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五等分の花嫁【121話 五分の一の確率】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

121話「五分の一の確率」

前回までのあらすじ

正式に付き合うことになった風太郎と四葉でしたが、普段通りのやり取りを交わしたまま残り少ない学園生活を送り、他の姉妹もその光景を受け入れています。東京へ進学すると伝えた風太郎を、五姉妹は温かく受け止め、どこにいても一人じゃないと皆が感じ取っています。それぞれの進路も決まり、春の訪れを感じる季節になり――

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【120話 五年前のとある日】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2020年11号)」のネタバレを含みます。

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卒業式を飛ばして五年後、結婚式当日

卒業式を扉絵で描いて一気に五年後。あと2回なので結婚式メインで進めるとなれば、残りの学園生活を詳しくやっていても仕方ありません。いずれ短編とかやるかもしれませんしね!(商業的に)。

 

五年後の姉妹たちの様子も触れられていました。一花は海外へも進出する売れっ子になっているようですし、五月もちゃんと先生をしていて、一花を迎えに行くための車の免許も持っています。

 

あの五月が車を・・と考えると少しばかり怖いものがありますが、言葉遣いといい落ち着きといい随分大人になりました。まあ、パンにガブリと喰いついているところは変わっていませんが。

 

二乃と三玖が共同で店を出していることにはびっくりしました。「お店を出すのが夢」とはいえ、そんな簡単に出店できるわけがないと思っていましたが、風太郎の母親が残していたお店で、マルオも協力してくれた(?)とのこと。

 

風太郎の母親が亡くなる直前に用意した店であるとか、母親が料理店を出すのが夢だったとか、その開業資金の借金のおかげで風太郎の家が貧乏であるとか、色々とつじつまが合いましたが、最終回の前に判明するとは思いませんでした。

 

ただ、「こんな設備の整った場所を貸してくれたお父さんのためにも」という三玖の「お父さん」は、文脈からすればマルオのことを言っているようですが、風太郎の台詞からすれば、風太郎の母親のお店で勇也の持ち物のような話し方でした。

 

勇也のお店をマルオが借りていてそれを三玖は知らないという意味なのか、四葉と結婚する風太郎を身内とカウントしての勇也を「お父さん」と呼んだのかわかりませんでした。単に読解力がないだけかもしれませんが、どっちかわからなかったです。

 

二乃と三玖が仲良くやっているのは微笑ましかったですね。「あれはあれで可愛い」と二乃のことを評する三玖は大人になりました。二乃は相変わらず姉妹が大好きで、一花のインスタを見張っているとか確かに可愛いです。

 

四葉も結婚式当日に走って来るとか変わりませんが、風太郎と同棲を始めたようで、呼び方も「風太郎」になっています。二人のイチャイチャシーンはなかったですが、姉妹たちのニヤニヤが見られたので良しでしょうか。

 

風太郎もマルオに認められて何よりです。結婚式のワンシーンはだけでしたが、披露宴直前での「五つ子ゲームファイナル」が発生しました。

 

五姉妹が同じ格好で同じ花嫁の衣装を着て、四葉を選んでくださいというゲーム。やっぱりラストはこれになりますね。

 

今のところどれが誰だかわかりせんが、全員の花嫁姿が見られたのは良かったです。

 

以下、あらすじです。 

 

121話のあらすじ

扉絵で卒業式。五姉妹と風太郎、勇也とマルオが桜の木の下で並んでいるカットです。

 

五年後。結婚式当日、海外から招待状を手に一花が飛行機で帰って来て、五月が車で迎えに来ています。

 

海外での仕事の手応えを訊かれ、イントネーションが不安と言う一花ですが、車を運転する五月は発音を注意します。「一応 先生だからね」と五月は五月で、先生という仕事にある程度の手応えを感じている様子です。

 

二人が向かった先は「なかの」と看板の上がった小さな喫茶店。三玖がカウンターの向こうのキッチン、二乃がウエイトレスをしています。二人の元気そうな姿を見て、一花は「お店も大繁盛のようで」と誰も客のいない店内を見てコメント。

 

「へー流石アメリカかぶれはジョークがお上手ね」と二乃が憎まれ口で応じ、三玖が軽食を用意します。

 

二乃が「ふんっ アメリカのあんな気取ったカフェに行ってる人の口に合うのかしら」とそっぽを向いていますが、一花は教えたことがありません。「二乃 いつも一花のインスタ見張ってるから」と三玖がバラして二乃は慌てています。

 

一花はお店の紹介をしようかと提案しますが、三玖は断ります。一花の人気にあやかればお客は増えるだろうけど、最近は常連も増え、設備の整った場所を貸してくれたお父さんのためにも自分たちの力だけでやってみたいとのこと。

 

一花は「自慢の妹!」と抱き着き、「また私が体調崩しちゃった時はよろしく」とねだりますが、「あれも・・もう遠慮しとく・・」と三玖は断ります。さすがにそれは冗談で、お互いに頑張ろうと励まし合います。

 

「あんたが売れなくなったら働かせてあげてもいいわよ」とツンツンの二乃に、一花は「あっちは可愛くないなー」と苦笑していますが、「あれはあれで可愛い」と三玖は受け入れているようです。

 

五月がパンを頬張っているとドアが開き、今日の主役の四葉が到着します。ジャージ姿で何故か汗だくです。二乃に理由を訊かれると、じっとしていられなくて家から自転車で走ってきたとのこと。驚く二乃、三玖、五月。

 

一花は「ここからあのマンションって意外と遠いもんね」と呑気に言っていますが、一花は知らないことながら四葉は最近引越して、風太郎と東京で一緒に暮らしているとのこと。

 

