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SPY×FAMILY(スパイファミリー)【2話 MISSION:2】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

2話「MISSION:2」

前回のあらすじ

東国の重要人物デズモンドを探るため潜入している西国のスパイ<黄昏>は、ロイド・フォージャーと名を変えます。デズモンドが姿を現す名門校の懇親会に出入りするために、偽造家族を持つ任務を受け、アーニャという娘を孤児院から引き取りました。アーニャには心を読む超能力がありましたが、ひとまず親子としての関係は良好にスタート。しかし、名門校に入学するためには三者面談、つまり母親も必要でした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【1話 MISSION:1】【コミックライク】

 

ロイド婚活 妻をゲットするも、妻にも重大な秘密があった

三者面談に母親も必要という通知を受け取ったロイドは情報屋のフランキーを頼りますが、さすがにフランキーの変装ではとても母親には見えません。仕方なく婚活を始めます。

 

首都バーリント市役所では女性職員たちが、女の個人情報が入った棚が荒らされたと噂をしています。黒髪で頭にバンドを巻き、耳の横から長髪を垂らした眠そうな目をした女性だけが話の輪から外れています。

 

ヨルというその名の女性は「課長のコーヒーにハナクソ入れちゃう?」と冗談を言われても「鼻糞を入れると美味しくなるのですか?」と真顔で聞き返してしまう、ちょっと抜けた感じの女性です。

 

異次元すぎるとか言われていて、世間ではスパイの密告で通報されたりしているので、27歳になっても独り身のヨルは「あやしい」とかイジられています。パーティに誘われますが、明らかにバカにされています。

 

帰宅したヨルは殺風景な部屋で、ユーリという名の弟からの電話を受けています。姉を心配する弟は結婚とかどうなのとかいい人いないのかとか、あれこれ世話を焼いてきます。誰か紹介すると言われたヨルは慌てて、週末にパートナーとパーティに行くと口にしてしまいます。

 

ユーリは職場のパーティなら後で知り合いのドミニクからどんな人か教えてもらうと言い、「姉さん騙されやすいからね ろくでもない奴だったら追っ払わないと」と話が飛躍してしまって固まっています。

 

ウソがバレると「変人」に加えて「虚言壁」まで加わり、弟の昇進にまで響きかねないとヨルは焦ります。そこへ電話が鳴り、ヨルが受話器を取ると「”お客さま”が入りましたよ <いばら姫>」とのメッセージ。ヨルの顔つきが一瞬で変わります。

 

ロイヤルホテルに向かったヨルは、警備の人間に「こちらに売国糞野郎がいらっしゃると聞きまして・・」と短剣を取り出します。警備をなぎ倒し、標的の監査局のブレナン次官を含む数名もあっという間に仕留めます。

 

彼女は暗号名<いばら姫>という殺し屋でした。「私 家事はお片付けしかできませんもの・・」とパートナーなんて見つけられないと落ち込んでいます。

 

ロイドはフランキーが集めてきた書類の中から、「子持ちバツイチOKで 名門に相応しい気品があり 48時間以内に手続き可能な女」を探していますが難航。アーニャは「こづれにんきない? アーニャじゃまなこども?」と心配していますが、アーニャの入学のための母親探しなので、ロイドは気にしないように言っています。

 

「ワケアリ」を選んで弱味を握るのが一番手っ取り早いが、リスクも避けたいと迷うロイド。とりあえずアーニャの外見だけでも整えておこうと服を選びに出かけます。「アーニャうりとばされる?」と何故か心配そうなアーニャです。

 

アーニャを見守りながら考え事をしているロイドの背後にヨルが現れます。まったく気配を感じさせずに背後を取られたロイドは警戒し、頭の中で検索をかけます。

 

書類の中にあった「ヨル・ブライア 27歳 結婚・離婚歴なし」「両親は共に他界 年の離れた弟が1人 2人とも公務員で経歴に怪しい点はない」という情報を思い出しいます。

 

すると見詰め過ぎていたためヨルに気付かれ、不審そうに「何かご用ですか?」と声をかけられてしまいます。視線まで気取られて狼狽えながらも、「キレイな方だなと思って」と誤魔化します。

 

ヨルはその言葉に、「それは私の容姿に好感をお持ちということで?」と喰いつきます。ヨルもパートナー探しを考えているのです。

 

そこにアーニャが現れ、子連れと判明。ヨルは(危うく人様の配偶者をお誘いしてしまうところでした そういった行為は奥様に殺されると聞いたことがあります)と発想が飛んでいますが、(まあ私なら殺し返しますけど)(・・いけませんこんな考えではいずれ誰かに殺し屋だと見抜かれてしまいます)と気を引き締めています。

 

しかし、心の読めるアーニャには筒抜けで(ころしや!)と衝撃を受けていますが、アーニャは娯楽に飢えており、父スパイ、母殺し屋という条件にわくわくしています。

 

二人をくっつけるために「あぁ~アーニャははいなくてさみしぃ~」「ははのそんざいこいし~」と急に言い出します。ヨルがその言葉に釣られ、「奥様とご一緒では?」と尋ねると、ロイドは「妻とは2年前に死別しまして 今は男手だけでこいつを育ててます」と答えます。

 

ヨルは勇気を出してロイドに恋人のフリをしてもらうように頼みます。弟を安心させたいためと言います。ロイドは代わりに面接時の母親役を交換条件で頼み、ヨルは承諾。アーニャの狙い通りに事が運びます。

 

