SPY×FAMILY(スパイファイリー)【17話 MISSION:17】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
17話「MISSION:17」
前回のあらすじ
勉強嫌いのアーニャに<星>を獲得させようとあれこれ頭を悩ますロイド。勉強以外の方向も探し、社会貢献で経験を積ませようとしますが、落ち着きのないアーニャは現場でお断りさせます。その帰り、プールで溺れる男の子の思念をアーニャが受け取り、勇気を出して救ったことで思いがけず<星>を獲得するのでした。
【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】
「SPY×FAMILY」【16話 MISSION:16】【コミックライク】
(以下、17話のネタバレを含みます)
<星>のご褒美にアーニャが犬をねだります 次の「家族」はなんだか不思議な能力を持つ犬のようです
1つめの<星>を獲得したアーニャですが、標的のデズモンド周りが活性化し、組織からは早く標的に接触できるようにとせっつかれています。
アーニャは得意気に<星>バッジをつけて登校し、「すたーらいとアーニャとよべ」と面倒くさい性格が現れていますが、友達のベッキーは流して付き合ってくれています。
内心では面倒くさいと思われていますが、アーニャはこのダイレクトな感情には反応していません。都合の悪いことはスルーする能力でもあるのでしょうか。
<星>獲得で周りからは当然やっかまれています。アーニャには悪意がぶつけられますが、ダミアンは毅然として態度でクラスメイトたちの悪意には乗っかりません。当初のつまらないいじめをしていたダミアンからは、想像できない男らしさでした。
ベッキーはご褒美に何かもらえばいいとアーニャに教え、最初は「ぴーなついちねんぶん」とかどこぞの景品みたいなことを言っていたアーニャでしたが、ダミアンも犬を飼っていると知り、近づくために自分も犬を飼うと決めました。
アーニャはなんだかんだ言いながらもロイドの役に立ちたいと考えていて、ダミアンとの交流を図ろうとしています。まあそれが功を奏しているかはともかくとして・・。
ロイドとしても犬を飼うことには賛成ですんなり決まりますが、ヨルの思考パターンは常に戦闘モードです。アーニャが襲われる姿しか思いつかず、小型犬と言われてもナイフを口にして飛びかかってくるイメージとか殺伐としていますね。
ラストのコマで「弱そうで安心しました」とにこにこしていましたが、話の流れからするとペットになるのは白い大型犬のようです。
ロイド、アーニャ、ヨルが笑顔を向けてくるシーンがあり、それに反応して犬が立ち上がっていますので、「予知能力」のような能力を持っていそうな感じです。
大型犬を見てヨルが警戒態勢に入りそうですが、話の流れからしてこの犬が新しい「家族」になるのは確定でしょう。もしかして喋ったりするのでしょうか?
まあ、喋らなくてもアーニャは心が読めますし、ペンギンの回でも心を読めましたから意志の疎通は図れるでしょう。フォージャー家の戦力アップです。
犬が捉えられていたのはどこかのアジトのようで、犬の密売をしている裏の組織と思われます。ロイドたちとの戦闘の末、犬を獲得するのでしょう。<星>獲得につながるかは微妙なところですね。
以下、あらすじです。
17話のあらすじ
ロイドが組織の人間、管理官(ハンドラー)と変装して連絡を取り合っています。アーニャが<星>を獲ったことについての報告です。
管理官はこの調子で他の諜報員を使って自作自演で<星>を獲得できないかと考えていますが、さすがに怪しまれるし、組織の人間の素性を曝したり逮捕されるリスクは見逃せないとロイドは断ります。
「本部は焦っているので?」とロイドが訊ねると、標的のデズモンドの動きが活性化し、楽観できる状況でなくなってきたとのこと。なるべく早くに接触できるよう、「娘にはアメでも与えてやる気を上げてやるんだな」と言い渡されます。
そのアーニャは胸に<星>のバッジをつけて登校し、「フッ」と自信満々です。周囲にも噂が広まっているようで注目を浴び、(ほしのかがやきがまぶしすぎてアーニャめだってしまう)とご満悦です。
ベッキーが挨拶をしてくれますが、「”すたーらいとアーニャ”とよべ」と意味不明のことを言い出し、ベッキーは戸惑っています。
「なんかすごいね有名人だね! みんなにソンケーされて友達100人できちゃうかも?」と褒められると、脳内でダミアンから「ともだちになってくれ!」と言われる未来を想像し、ロイドに認められ、世界が平和になったところまで話を勝手に進めています。
そこへ本物のダミアンが取り巻き二人を連れて現れ、「いい気になるなよ」と言い残して去って行きます。(けいかくとちがう・・)とアーニャは細目になっています。
ベッキーが気を利かせて席に座ろうと促しますが、「アーニャちゃん」と呼び掛けても返事せず、仕方なく「・・あっち座ろスターライトアーニャちゃん」とベッキーが折れると「うぃ」と頷きます。(めんどくさ・・)とベッキーは内心でため息をついています。
