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五等分の花嫁【6巻】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

6巻のあらすじ・感想

本作の作品紹介→「五等分の花嫁【感想】【コミックライク】」

5巻のネタバレ→「五等分の花嫁【5巻】【感想・ネタバレ】【コミックライク】」

 

以下、6巻のストーリーのネタバレを含んでいますのでご注意下さい。

 

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目次

42話 「七つのさよなら④」

43話 「七つのさよなら⑤」

44話 「七つのさよなら⑥」

45話 「七つのさよなら⑦」

46話 「七つのさよなら⑧」

47話 「七つのさよなら⑨」

48話 「七つのさよなら⑩」

49話 「七つのさよなら⑪」

50話 「七つのさよなら⑫」

 

42~44話 写真の子の再登場とさよなら、二乃とキンタローのさよなら

突然、目の前に現れた帽子をかぶった女の子。最初は誰かわからなかった風太郎ですが、写真を確認してそれが本人だと気づきます。

 

向こうはイメチェンはびっくりしたと声をかけてきているので、最近の風太郎のことを知っているようです。「なんでここに」と問う風太郎に、「今の君に会うため」と女の子は答えます。

 

5年前、彼女と会ったことで変わろうとした風太郎でしたが、今の誰にも必要とされていないと感じている状況では顔を合わせられないと逃げますが、生徒手帳を取られて強引にボートに誘われます。そこで彼女は自分の名を「零奈(れな)」と告げます。

 

もちろん5つ子の誰かなのですが、零奈は昔と今の風太郎が同一人物であることを知っているのに対し、風太郎は気付いていません。

 

風太郎のことを励ました零奈は、生徒手帳から写真を抜き取ります。代わりに清水寺のお守りを渡し、「自分を認められるようになったらそれを開けて」「さよなら」と言って消えてしまいます。

 

慌てて追いかける風太郎でしたが、池に落ちてしまい見失っていまいます。ちょうどそこへ部活のランニングで四葉が通りかかりますが、仲間に促されて去って行きます。零奈の消えたタイミングで四葉が現れたのは偶然だったのでしょうか。

 

風太郎は二乃のホテルに向かいます。毎日会いに来る彼に根負けした二乃は部屋に招き入れます。

 

ずぶ濡れで臭いも酷い風太郎にシャワーを浴びさせる二乃。ドア越しに、落ち込んでいるふうに見える風太郎に何があったのかを問い質します。

 

仕方なくさっきあったことを話すうちに二乃は、「5年も好きだった子にさよならを言われた」ともらい泣きしてしまいますが、照れ隠しなのか「ちょうどいい泣ける話! めっちゃちょうどいい!」と憎まれ口を叩きます。

 

二乃は風太郎の用意した問題集を破いてしまったことを反省し、テープで補修しています。ごめんと素直に謝ります。その調子で五月にも謝ろうと提案しますが、それは断られます。

 

五月も二乃が素直に謝ったのは信じられないとこちらも頑固で、すっかり風太郎の実家に馴染んで暮らしています。

 

風太郎は零奈とのことを自分のなかで消化し、「人が変わっていくのは避けられない 過去を忘れて受け入れていかないとな」と二乃を諭します。

 

二乃は5姉妹の仲が良かった昔が好きでしたが、5年前から少しずつ変わっていった姉妹たちのことを受け入れられず、髪型も変えられずにいました。しかし、「一人取り残される前に無理にでも巣立たないといけない」と前を向きます。

 

ただ、心残りがあるとしたらキンタローに林間学校でお別れを言えなかったこと、と言います。風太郎は二乃の想いを汲んで、会えると言ったら?と変装して姿を現します。

 

風太郎は二乃の未練がなくなるまで付き合うか、全てを告白して許してもらうか悩んだままその場の雰囲気に流され、ミサンガを渡され、お菓子作りをすることになります。

 

