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SPY×FAMILY(スパイファイリー)【14話 MISSION:14】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

14話「MISSION:14」

前回のあらすじ

秘密警察に努める裏の顔を持つヨルの弟ユーリは、姉のヨルに対して異常なまでの愛情を持っています。結婚したと知り、相手の人物ロイドが相応しいかどうかを確かめるためにフォージャー家を訪問。キスをしてみろなどと無茶ぶりをしたりしますが、酒の勢いもあってかなんとか納得し、大暴れして帰って行くのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【13話 MISSION:13】【コミックライク】

(以下、14話のネタバレを含みます)

(※感想→あらすじ→まとめ)

 

妻の素性も疑わないといけない<黄昏>ロイド 変装してヨルに接近

ユーリをなんとか丸め込んで追い返すことに成功し、ひとまず危機を乗り越えましたが、<黄昏>としてはヨルとのつながりも確認しないといけません。ロイドは変装してフランキーに協力させ、ヨルの素性調査を行います。

 

夜更かししてユーリに会えなかったアーニャは、ロイドの思考から秘密警察という単語を読み取り、やっぱりわくわくしていました。「わくわくかえせっ」と怒っていました。いずれ絡むこともあるでしょうが、ユーリが振り回されそうです。

 

アーニャはヨルを疑わないといけないロイドの心を読んで助け船を出そうとしますが、能力がバレてはいけないので、料理が下手と誤魔化して余計にヨルのダメージを増やしています。

 

ヨルはヨルで「母親」の役割を果たせていないことに悩んでいます。ユーリの無茶ぶりのキスは未遂で終わりましたが、その件でも意識して少し距離を感じてしまってギクシャクしています。

 

それでもロイドとユーリ、家族を守るためなら秘密警察相手にも臆せず戦い、それを見て秘密警察とのつながりはナシ、ユーリの裏の顔も知らないとロイドは結論づけました。

 

フランキーには「いらん情を抱くなよ?」と念押しされていますが、ロイドの心情には変化があり、任務のためには情をも殺す<黄昏>としては甘さも出て来ています。「結婚相手がロイドさんで良かったです」とヨルに言われてドキッとしていました。

 

アーニャは二人の距離が元に戻ったのを見て「ちちとははなかよし!」と喜んでいましたし、夫婦の絆は崩壊せず、むしろ順調に距離は縮まっています。

 

以下、あらすじです。

 

14話のあらすじ

「おはやいます」と目をこすって起きてきたアーニャは、観葉植物をロイドと間違えて「ちち きょうはなんだかみどりいろ」と寝ぼけています。

 

ヨルが「昨日はユーリに会えなくて残念でしたね」と話しかけると、「だれそれ」とまるで覚えていないアーニャの記憶力です。

 

しかし、ヨルと会話しているロイドが頭の中で(スパイにとって最も厄介な秘密警察)と考えているのを読み、(ひみつ+けいさつ=なんかわくわく)と結論づけ、「なんでアーニャしょうかいしなかったー!」と憤慨しています。といっても寝てしまったのはアーニャですけど。

 

ロイドはひとまず嵐は去ったのでアーニャの教育に専念しようと切り替えますが、本当に懸念がなくなったのか、ヨル・ブライアという人物が安全なのかと、スパイとしては疑わざるをえません。

 

身辺調査もしたし、弟の正体も知っている様子もなかったし、直感でもシロ、そもそも独身を保安局に怪しまれないための偽装結婚なのですが、断定は危険。<黄昏>としては全てが演技で、<黄昏>に近づくための嘘の可能性も考慮しないといけません。

 

何事も疑ってかかれと戒めているロイドの思考を読んだアーニャは、「ちち ははは・・」とヨルの正体が暗殺者と言おうとしますが、自身の能力もバレてしまうため、「はははりょうりへた」と言い変えます。無駄にヨルがショックを受けています。

 

ロイドは出かける際に、ゴミがついていると言ってヨルの首元に盗聴器を仕掛けます。距離を詰められたヨルは昨日のキス未遂のことを思い出して、ビクッとして(行ってきますのキスとかされるのかと思いました)と勘違いして赤面していました。

