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五等分の花嫁【106話 最後の祭りが三玖の場合②】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

106話「最後の祭りが三玖の場合②」

前回までのあらすじ

時間を遡り三玖の視点での初日。クラスの屋台がパンケーキとたこ焼きに別れてしまったことに負い目を感じています。最後の思い出なのだからと、女子と男子の仲裁をしようと頑張り一時は和解への道も拓けましたが、たこ焼きの屋台がボヤで出店停止になり、自分の力不足に挫けかけるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【105話 最後の祭りが三玖の場合①】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2019年46号)」のネタバレを含みます。

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(感想→あらすじ→まとめ)

 

三玖の成長の原点、フータローを信じる心を貫きます

三玖の想いが伝わる1話でした。

 

二日目は風太郎のスケジュールがびっしり埋まっていたので、三玖との話をどこで進めるのか疑問でしたが、普通に最終日も描写するのですね。勝手に二日目まででイベントを消化するのかと思っていました。

 

それにしても風太郎は3日の間に、わかっているだけでも三人とキスとか・・。まあ、この三人は好意を全面に出していましたので想定通りですが、この流れだと四葉と五月もするのでしょうか。

 

あと、マルオに持って行ったパンケーキは二乃が手を加えたものだと勘違いしていましたが、三玖が作ったものをそのまま持って行って(病院で温め直してましたが)、それがマルオに認めらたのですね。

 

風太郎を信じるという気持ちがたこ焼き屋台のボヤで揺らいでいたところ、四葉の助言と二乃から知らされたマルオのパンケーキの評価で、もう一度信じる心を取り戻しました。

 

いがみ合っていた女子と男子を叱りつけて仲裁し、裏方として男子を協力させます。風太郎が諦めていたことを三玖がやり遂げ、成長した証を示しました。

 

きっかけは風太郎が家庭教師を続けるための方便に「自分が好きになったものを信じろ」と言ったのかもしれないけど、どんなことがあっても風太郎を信じると再認識し、もう迷わないと決めた三玖の表情が清々しかったです。

 

風太郎を押し倒してのキスも、軽く不意打ちでした一花と二乃とは違って、ずっと押し込んでいた想いが伝わって来るものでした。「まだ全然我慢してることある」がなんなのか気になるところですね。

 

前向きになった三玖の思い切りの良さが心地よかったです。

 

以下、あらすじです。 

 

106話のあらすじ

学園祭二日目、三玖は昨日ふらついたことを心配されながら、四葉と校内を歩いています。四葉風太郎の声を聞きつけて先導しています。三玖は平気とは口にしていますが、内心では風太郎に会いたいと思っています。

 

たこ焼き屋の男子を説得したことを四葉は聞き及んでいますが、結局、出店停止になって三玖は落ち込んでいます。そこに男子二人が通りかかり、空腹をどうしてくれるんだよと愚痴をこぼし合っているの聞き、「今のって・・」と三玖は二人を見送ります。

 

四葉が戻って来て、風太郎を見つけたけど知らない女の子と話していると言い、「え」と三玖は青ざめます。

 

三玖と四葉は陰から、風太郎と幼馴染の様子を伺いながら不安に駆られていますが、四葉は「上杉さん昨日言ってたじゃん 私たち五人をす す・・好きだって」「上杉さんを信じよう」と自分に言い聞かせるように言います。

 

「信じる・・」とつぶやいた三玖は、学園祭前夜に五月に「どうしてそこまで頑張るのですか?」と訊かれたことや、風太郎と出会ったばかりの頃、「自分が好きになったものを信じろ」と言われたことを思い出しています。

 

「今 考えたら家庭教師として丸め込むための口八丁だったかもしれない それでも・・」と言う三玖に、「うん」と四葉も「上杉さんなら本気で言っても不思議じゃないね」と同意します。

 

「どんなことがあっても 私はフータローが好きだから」と、風太郎を信じ、クラスを分断させた負い目を解消するために男子を説得してみたものの、結局はボヤ騒ぎで変えられない結果になったことを振り返っています。

 

変えられない結果を突き付けられた時、そんな時はどうしたらいいのか、自分は間違っていたのかと悩みます。

 

幼馴染と仲良さそうに歩いている風太郎を見て、なぜすぐに二人の関係を聞けなかったのか、好きな人を信じる、そんな簡単なこともできないのかますます落ち込んでいます。

 

屋台当番を代わった二乃と合流し、エプロン姿を不思議に思って尋ねると、二乃は「後で皆に報告するつもりだったけど・・」「聞いて」と話し始めます。

 

最終日になり、女子だけで回しているパンケーキの屋台の皆はくたくたです。

 

「三玖 一日ぶりだな」と視察に来た風太郎を、「フータロー 付いてきて」と三玖は強い口調で連れ出します。着いた先は屋上です。

 

