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ライドンキング【5話 大統領と魔狼の女帝(ブル・ガルム)】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

5話「大統領と魔狼の女帝(ブル・ガルム)」

前回のあらすじ

ケンタウロスの里へ向かうプルチノフ一行は、森でハイオークと戦闘して撃破。捕えられていた見た目は幼女のハーフエルフ、カーニャを仲間に加えて旅を再開しました。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【4話 大統領と大猪鬼(ハイオーク)】【コミックライク】

 

以下、5話のネタバレを含みます。

「ライドンキング」(マガジンポケット)で少しだけ試し読みできます。

 

プルチノフらを尾行するジェラリエの手の者

ハイオークから取り出した魔石を使い、ベルがサキの「雷の魔剣+1」に魔結(ファイナライズ)を行い、大幅に性能アップさせて「雷鳴剣(らいめいけん)+5」にレベルアップさせます。

 

何気にこれだけでプルチノフに投資した何倍ものリターンになっています。振り回されてばかりに思えていたサキも元手を回収どころか大儲けしていますが、当然、内緒です。

 

仲間になったカーニャは木から物を作り出せる魔法を扱えて、しかも乾燥の魔法も並行発動して水気を抜きながら作成するなどかなり高度な技術を持っていました。角ウサギもカーニャの作った矢で仕留めています。

 

食事情も若干改善されて肉が追加されたもののあまり栄養価が高いとは言えず、プルチノフは為政者として若者を飢えさせるわけにはいかないと自分を戒めます。

 

ボッチもすっかり寛いで暖かなベッドになっていて、カーニャはこれ幸いとばかりにプルチノフに甘えています。

 

そんな一行を監視する怪しい人影。ジェラリエの尾行たちです。騎士は蛮人の魔獣使いスミスルを雇っており、スミスルはケンタウロスを支配した「隷属の首輪」を持ち込んだ当人。首輪を持ち込む代わりに山賊行為を見逃して貰っているようです。

 

スミスルらは、狼や野犬が魔獣化した魔狼(ガルム)を首輪で従えています。ジェラリエの騎士たちはプルチノフらに接触はするなと念を押していますが、スミスルは口だけで従う様子はなさそうです。

 

騎士たちは「ジェラリエ姫様の大望のためだ」と蛮人を使うことを我慢しているようですが、大望とはなんなのでしょう。ケンタウロスの幼子を縛り付けるなど、とても聖人には見えませんが・・。

 

スミスルは近隣の村を襲って数人の女を攫っており、プルチノフ一行の女性陣も目をつけています。

 

プルチノフVSスミスル山賊団

夜明けと共に襲撃を開始したスミスル山賊団。ボッチがいち早く気配に気づきますが、もちろんプルチノフも察知しています。

 

ちなみに女性陣の寝言はサキが無言、ベルが「えりくしゃあ~」、カーニャが「塩辛おいしいにゃ」です。てっきりサキはお金のことを考えているのかと思っていました。

 

プルチノフは襲って来たのがモンスターや幻想生物ではなく、しかも少年兵を尖兵に立てる人の賊であることに興醒めしています・・が!

 

毛並みの美しい大きな狼にボスが乗っているのを見て、いきなりテンションが爆上がりです。

 

プルチノフは狼に見惚れますが、その首に隷属の首輪がはまっているのを見つけます。

 

スミスルいわく絶対に人間い飼われることのない魔狼の女王とのことですが、隷属の首輪のせいで目の前で子供の狼を鍋にして食べたり、それを女王に食べさせたりしても従順だったと、剣で狼の耳を刺しながら下卑た笑いを浮かべます。

 

尖兵にしている子供たちにも首輪が巻かれていて、プルチノフは静かな怒りに燃えています。「手を出せ」と言われ、水平に手を突き出して族の首を貫いて即死させます。

 

子供を質に取る賊などテロリストと同じ扱いでいい、と決めます。サキも「子供とワンコをいじめる奴が一番嫌い」とレベルアップした雷鳴剣で賊を屠り、ベルもそんなのは初耳だと言いながら水の魔法でサポートし、ボッチも足蹴りで加勢します。

 

スミスルは子供を盾に出しますが、ベルが魔力探知で首輪の能力を解析、自我を奪って魔力を乗せた命令で行動を縛る魔道具だと見抜き、プルチノフの魔力なら一時的に命令を上書き出来ると言います。

 

ランタンを光らせた要領で「待て!」「伏せ!」と命令。全員に効果ありです。さすがは閃光魔術師。敵が停止したところをすかさずボッチが蹴り飛ばします。

 

プルチノフは首輪を引きちぎろうとしますが、下手に外すと魔力の刃が首の血管を傷つけるようになっているとベルが止めます。サキはだったらボコボコにして吐かせるまでと言い放ちますが、スミスルは魔狼の女帝(ブル・ガルム)に「殺せ!」と命令します。

 

サキの雷鳴剣も効かずプルチノフに向かって来ますが、プルチノフは真っ向から受け止め、肩に噛みつかせます。古流カラテで鍛えた肉体にモノを言わせて時間を稼いでいるうちに、無防備になったスミスルをサキに雷鳴剣とボッチで制圧。

 

観念したスミスルによれば首輪の解除には、首輪についている魔石の1つか2つ、それか3つ同時に砕く必要があり、首輪それぞれ砕く魔石は違うとのこと。

 

計7パターンになりますが、日によってパターンも変わるので魔石に秘められた精霊属性を見分ける精霊眼の持ち主でないと砕く魔石は見つけられないと自信たっぷりです。

 

しかし、いましたロリババア。数百年生きた魔導士かエルフしか持ちえない精霊眼で、カーニャが「本日のラッキーカラーは火の精霊の赤 解除キーは右と真ん中」と解き、プルチノフは信じて砕きます。解き放たれる首輪。

 

スミスルの処遇はブル・ガルムに委ねますが、当然、一択。瞬殺です。

 

プルチノフはブル・ガルムへの騎乗に未練もありますが、首輪で縛られていた女王の気持ちを汲み、誇りを尊重するのでした。 

 

感想

ザ・キング・オブ悪役とでも言えるスミスルがわかりやすく襲撃してきましたが、プルチノフらはピンチらしいピンチになりませんでした。

 

新加入のカーニャも木の創造魔法(?)を扱えたり、精霊眼を持っていたりと意外に主戦力です。サキの武器もレベルアップし、ベルのサポート魔法も万全、覚醒したボッチも強力で、プルチノフは言わずもがな。無敵のパーティです。

 

ケンタウロスの話からつながっていた首輪の件も解決。今後はカーニャの精霊眼とプルチノフの魔力でなんとかなりそうです。ジェラリエの目的はわかりませんが、首輪の力を無効化したのは大きいでしょう。

 

さすがのプルチノフも騎乗欲よりもブル・ガルムの誇りを優先しました。

 

次回は助けた子供や女たち、ブル・ガルムらの処遇を検討することになりそうです。為政者の力が発揮されるかもしれませんね。

 

「ライドンキング」【6話 大統領と女王の子ら】【コミックライク】

 

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