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Dr.STNOE【139話 FIRST DREAM】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

139話「FIRST DREAM」

前回までのあらすじ

イバラとの決着を制し、復活液を使って科学王国民を復活させていく千空。破壊されていたペルセウス号の通信室も修理し、石神村との通信をします。そこへ割り込んできたホワイマンの声。石化装置を作動させようとする悪意に満ちたその声は、千空と同じ声でした。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【138話 Epilogue of chapter3(第三章最終話)】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年12号)」のネタバレを含みます。

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FIRST DREAM 千空の夢が今ここで

人類が石化する3700年前より更に前からの、幼い頃の千空の夢。「宇宙に行く」という夢がリンクしました。

 

ドローンでも充分に衝撃でしたが、色々すっ飛ばして月。しかもこの原始のストーンワールドで・・。ゲンの呆れや驚きの混じった気持ちと完全にシンクロしています。

 

正直、基線長たらなんたらの部分はクロムらと同様さっぱり意味不明ですが、なんやかんや電波を探知してホワイマンの出所が月と判明しました。

 

そして、大樹が海底から拾って来た謎の石像を復活させたところ、松風と名乗る侍のような青年は銀狼を「頭首様」と間違えていました。頭首(とうしゅ)ではなく、うえさまと言っていましたし、イバラたちとはまた違う時代です。

 

千空いわく数百年前らしいですが、松風が言うには空から「大量の石化装置という天からの悪夢」が降り注いで来たとのこと。

 

このくだりの昔話を聞かずに検証に向かうドライな千空たちですが、この時の気持ちは昔話を聞く流れだったアマリリスとシンクロです。この話はいつかちゃんと聞いて(描いて)くれるでしょうか・・。

 

空からやって来たという情報も貴重ながら、「大量の」という点も聞き逃せません。装置で石化することは松風も知っていたようですし、かつては石化装置も使われていたのでしょうか。「賊」というワードからは悪用されていた雰囲気もあります。

 

昔話の時の描写では、降り注いだ時に運悪く石化した人もいただろうし、逃れた者もいただろうという感じに見えました。

 

石化装置はイバラが使っていて千空が回収したこのひとつだけと思っていましたが、もしかしたらまだいくつかあるかもしれません。そうなったら収拾つかなくなりそうなので、ないならないでそう断定してもらいたいものですが・・。

 

ホワイマンが何者で、何故月から石化装置をばらまたのかは不明です。「はっはー! 無粋だぞ貴様ら 根拠無き考察はただの妄想だ 違うか?」という龍水の台詞は、ネット民への牽制か!?と思うくらい的確なポイントを突いています。

 

通信の千空の声は、ソナーマン羽京の耳にかけて合成音声とのことなので、イバラとの決戦でスピーカーを使いまくっていた時の音声をコピーされたようです。敵対している理由はわかりません。

 

結果、ゲンが慄いていたように今回のミッションは月面旅行となり、ロケットを作ることになりそうです。本気で無理ゲーだと思います!

 

コハクとキリサメが手合わせして、コハクの真の実力を示したのは良かったです。というか武力を欲してもやはり氷月やモズ、ほむらといった面々は復活させないようです。オオアラシは復活させていたのですが。司はどうするのでしょう。

 

キリサメはすっかり科学王国民の一員になっています。好きなキャラだったので嬉しくてすんなり受け入れてますが、違和感を感じる人もいるんでしょうね、きっと。

 

銀狼は大怪我が治っても性格は元のままで訓練からは逃げるし、松風に偉い人と間違われると即座にゲスります。

 

松風のうえさま(注:頭首との区別をつけてこう記します)と似ているという話は、いずれ何かにつながるのでしょうか。今回もまた色々と新情報盛りだくさんの回でした。

 

以下、あらすじです。

 

139話のあらすじ

スピーカーが拾ったホワイマンの声が千空の声だったことに、一同がざわめいていますが、大樹だけは無条件で千空を信じています。スマホ推しの大樹はスマホの録音じゃないかと言いますが、スマホはないしこんな台詞を録った記憶もないと千空。

 

双子説やドッペルゲンガー、タイムスリップ説など色々な考察が飛び交いますが、龍水はフランソワに淹れてもらったお茶を飲みながら、「はっはー! 無粋だぞ貴様ら 根拠無き考察はただの妄想だ 違うか?」。

 

「ホワイマンは敵意があるのだ 必ずまた接触してくる いずれ必ずボロを出す!」と冷静な態度にむしろ杠やゲンは引いています。

 

通信は一定周期で繰り返し送られてきており、羽京が「さっきと同じだ 声の調子まで 元ソナーマンの僕の耳にかけて断定していいと思う これは―― ボーカロイドとかに近い声の【不気味の谷】 合成音声だ」ときっぱり言います。

 

ストーンワールドでどうやってと驚くゲンに、またしても龍水は冷静にHOW(どうやって)は問題ではなく、WHY(何故)合成音声で通信してきたか、そこからWHO(だれ)やWHERE(どこ)が炙り出せるかもしれないとのこと。

 

通信、千空の声、マネというワードからクロムが、イバラにトドメを刺した時に通信で千空の声で石化させたことを持ち出します。もしそうだとしたら、ホワイマンは頭いいのか悪いのかわからないとの話になります。

 

