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Dr.STNOE【158話 科学者は誰だ】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

158話「科学者は誰だ」

前回までのあらすじ

石化前、アメリカのCDCアメリカ国防センター)でも石化したツバメのことを調べていて、ゼノも協力を要請されています。脳波に反応があり、石像は生きていることも突き止めています。全人類石化前夜、国防研究所DARPA(ダーパ)によるパーティにゼノや特殊部隊のスタンリー、ゲストでルーナなどが招かれています。そこで石化光線が全世界を包み、ゼノらも石化しますが、意識を保っていれば復活のチャンスはあると思考を止めません。そして3700年後、彼らは復活するのでした。

  

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【157話 同じ刻同じ場所で】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年32号)」のネタバレを含みます。

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ついにゼノが千空の存在を知る

「友情とは二つの肉体に宿る一つの魂のことである」(アリストテレス:紀元前384前329)と、扉絵に刻まれています。

 

扉絵自体はゼノとスタンリーの2ショットですが、ゼノと千空の「友情」を言っているようにも感じました。

 

「フゥンつまり 千空&ゼノ 科学使いの元師弟は――同じ頃に目覚め 同じく目をつけた硝酸で 一人は人を活かす科学を作り続けた 一人は人を殺す科学を作り続けた というわけか――」と龍水が感慨深げにつぶやいています。

 

時は戻ってゼノの復活シーンから。ほぼ同時期・・というか数分の誤差で何人もの石化が解かれていきます。同じ場所に固まっていたから、時期も一緒だったということでしょうか?

 

ニーナの取り巻きカルロスも復活し、直前に飲み込んだ指輪をゲバフォッと吐き出します。スタンリーら特殊部隊の隊員たちがその努力を揶揄するなか、ゼノだけは即座にその材質に目をつけます。

 

「プラチナ――素晴らしい 実にエレガントだ!!」と絶賛、プラチナから硝酸を大量生産し、化学武力を先行させることにします。

 

科学にはまったく詳しくないのでわかりませんが、あのプラチナの指輪ひとつで大量生産が可能なのでしょうか。たった1個で一気に発展しています。指輪を没収されてしまったカルロスはお気の毒です。

 

「誰にも脅かされることなどない 僕の科学力 そして幼なじみのスタンリーの銃の腕があれば――世界を導く独裁者になれる 僕らにはそれができる そうだろうスタン・・・!!」とゼノは悦に入っています。

 

「ああ できるね」と冷静なスタンリー。ゼノは物凄い闇落ちした感がありますが、ホント石化する前に何があったのでしょうか。

 

ペルセウス号では甲板で千空ら首脳陣が談話しています。遠くから探りを入れるルーナ。千空のことをちょっとだけイケてると思っているようです。

 

情報を聞き出そうと近づいたところで、大樹が「なんだと あの俺たちのロケット作りの先生が 敵の科学のボスだったのかー!!」と驚いています。幼い頃、千空と一緒に作っていましたからね。

 

ゼノとスタンリー、千空と大樹という幼なじみ同士の組み合わせは何か意図したものでしょうか。

 

大樹を見つけたルーナはこっそりと傍まで近づきます。スタンリーはスコープ越しにその様子を伺っていて、あとはルーナが指さすだけです。スタンリーの眼光が鋭く光っています。

 

千空たちはそんなルーナの様子に気づかず話を進めています。Dr.ゼノが敵のボスならば、石化装置(メデューサ)が切り札になると言っています。

 

銀狼が「まままだ使えたのぉおアレって!?」と驚き、千空は「あ”-とっくに電気切れだ知ってんだろ」と返答。はっきりと覚えていませんでしたが、やっぱり完全に電池切れだったんですね。

 

千空は石化武器をブラフに使おうとしています。Dr.ゼノは科学武器の強さを死ぬほど知っていて、新世界を牛耳ろうとしている。石化武器という超科学武器を無視できるわけないとのことです。

 

敵が有能すぎる科学使いだからこそハッタリに使えるということか、と龍水も納得しています。

 

