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Dr.STNOE【157話 同じ刻同じ場所で】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

157話「同じ刻同じ場所で」

前回までのあらすじ

千空が10歳の頃、NASAの科学者だった(Dr.Xと名乗る)ゼノとオンラインで交流し、化学の基礎を教えて貰います。高校生になる頃まで師事し、様々なことを吸収する千空。NASAにいる白夜に会いに行った時にニアミスしますが、会話はなく、お互いの存在を意識したのみでした。 

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【156話 二人の科学者】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年31号)」のネタバレを含みます。

週刊少年ジャンプ(31) 2020年 7/20 号 [雑誌][amazon.co.jp]

 

今回も過去編 千空とゼノは石化の調査をしていた

今回も過去編で、全人類石化前夜の話。

 

NASAのゼノも本物のツバメが石化したことの調査をしていますが、データをリークしたのが「弟子」の千空。全世界のツバメの分布と石化状況の比較のやつです。

 

アメリカではCDCアメリカ防疫センター)で本格的な調査を開始。

 

「内臓まで作られている」「極めて水を弾く疎水性」「主に鉄 微量の金 他に炭素 窒素」「ところがほぼ全ての薬剤に不反応性 唯一硝酸に微量なイオン流出」「中心から末梢にかけて強度に著しい差がある 細かい分部ほど強度が高い」などなど。

 

当然ですが千空が独自に調べていたのに比べると、内容が雲泥の差です。ゼノにも調査の手伝いの依頼がきます。

 

千空も学校の科学室で色々と実験をしており、これが1話のところです。

 

同時刻(時差あり)アメリカでは国立公園での、国防研究所DАRPА(ダーパ)による技術の祭典が開かれています。

 

集められているのは錚々たるメンバーで、特殊部隊のスタンリーも出席しています。ゼノも勿論います。3700年後にゼノの周りに有能な者が集まっていた理由がこれですね。

 

ゼノは「未知の兵器によるテロ あるいは他国の攻撃か――」とまだ秘密だった石化したツバメの石像をスタンリーに見せ、お偉いさんが驚いています。ゼノはどうせ明日にはわかることだからと意に介していません。

 

結論だけ言ってくれというスタンリーにゼノは一枚のデータ表を提示。「頭の周りだけ ごく僅かに電位差が出る 脳波だよ」「実にエレガントじゃあないか この石像はまだ生きている!!」。

 

この時点でゼノは千空の考察を上回っていたということですが、環境や周りにいる有能な人物の差もあるでしょう。ゼノは一歩真実に近づいていました。

 

「時とともに一体または一体と眠るように脳波が消えていくがね このツバメは未だに起き続けているんだよ」というゼノの言葉に反応したのはスタンリー。

 

「つまりその新兵器 殺られた奴は気合いで起きてっとワンチャンあんぜってことか」と理解が早いです。ゼノたちアメリカ側の石化した人たちが復活した理由は、前もって対処法を知っていたからのようです。

 

ルーナも取り巻き二人に囲まれてこの場にいましたが、女優とかそういうのではなくて単にお偉いさんのお禳さんという感じに見えます。

 

その時、遠方の上空が怪しく光ります。瞬時に石化の光線だと見抜いたスタンリーが遮蔽物に隠れるように指示を出しますが、「ただしおそらく石化は不可避だ 勝負はその後 絶対に意識を飛ばすな!!」とその後のことを命令します。

 

ルーナの取り巻きのカルロスらもまとめて石化されます。

 

石化されたスタンリーの部下たちは命令に従って思考を続けていますが、なかには脱落していく者もいます。これがスタンリーの、千空たちと出会った時に見せたエリート意識を加速させているのでしょうか。

 

ルーナは例の「私はクールな女ルーナ! 私はデキる女ルーナ!!」の呪文で耐え続け、取り巻きはルーナのために耐えています。3700年それで耐えるのは、彼らも凄い精神の持ち主です。

 

スタンリーだけは「狙撃で慣れているから」のひとことで余裕です。

 

時が過ぎるなか、ゼノは思考を巡らせています。石化した場所がピナクルズ国立公園で硝石の洞窟だらけ。そうならば硝酸もあるし、プラスかマイナスかはわからないが変成ゼロよりは可能性がある、と。

 

千空も時間をカウントして脳エネルギーを消費しています。ゼノ側にカウントの描写はなかったので、こっちでは時間を把握していないのでしょうか。それとも復活後になんらかの方法で3700年経ったことを知ったとか。これはまだわかりません。

 

ゼノは目覚めた後のことを考えています。目指すのは畜産の飼料と燃料のアルコールを同時に生み出せるイエローデントコーン。西海岸のコーン帯は一ヶ所で、(コーンが雑種となって いやあわよくばまるごと地層に休眠種子として残っている)。

 

(もし他にも科学屋がいれば必然 そこに集まることになるのかもしれないな)と、この時から既に予測を立てています。

 

ノローグが語ります。「それは運命でもなく偶然でもなく 科学という再現性 必然を手繰り 数千年後 二人の科学者は邂逅する 同じ刻 同じ場所で――」と。

 

 

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しっかりとゼノの背景を固めてきました

前回の千空とゼノの師弟の絆に続き、過去編。特にゼノ側の設定を固めてきました。

 

千空からリークされた情報を活かしつつ、ゼノは国の力も使ってツバメの石像の解析を進めていました。

 

この時点で硝酸に反応があることや、脳波がまだ生きていて、石化しても脳を動かし続けていれば生きていられるという結論を出しています。

 

ゼノの周りにスタンリーを含む優秀な者が揃っている理由も判明。元々、石化直前に集まっていたようです。ルーナは招待客だったのか、その場に居合わせていました。

 

わからないのは彼らが復活した時、どのくらのズレがあったのか。千空と大樹で半年ほどの差がありました。

 

脳エネルギーの消費が一番多かったであろうゼノが最初の復活者として仮定すると、スタンリーやルーナなどの面子が目覚めるのを待ってから西海岸のコーン帯に移動したということでしょうか。

 

このへんの事情は次回以降に語られるのか、スルーされるのかどっちでしょう。あまりゼノ側ばかりに誌面を割くというようなマンガではないので、そろそろ現代編に戻りそうですけど。

 

展開の遅いマンガだとここからずっとゼノのターンが続いて、過去編だけで何週も続いたりしますが、Dr.STONEは展開の速さが持ち味ですからね。

 

千空とゼノの結びつきは最初に思っていたよりも深く、現代編に戻ればなんとか和解できそうな雰囲気も見えています。

 

とはいえ、敵のリーダーを殺して他を配下に収めるという方針があるので、そこのところをどう掻い潜るかになります。ルーナとその取り巻きがカギを握っていそうです。カルロスが石化直前に指輪を呑み込んでいましたが、あれは何かの伏線でしょうか。

 

ゼノは科学屋が同じ場所に集まることにちょっと期待していそうな感じでしたので、それと独裁者になりたいという前回の台詞はそぐわない感じもしますが、どちらが本心でしょう。

 

最後には協力し合うことになるでしょうが、そこまでの道筋がまったく読めませんね。

 

あと、今更ながら気になったのが、「思考を続けていれば復活の可能性がある」ということです。硝酸がカギになっているかもしれませんが、同じように硝酸のある場所かつ思考を続けていた人間ならば、どこかで密かに復活していてもおかしくありません。

 

まあ、一人で生きていけるかどうかは別として・・。いずれそういうのも出てくるのでしょうかね。

 

「Dr.STONE」【158話 科学者は誰だ】【コミックライク】

 

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