ライドンキング【7話 大統領と初めての異界迷宮(ダンジョン)】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
7話「大統領と初めての異界迷宮(ダンジョン)」
前回のあらすじ
山賊から助けた女と子供を女の村に送り届けたプルチノフ。ブルガルムが村の守り神となり、村を再興することになりましたが魔物の出現が多く、異界迷宮(ダンジョン)があるのではと推測するのでした。
「ライドンキング」【6話 大統領と女王の子ら】【コミックライク】
以下、7話のネタバレを含みます。
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(※感想→あらすじ→まとめの順番です)
村長に就任したプルチノフ
成り行きで仲間になったカーニャですが、かなり優秀でした。さすがは数百年生きたエルフ。木工魔法に誇りを持っていましたが、「姫」と煽てられて力を貸してしまうあたり意外と可愛らしいですね。
ベルの魔法もブッ飛んでいます。強制的に記憶をコピーして脳に焼き付ける魔法は強烈です。そのおかげもあって、わずか1週間で廃墟を立て直して立派な村にしてしまいました。
拠点もできて建国ふうの異世界物語になってきましたよ。転生前は大統領でしたし、本領発揮というところでしょうか。村が発展していくのはワクワクします。
ベイダーベアはベアーと名付けられていました。ダンジョンの捜索にはボッチに騎乗して行くことになりましたが、心なしかボッチの顔が嬉しそうです。
ジェラリエ軍の追手は村に迫っていますが、マルセロスやブルガルムに捕捉されています。こちらも巻き込んでの争いになるのでしょうか。
異界迷宮(ダンジョン)は亡者のダンジョンでした。文句を言いながらもカーニャは連いて来ていましたね。ベルとサキはお宝狙いでしょうが、カーニャはプルチノフのことを信頼しているのかもしれません。
実体のない幽鬼(レイス)に遭遇しますが、閃光魔術師プルチノフの魔力がまたも炸裂です。骸骨戦士(スケルトン)の頭蓋にある魔石を利用しての光の魔法。一撃でレイスを吹っ飛ばしました。
体術でも圧倒的、村を1週間で立て直す統率力、そして魔力。まさに王者の風格。今度は骸竜(ゾンビドラゴン)と魔霊王(リッチ)との対決です。
では、あらすじを振り返ってみます。
7話のあらすじ
サキの説明によれば異界迷宮(ダンジョン)とは、「太陽神様の統べるこの世に侵入を図る混沌勢力(ケイオス)が開けた穴」「混沌の世とこの世を繋げる穴」とのこと。
放っておいたら魔物を生み出す厄介な洞窟だけどお宝が眠ってることも多く、損得どちらを考えても放置できないとサキは言っていますが、サキの性格からするとお宝狙いでしょう。
ベルもダンジョン捜索にかなり乗り気ですが、カーニャは魔物の排泄物まみれのところに入りたくないし、何日も帰れないと否定的です。まあ、結局は連いてくるのですが。
プルチノフはむしろ害の方を考えて放置できないと考えているようですが、村を何日も空けるのは心配な様子。子供たちを兵士として扱うのは信念に反するが致し方ないと、せめて武器の強化をと頭を捻ります。
カーニャの木工魔法に目をつけ、転生前の世界の技術を応用しようとします。しかし、現物がないと難しいというカーニャに、ベルが杖で頭を殴り、強制的に記憶を脳に焼き付ける荒業魔法を敢行します。「外道魔法!」とカーニャはブチキレです。
プルチノフが作ったのはクロスボウ。小物ながら相当の威力を誇っています。
木工魔法は芸術作品、とパンツを見せながら作りたくないと駄々をこねるカーニャですが、説得したのはブルガルム、村の老人、子供たち。「姫さま」と真摯なまなざしを向けられ、仕方なく人数分だけは用意することになりました。
助けた時はお荷物っぽかったですが、主戦力です。村の老人に鍛冶の心得のあるものがいて、いくつかの部品を鉄で作り、矢に魔術付与して威力を強化。子供でも充分に戦える武器になりそうです。
ベイダーベアはベアーと名付けられていて防塁を作り、ベルの魔法でオークの皮をなめしてサキが防具を作り、1週間程度でそれなりの防衛戦力ができあがりました。
いつの間にかプルチノフは村長として認識されており、廃墟はプルチノフ村として生まれ変わりました。
場面変わって森の中。ジェラリエの騎士とマルセロスが戦っていますが、マルセロスの完勝です。廃墟だった場所に村ができあがっているのを不審に思っていますが、ブルガルムに村に手を出すなと警告されて、若干、一触即発の空気です。
ダンジョンに入って行ったプルチノフらは、骸骨騎士(スケルトン)や屍鬼(グール)と戦っていました。どうやらアンデッドダンジョンだったようで、昆虫系と並んで2大嫌われダンジョンだとのこと。
混沌ヤローどものクソ外道魔法、とはカーニャの弁ですが、魂を現世に無理やり縛り付けて動かす魔法のようです。頭に魔石があるので首を斬れば倒せるけども、実体のない幽鬼(レイス)が現れたらお手上げとカーニャが言った途端にレイスが出現します。
打撃で倒せないことを悟ったプルチノフですが、倒したスケルトンの頭蓋を拾い、頭の中にある魔石に魔力を流し込んで、もはや十八番となった閃光魔術を使います。
「光れ!!」と念じると強烈な光が放たれ、レイスは一撃で消滅です。
すると洞窟の奥から邪悪な声が聞こえ、闇転移の魔法でプルチノフらは強制的に転移させられてしまいます。
転移した先には迷宮主である魔霊王(リッチ)が、ペットと称する巨大な 骸竜(ゾンビドラゴン)を従えて待ち構えていました。
かなりヤバそうな敵の出現です。 次回、大物との対戦になりそうです。
まとめ
かなりヤバそうな相手が出て来ましたが、プルチノフの負ける姿が想像できません。どうやって倒すか、必殺技の名前は何なのか、ライドンできるのか、そのへんが注目ポイントですね。
村の方は戦力を整えましたが、ジェラリエ軍の斥候も接近していますし、対決は間近でしょう。マルセロスとの共闘がありそうですね。ブルガルムもジェラリエ軍には恨みを持っていますので、大暴れしてくれるかもしれません。
サキ、ベルに続いて仲間になったカーニャは優秀ですし、ボッチやベアーも充分な戦力です。村も興して、なんだかプルチノフの世界が広がっていってワクワクします。
リッチとの対戦も楽しみですね。
「ライドンキング」【8話 大統領と竜の骸】【コミックライク】
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