ルーナは指を鼻に突っ込んで葛藤しています。大樹を指差すだけだとわかっていながら、撃たれれば吹っ飛ぶのは確実。船に潜り込んだ時、迷わず助けてくれた大樹のことをそう簡単に見切れません。

 

何度も差そうとして(むり)とやっぱり鼻に指を突っ込んでいます。スタンリーはそれを見極め、ルーナの行動から大樹が誰なのか見当をつけています。照準がピタリと大樹に合います。

 

ルーナはならばと(せめて情報! 伝えなきゃ)と口パクで(もしかしてゼノの知り合い?? 千空って人)と伝え、双眼鏡で監視ていてたカルロスが「! なんか言ってるぞ お嬢」と気づきます。

 

龍水がルーナの行動をじっと見つめています。

 

情報が伝わった敵側は、ルーナの言葉を本部のゼノに送ります。目を見開くゼノ。

 

南が千空に定時ラジオを放送しようとして通信機をいじっていたら、ピーガー言い出したと告げてきます。聞いてみるとスクランブルがかけられた本格的な暗号通信。

 

解析するには「スペクトルアナライザが要る」と千空ですが、それが何なのかは素人にはわかりません。

 

大樹らもすぐには無理ということを認識しますが、龍水だけは(いや! 会話内容は重要じゃあない ルーナが何か動いたのを見て通信が行われた それはつまり――)と、「近くに敵が潜んでいる・・!!」と皆に警告します。

 

スタンリーはルーナの指差しがなくとも既に大樹を特定しています。引き金に力が入ります。そこにゼノから「撃つなスタン!」と鋭い声。

 

「Dr.大樹は影武者だった 敵の本当のリーダー その科学者の名は 千空だ」とその昔、NASAで並んで空を見上げた少年のことを思い出しています。その顔は嬉しそうです。

 

ところがそれを聞いたスタンリーの表情が強張ります。スコープには大樹のすぐ後ろに千空の姿。この表情はどう解釈したらいいのでしょう。

 

「狙撃だ!! スナイパーがいる・・!!」と龍水が周囲に大声で知らせるのでした。

 

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ゼノとスタンリーのそれぞれの表情の意味は? 交錯する思惑

ルーナの諜報活動?が実って、千空の名前がゼノに伝わりました。

 

知らされた時のゼノの表情は歓喜に満ちた、と言っても差し支えないくらい希望のあるものでしたが、一方で狙撃を狙っていたスタンリーの強張った顔。

 

これは単に影武者がいて相手の偽装工作にハマった自分を許せなかったとかそういう感情なのか、あやうく人違いで撃ってしまうところだったヤバかったなのか、もしかしてゼノから千空の名前を昔に聞いていて、それが出てきたからびっくりしたのか。

 

全然わかりませんでしたが・・。扉絵の「友情」がどうたらというのを加味すると、嫉妬したスタンリーが暴走して千空を撃ってしまう流れなのかな?と邪推してしまいます。多分、違うでしょうけど。

 

ルーナはいい子でいてくれてほっとしています。躊躇いもなく大樹を指差していたら嫌な気分になっていましたが、鼻に指を突っ込むとか銀狼っぽい天然さがありますが、憎めないキャラです。

 

取り巻きのカルロスが指輪を口に入れていたのは、硝酸の作成のための伏線だったようです。だいたいの人がすぐに気づいていたようです。

 

石化装置(メデューサ)は改めて電池切れと明言されました。ちょっとどうだったのか覚えていなかったので助かります。ブラフに使うようですが、ゼノの喜んだ顔からすれば一気に和解してもおかしくないんですけどね。

 

龍水はやはり有能でした。難しい話もすぐに理解しますし、ルーナの監視も怠らず、暗号通信から敵の存在を感知して狙撃を警戒しました。そういえば宝島編でも石化装置に気づいてスイカを蹴っ飛ばしたんでした。

 

この先の展開はどうなるでしょう。アオリ文では「銃弾を迎え撃て!!」とありますが、跳ね返せるようなものを何か作っていたでしょうか・・?

