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ライドンキング【15話 大統領と地竜の騎手】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

15話「大統領と地竜の騎手」

前回のあらすじ

村を復興して防備を固めるプルチノフ。一方、生きていたカーヴィンによって領主に差し出されたジェラリエは、見せしめで処刑されようとしていました。そこに魔族が襲撃し、ゴルドーの街は騒然となるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【14話 大統領と忍び寄る混沌(ケイオス)】【コミックライク】

 

以下、15話のネタバレを含みます。

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久々のライドンタイム! あっという間に村は砦へと変貌を遂げ、魔族との全面対決も間近!

プルチノフは久々のライドンタイムで至福の時でした。今回騎乗したのは剣竜類(ケラトプス)、巨大なトリケラトプスです。

 

魔族の「首狩りのヨシュアス」がケラトプスに騎乗し、オークを従えて進軍していたところにプルチノフ村・・というか既にプルチノフ砦に出くわし、砦では人馬族が慌てていましたが、誰よりも早く飛び出したのはプルチノフ。

 

もちろん一騎打ちのためではなく、ケラトプスへの騎乗交渉でした。「30・・いや20分でいいから騎乗させてもらうことは・・」と興奮を隠し切れていません。

 

「只人ごときに背を許すと思うなら試してみるがいい!」とヨシュアスが挑発した瞬間に、テレポートしたかのように一瞬で飛び移り、即座に主導権を握ります。

 

ケラトプスは隷属の首輪のような超級魔導具で支配されていたようですが、プルチノフがまたがった途端にヨシュアスを振り落とし、魔導具を外してもらうと「ケーン」と叫びながら走り回っています。またしても配下が増えました。

 

ヨシュアスは風魔法で反撃。風魔法とは珍しいなと思っていたら、ベルいわく「風魔法なんて掃除と涼む時ぐらいしか使い道がない」とのことで、完全にバカにされています。通りで今まで見なかったわけです。

 

風魔法に鋼の糸を通して相手を斬るための仕掛けがありましたが、プルチノフにはまったく通用しません。というよりも敵とすら認定されておらず、騒がしい奴を鎮めるくらいのノリで、足技による首投げで沈静化されました。

 

率いていたオークはガマラ(4話登場)を倒したプルチノフだと気付いてビビっていますが、プルチノフはとっくに忘れているようで、森の食物が獲れなくなったという情報と引き換えに牙魔猪の肉を提供するようです。

 

砦にはガマラに捉えられていたカーニャがいるので、ひと悶着ありそうな気も・・。カーニャが許せばオークも配下になるでしょうか。

 

ゴルドーの街では襲撃してきた魔族とジェラリエが対峙。ジェラリエはいつでも枷を解き放てたのを、わざと罪を着るために捕まっていたようです。叔父が魔法の剣すら扱えないのを見て、枷を壊して自由になります。

 

部下の枷も外し、住民をプルチノフ村へ避難誘導するように指示します。そのための時間稼ぎで敵の三人の魔族のうちの女剣士、「吹雪の銀閃リィナ」と戦います。

 

善戦虚しくジェラリエは胸を貫かれます。元々、剣技はそこまで強くなかったジェラリエですが、疲労もあったのかどうか。隠し技も通用せず、胸を貫かれて倒れたので死んでしまったようです。

 

住民を逃がしたり、魔境を切り取って「自分のため」ではなく、リィナいわく「嘘を言っている眼だ」とのことで、他の者たちのために国を作ろうとしていたりと、いい奴っぽく終わりました。

 

プルチノフとはもう一度、相見えるかと思っていましたが、タクタロスもあっさり死にましたのでここでリタイアでしょう。 

 

死ぬ間際に「閃光魔術師(シャイニングウイザード)」と、プルチノフの名前を出してけしかけるようにしていましたが、プルチノフを信頼してのことか、嫌がらせのつもりか、複雑な心境だったかもしれません。

 

魔族の軍勢とプルチノフらとの戦闘は避けられそうもありません。

 

以下、あらすじです。

 

15話のあらすじ

ゴルドーの4メッツァー(メートル)の城壁を破ったのは、巨大なハンマーを持つ魔族の将「死の谷の牙エドゥ」。筋骨隆々の肌の黒い大男(追記:女でした)で、頭の上に長い耳がついています。二人の女魔族を従えています。