ロイドは「娘にはいい学校に」「それが亡き妻の遺志」とか言葉を並べていますがアーニャには見抜かれています。ロイドとしてはまず小さな要求を呑ませ、最終的に正式な婚姻を承諾させる腹積もりですが、抜けているヨルはそこまで読めず、言葉の通りにいい人だと思い込んでいます。

 

土曜のパーティの約束をして別れます。買物をして帰る途中、ロイドはレジで「10ペントのおつりケロ」とF暗号の硬貨を受け取り、解読すると追加任務でした。

 

西側から盗まれた美術品の回収及び、密輸組織の壊滅。実行はバイヤーが接触する土曜18時――パーティの日と重なりました。

 

当日、パーティに間に合わすため、フランキーを助手につけて任務を決行。待ち合わせ場所で一人待つヨル。ロイドは組織を壊滅させにかかりましたが激しく抵抗され、逃走の際に車同士ぶつかって事故に遭ってしまいます。

 

待ち合わせ場所ではとっくに時間が過ぎ、ヨルは「弄ばれた」と判断。それでも弟のために職場の人間関係を良好に保とうと、一人でパーティ会場に向かいます。

 

パーティ会場では一人で現れたヨルをからかう職場の後輩たち。ドミニクに「マジで楽しみにしていたんだけど」と言われ、弟には誤魔化してくれるように頼みますが、後輩に「そこまでして見得張りたいんですか~?」とバカにしたように笑われます。

 

面倒になったヨルはもういっそのことこの場の全員を抹殺しようと考えますが、さすがに思い留まります。

 

わいわいと賑やかなパーティを(あれがきっと”普通”なのでしょうね)と、隅っこで見詰めながらヨルは一人ぽつんとしています。「あの人まだいるよ」と言われ始め、ヨルが場を辞そうとしたときにドアが開きます。

 

額から血を流したままのロイドが遅れてやって来ましたが、テンパっていたのか設定の「恋人」ではなく「夫」と名乗ってしまいます。血まみれなのは急患が暴れたためと説明しています。

 

今更「夫」は取り消せず、ロイドは「恥ずかしながらボクがバツイチ子持ちなもので色々と気にされていたのかも」とフォローを入れます。そのスマートな対応に後輩が癇癪を起こし、あつあつのグラタンをわざと転んで引っかけようと試みます。

 

ヨルは足技で軽くグラタンを何事もなかったかのように受け止めます。ロイドも「食べ物を大切にするのは素晴らしいけど ちょっとはしたないよヨル」と的の外れた指摘をして周囲を唖然とさせています。

 

後輩はしつこく絡み、ヨルが前の職場で「男の人に呼ばれてホテルとかでマッサージするんでしたっけ? やらしい~」と言ってきます。もちろん殺し屋の任務ですが説明できずにヨルは口ごもります。

 

ロイドは「素敵です」と意に介したふうもありません。「誰かのために何かのために過酷な仕事に耐え続けることは普通(なみ)の覚悟では務まりません」「誇るべきこと」と逆に褒めたたえます。ヨルはその姿に見惚れていました。

 

パーティを辞するとロイドは正気に戻って「すいません”夫”などど・・」と謝っていますが、ヨルは逆に何かを言おうとしています。

 

そこへ割り込んで来る車。密輸組織の残党で、どうやら奪い返した美術品に発信機が埋まっていたようです。「何ですかあの方たち?」とヨルに聞かれたロイドは「患者のヒステリーがまだ治まってなかったようです」と苦し紛れに言うと、「大変なのですね お医者さまは」とヨルは素直に信じました。

 

追手との戦闘になって殴りつけた時も、「近年の医学界では殴打療法というのが最先端でして・・」と言って誤魔化すとそれも信じるヨル。ロイドも戸惑っています。

 

隙を突かれてヨルが襲われますが、足蹴りで返り討ちにします。「あっ すいません 素人の私が勝手に治療を・・」とどこまでも抜けています。

 

恐縮するヨルに「ははっ ありがとうヨルさん!」と正直な感想を告げるロイド。二人で笑い合います。

 

逃走しながらヨルは「結婚しませんか」と言い出します。「交換条件の延長というか・・」「私みたいな独身女性はそれだけで怪しまれてしまうらしいので カモフラージュのために」と面接の一回だけではなく、ちゃんと一緒になるのはどうかと提案してきます。

 

ロイドは「では帰りに役所に寄って手続きを」と即答です。お互いの利益が噛み合いました。手榴弾で残党を吹っ飛ばすと、抜いたピンをヨルの左手薬指に嵌め、「病める時も悲しみの時もどんな困難が訪れようとも 共に助け合おう」と誓います。

 

「任務が」「殺しが」

 

「「続く限り」」と。

 

まとめ

新たな登場人物、妻になったヨルも殺し屋という秘密を持っていました。

 

鋭いのか鈍いのかわからんというロイドの評価通り、抜けたところが殺し屋というトゲトゲしさを中和しています。

 

同じような環境で生きてきたロイドの言葉には芯があり、ヨルの心にも響きました。単なるパートナーシップというだけではなく信頼のようなものも感じ取ったのでしょう。

 

アーニャはことあるごとに捨てられることに怯えていますが、ころしや!とヨルの正体を見抜いてナイスアシストです。

 

お互いに秘密を持っていますが、アーニャは両方の考えを読み取っています。アーニャ自身も秘密を明かすつもりがないので、三者三様秘密を抱えた偽装家族の誕生です。

 

次回から入学に向けてのミッションです。どういうふうに転んでいくのか読めません。

 

「SPY×FAMILY」【3話 MISSION:3】【コミックライク】

 

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