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Dr.STNOE【132話 最強の武器は】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

132話「最強の武器は」

前回までのあらすじ

氷月にモズを任せた千空たちは島に避難します。別の場所では駆けつけたキリサメに、イバラが石化装置を使って島ごと包むように指示。頭首の教えと異なる命令にキリサメは疑問を覚えます。そこへ頭首の石像を組み立てた大樹らがやって来ます。キリサメは事の真相に気付きますが一瞬遅く、イバラが石化装置を起動してキリサメは石化。魔の手が科学王国民に伸びようとした時、海に沈んでいた陽が銃を放ってイバラを止めました。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【131話 悪りー罪】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年2号)」のネタバレを含みます。

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「それ」はそのまま管槍だった 氷月の反撃とイバラの執念

勝敗を決する「それ」を作りに島に戻った千空たちでしたが、捻りはなくそのまま「管槍」でした。最初に予想して、いやそれはないかなと否定しましたが、一周回って来たのかな。

 

氷月をパワーアップさせれば決着が着いた後の処置で困る、という話だったはずですが、氷月がモズを見切って科学王国側についたことで、そこらへんの条件はあっさりクリアとなったのでしょうか。

 

千空たちのことを「信じる」と考えたことに氷月自身が驚き、納得したようになんだかとても爽やかな笑顔でイイ顔をしていました。呼吸を整えるためというふうを装ってイケメン顔を披露しています。

 

「一人の天才」では、ヒトが積み上げて来た「悠久の研鑽」には勝てない、ということを管槍の技術を見せつけることでモズを上回り、千空たちの繋いできた人類3700年の歴史の重みが勝ったというような話の締めです。

 

戦闘の天才モズを圧倒するための理由としてはおかしくないですし、管槍という手段をひとつ入れたことで千空たちの存在もプラスして「皆で勝った」というふうにはなっていますが、氷月の性格がまるっきり変わってしまって戸惑っています。

 

「ちゃんとしている」で選んでいる氷月からすれば何も問題ないのかもしれませんが、個人的には共感しづらい部分です。千空は人類全てを復活させようとしていますが、氷月の理想とは全然違うわけですから。

 

まあ、そのへんは島のあれこれが決着してからの話になるのかもしれませんが、とりあえずはモズを制圧です。

 

モズは回を重ねるごとに株を下げました。「俺は天才」とか「ダサすぎ」とかザコキャラっぽい言動でしたね。といってもずっと粘られても困りますので、このくらいで退場がちょうどいいのかもしれません。戦後の処理はどうなるのでしょう。

 

陽は相変わらずです。銃でイバラの左手を撃ち抜いて石化光線を阻止し、装置も手中に収めたまでは良かった。しかし、その後が残念。カラの銃で兵士を脅して調子こいていたり、現場から離れずにいます。

 

さっさと戦場を離れてしまえばいいのにと思いますが、それをしてしまうと物語が展開しなくなってしまうので仕方ないのかもしれません。キャラ的にはそういうポカをするキャラですし。

 

驚いたのはイバラです。 陽に撃たれた直後の1ページ目では、カ○ジみたいな顔になっていましたが、ラストのコマでは鳥肌が立つようなゾンビ顔で襲撃。

 

執念で陽の手元の石化装置に飛びつき、起動の呪文(?)を吹き込みました。結構、長めの呪文で、本文では小文字で描かれていて何と言ったのかわかりませんが、石化装置は作動しました。

 

イバラの狙いは島全部を覆う石化光線ですが、この距離ではイバラ自身も逃れようがありません。普通に自爆攻撃なのか、装置の周りだけ光線が当たらないような特殊な唱え方があるのか。

 

後者だとしたらキリサメに使わなかったのが筋が通りませんし、自爆が正解かもしれませんが、臆病で幾重にも保険を張るタイプのイバラの性格としては、左手を撃たれただけで自爆に走るのは腑に落ちません。

 

何か別の、石化装置の裏技みたいなのがあると予想します。

 

以下、あらすじです。

 

132話のあらすじ

海に落とされていた陽が銃を拾い、最後の一発をイバラの左手に命中させます。イバラが絶叫と共に石化装置を手放し、陽がすかさず泳いで船上から落ちて来た石化装置をゲットします。

 

重要ミッションを達成した陽は得意になって、「喰らえモズ! 石化ビーム!」と石化装置を船上のモズに向けていますが使い方がわかりません。

 

氷月は本気を出したモズに押され、荒い息を吐いています。モズは氷月の腕を認めつつも努力型と評し、「残念 それじゃ一生勝てないよ 俺は天才だからね」と構えを深くします。

