ライドンキング【8話 大統領と竜の骸】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
8話「大統領と竜の骸」
前回のあらすじ
プルチノフの知識を応用し、カーニャの魔法で武器を作り出して村を防備したプルチノフら。異界迷宮(ダンジョン)の捜索に向かいますが、魔霊王(リッチ)と対峙しました。
「ライドンキング」【7話 大統領と初めての異界迷宮(ダンジョン)】【コミックライク】
以下、8話のネタバレを含みます。
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(感想→あらすじ→まとめの順です)
プルチノフが竜の骸(ゾンビドラゴン)と対戦
今までは追い込まれることなく敵を倒してきたプルチノフですが、さすがにゾンビドラゴンともなると簡単にはいきませんでした。なんとか撃退はしましたが、最後は倒れてしまいました。
ベルの隠し持っていたポーションで復活するでしょうが、またしても加護を得て、今度は大地神(ムトゥアー)です。魔力も豊富で、加護もいくつもあって肉弾戦も強い。ますますパワーアップしていきます。
今回はライドンタイムならずでしたが、リッチの支配から逃れたゾンビドラゴンの瞳に理性が戻り、その瞬間ちょっとだけライドンしていました。はっと我に返ったようなドラゴンの瞳が可愛らしかったです。
サキもラストアタックのアシストは見事でした。伊達に冒険者やってません。ベルは魔力(マナ)を感じていますが、カーニャは精霊の力を感じており、微妙に効能が違うのでしょうか。
決め技は「大統領流 逆転竜尾竜巻(リバースドラゴンスクリュー)」でしたが、正直、何がどうなっているのかわかりません! なんだか凄いぞ!というのは伝わってきましたけども。
ダンジョンもあっという間に攻略し、次回はお宝タイムでしょうか。
人馬の里にはジェラリエの手が迫っており、緊迫した状況になっているようです。
あらすじで振り返ってみます。
8話のあらすじ
異界迷宮(ダンジョン)の捜索に向かったプルチノフらですが、魔霊王(リッチ)が操る巨大な竜の骸と対峙しました。ワイバーン(プルチノフは空飛ぶトカゲと思っています)とは明らかに違う圧倒的な力を感じています。
「不不不」と不気味に笑うゾンビは「魔霊王(リッチ)」と名乗り、「景気のいい名だ」と言うプルチノフに「そういうリッチではない」と律儀にツッコんでいます。
リッチの邪気に当てられた仲間たちは自失していますが、ベルはポーションをガブ飲みして回復。サキにも渡しますがプルチノフがそれを受け取り、口に含んで吹きかけました。おっさん神官と同じやり口で、サキとカーニャは「おっさん臭!!」と涙目です。
プルチノフは足蹴りで地面をめくり上げて盾にすると、仲間たちに隠れるように指示。逃げ場もないことから戦うことを選択します。
リッチは骸竜(ゾンビドラゴン)に「殺せ」と命令し、プルチノフはいつものように正面から迎え打って釣込腰で投げ飛ばそうとしますが、重量には勝てず押し潰されてしまいます。更に尻尾で追撃を喰らって壁に叩きつけられました。
体格差に気持ちを落としかけるプルチノフでしたが、カラテを教わった時のことを回想します。
「100kg超のヘビー級選手と対等に闘うには大地の力を借りねばなりません」
巨大な相手と正面からぶつかっても小さい側は弾き飛ばされるので、大地の力を借りて下方から斜め45度の角度でぶつかれば結果は逆になるとのこと。
敢えて身体を低く保つという教えを思い出し、下半身をがっしりと構えて「大地よ我に力を!」と念じます。ベルには大地から大量の魔力を吸収しているのが見えます。
体格差を覆してこそ真のP4P、とゾンビドラゴンの爪を抱え込んで今度は投げ飛ばし、サキは驚いています。
カーニャは大地の精霊がプルチノフに集まっていくのを感じていますが、それは精霊がプルチノフに入り込んで重石になっているだけで、まともに動けるはずがないと危惧しています。
リッチは大地神(ムトゥアー)の加護を得たかと憤慨しつつ、ゾンビドラゴンに構わず攻め続けるように命令。加護は長く維持できないとの判断からです。
ところがプルチノフはますます力を増し、尻尾をつかんで「大統領流 逆転竜尾竜巻(リバースドラゴンスクリュー)」という、もう何がなんだかわからない回転技でブッ飛ばしました。すかさず頭に飛び乗り、「冥府に還るのだ 哀れな竜よ」と魔力を注ぎ込みます。
生まれ変わったら共に駆けようとプルチノフが優しく語りかけると、ゾンビドラゴンの瞳に理性が戻ります。カーニャいわく精霊が亡者の呪いを癒しているとのことで、リッチの支配を逃れたゾンビドラゴンはブレスを元支配者に浴びせかけます。
その一撃で消滅しかけたリッチは最後のあがきでプルチノフらを道連れにしようとしますが、サキが間髪いれずに「全弾雷刃(フルバーストライガー)」を撃ち込んでトドメを差しました。見事なタイミングで、無事にダンジョンクリアです。
しかし、さすがに無理が祟ったプルチノフは地面に倒れ伏しました。ベルがまだ隠し持っていたポーションを飲ませています。
一方、人馬の里。隷属の首輪をつけた人馬の幼子が、里に戻って来ます。成人の人馬が迎え入れますが、どこからともなく飛んで来た矢が人馬に突き刺さります。
幼子を囮にしたジェラリエの策略でした。人馬の隠れ里がジェラリエに発見されてしまいました。
まとめ
今回は若干苦戦しましたが、プルチノフの勝利。サキのアシストも光りました。
ますます人外の存在になっていくプルチノフですが、今後苦戦する場面がくるのでしょうか・・。
ジェラリエも人馬の里に辿り着きました。プルチノフらが助けに行く流れになりそうですが、ダンジョンを攻略したばかりですぐには駆けつけられそうにありません。何かしらの手段を用いるのでしょう。
ジェラリエ軍との全面対決も間近の様子で、プルチノフ村の安否も気になります。プルチノフの立ち回りに要注目ですね。
「ライドンキング」【9話 大統領と狂姫(きょうき)の騎士団】【コミックライク】
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