 

ジェラリエの叔父が相手が三人と見て騎士団を差し向け、魔盾隊、弩弓隊で陣形を組んで応戦しようとしますが、小さい方の女魔族が「死湖紫霧(デスレイクミスト)」という魔法を唱えます。

 

広範囲魔法と悟ったジェラリエが退がれと指示しますが間に合わず、騎士だけを狙ったその魔法は騎士団を石化させます。童顔の女魔族は「死泉の魔女ミィナ」という名のようです。

 

ジェラリエの叔父は魔法剣を振りかざし、邪王炎爆を唱えますが、魔力が足りずに発動しません。叔父を見切ったジェラリエが自力で枷を破壊し、叔父を蹴り飛ばして剣を奪います。どうやらいつでも抜け出すことはできたようです。

 

四つ耳に銀髪の女魔族が「邪炎のジェラリエか」と言い、ジェラリエは「お前が噂に聞く吹雪の銀閃リィナか」と応じます。魔族は二つ名をつけたがるそうです。

 

ジェラリエは捕えられていた部下の枷を破壊し、「この街への忠誠が残っているなら民を逃がせ」と最後の命令をします。

 

リィナは北方の砦ボクスは魔族の軍勢によって落とされ、もはや潮の河を渡る術はないと冷ややかですが、ジェラリエも薄く笑って「誰が潮の河を渡ると言った?」と応じます。

 

「お前たちの知らぬ強者の砦がこの北辺にはまだ存在しているのだ」と言い、部下はプルチノフ村のことを察します。この期に及んでは仕方ないと、そこを頼るように含めます。殿を務め、住民らが逃げる時間を稼ぐためにリィナに一騎打ちを申し込みます。

 

一方、プルチノフ村周辺。魔族の「首狩りのヨシュアス」に率いられたオークの軍勢が進軍しています。その先に現れたのはベイダーベアが砦を築いている姿。

 

剣竜類(ケラトプス)に騎乗したヨシュアスは「面白ぇじゃん」と、砦を落とすつもりでした。アイメイクを施した軽薄そうな男の魔族で、一人浮かれていますが、配下のオークには「こういうキャラ苦手」と引かれています。

 

砦で見張りから人馬族もその軍勢を捉えています。軍旗の混沌十字を見つけて魔族の軍勢と判断をつけますが、300年中立を守っていた鬼人たちが魔族に与したとしたら深刻な事態だと慌てています。

 

獣王陛下(プルチノフ)にお伝えせねばと言っていますが、プルチノフはベイダーベアのベイダーに跨って既に前線へと単騎駆けしていました。

 

人馬族は「陛下自ら一騎駆けだ!」と湧いていて、ヨシュアスも一騎打ちかと思って受けて立とうとしていましたが、プルチノフにはそんなこと頭にありません。

 

「君が騎乗しているのはもしや剣竜類(ケラトプス)ではないのかね? 素晴らしい・・」「できればその・・ 30・・いや20分でいいから騎乗させてもらうことは・・」と興奮しながら交渉を始めています。

 

ヨシュアスは面白そうに笑い、「このキャルマーに騎乗? 身の程を知れ只人ごときの下等種が」「只人ごときに背を許すと思うなら試してみるがいい!」と挑発するように言いますが、プルチノフにはその手の嘲笑や皮肉は通用しません。

 

言葉通りに受け取ったプルチノフは「おお いいのかね! 感謝するぞ!」とテレポートしたかのように一瞬で飛び移り、即座に主導権を握ります。ヨシュアスはたまらず「コイツを振り落とせキャルマー!」と命じますが、振り落とされたのはヨシュアス。

 

「ケンケーン」と吠えるキャルマーの言葉を理解したプルチノフは、鞍を取り外します。鞍は隷属の首輪のような超級魔導具だったらしく、ヨシュアスは慌てていますが、プルチノフは問題なくキャルマーを従えます。

 

久々のライドンタイムです。「ケーン」とキャルマーは嬉しそうに走り回っています。またしても配下が増えました。

 

ホッチが鞍は隷属の首輪のような匂いがすると言い、ベイダーも悪い奴クマと怒っています。

 

立て直したヨシュアスは「威勢のいい生け贄ほど殺りがいあるじゃん!」と風魔法の「風刃乱舞( セントーン・ヴァンダム)」を使って攻撃してきます。

 

