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五等分の花嫁【113話 最後の祭りが風太郎の場合】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

113話「最後の祭りが風太郎の場合」

前回までのあらすじ

色々な出来事が起こった学園祭も終わり、後夜祭を五つ子で集まって楽しみました。そして、けじめをつけるために風太郎にお願いし、別々の場所で待機して誰か一人のところへ行ってもらうように伝え、それぞれの場所へと別れるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【112話 最後の祭りが五つ子の場合】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2020年1号)」のネタバレを含みます。

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風太郎が出した答えとは

後夜祭を風太郎は前田と武田と共に過ごしていました。風太郎自身が振り返っているように、五つ子がいなければ今も一人だったとしみじみと今の状況を噛み締めています。

 

勉強以外は必要ないと思っていた自分を変えてくれた五つ子に対する感謝や、それ以外のものも混じった感情を素直に白状しています。

 

だからこそ「誰も選ばない」と初日に宣言したわけですが、学園祭を通じて五つ子に対するけじめをつけるべきと考えが変わり、五月から姉妹たちの覚悟を向けられて、決意を固めたようです。

 

向かった先は保健室の四葉

 

今までの扉絵でのフェイクと、ドアを開けた次のコマで五月の台詞が入るなど引っかけが多かったですが、納得の答えです。ちょっとだけ三玖もあるかなと思っていましたが、ストレートに来ましたね。

 

一花が言っていたように公園で飲み物を買ってくる時にジュースを選んで、既に答えは出ていたようです。

 

一花は顔を伏せて泣き、二乃と三玖は抱き合っていました。本人を除いて誰もが予期していたようです。まあ、五月だけは恋愛感情が絡んでいなかったようなので、すっきりしていました。

 

扉絵では四葉キャンプファイヤーにいましたが、待ち合わせ場所の保健室を離れていたようです。自分は選ばれないと思ったのか、答えを聞きたくなくて逃げていたのかはわかりませんが、スマホを取りに来る時の軽い足取りから前者のような気がします。

 

ただ、風太郎がどこで四葉を選んだのかはまだはっきりしません。学級長として共に行動するうちに自分の想いをはっきりと自覚したのか、それ以前からそういうふうに思っていたのか。

 

キスされたことも夢の中だと思っていましたので、どのタイミングで覚悟が決まったのか次で明かされますかね。

 

「写真の子」が四葉かどうかわかっているのかもまだ不明ですが、「待たせたな」という言葉は、高校生になってから最初に顔を合わせた時に気付かず、そこから「待たせたな」というふうにも取れますので、気付いたんじゃないでしょうか。

 

四葉はびっくりした顔をしていましたが、今までの四葉なら「自分なんて」という想いで逃げていたでしょう。学園祭の中で自分の気持ちには折り合いをつけているので、今度こそ風太郎の手を取ってくれるといいですね。

 

以下、あらすじです。

 

113話のあらすじ

後夜祭になり、風太郎は武田と前田と共にベンチで休んでいます。遠くから聞こえてくる学生バンドのライブ音。浅野が他のクラスの子と付き合ったという話をしていますが、入試直前のこの大事な時期に色恋に手を出すのは迂闊と武田が評しています。

 

 前田は「明日からまたいつもの日常に戻ると思うと落ち込むな」と言っていますが、武田と風太郎は授業を受けられることを喜んでいて、前田とは意見が合いません。

 

とはいえ「ただそうだな・・終わっちまう寂しさはあるな」と一部肯定する風太郎。楽しめたかと訊かれ、裏方ばかりしていたので微妙とのこと。

 

前田が「もったいねーな」と屋台へと誘います。風太郎は頷き、「それが終わったら俺は・・」「会う約束をしている奴ならいる」と答えます。

 

二人にはそれが五つ子のことだとわかり、前田は五つ子を授賞式で見かけたことと、一花もいたことを伝えてきます。一瞬でよくわかったねと武田に突っ込まれると、前田は照れながら、一花だけはなんとなくわかるとのこと。

 

武田は「上杉君は当然見分けられるんだろ?」と風太郎に話を振ります。「そう言われると自信ないな・・」と返しつつ「で できるとは思う」と言います。

 

「最初は今以上に戸惑ったな ただでさえ人の顔を覚えるのは得意じゃない その上あいつらその利点をフル活用してきやがる 何度騙されたことか・・」「最後まで困った奴らだ」と言葉とは裏腹に嬉しそうです。

 

「ふと気になったんだけど」と武田は「一体 彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?」と核心を突く質問をして、風太郎は言葉に詰まります。

 

