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ライドンキング【4話 大統領と大猪鬼(ハイオーク)】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

4話「大統領と大猪鬼(ハイオーク)」

前回のあらすじ

女騎士ジェラリエが攫ってきたケンタウロスの幼子を救ったプルチノフは、友情の証としてマルセロスからミスリルスライムの編み紐を貰います。お金の匂いを嗅ぎつけたサキとベルに促され、プルチノフは二人と共にケンタウロスの里へ向かうのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【3話 大統領と人馬の勇者】【コミックライク】

 

 

以下、4話のネタバレを含みます。

「ライドンキング」(マガジンポケット)で少しだけ試し読みできます。

 

ケンタウロスの里へ向かう一行

お金の匂いに敏感なサキとベルと促され、ケンタウロスの里へ向かうプルチノフ一行は森で醜子鬼(ゴブリン)に襲われ、サキとプルチノフで応戦します。

 

プルチノフは後ろ蹴りの一撃で仕留めていきますが、サキは少し手間取っています。するとボッチがサキの前に躍り出て、プルチノフの真似をして後ろ蹴りでゴブリンを撃破。

 

ドヤ顔のボッチです。プルチノフにライドンされたおかげか、微妙に強くなっていて知性(ただし若干悪め)も持ち始めています。そんなボッチに尊敬の眼差しを向けるホッチたち。

 

退治したゴブリンの魔石はしっかりとサキが回収しますが小指の爪程度の大きさで、ランクの高い魔物を倒すともっと大きいものが取れるそうです。

 

目的地のケンタウロスの里は、ベルが編み紐から読み取った情報によれば、ミチョーク王国の織物文字と思わしき文字が書かれているとのこと。しかし、双子の山としか読み取れません。

 

もう一度プルチノフが意識して編み紐を見つめていると、言の葉の神マーヤの加護で文字が読めるようになります。

 

「双子の山 塩の河の果てる地 獣王墓 血の泉」

 

サキがこの条件に当てはまる場所を示しますが、そこは王国の騎士団でさえ手を焼く筋肉ダルマの戦闘狂、猪鬼(オーク)の領域です。それでも行くしかなかろうというプルチノフの意見で先に進むことになります。

 

猪鬼(オーク)の領域

オークの領域では大猪鬼(ハイオーク)に率いられたオークの群れがエルフたちを襲っています。オークたちにとってエルフは、食用にも薬用にもなる獲物のようです。

 

生き残っている男のエルフが「生娘の生贄を差し出したのに話が違う」と叫んでいますが、オークの消費期限と賞味期限を明確に嗅ぎ分ける鼻検査によれば、差し出されたカーニャという娘は生娘ではなく、ハーフエルフのロリババァだと判明。

 

怒ったハイオークによってカーニャを差し出した男のエルフは殺されますが、カーニャは魔法で作り出した木剣を突き刺して逃げ出します。

 

その叫び声を遠くで聞きつけたプルチノフ。幼子の声が聞こえたと反応します。

 

サキは人間の声を擬態して冒険者を捕食する魔物もいると、あまり行きたくない様子ですが、それはそれで見てみたいとプルチノフは声のした方に向かいます。

 

プルチノフとボッチに釣られて、サキとベルのホッチも連いて行きます。サキとベルは制止しようとしていますが言うことを聞きません。どうやらホッチたちはボッチのことをボスとして認識してしまったようです。

 

一度は逃げ出したカーニャはすぐに捕まって、棒に吊るされて運ばれています。そこへボッチが突っ込み、ハイオークを吹っ飛ばします。

 

プルチノフはこんな時でも天然で、ハイオークに「怪我はないかね?」と気遣っていますが、ハイオークは「ホッチごときの蹴りで怪我をするオークなどおらぬ!」と激怒しています。

 

それを聞いて青筋を立てるボッチ。完全に自我が芽生えています。

 

サキとベルは巻き込まれたくないため隠れて様子を伺っています。ガマラと名乗ったハイオークが1匹とオークが6匹、黒帯冒険者か正騎士でも倍以上いないと無理だと状況を分析し、いつでも逃げ出す構えです。

 

ガマラはプルチノフを殺そうとかかってきますが、見た目は幼女のハーフエルフを見捨てるわけにはいかぬと応戦。「斧断頭(アックスギロチン)DDT」という技で頭を一撃で粉砕です。

 

しかし、ハイオークには「EX残機」という加護があり、一度だけ甦ることが出来るとのこと。プルチノフは構わずに残りのオークたちを倒していきます。オークは敵わないと見て逃走しますが、蘇ったガマラは再戦を挑んで来ます。

 

猛猪覇豚道(もうちょはとんどー)という、どこかで見たような肩タックルで突っ込んで来ますが、プルチノフはあっさり回避し、「大統領流・霊長類強制騎乗術」でライドン!

 

パロスペシャルです。ハイオークは「パロォー!」と涙目で叫んでます。ちなみに「パロ」は、ベルいわく古猪鬼語で「祈り」や「神」を意味するとのこと。

 

待望のライドンタイムでしたが、人型のため乗り心地は良くなかったようで、かつてコンゴで騎乗したゴリラの方が良かったと思い出に浸ります。そうこうしているうちに、カーニャがハイオークの頭をナイフでザクッとひと突き。容赦のない性格のようです。

 

カーニャは可愛こぶって口元で両拳を握り、「カーニャの名前はカーニャなの♡エルフの幼女にゃん」と自己紹介をしてきます。プルチノフは特に何も思っていませんが、サキとベルはしら~っとしています。

 

カーニャはプルチノフらと行動を共にすることを決めたようです。

 

別視点ではマルセロスが助け出した幼子と語り合っています。幼子はプルチノフのことを良い人間と思っていますが、マルセロスはまだわからぬと慎重で、「人馬族は決して只人を背になど乗せぬのだから」と言っています。

 

そんなことはつゆ知らないプルチノフは、早くケンタウロスに乗りたいと顔をニヤつかせるのでした。

 

感想

サキとベルはプルチノフに投資したぶんを回収したいがために同行していますが、どんどん深みにはまっていっている感じです。ホッチたちもボッチに支配されてしまいましたし、プルチノフに振り回されていますね。

 

ホッチに続いてのライドンタイムはハイオークでしたが、人型のために乗り心地は良くなくて残念そうなプルチノフです。ケンタウロスへの騎乗欲が募っていますが、願いは叶うのでしょうか。

 

新たに仲間となったハーフエルフのロリババアカーニャはなかなか癖がありそうなキャラクターです。これから色々とかき回してくれるかもしれません。

 

「ライドンキング」【5話 大統領と魔狼の女帝(ブル・ガルム)】【コミックライク】

 

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