオアラシはこういう時こそ最初にやられるキャラだと知っていましたが、戦闘シーンすら与えてもらえないとは。

コハクとモズの戦闘はここで決着が着いてしまうのでしょうか。コハクが勝ったとしても騒動を起こしていますので、隠し通せません。

コハクが負けてモズが捕虜にする方が、命は取らないみたいなのでこの後の流れとしては無理がありませんが、貞操の危機ですね。

それにここで負けてしまうとキリサメにも（衣服のせいもありましたが）負けていますので、コハクの株が下がりっぱなしになります。両者決着つかず、キリサメにも気づかれてそのまま石化光線を使わせるという超速展開になるでしょうか。

そうなるとカセキがドローンの改良を間に合わせていけないとならないわけですが、騒ぎになってしまった以上、どのみち時間はそんなに残されていそうにありません。

氷月もせっかく連れて来て見せ場なしというわけにもいかないですし、モズの長物ＶＳ槍使いの氷月という構図の方がしっくりきます。

洞窟組との連携がカギになってきそうですね。

以下、あらすじです。

１２０話のあらすじ

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夜の後宮では頭首に銀狼が指名され、行きたくないと泣いてダダをこねています。アマリリスが呆れ、コハクは仕方なく途中まで連いて来ています。

「これは大きなチャンスなのだ　ついに敵のボスである頭首に接触できる　私たちのミッションを思い出せ銀狼　敵の情勢を探ることだろう？」とコハクに説得されていますが、銀狼は納得いっていないようです。

銀狼を見送った帰り道、コハクはモズから声をかけられます（前回のシーン）。「侵入者って君だよね　教えてよ仲間の皆が隠れてる場所」。

銀狼は一人、樹の頂上にある頭首の部屋へと螺旋階段を登っていきながら、股の間から何やらアイテムを取り出しました。

回想シーンで千空が銀狼に、その見た目がパイナップルのアイテムを渡しています。これはただの入れ物で、中身は「酢酸エチル」。

酒と酢、硫酸を一滴垂らして作るシロモノらしく、とても臭いようですが、南国の島育ちのアマリリスにはパイナップルとの匂いとそんなに変わらないようです。ただ、中身は威力は低いものの無害ではなく、頭がクラクラしてしまうもののようです。

頭首に万が一呼ばれた時のためにと渡され、クラクラさせた隙に色々と調べるようにと言われています。

（効くのかなぁ　こんなのホントに）と半信半疑の銀狼は頭首の部屋に着き、入り口の布を開けて中に入ります。垂れ幕の向こうに頭首らしき人影。「うむ　入れ」と声がかかります。

銀狼は緊張に耐えられずに、嘘がつけなくなって言い訳を始めますが、垂れ幕の傍にイバラがやって来ます。「お呼びですか頭首様」と伺いを立てると、頭首らしき影とヒソヒソと会話します。「存じ上げております　いつもの通りに」。

話がまとまったのか、イバラは銀狼に向き直ります。「ホラ　安全かもわかんない　なってない輩を頭首様と二人にするわけにもいかないでしょ？」。

「その前におじちゃんがね　いろいろラブラブで教えてあげることになってるの♥」「合格したら頭首様のとこ行けるから」とゲスい顔で迫って来ました。

身の危険を感じた銀狼は即座に「だだだから僕はぁああホントは・・」と逃走しますが、僕っ娘だと思い込んでいるイバラは「アリ！」とむしろ喜んでいます。

コハクＶＳモズ。コハクは「仮に私が侵入者だとして　仲間の居場所などという最高機密を易々と吐露するとでも思うのか？」と太ももの縄に手をかけ、隠していた短刀を取り出します。

武器に気づいた警備が見咎めて一斉に取り押さえようとしてきますが、軽く身を翻し、あっという間にコハクは制圧します。「んー　超強いね　コハクちゃん君やっぱり」とモズは嬉しそうです。

そこへオオアラシ率いる一派が「もう容赦しねえ　ブチ殺してやる！」と叫びながら突入して来ます。数の不利を悟るコハクですが、「殺す？」とオオアラシの言葉に反応したモズがキレ、オオアラシらを一撃で吹き飛ばしてしまいました。

「何勝手に殺すとか言ってんの？　カワイイ子がもったいないじゃん　ブサイクは殺していいけど　俺の楽しみなんだから後宮は　覚えとけよちゃんと」とイバラに劣らずブッ飛んでいます。

コハクはその戦闘能力を目の当たりにして、（一人戦闘能力の次元が違う・・これが石化王国最強と謳われた戦士モズ）と武者震いしていますが、現状、自分も科学王国最強カードであると自負していて、やる気を漲らせています。

「約束通り　手合わせ願おうか！」と斬りかかっていきました。

戦闘音は頭首の部屋にまで響き、イバラが気を逸らした瞬間、銀狼は酢酸エチルのパイナップルを開封して床に撒きます。

その匂いを吸い込んだイバラがめまいに襲われてクラクラした隙に銀狼は逃げようと試みますが、コハクの怒り顔を思い浮かべて踏み止まります。

せめて敵方のボスの頭首の顔だけは拝んでおかなくてはと、垂れ幕の隙間から覗き込みます。しかしそこに居た・・いや、あったのは石像。銀狼はひと目でソユーズに似ていると思います。

月明かりが差し込むと全貌が明らかになり、それが誰かが石化した石像だと気付きます。長い髭を生やしたその像は、右側が削り取られたかのように欠けていました。

石化に驚いた銀狼が後ずさりすると、めまいから回復したイバラが「見ちゃったよね」と背後に迫ってきます。「見て　ないですぅ　なななんにもぉ」と銀狼は白々しい嘘を吐きますが、「嘘つくんじゃねえよ」とイバラはブチキレです。

コハクとモズの戦いも本格的に始まり、こちらも激しく火花を散らせているのでした。

まとめ

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タイトルの「TOP SEACRET」は「石化王国」側では頭首の謎のことで、「科学王国」側は仲間の居場所という最高機密。どっちにもかかっています。まずは頭首の謎を暴いた科学王国側のリードです。

頭首が存在せず（石化含む）イバラが黒幕という伏線は一番わかりやすいところでしたが、これまで秘密を知った者は全部石化されてきたのでしょうか。

モズは知っていて後宮のために加担していそうですが、キリサメは真面目そうに見えるのでもしかしたら知らないという可能性もありそうです。

前回、大樹が海底から一緒に回収してきた謎の長髪の人物は、どう絡んでくるのでしょう。

銀狼のイバラからの逃走、コハクＶＳモズ、キリサメに石化光線を使わせる流れ、ドローン誕生。順番が読めませんが、やっと動き出した感があるので、盛り上がっていきたいですね。

「Dr.STONE」【１２１話　石化武器（メデューサ）の素顔】【コミックライク】

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