SPY×FAMILY(スパイファミリー)【11話 MISSION:11】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
11話「MISSION:11」
作品のあらすじ
ダミアンと仲良くなるプランBが潰えたと思ったロイドは、もう一度プランAに舵を切り直しますが、勉強嫌いのアーニャには難しく、なかなかはかどりません。しかし、ヨルに言われてアーニャのやる気を優先させた方がいいと考え直し、無理強いすることは見送るのでした。一方、ヨルの弟が姉の結婚を遅まきながら知ることになり・・。
【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】
「SPY×FAMILY」【10話 MISSION:10】【コミックライク】
ヨルの弟ユーリが登場! かなりブッ飛んだ性格の持ち主です
学校では授業が始まっていますが、アーニャの学力は一向に上達しません。
「本部の目算では4ヶ月ほどで星8つ達成と見ているが」と確認された<黄昏>ことロイドは「問題ありません」と強がっていますが、「おまえ嘘下手になったな」と軽く見破られています。
むしろ<雷>8つなら2ヶ月で取れそうだとロイドが悲観していると、東国の諜報機関の締め付けが厳しくなってきていて、市役所内の情報提供者(スティンカー)が捕まったと報告されます。
市役所では、情報を西国に流していたジム・ヘイワードを国家保安局が連行して行ったと、同僚がヨルに話しています。
話の流れでカミラが、「カレシが先輩の弟くんに会ったらしいんだけど」「アンタ結婚のこと弟にも言ってないんですって?」と言い、はっとするヨル。ドタバタしていてすっかり忘れていたようです。
偽装入籍したのは最近ですが、書類上は1年前にしてあるので、そんなに伝えてなかったのかと同僚には呆れられています。引っ越しや電話番号も伝えていません。
国家保安局<SSS>に連行されたヘイワードは、顔にいくつもの痣がつくくらいの厳しい取り調べを受けています。
<SSS>は任務のためには暴行・盗聴・脅迫・拷問も日常茶飯事、荒事を主とする集団で、市民からは<秘密警察>と呼ばれて恐れられています。
ヘイワードがなかなか口を割らないため、ユーリ・ブライア少尉(20)に担当が変わります。ヨルの弟です。ユーリも姉に仕事のことを秘密にしています。
極度のブラコンのユーリですが、国のためなら見境がなくなる性分で、ヘイワードの取り調べにも容赦がありません。<黄昏>のことも探っているようで、「この国を陥れる悪の張本人です 保安局の天敵と言ってもいい」と鋭く目を細めています。
ヘイワードは一瞬嘘でも<黄昏>のことをしゃべろうとしますが、ユーリの眼光の鋭さに負け、書類をコピーして指定の場所に置いて金をもらってただけと供述します。
しかし、紙切れ1枚だとしても大勢の人民の命が危険にさらされるかもしれない、姉を愛しているし、姉のいるこの国を守るためには何だってすると、ユーリはヘイワードを痛めつけます。目が完全にイカれていました。
ちょうどその頃、アーニャも家でスパイもののテレビ番組を観ています。痛めつけられるボンドマンは拷問を受けても仲間を売ったりしません。それをじっと観ているアーニャに、(この集中力を勉強にも発揮してくれたらな)とロイドは思っています。
アーニャはボンドマンのピストルの残弾が2発と知り、ロイドに何発撃てるピストルなのか尋ねてきます。ロイドが8発と答えると、「はちぶんのに!」と正解を導き出しました。
アニメで例えれば理解しやすいのかと、ロイドは教育方針に取り込むことを考慮しています。というかロイドはアニメの主人公の扱っているピストルのことにも詳しかったです。
そこへ慌てて帰ってくるヨル。「ユーリがっ 弟がウチへ来るそうです! 今日っ!」。結婚のことを伝えていないとも言い、後日と言っても聞き入れてもらえず今日になったことを告げます。
ロイドは驚いたものの、こんな時のために「仲睦まじい夫婦セット」も用意してありました。並んだハブラシ、思い出の写真(合成)、YES枕が並べられたダブルベッド。
しかし、いざ並べると照れくさくなる二人です。「ちちとはは イチャイチャ」とアーニャに言われて「してない!」「してません!」と、前にもこんなやり取りがありました。
夜遅くになりますがユーリはまだ来ません。アーニャも頑張って起きていましたが、眠気には勝てず眠ってしまいます。
ユーリはヘイワードを締め上げるに夢中になって、時間に遅れたようです。大きな花束を持ってやって来ます。姉に会える嬉しさに足取りも軽くなりますが、同時に昔アバラ骨を折られたことも思い出し、なにやら痛みと愛情でおかしなことになっています。
1年もの間、結婚したことを教えてくれなかったのはどうしてかと考え、もしや紹介もできないような極悪人なのではと考えています。
もしそうなら即刻牢にぶち込むと気合いを入れていますが、「秘密警察(ウラ)の顔」は知られてはいけないと自制し、仕事も幸せも守るためには正体を隠し通さなればと決意を新たにしています。
ロイドも同じく警戒しています。偽装家族フォージャー家にとって、ユーリは唯一の親族。身近な相手にほどボロは出やすく、用心せねばと気を引き締めています。(順調に築き上げてきたこの家族を今ここで失うわけにはいかん)。
「人はみな誰にも見せぬ自分を持っている 友人にも恋人にも家族にさえも」「貼りつけた笑顔や虚勢で本音を隠し・本性を隠し そうやって世界はかりそめの平穏を取り繕っている」とモノローグが入ります。
花束を抱え、満面の笑顔でやって来るユーリと、同じく満面の笑みで迎えるロイドとヨル。しかし、ユーリとロイドは相手を見定めようと、鋭い視線をその笑顔の裏に走らせるのでした。
まとめ
存在だけは出ていたヨルの弟ユーリが本格的に登場しました。コイツもコイツでヤバい奴です。
ロイドとは裏の顔では天敵同士、 しかし偽装家族のため姉のために笑顔で取り繕いながら、相手に正体を悟られまいとしています。水面下での戦いが始まりました。
アーニャは眠ってしまいましたが、起きていたならユーリの思考を読むことができます。ちょうどお気に入りアニメのボンドマンが拷問に遭っていましたが、ユーリの裏の顔を知ってもわくわくするのでしょうか。
ロイドとヨルは困難を乗り越えて来て少しは絆も深まりましたが、「仲睦まじい夫婦セット」の前には照れています。アーニャにイチャイチャとツッコまれて声を揃えるところは進展がありません。
ロイドとユーリでアクション対決はなさそうですが、 腹の探り合いのバトルになりそうです。ヨルの対応やアーニャの能力にも注目ですね。
「SPY×FAMILY」【12話 MISSION:12】【コミックライク】
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