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Dr.STNOE【128話 全土大乱戦】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

128話「全土大乱戦」

前回までのあらすじ

海哭りの崖で決戦に持ち込んだ科学王国。キリサメに石化装置を投げさせることに成功しますが、イバラの策略で偽物でした。寸前で気付いた千空たちは素早く撤収、モズの追撃を振り切ります。その隙にイバラがペルセウス号を乗っ取り、島全体を石化しようと企んでいます。科学王国側ではマグマが暴走、陽から銃を奪ってペルセウス号に突撃をかけるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【127話 MEDUSA&PERSEUS】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2019年49号)」のネタバレを含みます。

(感想→あらすじ→まとめ)

 

科学王国の反撃 船に乗り込んで時間稼ぎと頭首の石像確保に向かうチームに分かれる

キリサメから石化装置を奪って、ペルセウス号をイバラもろとも全員石化するのかと思っていましたが、そこまで剣呑なやり方ではなかったです。

 

頭首像を確保してイバラが黒幕だと知らしめ、別動隊が暴走するマグマを抑えつつペルセウス号に乗り込んだ兵士たちやイバラを牽制し、話し合いで解決する方向です。

 

ただ、これで解決してしまうならドローンの出番がなくなってしまいます。イバラのいるところに千空たちが乗り込んでいますから、キリサメもそこに向かって石化装置を投げないでしょうし、モズが奪って使う以外に石化装置が使われません。

 

しかし、モズがキリサメから奪えるならとっくに奪っていたでしょうし、ドローンの活躍の場は残されているでしょうか。

 

ラボカーであっさりとモズを振り切れたことにはまだ納得できていませんが、後宮に向かった大樹らも見つかりませんでした。モズは有能設定なはずなのに、隙が多いですね。

 

イバラはラボカーの車輪の跡を不審がっていましたが、モズもこのくらいのことができればとっくに追いついていてもおかしくないはずです。頭脳に関してはイバラが優秀過ぎるのか、ラボカーがとんでもなく速いのかどっちかですね。

 

羽京は火矢で混乱させるなど、やっと活躍の場が巡って来たようで良かったです。

 

頭首像はイバラによって粉々にされていました。イバラらしいやり口ですが、杠によって形だけは復活できそうです。ソユーズが石像の破片と触れることで全てを思い出し、頭首一族の自覚も戻ったでしょうか。

 

頭の欠けていた頭首自体は組み立てても蘇生は不可能とのこと。さもありなん。こうなると海底で発見した謎の石像が、どう絡んでくるかですね。風貌は似ていませんでしたので、石化装置に関わる誰かでしょうか。

 

コハクと銀狼の石像については触れられていませんでしたので、近くには保管されていなかったのかもしれません。

 

ゲンはマグマのフォローに回ったりと外れクジを引かされていますが、そのマグマの暴走を止めると宣言するニッキーが頼もしいです。金狼に続く主戦力です。

 

船に乗り込んで兵士やイバラと対峙することになりましたが、こっちの戦力ならばコケ脅しの銃でも制圧できそうです。モズ相手に完成度の低い銃では無理ゲーだろうと思っていましたので、この構図ならわかります。

 

船に乗り込んだことにより、船内に残っているはずの氷月やほむらの復活も実現性を帯びて来ました。千空なら復活液を持ち運んでいてもおかしくないし、ようやくモズVS氷月が実現するかもしれません。管槍があるかどうかは不明ですが。

 

ドローンで石化装置強奪という路線から随分逸れて、決着の行方がわからなくなってきました。キリサメやモズの現在位置がどこなのかもわかりませんが、全員ペルセウス号に向かうことになるでしょうか。

 

以下、あらすじです。

 

128話のあらすじ

島ごと全部石化光線で包もうとするイバラと、そのための一時避難で船に全員集合する隙を狙おうとする千空。龍水は千空の狙いに気づきます。

 

島民がいない隙に後宮へと乗り込み、石化した頭首を確保、皆の前で露わにすればイバラの悪事を暴けるとの目論見です。

 

頭首一族は世襲制のため後継ぎは子供になり、銀狼の見立てが正しければソユーズが正当な王位継承者です。

 

羽京が船の様子を伺うと、乗り込んでいるのは人だけで荷物の様子はなく、石像は放置されている模様。運搬途中で見られるリスクを回避し、もしも島に残った誰かが見たとしても石化光線で石化させるので問題なしと判断したのだろうと推測します。

 

千空は2チームに分けます。警備が薄くなった後宮から頭首像をゲットする大樹、羽京、スイカ、杠、アマリリスソユーズ。島全体を石化されないように、時間稼ぎをする金狼、ニッキー、カセキ、陽、クロム、龍水、千空です。

 

兵数では勝負にはならないので銃だけが敵制圧のキーになると龍水が言い、陽はこの後に及んでも「俺の銃 絶っ対ぇー取り返す」と吠えて、「別にテメーのじゃねえよバカ」と千空にツッコまれています。

 