 

スタンリーのあの顔からするとゼノの命令を無視して撃ちそうなので、来週はそのへんがどうなるかですね。面白くなってきました。

 

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Dr.STNOE【157話 同じ刻同じ場所で】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

157話「同じ刻同じ場所で」

前回までのあらすじ

千空が10歳の頃、NASAの科学者だった(Dr.Xと名乗る)ゼノとオンラインで交流し、化学の基礎を教えて貰います。高校生になる頃まで師事し、様々なことを吸収する千空。NASAにいる白夜に会いに行った時にニアミスしますが、会話はなく、お互いの存在を意識したのみでした。 

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【156話 二人の科学者】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2020年31号)」のネタバレを含みます。

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今回も過去編 千空とゼノは石化の調査をしていた

今回も過去編で、全人類石化前夜の話。

 

NASAのゼノも本物のツバメが石化したことの調査をしていますが、データをリークしたのが「弟子」の千空。全世界のツバメの分布と石化状況の比較のやつです。

 

アメリカではCDCアメリカ防疫センター)で本格的な調査を開始。

 

「内臓まで作られている」「極めて水を弾く疎水性」「主に鉄 微量の金 他に炭素 窒素」「ところがほぼ全ての薬剤に不反応性 唯一硝酸に微量なイオン流出」「中心から末梢にかけて強度に著しい差がある 細かい分部ほど強度が高い」などなど。

 

当然ですが千空が独自に調べていたのに比べると、内容が雲泥の差です。ゼノにも調査の手伝いの依頼がきます。

 

千空も学校の科学室で色々と実験をしており、これが1話のところです。

 

同時刻(時差あり)アメリカでは国立公園での、国防研究所DАRPА(ダーパ)による技術の祭典が開かれています。

 

集められているのは錚々たるメンバーで、特殊部隊のスタンリーも出席しています。ゼノも勿論います。3700年後にゼノの周りに有能な者が集まっていた理由がこれですね。

 

ゼノは「未知の兵器によるテロ あるいは他国の攻撃か――」とまだ秘密だった石化したツバメの石像をスタンリーに見せ、お偉いさんが驚いています。ゼノはどうせ明日にはわかることだからと意に介していません。

 

結論だけ言ってくれというスタンリーにゼノは一枚のデータ表を提示。「頭の周りだけ ごく僅かに電位差が出る 脳波だよ」「実にエレガントじゃあないか この石像はまだ生きている!!」。

 

この時点でゼノは千空の考察を上回っていたということですが、環境や周りにいる有能な人物の差もあるでしょう。ゼノは一歩真実に近づいていました。

 

「時とともに一体または一体と眠るように脳波が消えていくがね このツバメは未だに起き続けているんだよ」というゼノの言葉に反応したのはスタンリー。

 

「つまりその新兵器 殺られた奴は気合いで起きてっとワンチャンあんぜってことか」と理解が早いです。ゼノたちアメリカ側の石化した人たちが復活した理由は、前もって対処法を知っていたからのようです。

 

ルーナも取り巻き二人に囲まれてこの場にいましたが、女優とかそういうのではなくて単にお偉いさんのお禳さんという感じに見えます。

 

その時、遠方の上空が怪しく光ります。瞬時に石化の光線だと見抜いたスタンリーが遮蔽物に隠れるように指示を出しますが、「ただしおそらく石化は不可避だ 勝負はその後 絶対に意識を飛ばすな!!」とその後のことを命令します。

 

ルーナの取り巻きのカルロスらもまとめて石化されます。

 

石化されたスタンリーの部下たちは命令に従って思考を続けていますが、なかには脱落していく者もいます。これがスタンリーの、千空たちと出会った時に見せたエリート意識を加速させているのでしょうか。

 

ルーナは例の「私はクールな女ルーナ! 私はデキる女ルーナ!!」の呪文で耐え続け、取り巻きはルーナのために耐えています。3700年それで耐えるのは、彼らも凄い精神の持ち主です。

 

スタンリーだけは「狙撃で慣れているから」のひとことで余裕です。

 

