SPY×FAMILY(スパイファイリー)【番外編2】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
「番外編2」「SHORT MISSION:2」
あらすじ
東国と西極の争いが絶えない地域。東国に潜入した西国の凄腕スパイ<黄昏>は、ロイド・フォージャーと名を変え、名門校潜入のために「家族」を作る任務につきます。しかし、里親として引き取った「娘」アーニャは人の心を読む能力を持ち、相互利益のために結婚した「妻」ヨルには暗殺者という裏の顔が。それぞれ秘密を抱えたままお互いに正体を隠し、仮初め家族として生活するのでした。
【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】
(以下、番外編2話のネタバレを含みます)
日常回 フランキーの恋物語
いつもサポート役に回っている、情報収集担当フランキーが主役です。
モニカという若い女性に恋心を抱き、ストーカーまがいの情報収集をした挙句、ロイドにデートプランを考えてもらいます。渋々でありながらも付き合ってあげるロイドは、色んな方面に気苦労が絶えませんね。
まあ、作戦立案したらしたで膨大な量のフローチャートを瞬時に作り出してしまうところとかはロイドらしいです。もちろん、フランキーが覚えられるはずもありません。
結局、地道に会話の練習をしますが、モニカに変装して相手をしてあげるのがロイドの優しさです。
ただ、入念にデートプランを練っても、結果は秒で振られました。 アーニャにも慰められています。
落ち込んでいるのにカラ元気で虚勢を張るフランキーのやけ酒に、これまた付き合ってあげる面倒見の良いロイドでした。
ロイドとフランキーの関係性が見えた、ちょっとした日常回でしたね。
以下、あらすじです。
番外編2話あらすじ
フランキーがロイドを呼び出し、真面目な顔で「好きな女ができた」と告げますが、ロイドはしら~っと「そうかよかったな それじゃ」とその場を去ろうとします。
慌てて呼び止めたフランキーはデートの必勝法を教えろとせがみ、ロイドは「コツは『がんばる』だ」とにべもなく対応しますが、フランキーは「おまえの情報 秘密警察に言っちゃうぞ」と脅しをかけます。
しかし、逆に凄まれ、新型の小型録音機をタダで開発することを条件に承諾してもらいます。
喫茶店に場を移し、フランキーは愛しの女性の名を明かします。モニカ・マクフライト。五番街にあるシガークラブの店員です。
年齢は25歳、誕生日は9月20日、血液型O。身長162センチ、体重46キロ、現在は母・妹と3人暮らし。趣味は映画観賞、一番好きな映画は「バ・バ・バーリント」、幼少期のあだ名は「もっぴー」とあまりにもすらすらと詳細な情報が出て来て、ロイドはドン引きです。
フランキーはロイドも相手のことを入念に調べているだろうと反論しますが、ロイドは仕事です。
そこまで好みを調べているのなら、あとは自分で何とかできそうだとロイドは言いますが、フランキーはデータを集めるまでが専門で、評価・分析はまた別の部署だと言い張ります。
ロイドはその必死さに折れ、データを元に作戦を立案します。そして、できあがったのは、幾重にも枝分かれした膨大なフローチャート。
彼女に「1」という質問をしたとして、想定される解答A・B・C・Dを書き出し、更に各解答に対してのこちら側のベスト解答を記し、更にそこから・・と無数の選択肢に、「できるかボケェ!」とフランキーは目を怒らせてツッコんでいます。
対応力がハンパないロイドだからこそできる技で、フランキーは普遍的に通用する万能のシナリオをくれと懇願します。
ロイドはだったら変装して連いて行き、後ろの席から指示をする、と妥協案を出しますが、会話を聞かれるのが嫌だとフランキーはこれも拒否します。
地道に会話の練習をするしかなく、一応ロイドはモニカに変装してフランキーの会話講義に付き合います。
死相が見えるほど時間をかけて取り組んだ結果、かなりの練度に仕上がったらしく、「小官は明日 この戦略的話術をもって モニカ攻略戦に挑んでいくであります」とフランキーはようやく引き上げていきました。
翌日になり、フランキーはモニカの店に行き、いきなり噛み噛みながら話を切り出します。
フォージャー家は家族揃ってお出かけで、「おでけけ おでけけ」とアーニャはご機嫌で、アスレチックに行くようです。
すると通りの向こうに陰気なオーラを纏って歩くフランキーの姿。アーニャが「あ モジャモジャ!」と声をかけ、一家で寄って行くとフランキーは自分からデートの報告をして来ます。
「え?ああデートのことか? いやバッチリ誘えたんだけどよ 彼女 家のガス栓 閉め忘れたみたいで今日は帰るって」「また後日一緒に映画観に行ってくれるってよ!やるだろオレ? あー今日はヒマだから飲みにでも行くかー」とぺらぺら喋ります。
明らかな強がりに、もしくは思考を読んだのかアーニャが無言でフランキーの腰をぽんぽんと叩いて慰めています。
フランキーは一人でバーのカウンターに座り、「チクショー 何だよ結局 顔ですか!? デートの一回くらいいいじゃんかよ! 食い気味にNOってあんまりだよ!」と荒れています。
ロイドの仕事をタダで受ける約束もし、モニカにも秒で振られ、金もなく涙を流すフランキーにバーテンが、「マッカラン18年のロックです」と酒を出して来ます。
「こんなクソ高い酒 頼んでねーよ」と毒づくと、「あちらのお客さまからです」と手を差した先にいたのはロイド。
「よ・・よう奇遇だな」とロイドが一人で酒を飲んでいます。アスレチックをヨルに任せ、フランキーをなぐさめに来たようです。
「おまえいつも自分で言ってたろ」「オレたちみたいな人種は他人にいらん情を抱くなって・・付き合えたとしてもきっと上手くいかない」と妙に真剣にロイドは言いますが、「ケッ 妻子持ちに言われても慰めにならん!」とフランキーは素直に受け取れません。
「くそーっ 今日はおまえの金でしこたま飲んでやる!」と気合いを入れ、「つきあうよ」とロイドは応じます。
ちなみにアスレチックでは普通に遊んでいるアーニャをよそに、ヨルは誰よりも身軽に障害物を飛び越えてはしゃいでいるのでした。
まとめ
フランキーにスポットの当たった回でした。といっても振られてしまうので、活躍はできませんでしたが・・。
逆にロイドの優秀さが証明されました。仕事とはいえアーニャとヨルとも仲良くやっていて、順調ですから。
まあ、ロイドの気配りと面倒見の良さあってのことだとは思います。
アスレチックに行ったヨルは子どもを差し置いて飛び回っていました。次の番外編がいつになるかはわかりませんが、ヨルにスポットライトが当たる回があればいいですね。
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