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五等分の花嫁【117話 五里霧中ランチタイム】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

117話「五里霧中ランチタイム」

前回までのあらすじ

四葉に変装して四葉の元に現れた三玖。風が強くなり帰れなくなった二人は朝までカラオケで過ごし、本音をぶつけ合います。三玖の想いを受け取った四葉は前を向き、三玖も変われた自分に自信を持ち、前に進むのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【116話 五時間一部屋】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2020年7号)」のネタバレを含みます。

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五月のモヤモヤやは恋心の自覚? 四葉も二乃と再度コミュニケーションを取ります

五月のモヤモヤを掘り返しました。下田さんに相談し、「嫉妬」と指摘されて「違います」と答えたものの、いざ風太郎に会ってみるとあまり自然に振る舞えません。

 

いい加減、五月は恋心が混ざっているということに気付いているでしょうが、風太郎に伝える前に自分の中で決着を着けてしまうのか、恋心を自覚しないままで終わるのか、気持ちをぶつけてしまうのか。

 

今更自分が引っ掻き回すような真似はしないと決めているようなので表には出さないとは思いますが、風太郎と四葉が両想いになってから自覚するとか、下手なラブコメだったらここからまだひと騒動起きますね。

 

さすがに五等分の花嫁でそれはないと思いますが、五月の気持ちもすっきりと解決するでしょうか。ちなみに口調はまた丁寧口調に戻ってます。

 

風太郎の話というのは四葉とのことでしょうが、恋愛相談なのか、経過報告なのかどっちでしょう。五月が恋愛関係に疎いのはわかっているでしょうし、もしかしたら零奈のことかもしれません。

 

ラストページの風太郎の「知ってるか?」と切り出した時の、あわや劇画タッチな表情の五月は、ショックさ加減が伝わって来る絶妙な表情でした。

 

四葉は怒らせてしまった二乃と、ちゃんと話をつけようとしていますが、推薦で大学が決まりそうというのも二乃にとっては「向こうから来てくれる」、なんて憎まれ口を叩きたくもなるような出来事です。

 

本当はそれも四葉が色々と頑張ったおかげであり、風太郎のこともずっと四葉なりに動いていたわけですので、「向こうから来てくれる」わけではないのですが、ずっと自分から動いていた二乃にとってはそう言いたくもなるのでしょう。

 

それでも四葉が自分の気持ちを伝えれば、二乃は認めてくれると思います。食堂で隣合わせになった時もいつもの二乃に戻ってましたし、筋を通せばわかってくれるところが二乃のいいところです。

 

二乃との話し合いに、意図せず隠れて風太郎と五月が聞いてしまう構図になったのは、もしかしたら「写真の子」であることを打ち明ける前フリなのかなとも思ったりします。

 

ネズミがひと暴れして風太郎たちが姿を現してしまうのかどうか、そのへんも注目ですね。

 

以下、あらすじです。

 

117話のあらすじ

胸のモヤモヤが気になる五月は、「この前見たドラマの話」として下田さんに相談しています。

 

とある男女の恋を応援していた女の子がいて、その子の望み通り二人は結ばれることになりそうなのですが、いざその時が来ると何故かモヤモヤして胸が張り裂けそうとのこと。

 

「そりゃ男を好きだから嫉妬してんだろ」とズバリ下田さんは答えますが、「違います」と五月も即答です。

 

「聞いといてなんだよ・・」と下田さんは呆れながらも、ドラマとしてはよくある話、「恋を自覚した女が男との距離を縮めていくんだろ」「そこから略奪するのがいいんじゃねーか」「恋人を裏切る背徳感と同時に浮き上がる感情ってな!」と盛り上がっています。

 

思い当たる節でもあるのか五月は俯いてしまいます。下田さんはそんな五月を見遣りながら、入試まで秒読み段階なのに恋愛ドラマを見る余裕があるのか、と至極真っ当なことを訊ねます。

 

気分転換と誤魔化す五月ですが、全てお見通しなのか下田さんは、中等部の生徒が恋に悩んでいるので是非アドバイスをやってくれと頼んで来ます。五月は一応言えるだけのことは伝えたものの、自分で良かったのだろうかと心配しています。

 

下田さんの「そのドラマは私の読み通りになるぜ!」という断言にも動揺しています。四葉の願いがようやく届いたのに、今更自分が引っ掻き回すような真似はしないと、心の内で強くつぶやいています。

 

しかし、トイレに行ったところでバッタリと風太郎と出会います。五月は「廊下は冷えますね 早いもので寒いところでは雪も降っているそうですよ」と唐突に世間話をして、足早に去ろうとします。

 

(なんて自然な日常会話でしょう! 今朝のニュース見て良かった! 私は少しも動揺していません)と五月は得意気ですが、風太郎に呼び止められてしまいます。

 

話があるからと、「お前が嫌じゃなければ一緒に昼メシどうだ?」と風太郎に誘われ、成り行きのまま食堂に行くことになりますが、顔が硬直しています。

 

400円のカレーに100円のコロッケ2つ、300円のケーキを2つ注文し、「相変わらずお前はK点超えの昼食を見せつけてくるな・・」と風太郎も呆れています。

 

「あなたにはそう言われると思ってました」とそれを想定していた五月は、「これはあなたへ差し上げる分です」とケーキをひとつ風太郎に差し出します。もちろんもうひとつは自分で食べる用です。

 

「お祝いの気持ちを込めて」と言われ、風太郎は素直に受け取ります。五月は自分では自然な会話ができていることに、(やはり下田さんの言うことは間違いでした! 本当にお二人を祝福しています!)と手応えを感じている様子です。

 

