五等分の花嫁【107話 最後の祭りが四葉の場合①】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
107話「最後の祭りが四葉の場合①」
前回までのあらすじ
学園祭二日目の三玖。出し物の屋台が女子と男子に別れてしまった責任を感じ、風太郎の言葉を信じて行動して和解させます。自信を持った三玖は風太郎に対しても積極的に行動し、三日目目の昼、屋上でキスをしたのでした。
「五等分の花嫁」【106話 最後の祭りが三玖の場合②】【コミックライク】
以下、「週間少年マガジン(2019年47号)」のネタバレを含みます。
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(感想→あらすじ→まとめ)
自分の納得するものを求めて奔走する四葉はまたしても迷惑をかけてしまう
順番通りに四葉のターンです。扉絵が校舎ではなく、キャンプファイヤーの場所にいる四葉で、パターンが変わりました。三日目の夜に風太郎が向かった先に、四葉はいなかったようです。
四葉のやりたいことを探しなと一花に言われ、三玖のただ一緒に回りたかっただけという素直な気持ちを聞き、負けるつもりはありませんという五月の宣言を聞き、四葉の本心は風太郎に選んでもらいたいと願いながらそれを口に出せません。
誰かに必要とされたいという想いで学園祭を過ごし、風太郎から「お前がいてくれてよかった」と言われて全てが報われた気になれる四葉ですが、たこ焼き屋が火事で出店停止になって責任を感じています。
またしても自分が足を引っ張ってしまったと思い込み、今まで以上に仕事をして挽回しようとしますが、裏目に出て意識を失って病院に運ばれました。
演劇部に頼られて出番増をオッケーして稽古をしたものの、二日目の劇をすっぽかしてしまったことになります。
なんというか、四葉の回は辛いですね。明るいキャラクターと裏腹に辛い目にばかり遭っているような気がします。自分の想いを押し込んで無理をする四葉ですが、ますますトラウマになってしまいそうです。
病院に運ばれたのは五月かも?という描写はありましたが、やはり普通に四葉でした。二乃が傍についていて「フー君ったら私に気を遣って言わなかったのね」と言っていましたが、これは病院でパンケーキをマルオに振る舞った後でしょうか。流れがいまいち掴み切れていません。
失敗・・というほど火事の責任は四葉にはなかったと思いますが、そう思い込んでしまって挽回しようと頑張った結果、更に大きな失敗をしてしまうという、四葉にはキツい展開になってしまいましたが、三日目でどのように復活するのでしょう。
四葉に声をかけてきた竹林の行動も気になりました。四葉としてはあれで張りつめていた糸が切れたような感じでしたしね。
以下、あらすじです。
107話のあらすじ
扉絵は後夜祭のスケジュール終了のアナウンスが流れる校内のキャンプファイヤー付近で、どこか遠くを見つめる四葉です。
学園祭初日、四葉は学級長として屋台の点検などの仕事に精を出しています。風太郎に指定された15時に間に合いそうだと嬉しそうです。
風邪をひいた演劇部員の代役で演劇に出演します。らいはと勇也が観に来ていて、二人が見守るなか四葉の登場です。魔王の役でした。
風太郎からは「大根だ」と聞いていましたが、「かっこいい」とらいはが認めるくらいサマになっている演技です。
演劇部員にも好評で、代役になったために削った部分を本来の元に戻してもいいかと相談されます。皆が賛成し、風邪をひいた部員の「先輩にお願いしてよかったです」との言葉を聞いて、四葉は請け負いました。初日が終わったらまた稽古のようです。
お化け屋敷、からあげ屋の呼び込みを手伝い、からあげ無料券をもらいます。皆が笑顔になっているのを見て、四葉も笑顔です。
その先に風太郎の姿を発見。駆け寄って、限界で倒れそうな風太郎を支えます。「よく頑張りましたね」「上杉さんはもやしなんだから休んでください」。15時までに終わらせたいと押し通ろうとする風太郎を、両手を広げて止める四葉。
ぐ~とお腹が鳴る風太郎に、四葉はさっきもらったからあげ無料券をあげます。風太郎が受け取ると四葉のお腹もぐ~となります。誤魔化す四葉。
風太郎は慌てて去ろうとする四葉を呼び止めます。「ありがとな お前がいてくれてよかった」。
「何 言ってるんですか こういうのは持ちつ持たれつですよ」と返す四葉ですが、後ろを向いた表情は照れています。
(こちらこそ 上杉さんに認められただけで全てが報われる気がします)と、気力を取り戻して走り去って行きます。
夜になり、演劇部で稽古をしている四葉。風太郎がもし自分を選んでくれたら、と考えて、自分の頬を叩きます。「自分にお仕置きです」。
部員が駆け込んで来て、たこ焼き屋が燃えていることを知らせてくれます。
二日目、早朝から四葉は学級長としての仕事を、三時間も早くスタートさせます。風太郎の仕事がなくなるほどの勢いで、三玖に心配されています。
クラスメイトの男子たちが出店停止になったことを悔しがっている姿を目にしてしまい、自分がもっと注意深く紙片の片づけをしていたら、15時に間に合わせようと急がなければと責任を感じています。
誰かれかまわず仕事を引き受け、走り回ることで失敗を挽回しようとします。
12時になろうとする頃、風太郎の幼馴染の竹林が四葉を見つけて声をかけてきます。風太郎と一緒にいたことを知っている四葉は「あ」と声を漏らし、そのまま意識を失いました。
気づけば病院のベッドの上です。二乃が傍についていてくれました。「あんたがここにいるって聞いて驚いたわ フー君ったら私に気を遣って言わなかったのね あんた全然余裕持ってやれてないじゃない」と四葉をたしなめます。
「そっか心配かけてごめん」と謝った四葉はすぐに学校に戻ろうとします。「早くしないと演劇部の皆が困っちゃう」と言いますが、二乃が止めます。
「四葉 もう夜よ」「二日目はすでに終わってるわ」。四葉は呆然とするのでした。
まとめ
初日、二日目の四葉の行動が終了。倒れてしまったために、二日目は駆け抜けたという感じです。
それにしても四葉は苦難の連続ですね。一花、二乃、三玖と自分の気持ちに整理をつけてキスをした三人とは違い、迷路にハマり込んでいます。風太郎はちゃんと救ってくれるでしょうか。
三日目の夜、キャンプファイヤーの場所にいたことも気になりますし、風太郎は四葉と会ってから校舎の誰かの元に向かったのか、四葉とは会わなかったのかわかりません。
四葉ともキスをするとしたら病室くらいしか・・と思っていましたが、三日目になってしまいました。これもどうなるのでしょう。一度、風太郎目線で初日から通して最後まで見てみたいですね。
四葉に笑顔が戻るようにと願うばかりです。
「五等分の花嫁」【108話 最後の祭りが三玖の場合②】【コミックライク】
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