コミックライクの漫画最新話レビュー

漫画・ラノベ・小説の情報発信

五等分の花嫁【108話 最後の祭りが四葉の場合②】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

108話「最後の祭りが四葉の場合②」

前回までのあらすじ

学園祭初日の四葉。最後の思い出作りのために学級長の役目を全うしようと奔走しますが、たこやきの屋台が火事騒ぎで出店停止になり、責任を感じています。挽回しようと二日目は更に動き回りますが、無理がたたって倒れ、目覚めたら病室でした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【107話 最後の祭りが四葉の場合①】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2019年48号)」のネタバレを含みます。

週刊少年マガジン2019年 48号[2019年10月30日発売]【電子書籍】[ 週刊少年マガジン編集部 ][楽天kobo電子書籍]

(感想→あらすじ→まとめ)

 

頑張りが皆に届いて報われた四葉 風太郎との関係にもけじめをつける

四葉のわだかまりが氷解しました。私のせいでとか無駄とか思っていた行動が、皆の助けになっていて、とっくに認められていたことが、皮肉にも倒れたことで明らかになりました。

 

風太郎にも「託してくれ 俺もお前の世話になった一人だ」と言われて、ようやく過去との決別を決意します。

 

最終日の昼、挨拶回りを終えた四葉は階段の下でうたた寝している風太郎に、6年前の京都で出会った時と同じように階段の上から呼びかけます。

 

風太郎君」と自分の中の想いを全部伝えるつもりで、思い出を振り切って前に進み、キスをしました。最後の思い出作りだからと一瞬笑顔になった後、また涙をぼろぼろと流していました。

 

ブランコで泣いていた時といい、四葉風太郎絡みで泣いてばかりです。せっかく「思い出」を作ったにもかかわらず、風太郎には夢だと思われていて、会話も零奈だと認識されています。

 

一方的に四葉の方だけの思い出になっていて、これで報われるのでしょうか。風太郎との大事な「写真の子」というつながりがこのまま終わるとしたら、本当にすっきりしません。

 

一花、二乃、三玖とちゃんと風太郎にそれぞれの好意を伝えられているので、このままだとヒロインレースからも脱落ですし、もう一回、風太郎が気付くチャンスが巡って来るのでしょうか。

 

最終日はもう保健室で寝ているだけのようですし、扉絵でも教室ではなくキャンプファイヤーに参加していました。風太郎との絡みは終了かもしれませんが、そうだとしたら残念です。

 

竹林は全てお見通しでしたね。ショックなことを言われて集中力が切れて倒れたのではなく、核心を突かれて倒れたようですが、竹林の目の前で倒れたわけではなかったみたいです。

 

演劇部の助っ人はまさかの陸上部部長でした。若干、ストーカーっぽかったですが、四葉の頑張りが実を結びました。良かったです。

 

四葉が過去と決着を着けて前を向くことができて良かった反面、風太郎との決着が一方的でなんだか腑に落ちない部分もある四葉回でした。

 

以下、あらすじです。

 

108話のあらすじ

学園祭二日目。四葉は竹林と顔を合わせています。風太郎は放送部の話を聞いてどこかに行ったようで竹林は一人です。

 

竹林は四葉の顔をじっと見つめ、「五つ子の方を拝見するのは今日が初めてで・・」「四つ子は見たことあるんですけどね」。

 

どこでと尋ねる四葉に、京都で六年前と答えた竹林は「風太郎と会ったのはあなたですか?」とズバリ訊いてきます。「なんで・・」と絶句する四葉

 

写真で嫌というほど見せられたからわかったとのことで、パンケーキ屋で五月と三玖から話を聞いてあの日一人だけ逸れたこともわかったと。写真の子だと確信しています。

 

「さすが上杉さんの先生ですね」と諦めた四葉は、風太郎には言わないでほしいと頼みます。どうして?と竹林は理由を訊きます。

 

「がっかりされたくないんです 上杉さんはずっと正しく努力してきたのに 私は無駄なことに執着した意味のない五年間でした」。「それだけですか?」と竹林。

 

時が進んで病院の四葉。誰の役にも立てず迷惑ばかりかけ、自分のいる意味はなんだろうと落ち込みながら、病院を抜け出そうとしています。

 

待っていたのは風太郎。全員に頭を下げに行くから通して、と言う四葉風太郎は止めます。「私のせいで・・」。

 

それでも通せないと風太郎は「ここを動くつもりはない」と、断固とした姿勢です。座るように促して、四葉がいなくなった学園祭の出来事を話し始めます。

 

演劇部に謝罪に行く風太郎。演劇部は皆の方が恐縮しています。やっぱり公演は中止になったのかと肩を落とす四葉ですが、風太郎は「そしてこれが今日の舞台の映像だ」とスマホを操作します。

 

四葉はいったい誰が、と驚いていますが、スマホに映っていたのは陸上部の部長でした。四葉に会いたいと初日の公演から観覧していたようです(録画もしていたようです)。

 

