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五等分の花嫁【111話 最後の祭りが五月の場合③】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

111話「最後の祭りが五月の場合③」

前回までのあらすじ

進路に悩む五月の元に現れた実の父親・無堂。心ない言葉で夢を否定された五月はショックを受けますが、風太郎が五月の想いを肯定し、立ち直らせます。五月は無堂との決着に向かいます。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【110話 最後の祭りが五月の場合②】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2019年51号)」のネタバレを含みます。

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(感想→あらすじ→まとめ)

 

五月が無堂に啖呵を切って決着 迷いが完全になくなり未来へと踏み出しました 

タイトルを変えてくるのかと思いきや、そのまま五月その3でした。

 

結局、五つ子のうちで五月だけキスもしませんでしたし、上中下編と特別扱いな感じでしたが、この流れでキスをするのもおかしいですしそこは良かったです。

 

今まで素の自分を見せられなかった五月が喋り方まで変えてキャラ変して、とびっきりの笑顔を見せたのですから、五月と風太郎の関係としてはこれが最上級かと思います。

 

「君だって私の理想なんだよ」と風太郎への想いがいつの日か恋愛感情に変わっていってもおかしくはありませんが、五月一人がヒロインで物語も始まったばかり、というならともかく、他の姉妹とは別口になったと見ていいでしょう。

 

というかそっちの流れでゴタゴタはして欲しくないなあ、というのが本音です。風太郎から突然、「実は五月のことが・・」となってももやっとしますし。

 

無堂はゲスのまま退場です。五月のことを想ってとかそういうのはいっさいなく、かつて零奈を見捨てた自分の罪滅ぼしのために、五月をダシにしようとしていただけの最低人間でした。

 

勇也や下田さん、姉妹、そしてマルオ(陰ながら風太郎も)が助っ人に入り、盛大に啖呵を切って自身の迷いを断ち切りました。「たとえお母さんが自分の人生を否定しても 私はそれを否定します」がカッコ良かったですね。

 

五つ子トリックが久々に炸裂です。 「愛があれば見分けられる」「そんないい加減な妄言いつまで信じているんだ」とのやり取りからして、努力して見分けられるようになった風太郎とはその姿勢からして違いますね。

 

五月と風太郎は最悪の出会いでしたが(主に風太郎の無愛想が原因)、風太郎は五月の頑張りを認め、五月は風太郎を「理想」とまで言うようになりました。

 

五月の物語はここに完結、と思ってしまうのはヒロインレースから外れたと見ているからでしょうね。

 

四葉の序盤からの仕込みで驚かされたように、これから五月ルートがあったらびっくりですけど。

 

以下、あらすじです。

 

111話のあらすじ

風太郎に背中を押された五月は、「この問題は私たち家族で片をつけます」と意気込んで学校へと向かいます。

 

無堂の元に行くと、「まさか五月ちゃんの方から来てくれるとはね」と待ちかねていた様子で、「僕の言葉に耳を傾けてくれるようになった・・ということでいいかな?」と余裕たっぷりです。

 

「もう一度聞かせてください 学校の先生になりたいという私の夢が間違ってるのだとしたら 私はどうしたらいいのですか?」との問いに、「五月ちゃんが五月ちゃんらしくあってほしい その手助けがしたいんだ」。

 

学校の先生でなければなんでもいいと言い、なぜ急に現れたのか訊かれても、「離れていた時もずっと気にしていた」と悪びれません。

 

そこに割り込む大声。「ガハハ 父親だって? 笑わせんな!」と登場したのは勇也と下田さん。そして、マルオです。勇也が連れて来たようです。

 

無堂は突然の展開にも「そうか・・君にも謝るきっかけができてよかった 中野君には苦労かけたからね」と、「すまなかった」と頭を下げます。

 

マルオはそれを押しとどめ、「いえ あなたには感謝しています あなたの無責任な行いが僕と娘たちを引き合わせてくれた」と冷たい目を向けます。

 

一瞬ピリッとした無堂ですが、すぐさま取りつくろうと「どうだろう こと責任に関しては君も果たしてないように見える だから五月ちゃん自らここに来た 頼りない君でなく僕の所にね」とまだ強気な姿勢を崩しません。

 

「五月君が・・ここに・・?」と聞き返すマルオに無堂は勝ち誇ったように、「ああ 心中察するよ 親失格の烙印を押されたようなものだ よければ僕が教えてあげようか本当の父親のあり方を・・」と言いますが、マルオは「何を言ってるのですか」「よく見てください ここに五月君はいない」。

 

目の前にいたのは五月の変装をした三玖でした。目を見張る無堂。柱の陰で成り行きを見守っていた五月が「私はこちらです」と姿を現します。「・・なんのつもりだい?」。

 

五月の他に一花、二乃、四葉もいます。「愛があれば私たちを見分けられる 母の言葉です」と五月が言うと、ついに仮面がはがれた無堂が、「また彼女の話か! いい加減にしろ!」と激高します。

 

