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五等分の花嫁【115話 五通りの朝】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

115話「五通りの朝」

前回までのあらすじ

四葉を選んだ風太郎。一度は逃げてしまった四葉ですが、追いかけて来た風太郎の熱意に負け、「好き」と素直な気持ちを白状するのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【114話 最後の祭りが風太郎の場合②】【コミックライク】

 

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風太郎と姉妹を天秤にかけてしまう四葉

風太郎の想いに応え、四葉が「ずっと好きでした」と気持ちを伝えて両想いになったのですが、「やらなくちゃいけないことがある」と四葉は一旦、保留にして付き合うまでは至りませんでした。

 

風太郎は何か知らない間に地雷を踏んでしまったのでは、と戦々恐々としていますが、一花に背中を押されて少し落ち着いたようです。

 

激動の学園祭を経て、翌日に何事もなかったかのようにデートができる一花が大人の対応ですが、一花自身もそうやって気軽に付き合える風太郎の存在をかけがえのないものだと思っています。

 

風太郎と四葉がまだ正式に付き合っていないと聞いた時、一瞬だけ(まだ誰のものでもない?)と心が揺れましたが、二乃に言われた「たとえあんたが選ばれる日が来たとしても 私は祝福したかった」という言葉を思い出して、整理がついたようです。

 

風太郎は一花に、まだ自分からは好きと言っていないことを指摘され、気合いを入れて告白の練習をしていますが、四葉の「やらなくちゃいけないこと」は姉妹との関係のことで、空回っています。

 

姉妹の関係では、二乃はきっぱりとケジメをつけていますが、逆に四葉から心配されて、「もしこのままの関係が続くようなら姉妹の縁を切らせてもらう」と怒っています。

 

五月は関係性が変わるのが怖いのか、隠れた自分の気持ちのせいなのか、まだもやっとしているようです。

 

そして、三玖は動きました。三玖が悩んでいる時に四葉が後押ししてくれたように、三玖も四葉を助けようとしています・・のはわかりますが、四葉の変装をして「四葉になり変わってフータローと付き合う作戦」を提案され、四葉もあんぐりです。

 

四葉はきりっとした表情で、「だめじゃないかな・・倫理的に」と言っていますが、倫理的とかそういうことじゃないですね。

 

三玖のフォローで四葉の心が定まるでしょうか。四葉は色々と拗らせてしまっているところがあるので、三玖の頑張りに期待です。

 

 以下、あらすじです。

 

115話のあらすじ

学園祭が終わった翌日。学際で付き合い出すカップルが多いと愚痴る男子生徒を横目に、風太郎は気まずそうな顔で誰かと待ち合わせをしています。

 

やって来たのは私服の一花。息抜きしたい一花が、風太郎を呼び出したようです。

 

「あ 心配しないで フータロー君と出かけるって ちゃんと四葉には連絡入れてるから」とからかうように言われ、照れながら先導する風太郎です。

 

総合アミューズメント施設に行き、バドミントンをしています。気を遣わなくていいと一花は思い切り楽しんでいますが、風太郎は息が上がって一杯一杯です。

 

一花は周りから大人びて見られるため、気兼ねなく遊びに付き合ってくれるのが姉妹と風太郎くらい。「出来ればそのままでいてほしいな」「君のそういうとこに惹かれたんだもん」と、さらっと本音を言われて風太郎は空振りしてしまいます。

 

四葉から何も聞いていないのか?」と風太郎。昨夜は父親と一緒に皆で食事をしていたので、風太郎の話題はできなかったと一花は言います。

 

風太郎の言い方に興味を持った一花が促すと、風太郎は四葉との出来事を語り、「・・そして 四葉は俺のことを好きだと言ってくれたんだ」。

 

「きゃー! 若いっていいね!」と盛り上がって目がキラキラする一花。続きを聞きますが、風太郎が言うには四葉は「まだやらなくちゃいけないことがあります」と、付き合うまでには至らなかったとのこと。

 

一花も「うっそー なんで」と不思議そうですが、今朝からいなかったようで、やらなくちゃいけないことの心当たりはないようです。風太郎は、もしかしてやばい地雷を踏んでしまったのかと焦っています。

 

「そっか・・付き合ってないんだ・・」と一花は、(それならフータロー君は まだ誰のものでもない?)と、そっと手を伸ばします。

 