時が過ぎるなか、ゼノは思考を巡らせています。石化した場所がピナクルズ国立公園で硝石の洞窟だらけ。そうならば硝酸もあるし、プラスかマイナスかはわからないが変成ゼロよりは可能性がある、と。

 

千空も時間をカウントして脳エネルギーを消費しています。ゼノ側にカウントの描写はなかったので、こっちでは時間を把握していないのでしょうか。それとも復活後になんらかの方法で3700年経ったことを知ったとか。これはまだわかりません。

 

ゼノは目覚めた後のことを考えています。目指すのは畜産の飼料と燃料のアルコールを同時に生み出せるイエローデントコーン。西海岸のコーン帯は一ヶ所で、(コーンが雑種となって いやあわよくばまるごと地層に休眠種子として残っている)。

 

(もし他にも科学屋がいれば必然 そこに集まることになるのかもしれないな)と、この時から既に予測を立てています。

 

ノローグが語ります。「それは運命でもなく偶然でもなく 科学という再現性 必然を手繰り 数千年後 二人の科学者は邂逅する 同じ刻 同じ場所で――」と。

 

 

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しっかりとゼノの背景を固めてきました

前回の千空とゼノの師弟の絆に続き、過去編。特にゼノ側の設定を固めてきました。

 

千空からリークされた情報を活かしつつ、ゼノは国の力も使ってツバメの石像の解析を進めていました。

 

この時点で硝酸に反応があることや、脳波がまだ生きていて、石化しても脳を動かし続けていれば生きていられるという結論を出しています。

 

ゼノの周りにスタンリーを含む優秀な者が揃っている理由も判明。元々、石化直前に集まっていたようです。ルーナは招待客だったのか、その場に居合わせていました。

 

わからないのは彼らが復活した時、どのくらのズレがあったのか。千空と大樹で半年ほどの差がありました。

 

脳エネルギーの消費が一番多かったであろうゼノが最初の復活者として仮定すると、スタンリーやルーナなどの面子が目覚めるのを待ってから西海岸のコーン帯に移動したということでしょうか。

 

このへんの事情は次回以降に語られるのか、スルーされるのかどっちでしょう。あまりゼノ側ばかりに誌面を割くというようなマンガではないので、そろそろ現代編に戻りそうですけど。

 

展開の遅いマンガだとここからずっとゼノのターンが続いて、過去編だけで何週も続いたりしますが、Dr.STONEは展開の速さが持ち味ですからね。

 

千空とゼノの結びつきは最初に思っていたよりも深く、現代編に戻ればなんとか和解できそうな雰囲気も見えています。

 

とはいえ、敵のリーダーを殺して他を配下に収めるという方針があるので、そこのところをどう掻い潜るかになります。ルーナとその取り巻きがカギを握っていそうです。カルロスが石化直前に指輪を呑み込んでいましたが、あれは何かの伏線でしょうか。

 

ゼノは科学屋が同じ場所に集まることにちょっと期待していそうな感じでしたので、それと独裁者になりたいという前回の台詞はそぐわない感じもしますが、どちらが本心でしょう。

 

最後には協力し合うことになるでしょうが、そこまでの道筋がまったく読めませんね。

 

あと、今更ながら気になったのが、「思考を続けていれば復活の可能性がある」ということです。硝酸がカギになっているかもしれませんが、同じように硝酸のある場所かつ思考を続けていた人間ならば、どこかで密かに復活していてもおかしくありません。

 

まあ、一人で生きていけるかどうかは別として・・。いずれそういうのも出てくるのでしょうかね。

 

「Dr.STONE」【158話 科学者は誰だ】【コミックライク】

 

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SPY×FAMILY【29話 MISSION:29】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

29話「MISSION:29」

前回のあらすじ

クラスメイトのジョージが親の関係でデズモンドに逆恨みを抱き、退学させようと手を回してきます。思念でその企みを読み取ったアーニャの活躍もあってジョージの企みは阻止され、最後はクラスが団結してジョージを送り出すことになりました。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【28話 MISSION:28】【コミックライク】

(以下、29話のネタバレを含みます)

 

