空挺ドラゴンズ【感想】【コミックライク】
空飛ぶ龍を狩猟し、食べる、捕龍船「クィン・ザザ」号の乗組員たちの群像劇
架空の世界を舞台にした冒険ファンタジーですが、作者の桑原太矩さんは冒険ではなく日常を描くと語っています。
この作品に登場する龍は西洋ふうの羽のついたゴツいタイプの方ではなく、東洋ふうのすらっとしたタイプの方で、形も大きさも様々。海洋生物がモデルだそうです。
乗組員たちは生活のために飛行船で龍を狩り、食べて、売っています。
狩猟シーンは冒険モノであり、食べるシーンはグルメモノでもあります。割合としては半々くらいでしょうか。
龍を食材にした料理が美味しそうで、ちょっと食べてみたくなります。
群像劇だが主人公格はミカ(男)
「 クィン・ザザ」号のエースである青年ミカが主人公で、新入りで若い女の子タキタや色っぽいお姉さんのヴァナベル(ヴァニー)がヒロイン枠といえそうですが、ミカは龍を食べることしか頭にないので恋愛要素は薄めです。
というか飛行船の乗組員たちはもともと家族意識が強いので、恋愛要素があるとすれば外との交流になるでしょうか。
ミカは独特の嗅覚を持ち、見張りも気づかないうちに鼻で龍の存在を嗅ぎ取り、飛行船から槍を手にして龍に突っ込んでいきます。頼もしいです。
飛行船で旅をして龍を狩り、食べ尽くす。そういう世界観が好きな人にオススメです。
この作品は
作者は桑原太矩さん。くわばらたく、と読むそうです。
講談社の「good! アフタヌーン」にて連載中。2019年5月に最新刊の6巻が発売。
2020年1月にはアニメ放送予定
飛行船で龍を狩る、というのはアニメになって動きが出ると面白くなると思います。
画風がジブリっぽくて、桑原さんも影響を受けたとおっしゃっているので、冒険活劇ふうになるのでしょうか。グルメパートの部分も原作の美味しさが伝わってくるようだと、かなり楽しみです。
PVがあったので載せました。
ちょっとイメージしていたのとは違いましたね。
原作の龍は水彩画が良く似合う感じの雰囲気だったのですが、ゲームっぽい感じの作りになっていて、ゲームキャラクターみたいになっています。
アニメならではの画風になるかもしれません。