「よし屋台行くか」と誤魔化しますが、武田と前田は一瞬空いた間のことで問い詰めてきます。あまりにも狼狽えるその姿に、「好きなのか? 五つ子の誰かが」と前田がズバリ。

 

武田が一旦落ち着かせようと、「こんな受験への佳境でそのような余裕が生まれると思うかい?」と冷静に対処しようとしますが、「よっしゃ」と前田がいきなり「俺は今から告白しに行く!」と宣言します。

 

「だって今しかないだろ! 明日から日常に戻っちまうのなら今しかねー」「だから上杉 お前も覚悟決めやがれ」と風太郎にハッパをかけます。

 

武田が動揺しながら「ははは 急に何を言い出すんだい 学生の本分は学業にあって・・」と言いますが、風太郎は「そうだ」とそれを遮り、「学生の本分は学業 それ以外は不要だと信じて生きてきた だが・・」。

 

「それ以外を捨てる必要なんてなかったんだ」「勉強も友情も仕事も娯楽も恋愛も あいつらは常に全力投球だった 凝り固まった俺にそれを教えてくれたのはあいつらだ」と自分に言い聞かせているみたいです。

 

ただそれだけのことに気付くまでに、ここまで待たせてしまったと反省し、「きっと昔のままの俺なら 今この瞬間も一人だったかもな」としみじみとしています。

 

前田には「何かっこつけてんだ」と言われ、武田には「僕はかっこいいと思ったよ」とおだてられ、どっちもやめてくれと恥ずかしがっています。

 

屋台へと向かうことにしますが、風太郎はお金を持っていません。「金が無ぇならなんで屋台に行くんだよ」と前田に突っ込まれますが、「決まってる 最後までこの祭りを楽しむためだ」と風太郎。

 

三人が腰を上げると、どこからか流れて来た女生徒二人が、「休憩所マジ助かる~」と初日にはなかったそのベンチに腰を下ろしていました。

 

少し時を遡り、風太郎に五月が提案しています。五つ子それぞれが違う教室にいるので、風太郎は誰か一人の元に向かうようにと。

 

五月はそれが風太郎を困らせることだとわかっているけども、姉妹で話し合った結果だとのこと。それが全員の覚悟だと告げられ、風太郎は受け入ました。

 

風太郎は深呼吸を繰り返し、決意を固めます。左手には屋台で手に入れたのか袋を持っています。後夜祭を終えるアナウンスが流れ、風太郎は目の前のドアをガラッと開けました。

 

五月が「・・上杉君」と言い、一花が「やるじゃんフータロー君」とつぶやき、二乃の元には三玖が現れ、「終わったよ」と優しく笑いかけ、涙ぐむ二乃を抱きしめます。四葉は「置いてきちゃったかな」と廊下を走っています。

 

「あの時にはもう心を決めていたんだね」と一花は、二日目の公園で風太郎に飲み物を買ってくるように頼み、ジュースを買って来た時のことを思い出しています。ベランダの柵に顔を埋めます。

 

四葉は保健室に戻り、ベッドの上に置きっぱなしにしてあったスマホを見つけます。

 

「これからですよ上杉君」と五月。

 

「よお」と風太郎はベッドのスマホに手を伸ばした四葉に声をかけます。驚いた顔で振り向く四葉に、「待たせたな」と笑いかけるのでした。

 

まとめ

「よお待たせたな」から長かったですね・・。本当に待たされました。

 

しかし、この物語の最大の山場での学園祭編というだけあって、読み応えがありました。五人それぞれが抱えるわだかまりなんかを乗り越え、風太郎との関液性にも決着を着け、後は本人の決断に任せるという流れがすんなりと入って決ました。

 

まあ、風太郎目線での学園祭の流れはさすがにクドいと思ったのか、初日から振り返ることはなく後夜祭スタートでしたが、前田や武田との関係も良くなっていて、そこらへんも風太郎の成長でした。

 

夜の公園で一花に「誰々が何々~」と無茶ぶりされていましたが、その時にはもうちゃんと選んでいたというのも良かったです。手に持っている屋台の袋は、からあげ券で引き換えたものでしょうか。

 

扉絵の仕掛けは手が込んでいました。四葉だけキャンプファイヤーだった時点でおかしいとは思いましたが、こういうことだったんですね。

 

風太郎の答えは出ました。後はこのまま素直に四葉が受け入れるかどうかだけです。

 

涙のブランコからも長かったですね。四葉の素敵な笑顔が見れることを期待しています。

 

「五等分の花嫁」【114話 最後の祭りが風太郎の場合②】【コミックライク】

 

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