屋上ではクラスの女子と男子の代表がいて、お互いを罵倒しています。風太郎は「お前が呼び出したのか?」と三玖に訊くと、三玖は二人の元に歩み寄って行きます。戸惑う男女のクラスリーダーに向かって、「仲!よく!して!」と大声を上げます。

 

いつまでも意地を張って、高校生なのに子供みたいな喧嘩をして恥ずかしくないのか、パンケーキとたこ焼きに上下なんてあるはずがない、もちろん男女にも、どっちも美味しいしどっちも頑張ってる、なぜそれが認められないのかと。

 

学園祭の準備からずっと楽しくなくて居心地も悪く、「ずっと我慢してた! もう限界!」と怒り爆発です。

 

「女の子!」と、最終日前に皆が疲れ切っていること、たくさんの人が来る状況で半分の人数では絶対乗り切れないと指摘。

 

「男の子!」と、出店停止は残念だったけど、皆が努力しているのを知っている、女の子を目の敵にはしておらずパンケーキを勧めていたことを見ていたと言います。前日、すれ違った時に耳にしていたようです。

 

二日目からお客が増えたのは、男子が陰で宣伝をしていたからでした。男子リーダーは本気で最優秀店舗を狙っていて、他のクラスに取られるくらいなら女子に取って欲しかったと認めます。「もっと早く言ってよ」とまた喧嘩し始めた二人を三玖が止めます。

 

パンケーキ屋の裏方を男子に手伝ってもらうことを提案し、「任せて 私が説得するから 私を信じて」と強く訴えかけます。三玖の本気を感じた二人は三玖に任せます。

 

二人の理解を得た三玖は、待っていた風太郎の元に帰って来ます。風太郎は三玖が大きな声を出せたことに驚き、「実は俺は諦めてた」と白状します。「修復は不可能ってな 勝手に自分で線 引いちまってた」と、三玖に教えられたと言います。

 

口元をほころばせた三玖は、風太郎に覆いかぶさります。三玖は昨日の幼馴染の女子は誰なのか、どういう関係なのかを問い質します。「と 友達です」との答えを得ると、「ならよし! これを聞くのもずっと我慢してた」とすっきりした表情です。

 

風太郎は「我慢なんだ・・ そんなこと・・」「俺に遠慮なんてすんなよ」と言います。

 

「うん わかった じゃあ」「キスしたい」と三玖は言い、「え」と風太郎は固まります。「遠慮すんなとは言ったが 今の話の流れでなぜ つーか」と色々と並べ立てる風太郎を遮り、「あ ごめん」。

 

「返事は後で聞くね」と、仰向けになっている風太郎にキスをしました。バタバタと暴れる風太郎を抑え込んでいます。

 

(たとえどんな超えられない壁が現れても 自分を信じる限りどこまでも進んでいける)と、二乃からマルオがパンケーキが母親の味にそっくりだったと言っていたことを思い出しながら、「もう迷わない」と宣言します。

 

「も もしかして・・」「これも我慢してたこと・・?」と風太郎は動揺を隠し切れないまま、キスのことを尋ねますが、「うん」と答えた三玖は、「でも実を言うと まだ全然 我慢してることある」。

 

「えっ うぉぉあっ!!」と風太郎の慌てた声が響くのでした。

 

まとめ

好意を示していた三人が、キスで気持ちをしっかりと伝えることになりました。

 

言葉だけではいまいち真意を受け止めていなかったのかもしれない風太郎も、彼女たちの真剣さを感じ取れたのではないでしょうか。

 

残るは二人ですが、四葉はともかく五月までとなると、さすがに納得できない部分もあります。偶然とか感謝みたいな感じになるのでしょうか。

 

もちろん、四葉のイベントが終了してからの話(順番はまだわかりません)になりますが、むしろ四葉がするかしないかの方が重要ですね。

 

あと、三玖はずっと我慢してたということだったのですが、誓いの鐘のキスから我慢していたということなのか、その時はしていなくてこれが初めてだから我慢していたのか、受け取り方に迷います。

 

キスの仕方を見ると前者のようにも思えますが・・。

 

三玖の想いもしっかりと風太郎に伝わったことと思いますし、三玖の成長も感じられました。毎回思いますが、風太郎にはちゃんとした答えを出して欲しいですね。

 

次は流れのまま四葉になるのでしょうか。色々と複雑な想いを持っている四葉がラストになるというパターンも考えられます。

 

今のところ五月エンドになるとは全然思えないので五月が最後になるのは違和感もありますし、次は五月かなあとも思っています。

 

どうなるかはわかりませんが、来週からの展開も楽しみですね。

 

「五等分の花嫁」【107話 最後の祭りが四葉の場合①】【コミックライク】

 

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