ワールドトリガー【180話 里見一馬】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
180話「里見一馬」
前回までのあらすじ
チームのために前を向くことを決意した千佳。ランク戦に向けて作戦を練る修たち。遊真は緑川の助力を得て、次の対戦相手の弓場隊の隊員に会いに行くことになりました。
「ワールドトリガー」【179話 雨取千佳⑦】【コミックライク】
以下、「ジャンプSQ(2019年8月号)」のネタバレを含みます。
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(※感想→あらすじ→まとめの順です)
陽気なメガネが登場(ただし実力者)
久しぶりのワールドトリガーでちょっと前回のシリアスな話を忘れかけていましたが、 次のラウンドに向けての情報収集です。今回は戦闘シーンがなく完全に説明回。
緑川と同じ隊の先輩、里見が初登場。テンションの高い陽気なメガネです。メガネ人口が増えましたが、こちらはれっきとした実力者で銃手ナンバー1。
二宮の信者であることを隠さないオープンな性格で面倒見もいいですが、17歳には見えません。まあテンションの高さなら年相応な気もしますが、この感じで二宮にも接しているのでしょうか。
里見の語りからすれば弓場も相当な実力者で、二宮でさえ条件によっては倒しうるとのこと。B級とはいえひとすじ縄ではいかないようです。それだけの実力があって順位が下なのは隊員が一人抜けたからと納得のいく理由です。
二宮の強さの秘密も語られました。あのアステロイドの割り方は単なるオシャレだと思っていましたが、強弱をつけるという理に叶った戦法だったんですね。押し引きでガードを割って削ったり撃ち抜いたりと、テクニックも勿論あります。
里見も言っていましたが、同じようなトリオン量とテクニックを持っているヒュースとのガチ対戦になれば面白そうです。
ただ、ソロではなくチーム戦なので、生駒や弓場もいて普通に1対1の状況に持ち込めるかは、葦原先生のテクニックと心積もり次第でしょうか。
しかし、これだけ強者の情報が流れてきましたが、修はちゃんと立ち回れるのでしょうか・・。菊地原が心配してまた突っ込みを入れてくるかもしれません。
あらすじで振り返ってみます。
180話のあらすじ
緑川の所属する草壁隊の隊員・里見一馬に弓場隊を紹介してもらうことになった遊真。修も里見に会うために連いて行きます。小南の情報によると里見は弓場の弟子で「二宮信者」。修はそこに興味を持ったようです。
緑川に連れられてラウンジに行くと里見が待っています。A級4位草壁隊所属のガンナーで17歳。眼鏡をかけた細面の短髪、陽気な性格のようで、後輩の緑川の頭をくしゃくしゃしながら出迎えてくれます。
弓場には3時に隊室で待ち合わせと話が通してあり、緑川はわずかな時間でも遊真と対戦しようとします。遊真は遅れると悪いと断り、里見(遊真はかずま先輩と呼んでいる)に弓場の話を聞きます。
戦力(ウデ)的に一言でいえば「1対1最強」とのことですが、「あくまでおれ個人のイメージ」と注釈がついています。遊真は影浦とどっちが強いか尋ねますが、サイドエフェクトを考えるとどうだろうと悩む里見。
しかし、風間、二宮、村上らの「個人戦そこまでやらないけど勝率が高いからランクが高い人」というのではなく、何千何万と戦い抜いたうえでの高ランクだから共感すると言います。太刀川ともいい勝負をするようです。
ただ、今期はチーム戦に集中していてソロはあまりやっていないらしく、その理由は神田という隊員が大学受験で辞めたため。弓場隊が順位を落としているのはそのせいもあると。弓場がタイマンをやって、神田が指揮をするスタイルだったそうです。
そのあたりで時間になって遊真と緑川は弓場の元に向かいますが、修は残って里見に二宮のことを尋ねます。隠すことなく「二宮さんの信者」と明るく話す里見に、二宮の強みを聞いてみると、
「1対1最強」
とまたも同じ答えが返ってきます。修が突っ込むと、里見は「二宮の戦法(スタイル)を弓場の技術(テク)で真似しているところがある」と答えます。
二宮の戦法とは細かく割った「数」重視の弾と、大きく割った「威力」重視の弾、この二つを緩急つけて両攻撃(フルアタック)するもの。駒かい弾で相手のシールドを広げて威力の高い弾で割ったりその逆をしたり。そこにテクニックとトリオンが合わさりシンプルであっても強い。
詳しく教えてくれる里見に、次の対戦相手だけどいいのかと修は心配しますが、わかっていても防げないからと流されます。
今はできるだけ二宮と1対1にならないように立ち回るのが主で、狙われたらガン逃げするか、捨て身で相打ちを狙うか、死ぬ前提で何か仕事をするかになるので、そういう意味ではヒュースはテクニックもトリオンもあるので対戦が楽しみと言っています。
「1対1最強」同士の二宮と弓場では普通なら二宮だが、地形によっては弓場が有利かもしれないと言います。
射手(シューター)は「キューブ出して」「キューブ割って」「狙って」「撃つ」になるが、銃手(ガンナー)は「狙って」「撃つ」だけだから速さに利点があるとのこと。
ちなみに里見がガンナーをやっているのは単純にスタイルが合わなかっただけらしいです。修がガンナーをやるならいつでもレクチャーすると、面倒見がいい人のようです。
色々と話が聞けて収穫のあった修が里見と別れると、迅に出合います。迅が言うには里見は銃手ナンバー1だそうですが、里見本人は自分の順位を知らないそうです。
遊真と緑川が弓場の隊室に着くとドアが開いており、なかで弓場が腕を組んでの仁王立ちで待ち構えていました。
「よく来たな 空閑ァ」
鋭い目つきに細メガネ、きちんとセットされた髪型で、見た目はインテリふうの強面です。
遊真はしっかり笑顔で挨拶を返しました。
まとめ
二宮の強さの秘密を知ることができました。しかし、その二宮とも互角か条件によっては上の弓場と、A級で銃手ナンバー1の里見とボーダーも人材が豊富です。修はA級になってもやっていけるのでしょうか・・。
里見も濃い人でしたが、初登場の弓場もなかなか癖のありそうな人物です。遊真は人間関係を築くのが上手なので問題はなさそうですが、見た目と第一声の威圧感が凄いですね。
8月号は2話掲載なので次の話に続きます。
「ワールドトリガー」【181話 弓場拓磨】【コミックライク】
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