今すぐそんな妄言は忘れ、母親が言っていたことを思い出すんだと迫ります。五月は零奈が後悔を口にしていたことは覚えていると認めたうえで、「君はそうなるな!」と怒鳴る無堂に「私はそうは思いません」と反論します。

 

「君がどう思おうが関係ない 零奈自身が言ってたなら」「ええ関係ありません たとえ本当にお母さんが自分の人生を否定しても 私はそれを否定します いいですよね 私はお母さんじゃないのですから ちゃんと見てきましたから 全てをなげうって尽くしてくれた母の姿を あんなにやさしい人の人生が間違っていたはずがありません」と力強く言い放ちます。陰で見ていた姉妹も同意しています。

 

「子供が知ったような口を・・」と抵抗する無堂ですが、「あなたこそ知ったような口ぶりで話すのですね」とマルオ。

 

恩師に憧れて同じ教師になったものの裏切られ傷ついた零奈だけど、逃げ出した無堂が知っているのはそこまで。その後の零奈が子供たちにどれほど希望を見出したのかを知らないと指摘します。「あなたに彼女を語る資格はない」。

 

マルオは五月に「僕もまだ何かを言える資格は持ち合わせていないが」と前置きしたうえで、「君が君の信じた方へ進むことを望む きっとお母さんも同じ想いだろう」と五月の夢を後押しします。

 

五月は最後まで零奈への謝罪がなかった無堂を断罪し、「私はあなたを許さない 罪滅ぼしの駒にはなりません あなたがお母さんから解放される日は来ないでしょう」と最後通牒を突き付けます。

 

「僕がせっかく・・」と言いかける無堂を「見苦しいぜおっさん」と勇也がトドメを刺します。ようやく敗北を悟った無堂は「チッ」と舌打ちして去って行きました。その後ろ姿に「べー です」とあっかんべーをする五月。

 

無堂の姿が見えなくなったところで、五月は姉妹に囲まれます。「あはは・・皆がいてくれたおかげです」と下田さんや勇也にも礼を言い、マルオにも「お父さん ありがとうございます」と声をかけます。後ろ姿ながら少し照れくさそうなマルオです。「そして・・」とここにはいない風太郎にも想いを向けます。

 

五月は風太郎と合流すると、仕事を手伝いながら「で 全部片付いたのか?」としれっと尋ねる風太郎に、「ふふ あなたのことです 遠くから見てくれてたのでしょう?」「さぁね」と軽くやり取りします。

 

風太郎にも礼を述べ、母親がいなくなった寂しさを埋めようと母親に成り代わろうとしていたけども、いつの間にか自分と母親との境界線が曖昧になってしまって、自分の夢までも自信が持てなくなっていたこと、しかし母親を忘れないでいいと教えてくれたのは風太郎だと言います。

 

「ありがとうございます」と階段の上で振り向くと、五月は風太郎の方へと体を寄せてきます。一瞬、硬直する風太郎。

 

ところが、「あ いつの間にか空がこんなに暗くなってますよ」と五月は、階段の向こうの窓から見える夕焼けの風景に気を取られていただけでした。

 

学園祭中の他の姉妹とのあれこれのおかげで、風太郎は「そういう想像」をしてしまっていたようです。勘違いとわかると「フッ フッフッフッ・・フハハハハ」と壊れたように笑い出しています。

 

「急にどうしました・・? 気持ち悪いですよ」と五月がドン引きし、「・・それは否定できない こちらの事情だすまんな」と風太郎も素直に認めます。

 

気を取り直した五月は、「ともかく私が自信を持てたのはあなたのおかげです」ともう一度礼を言い、「私の理想の教師像はお母さんのままです・・が・・」「なんだよ」「え えっと・・ つまり・・上杉君」。

 

「君だって私の理想なんだよ それだけ聞いてほしかったの」と、出会ってから一番のストレートな笑顔を五月は風太郎に向けました。

 

直後に赤面し、風太郎も「なんだその喋り方・・」と戸惑っています。「ほ ほら 母脱却ということで・・何か変でしょうか!? ってああっ! 戻っちゃいます!」と五月もテンパっています。

 

「ったく・・居心地悪いから普段通りにしてくれ」「もう! そんなこと言わないでくだ・・言わないで!」とちょっとだけ自分らしさ?を出し始める五月でした。

 

まとめ

五月の抱えていた問題もすっきり解決し、五つ子から見た学園祭編が終了です。

 

風太郎目線で言えば一花、二乃、三玖から想いをもう一度はっきり伝えられキスもされ、四葉とは夢うつつ(零奈だと思っています)、五月とは恋愛的なやり取りなし、というところです。

 

ここからキャンプファイヤーと夜の教室になるわけですが、前から言っているように「最後の祭りが風太郎の場合」をやって欲しいですね。

 

恋愛的なものにケリを着けることになるのか、最初に言っていたように「誰も選ばない」ままになるのか。次週からの展開が楽しみです。

 

「五等分の花嫁」【112話 最後の祭りが五つ子の場合】【コミックライク】

 

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