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ライドンキング【23話 大統領と雷(いかづち)の剣士】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

23話「大統領と雷(いかづち)の剣士」

前回のあらすじ

雪原ダンジョンを攻略したプルチノフとヨシュアス。髑髏の置かれた部屋に辿り着き、そこで分かれたパーティの現状を知ります。昆虫のダンジョンに飛ばされたベル、カーニャ、キャルマーが魔甲鍬騎士(ミヤームナイト)と戦っています。装甲の堅さに劣勢を強いられましたが、カーニャとキャルマーの頑張りと、ベルの大魔法でミヤームナイトを撃破。一方、筋肉ダンジョンに飛ばされたサキとホッチたちは苦戦していて――

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【22話 大統領と髑髏の祭壇】【コミックライク】

 

以下、23話のネタバレを含みます。

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筋肉ダンジョンの戦いは大ピンチ! サキ覚醒なるか!? 

時は少し遡り筋肉ダンジョン10分前。ホブゴブリンたちを相手にホッチらが奮闘していますが、押され気味のホッチにサキが後方からゲキを飛ばします。

 

するとホッチのうちの一羽が「クルルポー!(まかせてみたいな)」と、「鳥王火炎(ファイヤーバードブレス)!」と口から魔法の火を吐きます。

 

サキはホッチが魔法を使えることに驚いていますが、「クルルポピー?(ベルちゃんの真似したら使えたみたいな?)」とこともなげにホッチは言っています。

 

格闘戦がやたらと強いプルチノフが騎乗するプルチノフホッチ(ボッチ)、魔法を使うベルホッチ。(もしかして背に乗せた人間に影響されてる!?)とサキは閃きますが、はっとして自分の騎乗するホッチを見ます。

 

残念ながらサキホッチにはなんのとりえもなく、「きっ 気にしちゃダメ! あいつらがおかしいだけだから! キミは普通でいてね!」と慰めなのか自己弁護なのか声をかけると、「クルル(うん・・)」とサキホッチは少し気落ちしています。

 

ボッチが一行を先導し、強い奴らの気配へ向かいます。出口の気配もあると聞いたサキは足取りも軽く、ホッチと共に進んで行きます。

 

一方、昆虫ダンジョンを突破したベル、カーニャ、キャルマー。扉を発見してくぐりますが、出口ではなく髑髏の祭壇の部屋です。プルチノフらが入った部屋と同じ造りですが、別部屋です。

 

置かれている髑髏にカーニャがびびっていますが、ベルは一見しただけで「千里眼の能力を持つ魔眼人の髑髏」と見抜きます。首だけのアンデッドにして、千里眼の能力を映し出す魔道具にしているとのこと。

 

キャルマーがそのうちのひとつにプルチノフが映っているのを見つけて交信します。ベルとカーニャは嬉しそうに活躍を報告しますが、プルチノフも髑髏越しにそれを見て知っています。

 

彼女らの健闘を称えつつ、今はサキのところを応援しようと話を向けます。ベルはサキがプルチノフと一緒にいると思い込んでいてびっくりしていますが、「かなりのピンチだ」と聞かされ、更に驚いています。

 

カーニャいわく闘鬼王種(キングオーガ)が相手で、二本の角が生えた筋骨隆々の巨大な魔物がサキを蹴り飛ばしてボコボコにしています。

 

サキはドワーフが造った防具のおかげで辛うじて致命傷を免れています。ミスリル銀で裏打ちされたドワーフの逸品だとキングオーガが褒めていますが、それは逆に苦痛を長引かせることにもなると。

 

キングオーガも「迷宮の神に日照りの使徒を1000人捧げるまで 余は人界に蘇ること叶わぬ」と、またここでも1000の単位が出てきたので、いつも通り騙されているのでしょう。

 

「許せよ小娘!」と手刀を頭に叩き落としますが、魔導兜(バリアヘルム)が作動して攻撃を受け止めます。

 

その隙を捉えたボッチが立ち上がり、「クピャウ!(いまだ!)」と倒れているベルホッチに声をかけます。応じたベルホッチが「クルポー!(鳥王火炎!!)」と魔法を唱えます。初見のカーニャが目を見開いています。

 

ボッチはその炎に蹴りを乗せ、「炎(えん)! 火炎鳳凰乱舞(カイザーフェニックス スプラッシュ)!!」と大技をキングオーガにぶつけます。ヨシュアスもびっくりです。

 

ところが堂々と受け止めたキングオーガに傷ひとつついていません。「笑止・・鳥如きの技で我が肉体に傷などつくか」。ボッチはデコピンで吹っ飛ばされます。

 

ボッチは「ク・・クルルピ(何をしてる・・その剣は飾りか・・)と」サキに発破をかけますが、サキは怯えて縮こまるばかりです。

 

髑髏の部屋ではベルたちが逃げろと叫んでいますが声が届かず、部屋の扉も閉まって逃げ場もありません。

 

キングオーガはアーティファクト級の魔道具や、ドワーフの鎧を持っていても中身は只の小娘、魔力で身体強化すら纏えない魔法剣士だとバカにしています。

 