興味のある職業を調べる課題 ロイドの表の職業の精神科医をアーニャが取材

社会学習の課題で、「興味のある職業」について調べてレポートにまとめるように言われます。職業については両親だけではなく近所の店や会社でも可でしたが、アーニャは親の仕事を調査します。

 

家に帰るとまずヨルに何故その職業を選んだのかや、やっているところを見せて欲しいと頼みます。

 

しかし、ヨルの裏の仕事は暗殺者。「弟を養うために始めた仕事ですが今では誇りを持っています」と想像の中ではシャキーンとしているヨル。

 

実際の仕事をアーニャに紹介する流れをシュミレートしてみますが、ターゲットを見まみれにして屠る姿が浮かび上がり、見学しているアーニャも血まみれになっています。

 

どうしたものかと、うんうん唸っているヨルですが、それらの思考はアーニャも読み取っていて、白けた目でヨルを見詰めています。「アーニャちちのしごとをしらべようとおもう・・」。

 

ヨルの表の仕事は市役所ですが、そっちの方を紹介するつもりはヨルには思いつかなかったみたいです。ちょうどロイドが帰宅し、「かくかくしかじか」と説明するとロイドは了承します。

 

2日後、バーリント総合病院にロイドがアーニャを連れて行きます。ロイドの表の職業は精神科医。アーニャは探偵のコスプレをして気合いが入っています。

 

(開業医の方が偽装は容易かっただろうが この病院は政財界や軍の大物も多く利用するため盗める情報も多いし その界隈でのパイプも作りやすい)とロイドは思考を巡らせます。

 

すかさずメモを取るアーニャですが、「まだそんなにメモるようなこを言ってないぞ」とロイドは不審がっています。

 

白衣に着替えるロイドと取材するアーニャ。職業を選んだ理由からです。

 

「人は誰でも風邪くらいひくだろう? 体だけじゃなく心も同じだ 世の世の中には心の風邪をひく人がたくさんいるんだ」とそれらしいことを語るロイド。

 

「アーニャじなんに『おまえはばかだからかぜひかない』っていわれた」と悲しい告白をするアーニャです。

 

とにかくそういう人を助けたいと思ったとロイドは続けますが、頭では(あわよくば表舞台から隠遁しているデズモンドが何らかの病気であった場合 医者という立場からアプローチできないかと考えてのものだが・・)と考えています。アーニャがメモをするのはそっちの内容です。

 

次に職場の雰囲気を調査します。ロイドが同僚を紹介すると、女性医師たちは「かわいい~」とアーニャに喰いつきます。お菓子ももらったアーニャは「ちちのしょくばは ぱらだいす」と余計なことをメモしています。

 

「”しょくばのちちはどんなやつですか?!」とアーニャが同僚たちに訊ねると、カッコイイとか、患者さんに丁寧で優しいとか、転任してきてあっという間に主戦力になったにもかかわらず尊大なところがなく皆に慕われていると、軒並み高評価です。

 

「ちち にんきもの?」「んーまあ人づきあいは大切にしてる」(顔は広げておくに越したことはない 情報やコネを得やすくなるし何よりスパイにとっては『えっあの人が・・!?』と思われる人物像になりきるのが肝要だ 目立ち過ぎぬ程度に人当たりよく)。

 

もちろんアーニャがメモをするのはロイドが口にしなかった方。その妙な行動に「おまえさっきから よくわからんダイミングでメモってるな・・」とロイドはツッコんでいますが、それ以上の詮索はしないようです。

 

次の質問は「”このおしごとで たいへんなことはなんですか?”」。「やはり”心”という目に見えないものを扱う難しさだな 医者は魔法使いじゃないからな 他人の心を読めるわけじゃない」と真っ当な答えですが、心の読めるアーニャは「フフン」とドヤ顔。

 

ロイドは懇切丁寧に説明を続けますが、お菓子で餌付けされてちやほやされているアーニャはまったく聞いていません。「もういい答えん」「ちちまじめ」。

 

「そこが先生のいいところ」と同僚が褒め、「本当はもっとその腕を活かして臨床の場に出てほしいんだけどな」と惜しまれますが、「・・すみません研究の方が忙しくて・・」と、任務で大変なロイドはすまなさそうに頭を下げます。