教室ではアーニャに対するやっかみの声が多く、「プププ ウケる」「いやほんとちょーしのってるよなあいつ」「これ見よがしにバッジ見せびらかしちゃってさ」「フツーあれつけたまま学校こねーよな」と悪意をぶつけられています。
人命救助も懐疑的に見られ、自分で突き落としたのではと噂されています。「もしくは学校に大金つんで星買ったとか?」とクラスメイトたちはダミアンに話を振ります。
「おまえはウチの学校が手違いや不正で星くれるような三流校だと そう思ってんのか?」「学校に不満があるなら よその編入試験受ければ?」と意外にもはっきりと撥ねつけます。取り巻きたちも(こういうトコ男らしいよな この人)とダミアンのことを認めています。
(まぐれじゃないからこそ あんなちんちくりんに先を越されたことがくやしいんだ)という内心の声を拾ったアーニャは、どういうふうに受け取ればいいのかわからない感じです。
昼食の時間になり、アーニャはベッキーと食堂に来ています。<星>のご褒美は何にするのかと訊かれ、「ごほーび?」とアーニャは聞き返しています。
テストやコンクールで頑張った時にはもらえるものとベッキーが説明すると、「ぴーなつもらえる?」とアーニャはピントの外れた答えを返しています。
ベッキーは「そんなのよりもっと高いやつよ」と、自分はかわいいドレスとティアラを買ってもらったと言います。
「まあでも今までたいしたものはもらってないか・・」とベッキーの脳裏に浮かぶのは巨大ケーキや庭に作った小さな家、ピンクの戦車にピンクの戦闘機、ダイヤがちりばめられた人形で、「おまえんち せかいをうらでぎゅうじってるひみつそしき?」とアーニャはぎょっとしています。
ちゃんとした会社だとベッキーに訂正されると、アーニャは城がほしいと言い出し、いきなりハードルが上がってベッキーもそれはちょっと無理じゃないかと呆れています。「じゃあぴーなついちねんぶん?」「それは余裕でしょうけど・・いいのそれで?」。
ベッキーは一番嬉しかったのは犬のピーゼルだと笑顔で言います。ダミアンがそばを通りかかり、アーニャはダミアンに犬を飼っているのか訊きます。
「知るか 気安くしゃべるかけんな!」とダミアンには邪険にされますが、思考を読んだアーニャは犬を飼っていることを知ります。そして、自分も犬を飼えば話題ができ、ダミアンの家に呼ばれるのではないかと想像を巡らせ、世界は平和になったと「フッ」とまた不気味に笑います。
夜になり、アパートでアーニャはロイドに、ご褒美に犬が欲しいとねだっています。「いぬかうとへいわになる」。
ロイドとしても何か買ってあげるつもりでいたようです。ヨルは生き物を飼うのは大変で責任が伴うと注意をしていましたが、ロイドは前向きに検討しています。
ロイドが思い浮かべるのはムキムキのドーベルマンで、家のセキュリティ向上にも役立つと考えていますが、ヨルは犬に凶暴なイメージを持っていて、アーニャが咬み殺される心配をしています。
どっちのイメージにもそぐわないアーニャは「・・アーニャかわいい いぬさんがほしい」と控えめに要望を伝えます。ヨルはそれを聞いても小型犬がナイフを銜えてアーニャの首に斬りかかって来る姿を想像しています。
ロイドは小型でも有能な犬はいるだろうと納得し、組織に手配してもらうようです。
場面が変わりどこかのアジトのような場所。「売却先は決まったか?」「ん~今のところ渋いですね」と話し合う男二人。「革命気取りのチンケな連中とか・・爆弾犬にでもするつもりか?」。
餌を入れたバケツを持って二人が向かった先には、いくつもの檻に入れられた何頭もの犬が喚き散らしています。あまり手入れされていないようで、餌をやる以外はろくに世話をしてもらえていない様子です。
そのうちの一頭の白い大型犬が男たちの声を耳にして、むくりと身を起こします。ロイド、アーニャ、ヨルが笑顔でこちらを向いている場面がおぼろげに浮かんでいます。
檻にギリギリ入るくらいの大型犬はなんとも言えないもっさりとした表情で、どこかを見つめていました。
アパートではカタログを前にしたアーニャが楽しそうに犬を選んでいて、ヨルは弱そうで安心ですと微笑む一家団欒の姿がありました。
まとめ
新展開になりました。
アーニャの<星>獲得のご褒美の流れから犬を飼うようで、それが次の「家族」のようです。
予知能力を持っていそうで、アーニャと組んで色々と活躍する姿が今から想像できて楽しみです。
犬密売の裏組織らしきこのアジトは、ロイドやヨルによって殲滅されてしまうのでしょう。お可哀想に。
どういう感じでアジトに突入して行くのかわかりませんが、アーニャと意思疎通を計って招き入れるというパターンでしょうか。
犬の方のスペックの高さも見せる展開がほしいですね。
「SPY×FAMILY」【18話 MISSION:18】【コミックライク】
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