サキは昔、兄に言われたことを思い出しています。(戦ではなんの役にも立たぬ)。ベルが雷の属性を、身体強化に使える人間は皆無と慰めています。

 

キングオーガは容赦なく攻め立て、サキは苦し紛れに雷魔法を使いますが、角に吸収されてノーダメージです。

 

希少な雷魔法にキングオーガは感心していますが、戦鬼(オーガ)の角は闘気の増幅器であり、「鍛えれば敵の魔力を吸い取り さらなる闘気を纏うことができるのだ そして我が肉内を傷つけられるのは 同じく闘気を纏った刃のみ」とサキを見下ろします。

 

絶望するサキを救おうと、ベルが髑髏に改造を施しています。カーニャがのけぞっていますがベルは意に介さず、「向こうの映像が見られるなら こっちの音声ぐらいは送れるはずみたいな!」とサキを助けたい一心です。

 

カーニャは呪いがかかっているかもしれないと忠告しますが、「このままじゃサキちゃんが死んじゃうみたいな! サキちゃんが死んだら私も生きてる意味がないみたいな!!」と予想外に強い意志にカーニャも言葉を失います。

 

強引にサキのリボンにパスをつなげると、サキの元にベルの声が届きます。プルチノフも驚いています。「サキちゃん! 諦めちゃダメ! マーナ師匠も言ってたみたいな!」と奮起を促します。

 

サキは師匠のことを思い浮かべます。「いいかいサキ たとえ雷の属性だろうと・・ いつかそれを身に纏う魔法剣士が現れるはずさ」。諦めないでとベルが呼びかけたところでパスが切れます。

 

サキは冒険者の師匠に憧れて冒険者になったこと、だからプルチノフに着いてきたと目的を思い出し、全身に雷の魔法を迸らせます。「い・・いかん! 直接電流を流しては・・!」とプルチノフがストップをかけますが声が届きません。

 

プルチノフはベルができたのなら、と髑髏に手を置き(頼む・・骸の主よ・・私の声を仲間に届けてくれ!)と祈りを捧げるとサキの脳裏に声が届きます。

 

身体に直接雷を通してはいけないこと、微量の電流でも致死に至ること、別の方法で行うことと伝えますが、電圧と電流の関係を説明できません。思いついたのは電気ナマズ

 

電気ナマズ等の発電器官を持つ生物は自らが感電しないための絶縁組織を持っていること、(もし雷を制御する魔素が存在するなら その魔素を絶縁組織に変化させ身体を守らせれば・・)と考えたところでサキからわかったと返答。

 

プルチノフの記憶と思考が伝わったようで、サキが「雷の・・魔素よ 稲妻を遮る鎧となれ・・」と魔法を駆使します。

 

プルチノフの現代知識を得たサキは雷属性の人間として初めて、雷の闘気を纏う魔法剣士へと覚醒したのでした。

 

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ホッチの意外な特性が現れたのと、サキの見せ場がようやく!

筋肉ダンジョンでサキの見せ場がやっときました。

 

前回、ボッチたちがやられているいるところで終わって心配していましたが、キングオーガがかなり強かったです。

 

ホッチは意外な特性というか、ベルホッチが炎の魔法を使えていたりと騎乗している者の影響を受けるとか? まあ、ボッチは山ごもりとかしていましたから、プルチノフの影響というか自力の部分も大きいような気もしますけど。

 

サキはプルチノフパーティの中では凡庸というか、雷の魔法は使えても剣士としてもそれほどでもなく見劣りします。むしろボッチたちの方が主戦力で、あそこから巻き返すのは何かコメディっぽい感じになるのかなとも思っていましたがガチでした。

 

ベルとサキの絆が思っていた以上に深いようで、サキが死ねば自分も生きている意味がないとも言っています。髑髏を改造してベルに声を届けるのはさすがですが、プルチノフも髑髏に祈りを捧げて同じようなことをしてしまうところはいつも通り規格外です。

 

プルチノフの現代知識が伝わり、サキは魔素を絶縁組織に変換して、雷の闘気を纏う魔法剣士として覚醒します。これで戦える状態になりました。

 

今月はここまで。サキが筋肉ダンジョンを突破するまで描かれるかと思っていましたが、次話に持ち越しです。案外あっさり倒してしまうのか、それともここからもうひと粘りされてしまうのかはわかりませんが、サキのターンであることは間違いないです。

 

サキの強化によりサキホッチも何か特性を得るでしょうか。ボッチにも見せ場はあるでしょうし、コンボで階層主のキングオーガを倒すかもしれませんね。

 

この戦いが終わった後も自在に雷の闘気を纏えるかどうかは微妙ですが、サキも戦力アップとなればますますプルチノフパーティは驚異的です。敵もどんどんインフレしていくのでしょうか・・?

 

とりあえず、次話でサキが無双するシーンを心待ちにしたいと思います。

 

「ライドンキング」【24話 若獅子の牙】【コミックライク】

 

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