しかし、風太郎の背中を思い切り良く叩くと、「ほら シャキッとする!」「四葉は好きって言ってたんでしょ じゃあ両想いじゃん くよくよしてたら嫌われちゃうよ」と喝を入れます。

 

「・・だな」と立ち直った風太郎は、一花に礼を言います。一花は二乃に「たとえあんたが選ばれる日が来たとしても 私は祝福したかった」と言われた時のことを思い出し、二乃の言っていたことが今ならわかると穏やかな表情を浮かべています。

 

「っていうか さっきの話 聞いていた感じ フータロー君から四葉に好きって言ってなくない?」と肝心なところを一花がツッコむと、「そんなわけ・・あるな」と冷や汗を流す風太郎です。

 

それでも直接言うのは・・と渋る風太郎に「恥ずかしいならまた私で練習してもいいんだぞ」と一花はからかい、すぐに言葉を返せなかった風太郎は、「お 俺は本気で悩んでいるんだぞ!」とちょいキレでした。

 

出掛けていた四葉は二乃と会っています。二乃が四葉を突き飛ばし、「ふざけないで 四葉 もう一度 言ってみなさい」と本気で怒っています。

 

四葉も怯まず、「昨日のこと・・それに今までのこと 二乃に謝らなくちゃいけないと思って・・」と言うと、「あんたが私にそれを言う意味わかってる?」と二乃。

 

「私がずっとフー君のこと好きだって知ってたはずよ それがわかってて昨日を迎えたはずでしょ 今 あんたに心配されたくないわ!」。

 

「心配だよ 二乃は大切な家族だもん」と四葉が言い返すと、何かを決意したような二乃は、「それなら私とあんたはここまでよ もしこのままの関係が続くようなら」「姉妹の縁を切らせてもらうわ」と言い放つのでした。

 

一花がマンションに帰ると、五月だけがいて勉強をしています。他の三人はまだ出かけているのこと。

 

一花が風太郎と四葉がまだ付き合ってないことを五月に言うと、五月も望んでいたはずの展開なのに、皆のことを考えると素直におめでとうと言えないと、わだかまりを抱えているようです。

 

その風太郎は狸の置物を相手に「すっ 好きだ!」と告白の練習を重ねています。一花に言われた、自分の中の最大限の恋愛感情を伝えればいいんだよという教えを、マスターできそうな気になっていました。

 

夜の波止場で四葉は荒れる海を見つめています。二乃の言葉を反芻し、「上杉さんか皆か選ばないといけない」「でも私は・・」と葛藤しています。

 

「こんなところにずっといたら体が冷えちゃうよ」と声をかけたのは三玖。「三・・玖」と振り返れば、「私 四葉」とウサ耳リボンをつけて、三玖は四葉に変装していました。

 

絶句する四葉に三玖はもう一度「私 四葉」。「なにごと・・」と辛うじてそう絞り出した四葉に、「考えたんだ」と三玖。

 

「私が選ばれないのなら 四葉になり変わってフータローと付き合う作戦」。口をあんぐりと開ける四葉に「どうかな?」と三玖は畳みかけます。

 

少し考えた四葉はきりっとした顔で、「だめじゃないかな・・倫理的に」と至極まっとうな意見を述べるのでした。

 

まとめ

両想いになってハッピーエンドというわけにはいかないようです。

 

四葉風太郎も好きだけど姉妹も好き、皆の気持ちも知っているから自分だけいい思いは出来ない、という拗らせているところがあるので、色々と大変です。

 

一花は整理をつけていますし、二乃も選ばれなかったから仕方ないと潔く割り切っていますので問題ないのですが、四葉の方がそれでいいってなっていません。

 

五月は・・どういう感情なのでしょうか。ここから変に恋愛面で絡んで来ることはないと思いますが、秘めた想いを秘めたままで終わるという感じでしょうか。

 

ちょっと頼りにならない方向にいってしまっている風太郎の代わりに、三玖が動きました。三玖の時に四葉がサポートしていたことを思えば、なんか、ぐっときますね。

 

ただ、何故に四葉の変装?という点はいまいちわかりません。あそこだけシリアスな雰囲気が崩れて、四葉のオトボケなキャラクターが復活していてギャップが面白かったです。

 

学園祭イベントから直行で卒業式→結婚式というのも味気ないし、かといってゴタゴタあっても停滞感があります。

 

なんだかいい具合のテンポで四葉の問題を解決できそうな感じです。三玖の作戦に期待ですね。

 

「五等分の花嫁」【116話 五時間一部屋】【コミックライク】

 

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