マグマが後先考えずに撃ち尽くす前に止めようと船に向かう途中、銃声が響きます。全員が場所を把握し、モズやキリサメも当然聞きつけます。

 

マグマの撃った弾丸はペルセウスに向かっていた兵士二人が乗っていた小舟に当たり、兵士たちは震え上がっています。ゲンが咄嗟の判断で妖術だと誤魔化すと、兵士たちは一目散に丘に上がって逃げて行きます。

 

難なく小舟をゲットし、「これでなんとか近づけるよ~イバラちゃんに・・」とマグマと共に小舟に乗り込んだゲンですが、はっとします。「ってなんで近づこうとしてんのよ俺!? ゲンはこんらんしている!」と自分の行動を後悔しています。

 

マグマは「使える奴だ 気にいったぞ貴様」と、マントルと共に側近になれとご機嫌ですが、一度はゲンを殺したこともある(なんとか蘇生)相手でもあり、ゲンは当然拒否。マグマは昔のことだと完璧に忘れていたようです。

 

追いついた千空たちはマグマの突撃を確認。カセキは銃の行方を心配していて、皆は合流するしかないと腹をくくります。

 

ゲンはマジックで小舟を奪ったものの、こっちはどうすると考えている間に、ニッキーが別の兵士の元に近づき、拳骨一発でぶっ飛ばして小舟を強奪します。

 

ゲンとマグマの乗った小舟は銃で穴が空いていて、「文字通り泥船!!」とゲンは喚いていますが、マグマはお構いなしに力強く漕いでペルセウスに一直線です。後ろから千空たちが猛追しています。

 

後宮に向かったチームは羽京が火矢を放って混乱させている隙に、スイカの案内で頭首の部屋に直行します。近づくにつれてドクンと胸が鳴るソユーズ

 

無事に頭首の部屋に辿り着き、大樹がカーテンを開けると、粉々に砕かれた頭首の元石像の破片が散らばっていました。輩にでも獲られたら困るし、とイバラが保険で破壊していました。後で彫り師に似たような像を作らせて、口止めに殺すつもりです。

 

マリリスとスイカはショックを受けていますが、杠が「まだ全然! ダメなんかじゃないよ 千空くんが作ってくれた科学王国の接着剤だって残ってる」と石像を組み立て直します。

 

しかし、断面に色が古いところがあり、パーツが欠けて劣化していることから復活は無理だとわかっています。

 

ソユーズがゆっくりと像の破片に近づき、右手の形の破片を握ります。すると小さな頃の記憶が蘇ってきます。母親に抱かれ、頭首である父親に微笑みかけられた幼子の頃の思い出です。

 

「ごめんね 思い出したよ20年もかかって 今やっと全部 全部 父さん・・」とソユーズは石像の向こうに父の面影を見て涙を流します。一同も沈痛な表情です。

 

それでもすぐに立ち直ると「分かってる もう復活液でも生き返れないことは でも」と、姿は全部覚えているので、仲間と共に必ず元の姿に戻すと誓うのでした。

 

ペルセウス号では突撃してくる小舟を発見しています。一気に近づいたマグマや千空たちは、ペルセウス号に取りつくと同時に勢い良く乗船します。

 

千空は石像ゲットチームが頭首像を持って来ることを信じ、金狼は時間稼ぎに徹します。マグマはイバラを一撃で撃ち殺すと血気盛んですが、ニッキーはマグマが弾を撃ち切る前に止めると頼もしいです。

 

乗り込んだ科学王国側と、ペルセウス号でイバラを守る兵士たちとの戦いが始まりました。

 

まとめ

このシリーズが始まってから「ドローン」がメインファクターでしたが、完成まで随分と引っ張り、ようやく出番だと思ったところでフェイク騒動があって撤収。

 

今回、直接船に乗り込んだことでドローンの出番がなくなったように見えます。というか多分、ラボカーに置いたままになっていると思うのですが、全員でペルセウス号に突撃をかけていますので、盗難とか心配しなくていいのでしょうか。

 

小舟を奪われた兵士たちもうろついていて、兵士たちは「なんだこの見慣れないモノは」と獣の皮で偽装したラボカーは警戒して近づかないかもしれませんが、モズは知っていますので簡単に獲られそうです。

 

そこまで細かく追ってアラを探しても仕方ないですが、モズが振り切られたのと同じくちょっと気になります。

 

モズとキリサメは銃声を聞きつけて、そのままペルセウス号に向かうでしょうか。キリサメは頭首の石像を見て寝返る可能性もありますが、素直な性格っぽいので混乱してフリーズするかもしれません。

 

モズはその隙を突いて石化装置を奪うのかもしれません。ただ、もしそうなったとしてもやっぱりドローンの活躍方法がわからないんですよね・・。

 

イバラも次の一手があるかもしれません。コハクや銀狼の行方や謎の石像、船内の氷月やほむら、ドローンなどを考えるとまだ決着は着かないでしょうか。

 

Dr.STONEらしい決着方法を期待しています。

 

「Dr.STONE」【129話 JOKER】【コミックライク】

 

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