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五等分の花嫁【120話 五年前のとある日】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

120話「五年前のとある日」

前回までのあらすじ

風太郎は四葉をデートに誘い、「日常の中の大切な場所」を連れて回ります。途中、他の四姉妹の茶々も入りますが、四葉を思い出の公園に連れて来た風太郎は、ありったけの想いを込めて告白。「結婚して下さい」と過程をすっ飛ばしてプロポーズしてしまいますが、四葉はそれを快く受け入れたのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【119話 五つ星ツアー】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2020年10号)」のネタバレを含みます。

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一人じゃないと認め合えた五姉妹と風太郎の、去り行く日々

今話を含めてあと3回と明言されました。付き合うことになった風太郎と四葉のイチャイチャシーンが描かれるかもと期待していましたが、言葉遣いが変わることもなく普段通りでした。残念。

 

図書室での勉強会で、三玖は受験しないのにいていいのかと気にしますが、「家庭教師と生徒の関係が終わったとしても 明日 また同じように会うだろうな」と風太郎になんでもないように言われて、嬉しそうでした。

 

風太郎は高校卒業をしたらアパートを出ることが決まっていて、勉強の道に進むのならばと最高の大学を目指し、東京に行きます。風太郎は皆にしばしの別れを切り出すのを迷っていましたが、姉妹たちは快く受け入れてくれます。

 

寂しそうな表情を見れてラッキーだったと姉妹たちは言っていましたが、うーん、そこはちょっと読み取れませんでした。理解してくれて嬉しい、という表情に見えましたので、この台詞がなかったら勘違いしていましたね。

 

姉妹たちが快く受け入れたのは強がりで、風太郎の背中を押すためのものでした。皆、離れてしまうのを寂しくは思っていますが、それでも「一人じゃない」と信じることができるので、離れていても平気だときっぱり言えるのでしょう。

 

そう言えば「プロポーズしたと聞いた時には」と五月が言っていましたので、ブランコ公園での風太郎と四葉のやり取りは、遠目で見ていただけで内容までは聞こえてなかったということなんですね。

 

五月の大学受験も無事に終わり、一花もドラマの主演を勝ち取っています。それぞれが自分の進路に向かって歩き、春の日差しが注ぐ公園(?)で仰向けになって顔を寄せ合い、ぐるりと円を描いて笑い合っています。

 

「五等分の花嫁」を象徴するイラストで締めくくっていました。ラストのコマの飛行機雲が印象的でした。タイトルの「五年前のとある日」は結婚式から見て、ということでしょうか。

 

学園祭で盛り上がりましたので、さすがにクリスマスとか年末年始、バレンタインのイベントを描くということはありませんでした。なんだかダイジェストのように、一気に時が流れてしまいましたね。

 

まあ、それをやったらダラダラとしてしまうので、仕方ないかもしれません。マルオがマンションに戻っていたのは良かったです。

 

以下、あらすじです。

 

120話のあらすじ

四葉に告白して付き合うことになった風太郎。何気ない日常が戻って来ます。アパートでらいはに起こされ、朝の支度をしていて、勇也には母に似てきたと思われています。「来年から私が起こしてあげられないんだからね」とらいは。

 

風太郎は高校を卒業すれば家を出るということは高校入学時から決めていて、自分の武器が勉強だけならば将来のため学歴に拘りすぎるということはない、という考えは変わってないと納得しています。(変わったとすれば・・)。

 

と、通学途中の駅前で五姉妹と合流します。一花、三玖、四葉、二乃と挨拶を交わしますが、四葉の言葉遣いは変わっていません。「おっす」と風太郎。

 

一花の出発の時間が迫り、皆で見送ると、一人だけ後ろを向いていた五月も振り向きますが、酷いクマができています。徹夜で猛勉強しているようで、最後までやり切ると気合いが入っています。

 

(変わったのは俺の環境の方か)と五姉妹とやり取りを交わしながら、風太郎は思います。

 

放課後になって図書室で勉強会です。「だ か ら! ここはもう百回は教えたはずだ! 何回間違えれば気がすむんだ馬鹿!」と風太郎は四葉のリボンを締め上げています。「ごめんなさーい」と四葉も涙目です。

 

「普段通りの二人だわ つまんない とても付き合ってるとは思えないわね」と二乃がこぼせば、「ええ もっとギクシャクするのかと思ってました プロポーズしたと聞いた時は驚きましたが・・」と五月も同意。

 

「ま それくらいの覚悟でやってもらわないと拍子抜けよね」と返す二乃ですが、三玖は浮かない顔です。五月にどうしたのかと訊かれると、受験しない立場なのにこの場所にいていいのかと遠慮しているようです。

 

「そんなこと気にする必要あるか?」と風太郎。家庭教師も終盤で、「たとえ今日 教師と生徒の関係が終わったとしても 明日 同じように会うだろうな」と当たり前のように言います。四葉は嬉しそうです。