 

「練習で作った君のニセモノの牙とは違う 生まれた時から最強なんだ」と攻撃を繰り出し、氷月は吹っ飛んで海に落ちますが、手応えからして氷月が自分から身を引いてかわしたことをモズは察知します。

 

モズがすぐに追撃をかけ、氷月は必死で島に逃げて行きます。それを見たモズは「ダサすぎだろ」と嘲笑っていますが、氷月は先に逃げた千空こそ尻尾を巻いて逃げる男ではないと、彼らが採りに行った物のアタリをつけています。

 

島ではニッキーがナイフを振るって竹を切り出し、輪っかになったそれを見てゲンは何を作ろうとしているのか気付きます。

 

逃げている氷月は(武力のジョーカーである私の最強の武器を 必ず!作り上げてくれる! それを信じて・・)と思考を巡らせ、はっとします。自分が千空たちを「信じる」と感じたことに、呆れたようなくすぐったいような表情になっていました。

 

竹を切った千空たちは金の槍の持ち主である金狼の見立てで、ちょうど合う大きさの竹の輪っかを選別します。黒鉛とアルコールを混ぜて即席潤滑油を作り、カセキが仕上げをしています。

 

そこへモズと氷月の戦いの音が近づいて来ます。ゲンは昔、鉄砲のハッタリでマグマに石を投げてもらったことを語りながら、マグマにできあがった竹筒を差し出します。

 

「今度はテキトーじゃねえぞ! 届くかマグマ テメーの馬鹿力で」と千空が挑発すると、マグマは「なめんじゃねえぞ ヒョロガリ共」と吠え、竹筒を遠投。しっかりと氷月の元に届き、すっぽりと槍にハマります。

 

「ありがとうございます さすがちゃんとしてますね」と氷月は管槍になった金の槍を構えます。「見せてあげますよモズ君 科学の槍を 500年の歴史を受け継ぐ尾張貫流槍術を」。

 

氷月が管槍を繰り出すと、見慣れない円の動きにモズが戸惑います。(なんだ この槍先の動き 丸い月・・違う 金色の光 太陽――)と受けることが出来ず、次々と体に攻撃を喰らいます。

 

「こんなこと・・疾すぎる 槍の動きじゃない どうして・・こんな・・」と混乱するモズに、「単純に言えば梃子なんですよ筒を支点にした 習得にはとても長い年月がかかりますがね」「科学王国製の管槍 実に素晴らしい滑りだ」と氷月は満足気です。

 

「クソこの・・こんな妖術の武器に・・!」と納得がいかない顔をするモズを諭すように、氷月は「ヒトにとって最強の武器とはなんだと思いますかモズ君?」と問いかけます。

 

「それはヒト種族の特権 世代を超えた積み重ね 幾千年 楔を打ち続ける地道な研鑽です」「私たちは更に磨き そして死して次世代へと繋いでいく」「その悠久の研鑽に一人の天才では勝つことなどできませんよ」。

 

モズの喉元に氷月の槍先が突きつけられ、勝負ありです。

 

一方、石化装置を手に入れた要は調子に乗って、カラになった銃を見せびらかせながら、近くの兵士を脅して追い払っています。「まー使い方わかんねーから しゃーねー とりま俺がガメときゃ 島中 石化とかだけはー」。

 

と、その時、頭上からイバラが襲いかかって来ます。船上からダイブし、まるで噛みつかんばかりに陽の元に一気に迫ると、石化装置の傍で何から口早につぶやきます。

 

イバラの声に反応した石化装置が不気味に光を放つのでした。

 

まとめ

科学道具は管槍でしたね。氷月のパワーアップを考えるとそれはストレート過ぎるなと思っていましたが、もう完全に仲間扱いでいいのですかね。

 

モズは驕れる者久しからずを地で行くように成敗されました。ここからの反撃はないと思いますが、窮鼠猫を噛む的に氷月を道連れにリタイアするとかあるでしょうか。

 

そう思ってしまうほど、氷月はキャラ変してるように感じるんですよね。

 

諦めが悪かったのイバラです。自爆攻撃だとしたら防ぎようがありませんが、何か脱出できるような伏線はあったでしょうか・・?(注:普通に陽だけ石化させてました)

 

ドローンの出番は依然としてありませんが、決着の時は近そうです。毎週、次の回が楽しみですね。

 

「Dr.STONE」【133話 滅びの煌めき】【コミックライク】

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