 

ヨルはキスもできない、料理もできない、ユーリのことにしてもロイドのおかげで丸く収まったものの、「妻」を全然演じられていないと落ち込んでいます。ロイドとの間合いが遠い気がして、不甲斐ない自分に腹を立てているのではと思っています。

 

アーニャはそんな二人をじっと見つめ、「ちちとはは なかよくしないとダメ」と真顔で言い、子どもってのは時々妙に敏感だなとロイドは気を引き締めています。

 

出勤したユーリは同僚から顔のキズのことや、旦那(ロイド)の印象も訊かれています。酔っ払ってあまり記憶のないユーリですが、「いい奴・・でした・・」と認めざるをえません。

 

そこで初めて盗聴器を仕掛けて来るのを忘れていたことに気づきますが、万が一ヨルのあんな声やこんな声を聞いてしまったら心が持たないと葛藤してロッカーに頭を打ち付けています。「そのキズ 自傷なの・・?」と同僚も呆れています。

 

本人が幸せそうだったら認めて、仕事に本腰を入れるためにもいい加減姉離れしろと忠告されます。「わかってます」とユーリは今のところはロイドに姉を任せることにしますが、(キサマがいつの日か姉さんを泣かせたその時には・・)と堅い決意を胸に秘めています。

 

ところがそのヨルは仕事をしながら涙を流していました。同僚からは訝しがられています。妻失格だと嘆いていて、どうやったら良い奥さんになれるのかと悩んでいるようでした。

 

「殿方とのお付き合い自体初めてなので どのようにふるまえばいいかわからなくて・・」とヨルは言いますが、「1年経っていまさら・・?」と訊き返されています。書類上でそうしてあるだけなので、同僚たちは付き合いの浅いことを知りません。

 

それを盗聴器で聞いているロイド。ヨルに男との交際経験がないことを再認識したり、料理ができないことを悩んでいることを知ります。

 

偽装家族のために「妻」の練度を上げてくれようとしてくれていると思いながらも、万一にあるいは<黄昏>を欺くために完璧な妻を演じようとしている可能性もあると思い直します。

 

同僚にいじられるヨルの関係性を微妙に思いつつも、上司に書類の提出を命じられてヨルが外出することになり、決定打を得るために自ら仕掛けるしかないと判断します。

 

ヨルは書類を郵便局で提出した帰りに「夫婦で安心積立」のポスターを見ながら、今は別々の口座を合わせた方が、妻としてロイドの役に立てるだろうかとか考えています。

 

そこへ「おい そこの女」「おまえに少々 聞きたいことがある お時間頂こうか」と声をかけてくる秘密警察の二人組。勿論、変装したロイドとフランキーです。

 

人妻のオーラも全然ないのに夫婦向けの広告を見ていたのが怪しかったのか、と別方向の勘違いをしながらヨルは「あわわ 私は既婚者です!」と言い訳しています。

 

ロイドは偽造した郵便物を突きつけ、「我々は郵便物の検閲をしている者だが 先程おまえが出した封書」「不審な点が見受けられる これはおそらく西側に宛てた暗号文書だ」と難癖をつけます。

 

名前を訊ねられたヨルが答えると、フランキーがノリノリで「おやおやおやぁ~ ヨル・フォージャーだと~う?」「ここに名前が書いてあるなぁ 『協力者』の一人だと」とヨルに詰め寄ります。

 

何かの間違いだと言うヨルに、素直に吐いた方が身のためと迫り、先日市役所で捕まった者の末路を、エグい拷問で精神もやられて獄中で自殺したと語って聞かせます。

 

「そういや先月はこいつくらいの年の女もしょっぴかれてたなぁ ほらあの議員秘書の」とフランキーの演技に引きながらも、ロイドは「あああいつは 身内に保安局員がいたもんで釈放になったよ」と用意していた言葉を投げかけます。

 

「ああ~そうだった オレらの特権だよなぁ~ 局員の家族は大抵の容疑はうやむやにできちまうもんなぁ~(棒)」とフランキー。

 

