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五等分の花嫁【116話 五時間一部屋】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

116話「五時間一部屋」

前回までのあらすじ

学園祭が明けた翌日、風太郎は一花とデートし、四葉との出来事を聞いてもらって少し落ち着きました。一花も自分の気持ちに折り合いをつけます。一方、四葉風太郎と付き合う前に「やらなければいけないこと」として姉妹に話をしにいきますが、二乃には受け入れられず喧嘩別れします。悩む四葉の元に、四葉に変装した三玖が現れました。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【115話 五通りの朝】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2020年6号)」のネタバレを含みます。

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三玖と本音で話をした四葉 二人は新しいスタートを切ります

四葉の迷いを「絶対に背中を押してなんてあげない」と言いながら、四葉を前に向かせた三玖です。

 

風太郎を本気で好きになったという三玖の想いが強く伝わり、今もまだ風太郎のことは好きだけど、選ばれなかった自分。それでもそんな自分を好きになれたことに誇りに思うシーンが、せつないくも頼もしいです。

 

何故、わざわざ四葉の変装をして来たのか不思議でしたが、「四葉の真似はできても四葉にはなれない」と、四葉と三玖自身にわからせるためだったようです。

 

一人で歩き出した三玖に、なんだか寂しい気持ちにもなります。三玖の気持ちも伝わるだけに、風太郎に選んで欲しかった思いもありますが、こればっかりは仕方ありません。

 

四葉は自分のせいで転校したことを負い目に感じていますが、三玖は転校がなければ風太郎に出会えなかったし、落ちこぼれだと思っていた自分が変わることもできなかった。だから四葉が悪いと思う必要はない、と思っています。

 

けれど、せめての抵抗であえて言いません。あとは四葉が自分で乗り越えるしかないです。

 

きっぱりと「上杉さんのことを想い続けている」と言ったところは、ちょっと意外でした。三玖もびっくりしていましたが驚きました。

 

四葉は三玖に言われて二乃が怒ったことにも納得できたし、同じ曲を一度は遠慮したけれど、やっぱり歌いたかったと自分の主張を通すことにしました。気持ちに整理がついたようです。皆に会いたい、と素直に本音を言えるようになりました。

 

四葉も前向きになれたようですし、三玖も自分に自信を持って歩き出しました。誇らしそうな笑顔を浮かべる三玖の表情が、とても素敵な回でした。

 

以下、あらすじです。

 

116話のあらすじ

四葉に会いに来た、四葉に変装した三玖。強風のために電車が止まって帰れなくなり、カラオケで夜を過ごすと一花に連絡を入れています。一花は四葉も一緒だと聞いてほっとしています。

 

四葉に変装した三玖と四葉はそっくりで、他の客からは双子だと思われています。四葉が何を飲むか訊くと、三玖は「じゃあ 四葉と同じの」と緑茶が好みなはずなのに、四葉と同じジュースを頼みます。

 

二人でカラオケルームに入りますが、気まずい雰囲気です。しばらくして三玖は「冗談だから 私が四葉になり変わるのってのは冗談」と変装用のリボンを外します。「私は四葉の真似はできても四葉にはなれない このジュースは私には甘すぎる」。

 

気分を変えようと三玖は手を打ち、せっかくだから歌おうと四葉に提案します。四葉も同意します。

 

四葉はいくつか曲の候補があるようですが、三玖の持ち歌はゼロ。しかし少しでも空気が和んでくれるといいなと考えています。

 

曲を探していると、二乃が家でしつこいくらいに聴いていた曲を見つけ、(これなら歌えるかも 二乃も意外と役に立つ)とその曲を入れます。

 

選んだ曲は「ラブ☆バケーション」。ちょうど四葉も選曲が終わりましたが、四葉も同じ曲を選んでいて被ってしまいます。

 

四葉が気を遣って曲を変え、三玖が歌うことになります。「まさに五つ子みたいなこと起きたね」と苦笑いしながら、三玖は四葉も同じ記憶からこの曲をチョイスしたんだろうと推測しています。

 

しかし、流れからすると本気で横取りしているみたいに見え、もどかしく感じています。(本当は もっと話したいことがあったはずなのに)。

 

三玖が歌い終わると採点は87点。微妙な点数に三玖はもう一回歌いたいと思っています。

 

四葉の番になり曲が流れますが、三玖がリモコンの操作を誤って演奏を中止させてしまいます。間違えたとすぐに謝りますが、絶妙なタイミングだったことに四葉は、「はは・・三玖が怒ってるかと思っちゃった・・」と不安そうです。

 