せめて石化装置が何故この島にあったのかとか、装置の歴史を知っている者がいればという流れになると、ソユーズが石化装置の形を見て「覚えてる」と言い出します。石化装置の形に心当たりがあると。

 

海哭りの崖では来たるべきホワイマンとの戦いに向け、コハクらバトルチームが考察ではなく決戦に向けた鍛錬をすべきだと戦える者を連れ出しています。ニッキー、金狼、銀狼、コクヨウら石神村のメンバー以外にキリサメもいます。

 

コハクとキリサメの立ち合いが始まり、コハクの真の強さにキリサメが息を呑んでいます。前回の時は手を抜いていたのかと問いますが、慣れないドレスのためだったとコハクは説明。そのすさまじい打ち合いに銀狼が恐れをなして逃げ出すのはお約束です。

 

一方、大樹はソユーズの心当たりを元に、大樹が海底から拾って来た謎の人物の石像を持って来ます。ソユーズが入れ墨を見て欲しいと言うと、石化装置に似た印が左腕に刻まれています。

 

大樹が運んだ時に折れたその左腕をくっつけて修復液をかけると、石像が復活。額に三日月模様のアザのある、眉目秀麗、痩せ型の、作務衣のような衣服を着込んだ青年が現れます。

 

復活時の石のはがれ具合や、石片の厚さなどから数百年前の住人と千空が推測。青年は「よもや 蘇ったというのか私は あの面妖な光から・・」と自身の身に起きたことに衝撃を受けている様子です。

 

千空が「そうだ まさに俺らはその話が聞きてぇ」と、両膝をついて礼を述べ、髪を紐で縛る礼儀正しい青年を制して続きを話せと促します。

 

そこへ、逃げた銀狼を追いかけているコハクたちが通りかかります。銀狼を目にした青年の態度が一変し、「頭首(うえ)様ー!!」と声を上げると同時に素早く動き、拾った枝でコハクやキリサメを蹴散らして銀狼を救い出します。

 

「面目次第も御座いません頭首(うえ)様! 石化させられておりまして この松風が参上いたしましたからにはもう賊共の好きにはさせませぬ」と誰か別人と勘違いしているようです。

 

千空に指摘され、銀狼本人からも違うと否定された青年・松風は改めて事の次第を話します。ちなみに偉い人と間違われた銀狼はいつものように調子に乗ってゲスり始めていて、周りからは呆れられています。

 

松風が語るところによれば、かつて島は平和だったのこと。そこに突如降り注いだのが大量の石化装置という天からの悪夢。

 

そこまで聞いた龍水が「フゥンやはりな 出所は上からか」パチンと指を鳴らすと、千空、クロム、カセキら科学チームは「その超絶貴重情報さえゲットできりゃ とりま十分だ とっとと動くぞ」と動き出します。

 

「ええええ 今 完全に過去話 聞く流れじゃなかった!?」とアマリリスや松風は驚いています。

 

千空はパラボラアンテナを組み立て、空からの電波を集めます。羽京も加わり、計測した数値から推測すると、相手は地上や大気圏のレベルの距離じゃないとのこと。概念がわからないカセキは「敵さん めっちゃ遠いってこと??」と首を傾げています。

 

「ククク ところがだ 地球の自転で俺らが動いて数千キロの基線長を確保すりゃなんとか見える」「つまり無限の彼方とかでもない」千空と羽京の説明ですが、クロムとカセキはさっぱりです。ちなみに私もわかりません。

 

夜になっていますが、逆探知の結果、敵の発信源は数10万キロ上空とのこと。「そう ホワイマンは 月面にいる」。

 

月の動きとリンクして動いていると断定。金狼やコハクは月では自分たちでは手が出せないと悲鳴を上げますが、龍水はそれでも無策で放置すればいずれ必ず滅ぼされると的確です。

 

何やら考え込む千空を見ていたゲンがピンと来ます。「待って待って待って いやもうこれ悪い予感がする たぶ~ん絶対当たるやつよこれ この原始のストーンワールドで――」と慄くゲン。

 

「俺らは月に行く!」と希望に満ちた瞳で宣言する千空でした。

 

まとめ

ホワイマン=千空?という前回の引きから、羽京の耳にかけて合成音声と診断されました。

 

電波の検証の理屈とかはよくわかりませんが、出所が月からと判明し、もちろん千空は月まで行くつもりです。

 

宇宙旅行とかかなり無理がありますが、外伝の方と本当につながってしまうんでしょうか。あれはあれで独立してくれていた方がすっきりするですが。

 

銀狼が昔のうえさまに似ているとか、大量の石化装置が降り注いだとか、また新情報も浮上してきましたが、今回の話が最終章になりそうな感じです。どのくらい続くのでしょうかね。

 

ところで司を復活させるのはいつでしょう。司も丸くなったとはいえ危険な思想の持ち主なので、ある程度世界が安定して覆せない状況になってから復活させる方が安全ではあります。

 

ただ、武力や頭脳という点ではトップレベルです。まあ、復活してしまうと頭脳の点で龍水や、武力の点でコハクやらが隠れてしまいますので、このまま復活はないかもしれません。

 

というか、ほむらはすっかり消えてしまいましたね。

 

終始、冷静だった龍水の大物感と、ようやく本領を発揮して存在感を示し始めた羽京の活躍が光る今回でした。

 

「Dr.STONE」【140話 新世界飛行士】【コミックライク】

 

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