この状況で弟ユーリが保安局員だと知っているなら名前を出せば収まるはずで、同業者相手に隠す必要もなし、事を荒立てて夫や同僚にいらない疑念を持たれることもないなら、ユーリの名前を出すはずだと踏んでの作戦です。

 

ヨルは否定し、連行しようとしたフランキーの腕を取って逆に極めます。「私 既婚者だと申し上げました 気安く触れないでください」。

 

「おまえ当局にこんなマネして家族もろともただでは済まんぞ」と脅すロイドに、「夫も弟もとても優しくて善良な市民です もし彼らに不当な危害を加えようとおっしゃるのなら」。

 

「例えあなた方でも私 容赦いたしません!」とヨルは暗殺者モードになって一歩も引かぬ構えで対峙します。その気迫を本物と見てロイドは矛を収めます。

 

「おやモップ少尉 この暗号本当に合っているか?」と茶番を演じ、タヌキ暗号ではなくケムシ暗号、解読し直すと「バーンズ氏(課長)が高名な痔の先生に宛てた手紙のようだ なるほど恥ずかしくて暗号化したのか 紛らわしい奴め」と言います。

 

スパイ容疑は晴れたしヨルの名前も載っていない、帰ってもいいと告げ、バーンズの名誉のために他言せぬようと念を押しておきます。

 

フランキーはとんだ茶番だと愚痴っていますが、ロイドは必要な作戦だと言います。作戦のおかげで、ヨルと秘密警察が繋がっているセンはナシと見ていいと結論も下せました。

 

何やら考え込むロイドに「罪悪感とか言うなよ?」「前にも忠告したが いらん情を抱くなよ? 命が惜しかったら誰も信用するな オレたちみたいな人間はそうやって生きていくしかないんだ」と真面目なフランキーの言葉に、ちょっとムカついたロイドは変装用の仮面を無理やり引きはがすのでした。

 

ヨルは仕事が終わりトボトボと帰宅しています。危うく逮捕されかけたことや、勢いでつい手を出してしまったことを反省しています。

 

そこにロイドが声をかけます。偶然を装って一緒に帰り道を歩き、またゴミがついていると言って手を伸ばして盗聴器を回収します。ヨルは「見た目にすら気を遣えないような至らぬ妻で・・」と完全にネガティブモードです。

 

ロイドは励まします。世の中の多くの家庭でもみんな「演じて」生活している、「妻はこうあるべき」とか「親はこうなんだから」とか。もちろん理想を追求して努力をするのは素晴らしいことだけど、それに縛られて自分を見失ってはうまくいかない、そうやって苦しんでいる人がたくさんいると。

 

「演じてばかりでは 疲れてしまうこともありますからね」。

 

ロイドはヨルにそのままでいてくださいと言い、堂々としていれば意外とバレないものだし、笑顔でいてくれた方がアーニャも喜ぶからと。

 

「結婚相手がロイドさんで良かったです!」と、どこか憑き物が落ちたような爽やかな笑顔で礼を言うヨルに、罪悪感を感じているのか、ロイドは手にした盗聴器を握り潰してゴミ箱に捨てます。

 

結婚一周年(嘘)の記念日にケーキを買って帰ることにします。スクールバスで帰って来たアーニャは、家に入ってロイドとヨルの晴れやかな顔を見て、「ちちとははなかよし!」と嬉しそうに言うのでした。

 

まとめ

任務のためには身内すら疑わなくてはいけない<黄昏>ですが、<ロイド>としては、フランキーの忠告もやむなく、家族としての絆を感じています。

 

任務と情の板挟みになるロイドの人間らしいところがいいですね。

 

アーニャは相変わらず天然で、気遣いはできるけどそのおかげで「ははは りょうりへた」無駄に傷つけています。それでもちちとははの顔が曇っていると心配するし、晴れやかだと笑顔になる、本当の子供らしいです。

 

ユーリにまつわる秘密警察関連は一旦終了でしょうか。今度絡んで来る時にはアーニャの読心術が炸裂しそうです。

 

次回は再び学園生活ですかね。アーニャの星取り作戦の方がどのように進行していくか楽しみです。

 

「SPY×FAMILY」【15話 MISSION:15】【コミックライク】

 

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