 

同僚と別れると、実際に仕事をしているところを見たいとアーニャは言いますが、患者のプライベートもあるためそれは無理。診察室を見せるにとどまります。

 

「ふつうのおへやみたい」「緊張感を与えんよう配慮されてる」「のうみそかいぞうましんどこ?」「おまえは精神科医を何だと思ってるんだ バカなこと言ってないで残りの質問を済ませるぞ」「もうだいたい終わった」と、アーニャはそのへんを弄り回します。

 

「あっコラ 勝手に触るな!」と注意するロイド。(この書棚の奥は任務における緊急時の脱出ルートになっているのだ)と制止した理由を思い浮かべますが、アーニャには筒抜けで(かくしつうろ・・!)と、わくわくされています。

 

ロイドに来客があり、ノックの音からWISE工作員だとわかります。アーニャにはヨルに迎えに来てもらうかと訊ねますが、仕事が終わるまで待つと答えるアーニャ。

 

ロイドは暇つぶし用に診療で使う、箱庭に人形や小物を好きなように配置していく遊具を渡します。他の物には触るなと言いつけて出て行くロイド。

 

「うぃー」と返事したアーニャですが、ロイドの姿が消えた途端、にまーっと悪い顔つきに豹変します。

 

ロイドは女の同僚から次の任務の書類を受け取りながら、病院とのスケジュール調整の確認などをしています。

 

その流れで「よく懐いていますね」とアーニャに対する感想を述べられますが、「予測不能で苦労してる」とロイドが正直に答えると、同僚は「――! 先生の思考を上回るとは驚きです」と素直に感心しています。

 

そのアーニャは大人しくしているはずもなく、書棚の隠しハンドルを見つけて動かしてて脱出ルートを作動させます。

 

(たんけん わくわくっ)と狭い隠し通路を進んで行くと、途中で真面目な会議をしている部屋の上を通過します。

 

会議では幽霊がどうのこうのという話をしていてアーニャは興味を惹かれますが、物音を立ててしまい注意を引いてしまいます。幸い気のせいだと判断されてセーフ。

 

アーニャはそろそろ戻らないといけないことを思い出しますが、今度は足が挟まってしまいます。無理に足を抜こうともがきますが、異様な物音と、アーニャの食い縛る「ふぎーっ」という声が下の会議室に響きます。

 

「うわああ 何だ!? 何かいるぅ――!!」「幽霊だ!! 絶対幽霊だぁ――!!」と下では大騒ぎになっています。

 

なんとか足を抜いたアーニャが急いでロイドの診察室に戻ると、天井も静かになります。医師たちは、ほっと胸を撫でおろしながら会議を再開します。「これからは心霊話をする患者に対し真摯に耳を傾け中立的な判断を・・」と、医師たちに少なからずトラウマを植えつけてしまったようです。

 

診察室に戻ると、(さて あいつの箱庭はどんな形になってるかな)とロイドの思考が飛んで来ます。アーニャは慌てて箱庭を制作します。

 

「戻ったぞー」「に・・にんぎょうあそび たのしいなー」と何食わぬ顔でアーニャは誤魔化しますが、急いで作ったために箱庭はぐちゃぐちゃです。

 

「実はこの遊戯で多少なりとも その人の深層心理が読み取れるんだ おまえの心は――」と覗き込んだロイドは「混沌(カオス)ッ!!!」と衝撃を露わにします。

 

「な・・何だこれは・・!? 見たことのない症例だ・・!!」。ロイドは(振り回されっぱなしで気づけなかった)と猛省します。

 

孤児院から知らない大人の元に連れてこられて極度のストレスがかかっているだろうこと、きっと子供なりに必死に押し隠してきたのだろうこと、気づかずにいてスパイ失格だと自分を責めています。

 

全てアーニャには聞こえていますが、適当に造った箱庭のためバツが悪くて真っ赤になっています。

 

(早急なケアを!!)とロイドは「本屋でスパイウォーズの新刊でも買って買ろう」とおもちゃを与えようとしますが、「や・・やたーっ」とアーニャは棒読みです。

 

