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Dr.STNOE【152話 DOCTOR VS DOCTOR】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

152話「DOCTOR VS DOCTOR」

前回までのあらすじ

襲撃された飛行機を撃退・接収し、偵察チームを出した科学王国。ゲン、コハク、クロムが敵のアジトに近づくと兵士が接近し、ゲンだけが先行してアジトに連れて行かれます。そこでリーダーのDr.ゼノと面談。嘘発見機を前にゲンは一歩も引かず、科学王国のリーダーが千空ではなく「大樹」という人物だとハッタリをかますのでした。 

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【151話 Dr.X】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年26号)」のネタバレを含みます。

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科学VS科学 技術力では敵方が大きくリード

ゲンの言いつけを守って後からついてきたクロムとコハクは、望遠鏡を使って敵のアジトを視察。コハクは「世界一 信用できる嘘つきだ」と妙な信頼をゲンに寄せており、うまくアジトに潜入したのだと疑ってはいません。

 

いくつか情報を得てペルセウス号へと無線をつなぐクロムですが、すぐに千空がストップをかけます。無線は敵に傍受される可能性がある・・というよりは既に筒抜けになっていて、動きを察知されていただろうと羽京も推察しています。

 

日本語もわかっていると警戒をした方がいいと龍水。司が最低限の情報を伝えるように指示すると、クロムは「俺とコハ・・女の二人だけだ」と報告。

 

この台詞のシーン、「二人」と報告してしまったら、ゲンはアジトにいるわけだし偵察の数がバレてしまうのでは?と意図が良くわからなかったのですが、名前を濁した以外の意味は何でしょう。

 

もたらされた情報からゲンがいない、ということは味方に伝わったのでそのための台詞でしょうか。

 

ゲンが拉致された可能性よりも、裏切ったフリをして潜入したと可能性が高いと皆の意見が一致。千空は無線をカットします。電波の発信位置を特定されるのを防ぐためで、敵がどこまでの技術を持っているかわからない以上、最善策です。

 

「まるで違うよ これまでの戦いと ずっと科学が僕らのアドバンテージだった 今回は敵がそれを上回ってくるかもしれないんだ」とは羽京ですが、こういうシリアスな台詞を呟くのはたいてい羽京の役割です。

 

「ククク 科学使いガチ対決か 唆るぜこれは・・!!!」と千空は燃えています。

 

再び無線が鳴り、マグマ(久しぶりの登場)がややキレ気味に応答。しかし、かけてきたのはDr.ゼノ。「やあこんにちは なるほど この周波数だね 君たちの連絡網は」。一同、驚愕。

 

「つたない日本語ですまないが 馬鹿にわかるような話でもないのでね そちらの科学のリーダーと話がしたい」とゼノ。兆発するように吠えるマグマを抑えるのはニッキーで、ホントこの二人はもう夫婦でいいんじゃないでしょうか。

 

ここでページをめくると「Dr.大樹につないでくれ」と真顔のゼノ。『どくたー たいじゅ・・??』と科学王国全員はあっけに取られた顔。威圧感のある登場からの見事な上げ落としです。

 

名指しされた大樹も当然固まっていますが、千空がゲンの作戦だと気付きます。龍水も「一番のタフガイをフェイクに仕立てたか さすがだな」と褒めていますが、やはりこちら側でもフェイクが司ではないことに異論がないようです。

 

純粋にバトルや頭脳で言えば司が身代わりでも充分務まるとは思うのですが、大樹でないといけない理由もちゃんとありました。

 

ご丁寧に白衣のコスプレ(杠が即座に準備)をした大樹がゼノと通信。開口一番に言った言葉が、「人をいきなりマシンガンで撃つのは 悪いことだ!!!」。

 

(それはそうだ・・)と一同納得。こういう善の塊なところが、敵との折衝においては意外に重要なのかもしれません。まあ当然ボロは出ますが・・。

 

「やあすまない うちの軍人スタンリーが 挨拶がわりに見てほしくてね 圧倒的な科学の戦力差を」とゼノは悪びれた様子もなく、その言葉からは撃ち殺す意図まではなかったようですが、「新世界初のお客さん」に対しては示威行為が過ぎる気もします。

 

「僕らは既にハーバーボッシュ工場(プラント)を完成させている」とゼノ。「なにー!!」とは大樹ですが、もちろんそれがなんなのかがわかることないまま「すごいなDr.ゼノ お前はー!!」。

 

後ろで見ている千空はダダ漏れそうになるボロにヒヤヒヤものです。ハーバーボッシュとはアンモニアの化学工場で、「一言で言や 空気と水から無限に大量に 火薬つまり銃弾が作り出せる」と千空が説明。

 

「なるほどつまりマシンガンがいくらでも撃ちまくれる そう言いたいわけだなー!?」「さすが話が早いねDr.大樹」と、大樹も肝心なところでは外さず、ゼノに怪しまれている様子はありません。

 

ゼノは「こちらは大人のプロ集団だ 君たち仲良し少年チームの科学ゴッコとはわけが違う 素直に投降して僕たちに仕えてほしい それだけなんだ なにせ人手不足でね」と投降を勧告してきます。

 

「何言ってんだコイツ 人手不足? そのへんの転がってる石像 治しまくりゃいいじゃねえか」と、さすがのマグマももう復活液の仕組みを理解しているようです。

 

このことから敵方は復活液を知らないことが判明。「ククク そこだけは既存の常識の科学じゃあねぇからなァ」と千空もニヤリとしています。

 