四葉の代役を自ら買って出てくれたようで、衣装は被服部の二人が直してくれていました。「私のせいで・・」と言う四葉に「気づいたか?」と諭すように言う風太郎。

 

「こいつらは全員 お前の世話になった奴らばかりだ」「お前のせいでじゃない お前のために集まったんだ」。涙を浮かべる四葉

 

翌日も仕事が盛りだくさんで四葉が抜けた穴も大きいけど、持ちつ持たれつ、「たまにはお前が持たれたっていいんだ」。

 

「託してくれ 俺もお前の世話になった一人だ」と真摯に言われて、「私の分の仕事をどうかお願いします」と素直に頭を下げました。「ああ任せろ」と風太郎は請け負います。

 

最終日、関係者の元を回る四葉は皆に受け入れられています。最後に辿り着いたのは、階段の下で疲れてうたた寝している風太郎のところ。階段の上から風太郎を穏やかな顔で見詰めながら、竹林との会話を思い出しています。

 

自分は無意味で必要のない人間だと言う四葉に、竹林は「同じようなことを言ってた人を知っています そしてその人は今 前を向いて歩き始めています あなたも過去から踏み出せますように」と。

 

四葉は階段の上から「風太郎君」と呼びかけます。逆光と疲れで、「なんだ零奈か」と風太郎は四葉だと気づいていません。「今日はいろいろあって疲れてるんだ また後にしてくれ」。

 

「ずっと約束を覚えてくれてありがとう 私は守れなかったよ ごめんね」と謝る四葉に「・・そんなこと気にすんな」と返す風太郎。「風太郎君は気にしてないの?」「昔のことより大切なのは今だろ」。

 

「うん もう君との思い出には頼らない 自分で自分の価値を探していくよ」と四葉は昔を振り切るように思い出を噛み締めています。「だからこれが最後」と悪戯っぽい笑顔で近づいて行きます。

 

疲れて座り込んでいる風太郎に、覆いかぶさるようにしてキスをしました。ドタドタと倒れ込む風太郎。通りかかった武田くんと前田くんが「何してんだ上杉」と首を傾げています。

 

「えっ今・・誰か・・」と四葉の姿を見ておらず、風太郎は夢だと思っています。キスをした夢を見るなんて恥ずかしいと動揺していました。

 

見つかる前に姿を消していた四葉は、壁に背を預けながら自分の大胆な行動に後から照れています。「許してくれるよね 最後の思い出作りだもん」「いつまでも昔のこと引きずってる場合じゃない これで私も前に進める気がする」。

 

「・・うん これで・・私も・・」と笑顔から一転、ぼろぼろと涙をこぼす四葉。幼い頃の、風太郎と零奈の思い出が溶けていきます。

 

笑顔を取り戻した四葉は、風太郎の元に挨拶に行きます。「四葉 平気か?」と尋ねる風太郎に、「はいっ もう心配いりません!」と元気な返事を四葉は返すのでした。

 

まとめ

四葉回終了。しがらみから解放されて良かったとは思いますが、風太郎との思い出が共有されていないことが、もやっとしています。

 

この先もう一回絡んで来ることがあるのかわかりませんが、零奈のこととか知っている五月が助け船を出すのでしょうかね。

 

それにしても風太郎は4人目のキスです。一花、二乃、三玖、四葉(多分、三玖の後)と順番通りにキスしています。五月がどうなるかわかりませんが、順番通りだとしたら最終日の昼以降になります。

 

こういう見方をすれば教室で待っていたのは五月っぽい感じもしますが、やっぱり五月との関係性からして恋愛の感じもなかったですし、他の四人と違ってキスをしてしまうと違和感が凄いです。納得してしまうような理由があるのでしょうか。

 

教室で待っている五月のところに風太郎が現れ、四葉のことを聞かされて真相に気づくとかもあるかもしれません。

 

来週は巻頭カラーで五月です。凄くメインヒロイン感がありますが、扉絵がどうなるのかも含めて注目ですね。

 

「五等分の花嫁」【109話 最後の祭りが五月の場合①】【コミックライク】

 

↓良かったら応援して下さい!

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

五等分の花嫁(11) (講談社コミックス) [ 春場 ねぎ ]
価格:486円(税込、送料無料) (2019/9/28時点)

五等分の花嫁11巻【電子書籍】[ 春場ねぎ ][楽天kobo電子書籍]

五等分の花嫁(11) (講談社コミックス)[amazon.co.jp]

五等分の花嫁(11) (週刊少年マガジンコミックス)[kindle版]

当サイトは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
楽天アフィリエイトとバリューコマースプログラムに参加しています。
当サイトからリンクやバナーによって他サイトに移動された場合、移動先サイトで提供される情報・サービス等について一切の責任を負いません。
当サイトの記事内容の著作権は当ブログ管理者に属します。二次使用、転載は禁じます。