幸せそうで結構ですなとからかう一花に、まだ慣れないことだらけと恐縮する四葉。「流石に上杉君は電車だよね?」と確認する五月に、「うん 風太郎は昨日から来てるよ」と笑顔で答える四葉

 

風太郎のことを名前呼びして明るく話す四葉を、ニヤニヤと見守る四姉妹。「これはいよいよ認めざるを得ないね」と何やら納得しています。

 

一花と二乃が、姉妹たちからの結婚祝いに母親の形見のピアスを渡します。「こういうのって空けてすぐにつけていいの?」と訊く四葉ですが、今日つけないと間に合わないため覚悟を決めています。

 

「うん お願いします」と四葉が気合いを入れると、皆で「「「「四葉 結婚おめでとう!」」」」と声を合わせながら、バチンと耳にピアスの穴を空けます。「痛った!!」。

 

悲鳴を上げた四葉は「な なんか祝福以外の感情を受けた気がするんだけど!」と右耳を押さえていますが、「さてね」と二乃は悪い顔をしています。もう片方を空けるために四葉を一花がホールドしながら、三玖が会場へと向かう準備をします。

 

「諸々の準備があるもんね」と五月。一花の担当メイクも呼んで、何やら仕掛けるようです。「ほ 本当にやるの!?」と四葉はおどおどしていますが皆は乗り気で、「だね 上杉君には確かめておかないと」と五月も笑っています。店を閉めます。

 

結婚式はつつがなく終了。四葉のウェディングドレス姿が描かれています。披露宴の開始まで時間が空き、風太郎はスタッフに新婦の姉妹を見なかったかと訊ねています。

 

スタッフの女性は「はい お早いうちからいらしてましたよ」と答えますが、姿を見ていない風太郎は不安そうです。そこへ「新婦のご親族様がお越し下さいました」と声がかかります。

 

ほっとした風太郎は「良かった! 来てくれないかと思ったぞ なんで式に出てくれなかったんだ?」と振り向けば、「すまないね 来るべきか否か直前まで思案していたんだ」とマルオでした。

 

「おっ お父さん!!」と驚く風太郎ですが、「君にお父さんと呼ばれる筋合いはない」と定番の返答です。

 

風太郎は来てくれたことの礼と、昔の非礼を詫びます。マルオはそれをずばっと遮ると「上杉君 単刀直入に聞く 四葉は心から喜んでいるかい?」と切り込みます。間髪入れず、「はい 僕も同じく」と迷いのない風太郎。

 

その返答を得ると、マルオは「ワインを頂こう」と風太郎の手酌でワインを飲みます。勇也が風太郎の控え室を探していて、わずかに空いたドアの隙間から風太郎とマルオの会話が聞こえてきます。

 

風太郎は亡き母のことを話します。「母が死んだのは十年以上前のことです 事故が起きたのは母の夢であった自分の料理店を出した直後でした うちに残されたのは開業資金のために借りた多額の借金だけ」。

 

「親父が二乃と三玖にあの空き店舗を貸したのも半分はあいつらを助けるため そして半分は母の夢を託すためだったのかもしれません」。

 

「一人の女性を一生かけて愛する 俺は・・そんな男になりたい 二人の父のように」と力強く語ります。

 

「よしてくれ」と言ったマルオですが、嫌がったわけではなく「慣れてないんだ 父と呼ばれることにはね」と心の内を見せます。返す言葉が見つからない風太郎ですが、スタッフが呼びに来ます。

 

「行きたまえ」と促され、深く丁寧に頭を下げると退室します。そこへ勇也が入って来ます。「けけけ マルオよぉ 俺らも老けたもんだな」とからかいますが、「一緒にするな 僕の方が見た目年齢が五歳は若い」と減らず口を叩きます。

 

勇也は軽く応じた後、「酒は祝い事にしか飲まないんじゃなかったのか?」と訊きます。「そうだ だから飲んでいる」と真面目に答えるマルオ。

 

二人がうまくいくかどうか話しますが、それは親が判断できる事柄ではないとのこと。ただし、一筋縄ではいかないことは確かだと、「何しろ相手は僕の娘だからね」とそこだけは確信を持っているようです。

 

風太郎が呼ばれた場所に行くとカーテンが引かれていて、その向こうから四葉の声がします。「あいつら来てるみたいだぞ」と風太郎は「ったく何 企んでんだか 高校生の頃から変わっちゃいねぇ 問題児だらけだ」とこぼします。

 

「それって私も含めて?」「お前が一番 問題児だったんだよ」と風太郎。今朝も夢を見ていたと、出会ったあの日のことを思い出しています。(とんでもない悪夢だ)と振り返っています。

 

「お待たせ」と声がしてカーテンが引かれます。「まだ俺は夢を見てるのか?」と風太郎。

 

目の前には髪を団子にして頭の上で結び、肩の開いたウエディングドレスを着たそっくりの五つ子がいました。「五つ子ゲーム ファイナルだよ」。

 

「愛があれば 見分けられるよね」と最後の試練が風太郎に与えられるのでした。

 

まとめ

いよいよラスト手前です。結婚式のシーンがなかったですが、以前に「未来の時間軸」として描かれていましたのでそこを堪能してくださいということでしょうか。

 

メインは「五つ子ゲーム ファイナル」です。風太郎にとっては「悪夢のような」シーンですが、ちゃんと見分けられるでしょう。そうでないと困りますし。

 

見分けたうえでの、一人ずつの感謝や想いを伝えて行くかと思われます。二乃は泣くかもしれませんね。

 

風太郎がそれぞれにどんな言葉を伝えるのか、ラストに相応しく、盛り上がる最高の台詞を風太郎には期待しています。

 

「五等分の花嫁」【最終話(122話) 五等分の花嫁】【コミックライク】

 

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