ゼノは続けます。「石化中の数千年間 意識を保ち続けた人間だけが硝酸をかけると復活する 僕らはそれを成し遂げた選ばれしメンバー」「だが君らは数十人 年端もいかない少年たちが全員そんな英雄だとは考えがたいな どうやって石像を起こした・・?」。

 

復活液は知らないまでも、何らかの方法を用いて復活させたということには当然ゼノも気付いています。素直な大樹が思わず口にしてしまいそうになりますが、それは唯一のアドバンテージだと龍水が止めます。

 

初対面でマシンガンは警戒して然るべき対象で、復活液のレシピが渡れば大量生産からの大量復活、物量に任せて押し切られていまいます。

 

硝酸はプラントで、アルコールはコーンで、「つまり逆に言やそれさえイタダきゃ いきなりコーンシティ完成! 復活液 ウン十億人分ゲット!! っつうわけだ・・・!!」と千空。

 

「復活液は教えられないぞ 断るー!!」とやっぱり素直な大樹は復活液の存在を口にしてしまいますが、ゼノも確信を持っていたようなのでこのくらいなら問題ないでしょう。

 

「そうかでは交渉決裂だ 残念だよ」と無線が切られると同時に飛行音。甲板に出ると上空に新たな飛行機が飛んでいます。「へぇけっこデカいじゃん母船」と早くも位置を特定されています。

 

即座に発信位置を探知したり、飛行機を何機も持っていたりと敵の技術力は相当なものです。

 

というか羽京はこういう時こそ「なんだあの音は!」とか、無線を切られる前に飛行音に気付いていなくちゃならないのですが、「見つかった ペルセウスの場所ごと全部・・」といつものシリアス担当で絶望的な台詞要員です。

 

まあ、無線会談中に「あれは!」とか言われても話はごちゃつくだけなので仕方ありませんが、耳がいいというアドバンテージはあまり活かせていませんね。

 

スタンリー(おそらく)は偵察だけなのか今回は低空飛行を避け、手の出せない位置を悠々と飛んでいます。「そんなの槍も弓も届かないけどぉ!?」と涙目の銀狼の反応こそが正直なところかと。

 

そう言えば松風やキリサメ、モズとかもあまり飛行機に対して驚いていませんが、今更、という感じなのでしょうか。

 

鹵獲した飛行機にはカセキが案の定ハシャいでいます。同じ工作チームのクロムがいないのでパワーが足りない気もします。

 

それにしても、ペルセウス号を作ったのである程度の技術はあるとしても、飛行機とかカセキが扱えるシロモノなのでしょうか・・。

 

羽京が滑走路の心配をすると、「あ”あ ねえから作る」といつもの千空。『どこに??』「ここに」とペルセウス号を差します。

 

「空母を作る!!! ペルセウス号大改造計画スタートだ!!!」と気合いを入れる千空に大喜びなのがカセキと龍水。羽京らは「ド・・ドッグファイト?・」と青ざめていました。

 

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対抗手段として今度は空母!?

まさか空母とは・・。

 

飛行機は今のところ鹵獲した一機だけですし、空母を作っても飛び立つためだけの存在になってしまうと格好の餌食になってしまいますが、魔改造されるのでしょうか。

 

そもそも飛行機を操縦できるメンツは?

 

龍水や司あたりなら特に問題なく動かせたりするのでしょうか。羽京は潜水艦のソナーマンだし、動かせそうな気もしますが性格的にドッグファイトとかも向かないでしょう。

 

さすがにモズとか金狼とか現代復活組以外の者が操縦とかは、リアリティ(今更ですけど)がなくなるのでやめて欲しいですけども。

 

敵方が少数精鋭だということも判明し、復活液は作れていないこともわかりました。

 

「意識を保ち続けた者に硝酸をかけると復活」という設定は既存でしたでしょうか。千空や大樹がそれで復活したのは覚えていますけど、「意識を保ち続けた」とか外側から見てもわからないと思うので、ゼノらは周りの石像にかけまくったのでしょうか。

 

千空は復活液のアドバンテージで、まるごと敵の施設を奪って復活液を大量生産、人員を復活させてコーンシティ完成と言っていますが、ここはアメリカ大陸だし、復活させたとしてもそんなすぐに和解できる?

 

日本人でしかも少年らの集団である千空たちと、アメリカ人でエリートである大人のゼノたち。復活してすぐの者たちがどっちにつくかと言われればゼノの方を選びそうなものですけど・・。

 

イバラのような悪政を敷いているならともかく、もしそうだったとしても復活直後でそれを知る由もなく。千空がどういうプランで味方を増やそうとしているのか気になります。

 

また、躊躇なくマシンガンを撃ち、最初のは示威行為だっとしても元軍人で、いざとなったら(ならなくても)躊躇いなく人を殺せるだろうスタンリーと対等に、しかも操縦技術でも劣るドッグファイトで勝ち目があるのか。

 

現在開示されている情報からでは、千空たちの勝ち筋がまったく見えません。ホントどうするつもりなのでしょう?

 

空母を作るというワードには純粋にワクワクしますが、今回ばかりは道筋が全然見えてこないのでこれでいいのか?という気はしています。

 

とはいえ今までも「そうきたか!」と納得できるような答えを出してきてくれているので、今回も意表を突く解決法が出て来るのを待つことにしたいと思います。

 

「Dr.STONE」【153話 WAR GAME】【コミックライク】

 

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