二乃はキンタローが名前を呼んだだけで恥ずかしがって風太郎に電話(二役を演じて電話に出ます)をしてきたりします。

 

作り過ぎたお菓子を前に風太郎は他の姉妹も呼ぼうと言いますが、二乃は邪魔されたくないと断ります。二乃はキンタローさえいればそれでいいと。

 

風太郎は姉妹には仲良くいて欲しくて、試験なんてどうでもいいから5人で一緒にいて欲しいと言います。二乃は驚いていましたが、もしかしたらすでにキンタローが風太郎だと気付いていたのかもしれません。

 

だからこそ家庭教師のことしか考えていなかった風太郎が、そういうふうに言ったことに対してびっくりし、「重大な話がある」と切り出されたのを遮って、自ら決着をつけようとしたのでしょう。

 

握手を求めて腕のミサンガを確認し、正体を看破します。薬を盛って風太郎を眠らせ、「バイバイ」と告げてホテルをチェックアウトしてしまいます。

 

45~47話 四葉の問題を解決、三玖が二乃の心を開きます

一花と三玖、四葉風太郎の問題集で勉強を進めていますが、四葉は陸上部の部活を断れずにいるようです。

 

五月は風太郎家で寝泊まりして、寝ぼけた姿を風太郎に見られたりしながらも勉強は進めています。あとは二乃だけですが、風太郎は信じることにします。

 

問題は四葉の方で、試験前だというのに部長が部活を休ませず、しかも合宿まで行うと言い出します。試験をないがしろにする部長にキレる風太郎ですが、四葉が間に入って事を収めます。

 

本音では部活を辞めたい四葉ですが、頼られているのを断れません。一花が長女らしく四葉をフォローし、悩みを聞き出して風太郎に相談します。

 

一花は陸上部のところに行くと言い、風太郎も一緒に行きます。ちなみに五月は風太郎の横で電話を聞いていて、見た目はすっかりカノジョのポジションです。五月も同行します。

 

一方、二乃のことは三玖に任せます。三玖は二乃に変装してホテルの部屋に正面から入って話し合います。風太郎がキンタローに化けて騙していたことを怒っている二乃ですが、三玖は私たちもいつもしていると意に介しません。

 

試験とか関係なしに5人でいて欲しいと言われたとも言い、それには三玖もびっくりします。三玖は一緒にいる理由を問われて「家族だから」と答えます。

 

三玖は二乃が勧めてくれた紅茶を飲みながら、二乃がいなければ知らなかった味と言います。笑ったり、怒ったり、悲しんだり、一人一人違う経験をして、足りないところを補い合い、私たちは一人前になろうと言います。

 

その後、緑茶と紅茶で論争になりますが、ネットで調べると元は同じ茶葉であることが判明し、発酵度合の違いだけということを知って笑い合います。そして、二乃は何かを決意して鋏を手に取ります。

 

三玖は一花に電話で助けを求めますが、一花の方も四葉を迎えに陸上部員が来ていて、風太郎はちょうどいいので三玖に来てもらって入れ替わろうと言います。

 

しかし、陸上部員が四葉を連れて行き、変装が苦手と言う五月を無理やり変装させて作戦を開始します。

 

風太郎が痴漢のフリをして正義感の強い四葉を引き離し、その隙に四葉に化けた五月が陸上部員に合流、部長に退部を申し出ますが、あっさり別人だと看破されてしまいます。髪の長さが違うという初歩的なことでした。

 

風太郎を確保した四葉は作戦を聞かされ、遠くから見守っていましたが、見抜かれたことにショックを受ける風太郎にもっと他人に興味をもってくださいと呆れています。

 

責められる偽四葉の五月の元に、5つ子ジョークと言って四葉が再登場します。笑えないから冗談はやめてと目つきが鋭くなる部長に、四葉ははっきりと「辞めたいのは本当」と言います。

 

