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SPY×FAMILY【21話 MISSION:21】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

21話「MISSION:21」

前回のあらすじ

テロリストとひと悶着あったアーニャですが、ヨルに助けられてピンチを脱します。しかし、白犬が新たな予知を得て、ロイドがテロに巻き込まれて死ぬイメージを共有したアーニャは、ヨルを振り切って犬と共に現場へ急行します。一方、ロイドは組織のメンバーとテロ実行犯の口を割り、ボスのキースの狙いを把握。白犬が予知した現場に向かうのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【20話 MISSION:20】【コミックライク】

(以下、21話のネタバレを含みます)

 

時計塔での攻防、アーニャの機転でロイドは救われるか 爆弾犬テロ事件編・大詰め

決着まではいきませんでした。長編シリーズになっていますね。

 

今回はロイドがスパイらしい有能な仕事をいくつもこなしています。アーニャの(とは知らずに)メッセージに気付いたりとか、変装、車の運転、身体能力で爆弾犬を迎え撃ったりなど。

 

最後は爆弾犬に向けて銃を撃ちましたが麻酔銃でしょうか。キースが遠隔の起爆リモコンスイッチを持っていますので、爆弾の処理が気になります。まあ、ロイドなら一瞬で解体してもおかしくありませんが。

 

アーニャと白犬のコンビは面白いですね。時計塔に到着した時の、白犬の疲れ具合が笑えました。レンガに寄りかかって空に向かって喘いでいました。

 

キースに見つからないようアーニャの身をそっと隠したり、爆弾トラップのドアを軽率に開けようとするアーニャにボフッと注意したり、無事に終わってほっぺたを舐めたりと完全に家族の一員です。

 

ロイドが死んでしまう未来も書き換えられて、元の三人が笑っているイメージが戻って来ました。アーニャの役目は終わったみたいですね。

 

ヨルもやっぱり出て来ませんでしたが、大臣の監視にユーリが出て来てましたので、それ絡みで来週に登場する可能性はちょっとだけありそうです。

 

アーニャの絵は相変わらず他の人には理解されません。個人的には普通に爆弾だと認識出来ましたが、話の流れでそうわかるだけなのか、登場人物たちにはナスに見えていたようです。色合い的にはナスに見えなくもないです。

 

時計が読めないのは、おしおきですね。

 

スパイアニメのせいで半端な知識で線を切ろうとしたり(線の色が黒のためと道具がないので断念)、指紋の意味もわからずに指紋を残さないように手袋を嵌めたりとか、だいいんぐめっせーじと言ったりとかアーニャらしくて微笑ましかったです。

 

白犬ものっぺりとした顔ながらも表情が豊かで、親しみが湧きます。

 

あとは残務処理だけとなりそうですが、もうひと波乱あるでしょうか。長めのシリーズも終わりが見えてきましたね。

 

以下、あらすじです。 

 

21話のあらすじ

ロイドの危険を予知で察知したアーニャは、白犬の背に乗って現場に向かいます。幸い、時計塔に着いてもまだ事件が起こっていません。

 

全力失速で白犬はぐったりと力尽きていますが、アーニャは首を揺さぶってさっきの予知をもう一回出してもらおうとします。

 

時計の針が17時を差していたことを思い出して時計塔を見れば16時30分。しかし、残念なことにアーニャは時計の読み方がわかりません。

 

近くで休んでいるお爺さんに「ごめんください あのとけいが ゴーンてするまで あとなんふんですか?」と訊ね、30分弱という答えを得ます。

 

すると白犬が鼻をすんすんとさせ、アーニャを建物の影に押して身を隠します。どうしたのかと角から遠くを見てみれば、キースの姿がありました。

 

車に乗り込もうとしているところでしたが、車から爆弾犬が飛び出し、地面を嗅いだあと、ばっとアーニャらの方を振り向きます。

 

(みつかった!?)と身を竦めるアーニャと冷や汗を流す白犬。しばらく睨み合っていましたが、キースが痺れを切らしてリードを引っ張ると、爆弾犬はおとなしく車に戻ります。キースは追手に見つからないよう早く移動したかったようです。

