Dr.STNOE【１４７話　SCIENCE JOURNEY】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

BAR FRANCOISにビールが追加され、賑わう船上。松風が過去の話を語り、壮絶な石化武器を巡る戦いに言葉を失う一行。腕を磨きたいと司に指南を願う松風の要請で、司は指南役で氷月を復活させます。氷月が条件としてモズ、ほむらを復活させ、武闘派のメンバーが勢揃いするのでした。

以下、「週間少年ジャンプ（２０２０年２０号）」のネタバレを含みます。

「危険なルート」と言われていた大圏航路でしたが、特にトラブルもなくダイジェストで早送りしてアメリカ大陸（推定）らしき陸地を発見。

デカい流氷やクジラに現世界人（？）のスイカや松風らが驚いていたくらいで、大波とかも龍水の操船テクニックで軽く乗り切っていました。

方位をどうやって決めるかというところでは、科学技術（By千空）のGPSの紹介。

本土でルリたちが日時計と砂時計で正確な日本の時刻を計り、短波による通信（音声は無理で信号受信程度）で何時か把握。細かいカウントは千空の体内時計で計り、ジャスト１２時に東京との時差でヨコの位置、太陽の高さでタテの位置を把握、とのこと。

スイカが目をくるくる回していて、現代人のゲンですら「イマイチわかってない」とのことでしたが、自分もなんとなくしかわかりません・・。まあ、「そういうもんだ」と思っておきます。

クロムの見せ場は得意の鉱石集めと分析力、閃きで、「方解石」を見つけ出して太陽の方角をわかるようにしたところ。石を削るのは無限パワーのコハクにお任せでしたが、自力でそれを見つけ出したところが凄技です。

かつてヴァイキングが運んでいたという「方解石」。「太陽の石」とも呼ばれていたアイテムです。

天然のプリズムで光を分解して２つに見せる・・とのことで、こっちもイマイチ理解し切れていませんが、とにかく太陽の位置を割り出すことのできる石だそうで、クロムのお手柄。

「もう妖術は名乗らねー　次は科学で何作る！？」と千空の背中を追っていたクロム。弟子の成長に千空は温かいまなざしで見守っていました。千空はそんな関係は否定するでしょうけど、師弟らしい絆が見えたいいシーンでした。

それから、何の役に立つのだろうかと思っていたほむらですが、軽々と見張り台に登って見張りをするなど、確かにこの役割なら存分に力を発揮できます。特に不穏な様子を見せることなく仕事をこなし、陸地（推定アメリカ大陸）を発見していました。

キリサメは銀狼、松風、スイカとセットで、目の玉を飛び出して巨大流氷やクジラに驚く係。モズとの絡みはないままでスルーされるでしょうか。

なんだかつかみどころのない、つなぎのような回でした。

あれだけ危険を煽っていた大圏航路でしたが、トラブルはなかったです。

もちろん、荒波に呑まれて右往左往というのを描いたところで、難破するわけでもないのでハラハラもしないでしょうし、カットされても問題なかったでしょう。

GPSで本土のルリたちとの連携を取ったり、さらっと龍水の操船技術を披露したりしたほか、クロムが株を上げました。

「方解石」という太陽の方角を割り出せる石を見つけ出し、科学使いとしての生き様を示しました。千空はその存在を知っていましたが、利用することまでは（あるいは探す手間がなかったのか）考えていなかったのでしょうか。

一人立ちするクロムを温かいまなざしで見ていましたが、このシーンこそが今回のテーマでしょうかね。

ほむらに役割があったのは良かったです。

次回からはアメリカ大陸編が開始となるでしょうが、これが本当にアメリカ大陸なのか・・という疑問もあり、どうなるかは読めません。少なくとも武力を揃えたので、バトル展開は必須でしょう。

どのくらいの長さで展開されるのか、最初の流れである程度見えてくるでしょうか。楽しみですね。

ところで来週４月２０日（月）に発売予定だった来週２１号ですが、ネットとかではコロナの影響で発売延期、２７日発売の号と合わせて「２１・２２合併号」として発売する、とありました。

しかし、今週号のジャンプの巻末にある来週号の予告を見ると、普通に４月２０日（月）発売、２０号のままになっていました。刷り直すことができなかったためかと思われますが、知らない人は月曜に買いに行くんではないでしょうか。

というかこっちの予告が正しくて売ってたりしませんかね！？

どっちが正しいのかわからないので、とりあえず来週月曜は一応コンビニを覗いてみるだけしてみようかと思います。

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