「ミスだから・・本当に・・」と三玖は言った後、「でも怒ってはいる」と素直な気持ちをぶつけます。「私だったらフータローを困らせるようなことはしない」。

 

一花から風太郎への返事を迷ってることを聞いたと、「四葉はフータローに少なからず好意もってたと思ったけど」と言います。

 

「迷ってない・・私の気持ちはずっと前から変わってないよ」と四葉。「上杉さんのことを想い続けてる」。

 

意外にもきっぱりと告げる四葉に、三玖はちょっと驚いています。「・・まさか四葉の口からその言葉をハッキリ聞く日が来るなんて思わなかった」「でもそれならなおさら躊躇する理由はないはず」「どうせ前の学校のことでも気にしてるんでしょ」。

 

ずばりと指摘された四葉は自分を責めようとしますが、三玖がそれを遮ります。「私たちのことは気にしないで付き合っていいんだよ」。

 

「なんて言うと思った?」

 

三玖は更に本音をぶつけます。風太郎に選ばれないことは薄々気付いていたけれど、悔しいのは変わらない。四葉が悪いわけじゃないとわかっていながら、「どうしても感情が荒だってしまう それだけ本気だった」。

 

「もし四葉もそうだったなら 私たちのこの感情も受け止めてほしい」。核心を突かれて四葉は厳しい表情になります。「二乃の気持ち・・私はわかってあげられなかった・・怒られて当然だよ」。

 

「ま 二乃は怒ってるのがデフォルトみたいなものだから」と三玖のフォローになっていないフォローに、四葉もおろおろしています。

 

「二乃が言ってた 恋愛で私たちは敵でも仲間でもないって」と三玖。「うん」と頷く四葉

 

「そっか そう思ってくれてるのなら」「せめてもの抵抗 絶対に背中を押してなんてあげない」と三玖は悪戯っぽく笑います。四葉はその言葉をしっかりと受け止めると、もう一度「うん」と頷きました。

 

「ごめんね四葉 行き場をなくした私たちの怒りを どうか受け止めて」と三玖は言い、四葉は考え込みます。おもむろにリモコンを手に取ると、最初に取り消した「ラブ☆バケーション」を入力します。

 

「ごめん さっきは譲ったけど やっぱり私もこの曲歌いたかったんだ」「聴いてて 三玖より絶対上手く歌うから」と吹っ切れたような笑顔で、四葉はマイクを取ります。

 

虚を突かれたような表情になる三玖。そして、「私より良い点 取ってから言って もちろん取られたら取り返すよ」と笑顔を向けます。「望むところ!」と四葉も応じます。

 

そのまま夜が明け、カラオケから出て来た二人の声がガラガラです。海辺を歩いて帰る二人。帰ったら皆に笑われてしまうと言う四葉に、三玖がじゃあ帰らない?と少し意地悪に訊ねます。

 

「ううん 私・・皆に会いたい」

 

その横顔を見ながら三玖は、(四葉はひとつ誤解してる)と声に出さずにつぶやいています。

 

(これはあえて四葉本人には言わないのだけれど あの時 今の学校に来る選択をしたからフータローに出会えた 少なくとも私はそれを不幸だとは思えない フータローに出会えたから私は・・)。

 

と、風太郎との思い出を思い浮かべています。「五人の中で私が一番落ちこぼれだから」「一人ができることは全員できる 公平にいこうぜ」「フータローに好きになってもらえる私になるんだ」「強くなったな三玖」。

 

ポケットから変装用のリボンを手に取ると、思い切り海に向かって投げます。「行こう 四葉」。

 

(私は四葉になれなかったけど 四葉だって私になれない ようやくそう思えるほどに・・)(私は私を好きになれたんだ)。

 

迷いのない爽やかな笑顔で、三玖は前に向かって強く走り出すのでした。

 

まとめ

前回で一花が折り合いをつけ、今回で三玖も折り合いをつけました。迷っている四葉(本人は迷っていないと言っていましたが)の心の整理もついたし、皆が前進しています。

 

二乃のターンがある気もしますが、二乃は選ばれなかった時点で潔く諦める覚悟を持っていたようですし、少なくとも表面上はさっぱりしていると思います。

 

むしろ微妙な態度だった五月が絡んで来るのか気になるところですが、恋愛面では風太郎に好意を向けていなかったので、あまりゴタゴタしないと思いたいです。

 

残るは写真の子だったということが明かされるのか、とか風太郎や四葉の進路でしょうか。

 

あとどのくらいで完結するのかはわかりませんが、正式に付き合うことになったら風太郎と四葉のラブラブなシーンは是非とも描いて欲しいですね。

 

「五等分の花嫁」【117話 五里霧中ランチタイム】【コミックライク】

 

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