「ご飯のあと レポート一緒にまとめようか メモはちゃんと取ったか?」とメモを取るロイド。「あっ ちちそれは・・」とスパイのことがバレてしまうとアーニャは慌てて手を伸ばしますが、字が汚なすぎてロイドにはまったく読めませんでした。

 

「これはえっと・・うん・・」と言葉を失うロイド。「・・アーニャがんばってひとりで れぽーとやる」とアーニャからすれば救われた形です。

 

帰宅するとヨルが「ロイドさんの かっこいい殴打拳法は拝見できましたか?」と相変わらず突飛なことを言っています。「いやヨルさん あれは超緊急の・・」「ちちばいおれんす」と、一家団欒の風景でした。

 

後日、学校でレポートの発表会。アーニャの番が回ってきます。

 

「ちちのおしごとはすぱ・・すぱらしいこころのおいしゃさんです」から始まり、「ちちはかんじゃさんの こころのへいわのために まいにちねなかったり いぐすりをのんだりしながら がんばってるます せんそうでたいへんだったひとたちもたすけたいといってるます」。

 

「たーげっとと しんらいかんけいをつくるためにはこんきずよく ていねいにおはなしします」とこの辺りまではまともで、ヘンダーソン先生もさすがだと感心しています。

 

ところが方向性が怪しくなり、「ちちはこねをつくるのにひっしです しょくばでは ごるふしたり隠し通路(うらるーと)をつかったりします あとおかしもくばってます」とメモの内容がごっちゃになったのかとんでもない内容に教室がざわついています。

 

(お菓子・・!? ワイロか何かの隠語か・・!?)。「あとたまにかんじゃさんをなぐったりするそうです」とこれはおそらくヨルの殴打拳法のことでしょう。

 

(ロイド・フォージャー!?)とヘンダーソン先生の顔が血の気の引いたミイラみたいな顔になっていました。

 

上司と打ち合わせ中だったロイドは寒気がしています。案の定、後日、学校に呼び出されたようですが、スーパー弁明術で事無きを得たとのことでした。

 

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アーニャのレポートは衝撃の内容

職場体験回。といっても表の精神科医の方で、ロイドの性格なのかこちらでも優秀な面を見せていて、周りからの信頼も厚かったです。

 

アーニャはスパイの方に興味を持っていますので、ロイドが口にせずに頭で考えた内容ばかりをメモっていました。ロイドに見つかったらどうするつもりなんだろうと思っていましたが、まさか字が汚すぎて読めないとは。納得です。

 

ヨルはアーニャから職業のことを訊かれて、1ミリも市役所の方を思い出していませんでしたね。専業主婦だったかと設定を忘れるくらいでした。

 

ヨルのバイオレンスな思考にアーニャでされドン引き。ソッコーでロイドの方の調査に切り替えていました。

 

病院での隠し通路のくだりはアーニャらしかったですが、会議室にいた医師たちに幽霊のトラウマを与えただけになりました。特にあってもなかっても良かったようなエピソードに思えましたが、後日、何らかの形でロイドに降りかかってくるのでしょうか。

 

メモの内容をまとめたレポートはアーニャらしさが溢れる、とんでもないもの。おかし、とかうらるーととか言って教室をざわつかせていました。たまにかんじゃさんをなぐったりしたりするそうです、とこれは完全にヨルに引っ張られてますね。

 

箱庭を見たロイドがアーニャを心配してスパイ失格だ、と自分を責めるのをアーニャはバツが悪そうに(心の声を)聞いていました。ロイドは充分やっていると思いますけども。

 

スパイの同僚からは「よく懐いてますね」と言われ、傍から見てもそう見えるのでしょう。ロイドの「予測不能」との回答には本気で驚いていました。

 

いつもいつもロイドの想像を上回るアーニャの思考回路は、楽しませてくれます。

 

ロイドのスーパー弁明術がどんなものか知りませんが、アーニャの行動を思えば今後も大活躍しそうなスキルですね。次回の大暴れも期待しています。

 

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