 

キースは割り出されたアジトを逆に使い、ドアを開けると爆発する即席トラップを仕込んでいました。アーニャは予知で見た爆発がキースの仕業だと見抜きます。

 

キースは爆発で多少の犠牲が出るかもしれないが、大儀のためだからやむをえないと自己弁護をして、車で走り去って行きます。

 

アーニャは爆弾をなんとかしないと、と焦ります。(えっと とけいのはりが6から7になったから のこり7ふん?? えーとえーと・・?)と、時間はやっぱり読めません。

 

とにかく急げとキースの出て来たアジトに潜入し、白犬の鼻を頼りに爆弾が仕掛けられたドアを発見します。アーニャが不用意に開けようとしたところ、後ろから白犬が「ボフッ」と吠え、開けたら爆発することを思い出してアーニャは慌てて手を止めます。

 

周りを見渡し、小さな窓から中に入れると見たアーニャはなんとかよじ登って中に入ります。ドアの内側には予想通りに爆弾が貼りつけられています。(これを かいじょすれば ちちたすかる)と手袋をはめて爆弾に向かいます。

 

ところが肝心の解除の仕方がわかりません。アーニャのテレビ知識では赤い線か青い線を切ればタイマーが止まるものでしたが、全部黒い線です。しかも線を切るハサミもありません。

 

ならばドアの前で待って、ロイドが来たら「入ったらダメ」と言うべきかと考えますが、それだと能力のことやら色々バレて捨てられてしまうかもと悩み、しかし、ロイドが死ぬとアーニャも平和もピンチと必死に頭を巡らせませす。

 

するとテーブルの上に置かれた調理量をいくつか発見します。

 

ロイドが2人の仲間と共にポイントB1、アーニャのいるアジトに到着します。2階の一番北の部屋だと場所も特定していて、真っすぐに現場に向かって来ます。

 

と、辿り着いた先のドアには奇妙な絵が、血文字っぽいもので描かれています。NOという文字、ナスっぽい爆弾の絵、爆発するというエフェクトらしきもの。

 

匂いからケチャップと判断しますが、絵の方はいまいちピンとこず、ナスだと思われていて、新手の暗号かと訝しまれています。

 

ロイドが人の気配は感じられないが慎重に行こうと助言しますが、時間がないからと仲間の一人が先行してドアノブに手をかけます。

 

アジトから避難したアーニャは白犬と共に、ハラハラしながら時計塔を見つめています。(ちち アーニャのだいいんぐめっせーじきづいた・・?)。

 

遠くて心が読めず、ロイドの心配をするアーニャ。時計の針が17時になり、ゴーンゴーンゴーンと鐘が鳴り響きます。予知で見た時間になりました。

 

爆発を警戒しますが、辺りはしんとしており、爆発せずに済みます。(やった・・?)とアーニャがほっとしていると白犬が傍に寄り添い、また予知が流れ込んで来ます。

 

ヨル、アーニャ、ロイドが三人揃って笑顔を浮かべている最初に見たイメージで、「ちち もどった!」とアーニャは喜びます。白犬がほっぺたについたケチャップを舐めながらボフッと吠えています。(アーニャたち みらいすくった・・!?)。

 

現場では間一髪、ロイドが嫌な予感を感じてドアノブに伸びた仲間の手を止めています。何かのメッセージかもしれないと慎重を期し、手鏡で窓から中を覗くと爆弾を発見し、罠だと気付きます。

 

ようやくそれでドアの絵がナスではなく爆弾だとわかりますが、その警告が誰からのものかは不明のまま。キースにも来ることを読まれていたと知りますが、保安局がやって来て詮索している時間がありません。

 

爆弾の処理を彼らに任せ、ロイドらは現場を離れます。キースも見つからず、保安局の監視下では捜索も困難。一度大臣のところに戻り、なりふり構わず強襲してくるかもしれないキースを警戒します。

 