 

四葉も二乃がいてくれた方が心強いと言い、五月も教えてほしい日本史の問題があったと言います。「どんな目標も きっと一人では持ち続けられませんでした 何より・・ こうして皆で机を並べられた日々が とても楽しかったです」と五月。

 

夜も更けた帰り道、四姉妹と風太郎が並んで下校しています。一花からドラマの主演を獲得したと姉妹にメールが入って喜んでいます。風太郎だけは別でメールが入り、「エッチなやつじゃないから安心してね」とおどけた内容です。

 

皆が「私たちも 一花に負けないように頑張ろう!」と盛り上がるなか、風太郎は一花からのメールの最後の「次は君だ」という言葉に背中を押され、皆を呼び止めます。「お前たちに言っておかなくちゃいけないことがあるんだ」。

 

「俺が受ける大学・・ずっと言えなかったが・・ とっ 東京なんだ!」と勇気を振り絞って声に出します。「卒業したら俺は上京する そしたらもうお前たちと今までのようには・・」。

 

「え? そんなこと知ってるけど」と二乃。「は?」。五月もあえて聞くことはしなかったがそうだろうと思ってた、と二乃や三玖も同意し、「私たちは全然気にしてない」と予想していたよりもあっさりした態度に風太郎は恥ずかしくて赤面します。

 

自分一人だけ盛り上がっていたのかとしどろもどろになる風太郎に、「あはは 一生のお別れじゃないんですから」と四葉がさっぱりと言い、「どこにいても上杉さんを応援しています 上杉さんがそうしてくれたように」。

 

「頑張って」と三玖、「いつでも会いに行ってあげるわよ」と二乃。「ありがとな お前たちと会えてよかった」と素直に風太郎は答え、「またな」と手を振って去って行きます。

 

風太郎を見送った四人は「予想通りでしたね」「珍しく寂しそうだったわ」「でもちょっと嬉しいかも」「上杉さんのあんな顔を見られるなんてラッキー・・」と言い合っていますが、皆も寂しくなったのか目に涙を浮かべています。

 

「・・バカ 泣かないって決めたでしょ」「に・・二乃だって・・」「寂しい・・」「もうすぐ卒業なんですね」としみじみと語り合っています。

 

日々は流れ、風太郎は自宅で勉強、マンションでは五月も勉強に明け暮れ、一花や四葉が労わっています。マンションにはマルオの姿もあります。ケーキ屋のバイトに行く二乃と三玖。

 

四葉の面接や五月の受験。「私も あんたたちみたいになれるのかしら」と二乃が言えば、「二乃ならできるよ 私たちなら・・できる」と三玖が答えます。「・・ふん もう少しだけあんたに付き合ってあげるわよ」と調理師専門学校を目指す三玖の練習に付き合っています。柔らかい笑み返す三玖。「そっか よろしく」。

 

年が明けて五姉妹と風太郎、らいはで初詣に行っています。一花はドラマの撮影。五月の受験発表があり、無事に合格、「お母さん・・私・・やったよ・・」と喜びを噛みしめています。

 

マンションで姉妹たちでお祝いをしたようで、疲れて眠る二乃、三玖、五月。ベランダでは一花と四葉が話しています。「本当に無理してない?」「あはは 一花は心配性だな」と四葉

 

「離れていたって平気だよ だって私たちは皆・・」と強がっている顔ではありません。

 

電車を待つ風太郎と武田くん。「らしくもなく緊張してるのかい?」とからかうように訊かれ、「かもな」と受けますが、「だが俺は一人じゃねぇ」と風太郎は自信に満ちた表情をしています。(きっと あいつらも・・)。

 

春の日差しが舞い込むなか、五姉妹は揃ってピクニックに来ているようです。顔を寄せ合い、仲良く円になって誰もが幸せそうな顔をしています。

 

「あ 飛行機雲」と五人が見上げる晴れ渡った空に、飛行機雲がくっきりと見えるのでした。

 

まとめ

付き合ってからの二人は、特段に変わらず普段通りですよというのを示された感じです。らしいと言えばらしいですが、ちょっと残念でもありました。

 

風太郎は東京に出るとのことで、大学生活も離れ離れになってしまいます。あと二話ということで、結婚式*2になるのか、途中のエピソード+結婚式になるのか。普通なら前者になるでしょうか。

 

それぞれの進路や、結婚に至った場面なども描かれるといいですね。プロポーズはもうしてしまっていますが、結婚指輪を渡すシーンとかはやってくれるでしょうか。

 

写真の子の件は明かされるかどうかわかりませんが、触れないまま終わっても、触れて終わっても問題なさそうです。

 

終わってしまうのは寂しいですが、残り二話も噛み締めるようにして、楽しんで読みたいと思います。

 

「五等分の花嫁」【121話 五分の一の確率】【コミックライク】

 

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