どこかに腰を落ち着けようと席を探しているところで四葉が現れ、驚いた五月は四葉を見て「えっ」、風太郎を見て「えっ」と、(なんですか!? 上杉君どういうことですか!? 私にいったい何をしろと!?)と固まってしまいます。

 

しかし四葉が現れたのは偶然で、風太郎と約束していたわけではなく、四葉風太郎を見てびっくりしています。「ここちょっと寒いですね・・ でももっと北の方は雪みたいですよ・・では」と四葉がどこかで聞いたような逃げ口上を口にします。

 

そんな三人の後ろから現れたのは二乃。四葉と一緒に来たようです。食堂は込み合っていて空席があまりなく、空いている席は隣り合わせの二人席だけでした。五月と風太郎、四葉と二乃が向かい合って座ります。

 

「暖房弱いのか冷えるわね でも雪が降ってるところよりマシかしら」とぼやく二乃に、「今日はその情報をやけに耳にするな」と風太郎。「ちょっと! 隣の席の会話聞いてんじゃないわよ」と二乃はツンツンしています。距離が近いので隣の会話が丸聞こえです。

 

気を取り直すと、五月が「お話というのはなんのことでしょう?」、二乃が「話したいことってなんなのかしら?」と同時に口にします。緊張が走る風太郎と四葉

 

どちらも口ごもり、それを二乃はジト目でじーっと睨んでいます。五月は食事をぱくつきながらも、(大変です! このままでは衝突は避けられません)と自分が空気を変えてみせようとします。

 

進路の話題を出し、五月は自分に見合った志望校を視野に先生と相談していることや、ずっと志望していた学校も諦めず挑戦するつもりであることを表明します。

 

二乃にも話を振りますが、「今 そんなこと話す気分じゃないわ」とにべもなく返されてあんぐりと口を開けたまま硬直します。風太郎が「俺は大学に予定通り行くつもりだ 試験もまず落ちないだろう」と話を継ぎます。

 

「わぁ・・一度は言ってみたい台詞です・・」と四葉は息を吐きながら、「実は・・私も先生から聞かされたばっかなんだけど」と話し始めます。

 

色んな部活に参加して記録を残してたのを見てくれた人がいたようで、とある体育系の大学から声をかけてもらってるとのこと。

 

「推薦かよ すげーじゃねーか」「ええ体育大学も四葉にぴったりです!」と風太郎と五月は喜んでいますが、最低限の学力試験は必須だと四葉が言って、場がちょっと重くなります。

 

そこへ二乃が「いいわね あんたは恵まれてて」「何もしなくても向こうから来てくれるなんて気楽だわ」と憎まれ口を叩きます。

 

「っていうか今日は進路の話をしに来たの? 違うでしょ?」と畳みかけますが、風太郎や五月のいるところでは、四葉は話しにくい様子です。空気を察したのか五月が「ごちそうさまです」と手を叩くと、二乃を引きずって連れ出して行ってしまいます。

 

残された風太郎は四葉に「四葉・・二乃はああ言ってるが・・」と声をかけますが、四葉風太郎に断りを入れ、「私 行かなきゃ!」と二乃を追いかけます。

 

五月に引っ張られていた二乃は五月の手を振り払うと、「邪魔しないでよ」「結局あんたはどの立場なの?ハッキリさせなさいよ!」と詰め寄り、答えられない五月を置いて去って行きます。

 

食堂に戻った五月ですが風太郎たちの姿もなく、二乃を探しに校舎のなかをうろつきます。すると飛び出した四葉を探している風太郎と出くわします。

 

二人とも探し相手が見つからないと話しているところで教室の中から音がして、五月はドアを開けて教室に入ります。

 

中にいたのはネズミ。声にならない悲鳴を上げた五月は風太郎にぶつかり、二人して倒れ込んでしまいます。

 

風太郎に覆い被さりながら、下田さんが言っていた「好きだから嫉妬してんだろ」という言葉を反芻しています。ずっと感じているモヤモヤの正体は・・と探り当てようとしますが、「ここ空いてるじゃない」とガラッと扉が引かれます。

 

「ここなら誰かに聞かれる心配ないわ」という声に五月がぴょこっと顔を出すと、二乃と四葉でした。「言いたいことあるなら言いなさいよ」。

 

「ど どうしましょう これって二人に見つかったらまずいのでは!?」と狼狽える五月ですが、「五月 落ち着け」と風太郎は冷静です。

 

五月はその冷静さに感心しつつも、それとも自分なんて動揺する価値もないということでしょうかと葛藤しています。

 

何か打開策があるのかと五月が期待していると、風太郎は「ふぅ・・それにしても冷えるな」「知ってるか?」「寒いところでは雪降ってるらしいぜ」と、実は風太郎も冷静ではなかったようでした。

 

まとめ

五月の言葉通り、まさに「今更引っ掻き回すような真似」はして欲しくないと思いますが、五月のモヤモヤも決着を着けないといけないので必要なターンです。

 

一人で得意気になったり、おろおろとしたり、失敗して固まったりとコロコロ変わる五月の表情が可愛らしかったです。アホ毛もひょろひょろと動いていましたね。

 

ラストのコマで二人して困っている顔も面白かったです。

 

四葉は三玖に続いて二乃にも話を通しに行きました。話の内容がどういうものかわかりませんが、風太郎と五月が居合わせてしまったことや、あと数話もないだろうことを思えば一気に核心を突くような話になるかもしれません。

 

風太郎や四葉の進路も決まって、どんどんと完結に向かって動いている感はありますね。

 

ここまで来たら気持ち良く話が進んでくれる方を望みます。 話し合いが綺麗にまとまるといいなと思っています。

 

「五等分の花嫁」【118話 五月の思い出】【コミックライク】

 

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