更に辛辣な口調で部長の悪いところを上げていきます。マジありえないから、とドスの効いた口調で部長をノックアウトします。しかし、四葉当人は風太郎の隣で「ドッペルゲンガーだ」とおののいています。

 

そこへ一花と三玖が駆けつけますが変装はしていません。四葉に化けていたのは髪を切った二乃でした。「失恋ですかー」と姉妹にツッコまれますが「ま、そんなとこ」と流しながら、風太郎に「言っとくけどあんたじゃないから!」と指を突き付けます。二乃らしいです。

 

心のなかでキンタローと、姉妹たちの後ろ姿にさよならを告げます。

 

四葉はその後、自分自身で話をつけに行き、五月と二乃も仲直りしました。

 

48~50話 家庭教師にさよなら、5つ子たちも

やっと勉強を始められた風太郎は秘策と言ってカンニングペーパーを取り出します。もちろん、5姉妹は呆れて相手にしません。

 

今回は父親からノルマも儲けられていないことを確認してほっとする二乃でしたが、風太郎は中野父に電話し、自ら家庭教師を辞めると言います。

 

本来なら赤点を回避できるペースだったのに、自分の力不足で五月や二乃の家出を誘発してしまったり、もっと彼女らに寄り添える家庭教師を探した方がいいと。それから5姉妹のことを気にかけない中野父に「少しは父親らしいことをしろよ馬鹿野郎が」と啖呵を切ります。

 

期末試験は前回より点数は上がっているとはいえ赤点まみれでした。それでもまた風太郎に教えてもらえばいいと明るい5つ子でしたが、家庭教師の日に現れたのは執事の江端。風太郎が辞めたことを伝えると皆ショックを受けます。

 

風太郎と連絡を取りたい5つ子ですが、家庭教師の任をまっとうするまで外には出せないと江端に阻まれます。五月がカンニングペーパーを使うことを提案します。

 

そこに書かれていたのは、「安易に答えを得ようとは愚か者め②」「カンニングする生徒になんて教えてられるか③」「これからは自分の手で掴み取れ④」「やっと地獄の激務から解放されてせいせいするぜ⑤」「そこそこ楽しい地獄だった じゃあな」。

 

風太郎らしいメッセージでした。5つ子たちは風太郎にまだ教えてもらいたいと何かを企てます。

 

時間が飛んでクリスマス、サンタの恰好をしてケーキ屋でバイトをしている風太郎。5つ子たちが客として冷やかしに入ってきます。散々からかった後、家にケーキを配達してくれと無茶を言ってきて、店長が許可を出します。

 

雪の降るなか姉妹たちに先導され家へと向かう風太郎。新しい家庭教師はもう見つかったと履歴書を見せられますが、冴えない65歳のおじさんでした。

 

しかし着いたのは小さなアパート。5つ子たちはマンションから出て、一花のお金でアパートを借りて5人で暮らす決断をしていたのです。どこにいるかではなく5人でいることが大切、とカードキーを川に捨てる5つ子たち。

 

慌てて掴み取ろうとして川に落ちる風太郎。彼を助けようと5つ子たちも川に飛び込んでしまいます。

 

全員に促され、風太郎はもう一度彼女たちの家庭教師をすることを決めました。

 

ちなみに履歴書のおじさんは江端が変装したものでしたが、中野父は「君のような男に娘はやれないよ」と冷酷に言い放っています。というところまです。

 

 

感想

タイトルが全て「七つのさよなら」で、それぞれが「過去」に決着を着ける巻になっています。

 

5姉妹同士の関係性も変わり、お互いへの気持ちも変化しています。風太郎への想いも高まり、未来に向けて変わり出しています。

 

過去にさよならを告げ未来に向かう、転換期になる区切りの巻でしたね。

 

ずっと敵対していた二乃も陥落し、髪もばっさり切ってイメチェンしました。ヒロイン全員が可愛くなって、今後の展開もますます楽しみです。 

 

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