時間になり、ブランツ大臣が迎賓館に移動となります。外務省職員が迎えに来ています。テロリストがまだ捕まらないことに大臣は文句を垂れていますが、情報局の者がやって来ます。

 

ブランツ大臣と側近が2名、建物を出て迎えの外務省職員と接触します。ところが大臣は「私一人で運転して行く 君は帰ってよろしい」と一方的に告げると、用意されていた車に一人で乗り込んで急発進させます。急なことに側近も対応出来ずに置き去りにされています。

 

その車をすかさず追いかけるキースの車。爆弾犬が大臣の匂いを感知し、正確に追っています。

 

一方、建物の中ではパンツ一丁に衣服を剥がれた本物の大臣が、シルヴィア(管理官)に苦情の電話を入れています。

 

ロイドがやって来て、衣服を脱がせて身代わりとして出て行ったとのこと。「なんと無礼な輩だ!」と怒り心頭ですが、管理官は冷静に急を要する事態と説明。

 

「犬を攪乱するのに大臣の匂いが必要だったのでしょう 今ごろ敵はニセ大臣を追って数キロ先です 今のうちにご出発を」。

 

ニセ大臣に扮したロイドのところでは、キースとのカーチェイスが始まっています。ルートを変更したのかと訝しみながらも追いかけるキース。その何回かのルート変更で、仲間がキースの車を特定しました。

 

人気のないところへと誘導すると、追って来るキース。しかし、そこにロイドの仲間たちが車で接近し、消音装置つきの拳銃でキースを車越しに狙い撃ちします。

 

追い詰められたキースは反撃に転じ、車をぶつけた後に隠していた爆弾を投じて逆襲、追手を振り切って再びロイド扮するニセ大臣を追います。

 

しばらく行くと車が乗り捨ててあり、ニセ大臣が走って逃げています。絶好の機会とばかりに爆弾犬を放つキース。犬が喰らいついた瞬間に爆発させてやるとリモコンを握り締めます。

 

ニセ大臣が銃を構えると左右に跳んで弾道を躱す爆弾犬。(拳銃の弾なんか 当たりゃしねーよ! 訓練された犬から逃げられると思うな!)とキースは勝った気満々でしたが、ニセ大臣は障害物を難なく飛び越え、高い壁を乗り越えて行きます。

 

本当はロイドなのですが、(なにィー! 西の大臣スゲェー!)と事実を知らないキースは目を見開いて驚いています。壁の向こうに行ってしまったニセ大臣と爆弾犬の姿を見失ってしまいます。

 

俊敏な動きでニセ大臣を追い詰める爆弾犬。足を止めたニセ大臣に「グルァ」と牙を向けますが、「すまなかったな」とニセ大臣に変装していたロイドが顔のマスクを剥がします。

 

「犬(おまえ)らだって人間のバカな争いに巻きこまれるのは不本意だったろう」と正体を現したロイドは爆弾犬に銃を向けます。

 

「終わりにしよう」と狙いを定めると、跳びかかって来た爆弾犬の腹めがけてパシュッと引き金を引くのでした。

 

まとめ

アーニャと白犬のコンビプレーがほのぼのワクワクする回でした。今回の事件はもう出番はないでしょうが、今後の活躍にも期待できますね。

 

ロイドが爆弾犬に銃を撃ったところまでで、完全決着まではいきませんでしたが、ページの都合でしょうか。キースがまだもう一手あってもおかしくないですが、それだとさすがにちょっと長いですかね。

 

ユーリ(だと思いますが)も出ていたので、大臣を護送するユーリとアーニャを探しているヨルが、ばったり出会ってわたわたみたいなくだりはあるのかないのか。まあ、普通なら時計塔のところでアーニャを回収でしょうか。

 

時計が読めなかったり、スパイアニメ知識でなんとかしようとするアーニャの奮闘ぶりがこのマンガらしいテイストで良かったです。

 

次回は決着編と白犬が家族の一員になる回だと思います。注目はやっぱり名前ですよね。アーニャのセンスに期待しています。

 

「SPY×FAMILY」【22話 MISSION:22】【コミックライク】

 

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