SPY×FAMILY(スパイファミリー)【13話 MISSION:13】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
13話「MISSION:13」
前回のあらすじ
ヨルの弟ユーリがフォージャー家を訪れ、姉にふさわしい人物かどうかロイドを品定めします。ユーリには秘密警察という裏の顔があり、ロイドには<黄昏>という裏の顔があります。お互い腹の探り合いでしたが、ロイドが一枚うわてで相手の正体を見破ります。しかし、酔っ払ったユーリに夫婦ならキスをしてみせろと迫られ・・。
【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】
「SPY×FAMILY」【12話 MISSION:12】【コミックライク】
緊張に耐えられなくなったヨルが酒を飲んで大暴れ ユーリとの姉弟愛をロイドも認めます
ロイドに真顔で迫られたヨルは盛大にテンパっています。どうやら初キスのようで(初めてのキスはレモンの味)とか錯乱していますが、気を落ち着かせるためにワインを一気飲みしてしまいました。
泥酔モードに入り、目が据わって「お待たせしました」と態度が切り替わります。ロイドは「イヤでしたら無理はしないでも・・」と言いますが、「いえこれは私のためでもあるのでがんばります」と迷いは吹っ切れたようです。
ユーリが「できるのかできないのか 本物の夫婦だと証明してみせろ!」とこちらも酔っ払って詰め寄ってきますが、ヨルはフォークを一閃して黙らせます。
「いきますわよダーリン ほら目を閉じなさい」とロイドに馬乗りになるヨル。ユーリはそんな姉の姿を見て、自分で仕向けたにもかかわらず「姉さん 何て淫らな・・」と慄き、昔のことが脳裏によぎります。
テストでいい点を取った時にほっぺたにキスをしてくれたことを思い出し、大きくなったら姉さんと結婚すると言った時、ヨルが「じゃあ お嫁に行かずに待ってなくちゃね!」と笑っていたことまで思い出します。
姉への独占欲を掻き起こされたユーリは、「ダメだ姉さんんんん!」と二人を止めに入ります。
ヨルはヨルで最後の理性が残っていたのか、やっぱり恥ずかしかったようで、「(恥ずかしくて)ダメぇー!」とロイドを殴ろうとします。
シラフのロイドはこれをギリギリでかわしますが、二人を離そうと突っ込んで来ていたユーリはかわせず、まともに喰らって壁まで吹っ飛んで行きました。
部屋で寝ていたアーニャが一瞬目を覚まし、「はっ」「かくせんそう・・?」と寝ぼけるほどの衝撃です。アーニャはまたすぐに寝てしまいます。
血まみれになったユーリは立ち上がると、「わかったよ姉さん」「2人のキスを止めようとしたボクをここまで拒絶するなんて よっぽどそいつとイチャイチャしたかったんだね」と何故か納得しています。
「試そうとしていたボクが愚かだったよ むしろ試されていたのはボクの気持ちの方だったようだ」と自己完結したようです。
「ロイド・フォージャー ひとまず姉さんの唇はキサマに預ける」と真顔で言うと、照れたヨルがまたしても一撃を加え、どんどんと傷が増えていきます。(ブライア家では普通なのか?)とロイドはどうしていいかわかりません。
血まみれでフラフラするユーリと、酔っ払ってユラユラするヨル。二人は自然と肩を支え合い、笑い合っています。それを見たロイドの頬が緩みます。
「何をニヤけている」とユーリに睨まれますが、「素敵な姉弟だと思って ずっと2人で支え合ってきたんですね」とロイドは素直な気持ちを伝えます。
「ユーリくん今までヨルさんを守ってくれてありがとう」「これからはボクも精一杯 彼女を支えるので 2人で一緒にヨルさんを幸せにしましょう!」 と言い、ユーリは心を打たれたようですが、まだ認めたくないのかロイドを振り払うと帰り支度を始めます。
またいつでも遊びに来てくださいとロイドが言うと、言われなくてもまた来ると答えるユーリ。「少しでも姉さんを泣かすようなマネをしたら このボクが処・・えっとアレだつまり・・」「とにかく覚えていろぉー!」と逃げるように帰って行きました。
ロイドは(処刑って言おうとした)と正確にユーリの心境を把握しています。食器を片付けながら、盗聴器が仕掛けられた様子がないことを確認しています。
ヨルはユーリを家族をして受け入れてくれたロイドに礼を述べます。ロイドは「いえとんでもない ユーリくんヨルさんのこと大好きななんですね」「ボクも娘意外 頼れる家族も友人もいないのでお2人が少し羨ましかったです」と答えます。(娘はニセモノですがヨルは知りません)。
なにはともあれ偽装家族がバレずに済んだことに、胸を撫でおろしています。ほっとしたら眠くなってきたと寝室に向かいますが、そこにはまだ「仲睦まじい夫婦セット」があり、YES枕が並べられたベッドのままです。
「・・いやもちろん別々に!」「は・・はい!」とぎこちない二人でした。
ヨルはすぐに眠りに入りますが、ロイドは眠れずに雑誌を読んでいます。(他人を羨んだのは いつ以来だろうか)と考えますが、きっと疲れのせいだと思うことにして寝ることにします。(明日も家族は続くのだから)と。
ちなみに血まみれのユーリは、フラフラになりながら通行人に「失礼 駅はどっちですか?」と尋ねていましたが、「その前に病院行け!」とツッコまれていました。
まとめ
ユーリの視察編終了です。
ヨルがユーリの記憶ごとブッ飛ばしてなかったことにするのかと思っていましたが、ブッ飛ばすまでは正解でも、ユーリの記憶は定かでした。さすが子供の頃からハグであばら骨を折られてきただけあります。
ユーリの勘違いというか思い込みでキスは回避できましたが、あの騒動の中でロイド一人がシラフでしたね。盗聴器の確認とかさすが凄腕スパイです。
そんなロイドもヨルとユーリの姉弟仲を、素直に羨ましいと感じたところが人間ぽくなってきたなあという印象です。
アーニャのことを「娘意外」と、任務のことはあるのせよ自然と口にするのだから、アーニャのことは家族として受け入れていると思います。そのうちヨルのことも受け入れて「家族三人で」になる日も近いでしょう。
ユーリはいずれまた登場しそうです。今度はアーニャとの絡みも見たいですね。
「SPY×FAMILY」【14話 MISSION:14】【コミックライク】
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