ワールドトリガー【181話 弓場拓磨】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
181話「弓場拓磨」
前回までのあらすじ
次のラウンドに向けて情報を収集するため緑川の助力を得て、里見と弓場につないでもらった修と遊真。修は里見に二宮や弓場の強さの秘密を教えてもらいます。遊真も緑川とともに弓場に会いに行きました。
「ワールドトリガー」【180話 里見一馬】【コミックライク】
以下、「ジャンプSQ(2019年8月号)」のネタバレを含みます。
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(※感想→あらすじ→まとめの順です)
強面インテリふうメガネが登場(こちらも実力者)
続けてメガネ登場。メガネ人口増加に宇佐美が喜びそうです。
修や若村といった今までのメガネたちは強くなかったですが(注:古寺がいました)、一気に二人も強者メガネが出て来ました。しかも弓場はインテリふうで頭もキレそうで、修は太刀打ちできるでしょうか。どこかでひと泡吹かせてくれる見せ場があるといいのですが。
弓場と帯島を紹介しつつ戦闘シーンも少しありました。遊真の新技も披露され、マンティスの変化版です。影浦と共同開発しているのかもしれませんが、いつも対戦しているようなので勝手に生み出したのでしょう。影浦に見せた時の反応も見たいです。
ちなみにアレはスコーピオンを投げて地面に差し、地面のなかから手元のスコーピオンを伸ばしてつなげるとのことでしたが、スコーピオンって投げても使えるんですね。トリオン量にもよるのでしょうか。
弓場隊には見せてしまったので使いどころが難しそうですが、帯島相手だとわざと見せて別の技を使うとか、遊真ならやりそうです。
弓場の抜き撃ちも速かったです。遊真が一撃とは・・。二宮と相打ちになってくれるのが玉狛的には有難いですが、マンガ的には二宮はヒュースが倒す(と期待)でしょうし、弓場は遊真が倒すのかもしれません。
村上が登場した時もこんな雰囲気で、「強えー」って思いましたが、きっちり本番では倒しましたしね。
ここに生駒が絡んでくるとか、今から最終ラウンドが待ち切れません。
あらすじで振り返ってみます。
181話のあらすじ
開けっぱなしの隊室に入ると、弓場が腕を組んで仁王立ちしていました。鋭い目つきに細いメガネ、きっちりセットした髪型の強面のインテリふうで、「よく来たな 空閑ァ」と声をかけてきます。
遊真がいつものように軽く挨拶すると、すぐに「帯島ァ!」と隊員を呼び寄せます。黒髪ショートカットで色黒の小柄な隊員が現れると、遊真を見て「あっ」と声を上げ、「ど どうも」と遠慮しながらお辞儀をしてきます。
しかし、弓場はその曖昧な姿勢を許さず、「ブルってんのかてめェー シャキっとしろやコラァ!」と完全に体育会系です。
帯島も態度を改め、弓場隊の万能手(オールラウンダー)であることと、空閑の判断の鋭さと柔軟な発想、勝負強さを尊敬していると声を張って挨拶をし直してきます。どうやら遊真のファンだそうです。体格も似ているので共感したのでしょうか。
弓場に仲良くしてやってくれと言われて握手する遊真は「おたがいがんばりましょう おびしま少年」と言いますが、弓場がこめかみに青筋を立てています。こっそり緑川が教えてくれましたが、帯島は女の子でした。
遊真は反省の意を表して深々と土下座をします。帯島は恐縮し、緑川もそこまであやまらなくてもと言いますが、遊真は過去に「初対面で男とまちがえたのがずっとあとまで尾を引いた前例があるから」と低姿勢を崩しません。勇吾とネイバーフッドを旅をしていた頃の、イズカチャのことを思い返しています。
弓場は即土下座とはいい心掛けだと褒め、詫びのついでに帯島に稽古をつけてやってくれと言います。遊真は受け入れますがあからさまに手を抜いており、帯島が連取。またもこめかみに青筋を立てる弓場です。
本気でやれと弓場は言いますが、遊真は「じゃあ ゆばさんが相手してよ」とうまく駆け引きします。
しかし、「次の敵に手の内を晒す馬鹿がいるか」と断られてしまいます。立場としては遊真も同じなのですが、「帯島にやらかした分をキチッと払え」と筋を通す堅物の性格のようです。そういえば前回、里見も弓場のことを時間を守るタイプだからと言っていました。
緑川も乗っかり、「なんか新技でも見せてあげれば?」と楽しそうです。仕方なく一回だけと遊真は了承します。
緑川の合図で遊真が両手スコーピオンで仕掛けます。左手に握った弧月で応戦する帯島。すると遊真は左手から20~30センチくらい大きさの、三角形のブーメランのようなものを投げつけます。
帯島は反応して避け、ブーメラン状のものが地面に突き刺さります。左手の攻撃をフェイントと読んだ帯島が相対する遊真に注意を向けますが、地面に刺さったブーメラン状のものから刃が伸びて、帯島の胸を貫いてトリオン供給器官破損で決着です。
弓場は「もぐら爪(モールクロー)」かと分析しますが、遊真によれば先に投げたものに地面の下からスコーピオンをつなげて変形させる「マンティス」の変化版とのこと。緑川は面白がり、帯島は何をされたのかわからなかったと遊真の技に感心しています。
遊真はこんな感じでOKですかね?とそそくさと退散しようとしますが、弓場は呼び止め、「払い過ぎだぜ空閑ァ」「釣り銭だ」と一本だけ勝負してくれることになりました。
遊真も元々そのつもりで紹介してもらったので、ありがたく受けます。再び緑川の合図で対戦開始となりましたが、両腰に吊った銃を一瞬で抜き撃ちした弓場の前に、遊真は何も出来ずに一撃で粉砕されました。
弓場は「俺らも次の最終戦 上位残留が懸かってるんでなァ」とそれ以上は見せてくれませんでしたが、遊真は記録(ログ)で見るよりずっと速いと、収穫はあったようです。
挨拶して別れますが、お互いに相手の力を受け止めたようで、弓場は「まともにゃ当たりたくねー相手だぜ」と言い、遊真も「次の試合が楽しみになったな」と嬉しそうにしていました。
まとめ
弓場と帯島の紹介回でした。弓場もかなり濃い人物で、体育会系、筋を通す性格ですが、悪い人ではなさそうです。王子や蔵内が元隊員で、自分の隊を立ち上げるからと言った時も快く了解したそうで、今も関係は良好とのこと。
弓場隊の紹介も終わり、気になる二宮の強さも説明がありました。いよいよ次は最終戦ですかね。というかそろそろ始めてくれないと話が進みませんが、ガロプラの再襲撃の件もありますし、今年中には終わるでしょうか・・。
ラウンドマップの選択権は弓場隊にあります。腕だけじゃなく頭もキレるタイプのようですから、変わったマップを選択してくれることと思います。楽しみですね。
ちなみに来月号には葦原先生の描き下ろし特製クリア下敷きが付録でついてくるようです。いつも電子版を購入しているのですがどうしましょう。下敷きは自体は使いませんが、ワールドトリガー関連なら欲しいですね。来月までに考えます。
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