オークは「あれは我らが族長を切り刻んだ風の麻痺王」と怯えていますが、「ふむ」と魔法を見切ったプルチノフは、「風が刃になるわけがなかろう」と風の中に忍ばせていた鋼線を掴み取って魔法を無力化します。

 

ようやく駆けつけたベルとサキ。ベルが「鋼線を風の中で高速で動かして風の力で切れたように見せる魔法」と捕捉します。

 

ヨシュアスは動揺しながらも「ま まあ風魔法の初歩の初歩だから」と言うと、ベルが「風魔法なんて掃除と涼む時ぐらいしか使い道がない」と返し、ムキになったヨシュアスは「愚かな只人には風魔法の偉大さがわかるまい」と言いますが、「それ 風しか適性ない子がよく言うセリフ」と完全にバカにされています。

 

キレたヨシュアスは「風刃竜巻(ウラカントルニージョ)」と更に強力な風魔法で砦を吹っ飛ばそうとしますが、「いいかげんにしたまえ」とプルチノフが割って入り、両足で首をキメ、捻りながら地面に叩きつけてノックアウトします。魔法の方はベルに一瞬で解除されていました。

 

プルチノフは残ったオークにどうするか尋ねます。オークの一人が「ガマラの兄貴をぶっ殺したアクマの使いブ!」とプルチノフのことを思い出します。

 

オークらはヨシュアスが捕まったなら自分たちはもうトンズラしてもいいと相談しています。元々は森の食い物が急に獲れなくなったから、食い物と引き換えに手を結んだだけと言っています。

 

その話を聞きつけたプルチノフは、「何やら我々にも見過ごせぬ事態のようだな」と判断すると、牙魔猪の肉と引き換えに情報提供を求め、オークたちはそれに応じました。

 

ゴルドーではジェラリエとリィナの一騎打ちの勝負が着きそうになっています。ジェラリエが劣勢で、体中を切りつけられ、首をつかまれて宙づりにされています。

 

ジェラリエは最後の隠し玉としてファルコンアローを右手で持ったまま相手に押し付けて爆発させますが、冷静に見切ったリィナに投げ飛ばされて空振りに終わります。

 

リィナは只人の手先にしておくのは惜しいと言いますが、ジェラリエは誰の手下でもないと返します。魔境は魔族から奪い取った土地は切り取り次第、自分のものになるという王家が認めた貴族の権利があり、自分の王国を作るために戦っていると。

 

リィナはジェラリエの胸を剣で貫きます。「嘘を言っている眼だ」「そんな己のみのために戦う者の眼ではない」と言います。

 

ジェラリエは強がりか本心か、「そうかもしれぬ」と言った後、「覚えておけ 魔族ども お前たちを上回るより強い強者の名を・・閃光魔術師」「それがお前ら魔族に屈せぬ者の名だ・・」と告げ、ジェラリエは力尽きました。

 

「閃光魔術師?」とリィナは少し興味を惹かれたように、ジェラリエを見下ろすのでした。

 

まとめ

村は前回、魔法によって強化するという話でしたが、もうすっかり砦になっていました。

 

ジェラリエが「この魔境から 魔族から奪い取った土地は切り取り次第 それは王家が認めた辺境貴族の権利」と言っていましたが、サキは一応側室の娘といえ貴族の家系なので、いずれ国として認められる流れでしょうか。

 

しかし、タクタロスも生き残りそうな雰囲気があったのに死亡し、ジェラリエも恐らく死亡と、味方に入らなかった者は割とあっさり亡くなっていきますね。

 

プルチノフ軍はベイダーベアや人馬族、ホッチ、ブルガルムもいて、ケラトプスも仲間になって既に強固な軍団です。オークを支配下に置くかどうかはまだわかりませんが、魔族も軍勢を率いていますので、大規模な戦になるでしょうか。

 

まあ、このマンガとしてはプルチノフは「ライドンを楽しみたい」一念が有り余っていますので、魔族側に騎乗できそうな生き物がいた時点でプルチノフのテンションが爆上がりでしょう。

 

魔族との戦闘がどうなるか楽しみです。

 

次回は残念ながら休載とのことで、次は2ヶ月後ですね。

 

「ライドンキング」【16話 大統領と宴の夜】【コミックライク】

 

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