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ライドンキング【31話 大統領と鬼の試練】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

31話「大統領と鬼の試練」

前回のあらすじ

竜に進化したキャルマー。ザラタンによればプルチノフは龍脈に開いた”穴”であり、莫大なエネルギーを引き出すこともでき、キャルマーへと影響を与えたとのこと。宇宙を渡る力もあるとのことですが、プルチノフは果たさないといけない約束があると、死の谷へと向かうのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【30話 大統領と竜(ドラゴン)の翼】【コミックライク】

 

以下、31話のネタバレを含みます。

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死の谷へと向かったプルチノフ一行 肉体言語で王闘鬼(キングオーガ)と語り合う

ドナテロに乗って死の谷へと向かったプルチノフ一行。死の谷では溶岩(マグマ)温泉郷で王闘鬼(キングオーガ)たちが寛いでいます。

 

ドナテロの中は迷宮と同じような空間に作用する魔法がかかっていて、実際の広さの3倍になっています。

 

預かっていた小屋や井戸まで設置されていて、甲羅の向こうに空が透けて見えています。ちなみに勝負を挑んでいたボッチたちは、負けを認めて回収されています。

 

ドナテロもザラタンと同じく内側に顔があり、自身が死なない限りは自給自足で何年でも暮らせると請け負っています。

 

それを聞いたベルが危ない目をして、「てことはこの畑で非合法な薬草を栽培し放題みたいな ストロング系ポーションの自給自足みたいなウヒヒ・・」とヤバくなっていますが、「食べられる野菜が優先に決まってるでしょ!」サキにダメ出しされています。

 

温泉もついていて至れり尽くせりながらも、死の谷には1時間なのであっさり到着。ただ、ザラタンからもらった魔法地図(ナビ)が500年前のもので、目的地が見つからないとのこと。

 

この世界にもナビがあったことにプルチノフが感心しています。「ナビが不案内になるのは だいたい高低差がある時だが・・」プルチノフが呟くと、ズゴォォンと何かがぶつかったみたいな音が響いてきます。

 

「地上からの攻撃だす~」ドナテロは魔壁結果(バリア)を貫いてくると報告。甲羅が傷つくほどではないにせよ、闘気をまとった岩石が原因。

 

下では王闘鬼が金棒やらを使って「王闘鬼流 五龍斧術(ごりゅうふじゅつ)」「雷宮瓶球術(らぐびんきゅうじゅつ)」と遊びの延長で、岩石を飛ばしています。

 

「被害がないのなら彼らの下まで降りてくれ」プルチノフが指示し、ドナテロが了解して下降します。

 

地上では王闘鬼が「わはは!効いたか?」「こっちに落ちてくるぞい!」と降り立ったドナテロに対し、亀鍋だとはしゃいでいます。

 

王闘鬼たちを見て、サキが迷宮主と同じクラスの魔物が群れていることに驚いています。

 

プルチノフは「待ちたまえ」と構わずドナテロから出て行くと、「私はプルチノフ 君たちの領主 エドゥ殿に会いに来たものだ」と用件を告げます。

 

「女王さまに? 只人ごときが女王さまになんの用じゃい??」と王闘鬼たちは訝っています。

 

エドゥは先代領主の霊廟で、龍脈を汚す瘴気の元を探っています。聖王によれば只人の前線に新たな龍脈が現れ、その龍穴から只人が瘴気を流しているという話だったものの、実際に赴いた遠征では無駄足だったと思案しています。

 

(やはり只人どもの領土深くまで攻め入らねば この瘴気の出処は掴めないものかもねぇ・・)と頭を悩ませていると、王闘鬼の一人が「亀鍋に乗った只人が 亀肉を持ってきやした!」と訳のわからない報告を持って来ます。「なんだいそりゃ」。

 

プルチノフと王闘鬼たちはごく自然に拳をぶつけ合っています。「そりゃああ! 喰らえぃ!! 王闘鬼流奥義 鬼燐大車輪(おにぐるま)!!」と三匹が繋がって車輪のようになった技を繰り出して来ます。

 

冷静に受けて立ったプルチノフは正確に三匹の顔にパンチを打ち、三発でノックアウトさせます。

 

「やるのぅ! じゃがすべての試練に打ち勝たねば女王さまに会わせることはできん!! いくぞ! 擲叉錘長角拳(てきさすろんぐほーんけん)!!」と別の王闘鬼が挑んで来ます。

 

プルチノフはその拳を左手で捌くと、素早く懐に潜り込んで背負い投げの態勢に入ります。「馬鹿め! 王闘鬼に投げ技は・・」と足元に闘気を込めますが、プルチノフは意に介さず一気に引き抜いて叩きつけます。盛り上がる王闘鬼たち。

 

「次はどんな勝負をしようかのぅ!」と、「牙素燐風呂(がそりんぶろ)」や「雲梯の下が剣山のやつ」や「大鉄球押し登山」などと色々なものを提案。

 

その姿を見たサキは「なんかあいつら迷宮主の奴よりアホっぽいんだけど・・」と呆れています。ボッチは名誉挽回とばかりに勝負を申し込んでいますが、食糧と見なされて流されています。

 

(ふふ・・コミニュケーションの手段が闘いというだけで 根は無邪気な者たちだな・・)プルチノフは満足げですが、「おじさん! めんどいからさっさと魔光線(ビーム)でやっつけちゃって!」「これじゃキリがないみたいな」サキとベルから物言いがつきます。

 

「いや 私は戦争をしに来たわけではない 彼らとの対話が闘いなのであれば この肉体一つで語り合うまでだ」とプルチノフは乗り気です。

 

そこへエドゥが現れます。「驚いたね あの海底からよく脱出できなもんだ」と感心しています。「それで 要件は聖王陛下に会わせろってアレかい?」「そうだ 約束を果たしてくれるとありがたいが」「ふん 約束は拳次第と言っただろう?」。

 

「よかろう」とプルチノフが受けますが、地面が揺れ始めます。舌打ちしたエドゥは部下に霊廟へ向かうように声を飛ばします。

 

すると地面から巨大な肉瘴気が現れます。「なんだいありゃあ!? もう霊廟からここまで溢れてきたってのかい!?」エドゥも驚いていますが、サキとベルも固まっています。

 

エドゥが闘気をぶけてて瘴気を飛ばし、プルチノフたちに逃げるように言いますが、「いや 私も手伝おう!」プルチノフは手の平から闘気を放ち、瘴気を飛ばします。

 

その威力にエドゥは目を見開き、ヨシュアスが言っていたのはこのことかと納得します。「いいだろう ついてきな! この際 使えるもんはなんでも使うよ!!」「うむ!」。

 

さくさくと進む話に、サキとベルは「筋肉同士のアイコンタクトで話を進めないでほしいみたいな」と呆れています。

 

霊廟では先代が暴走し始めています。プルチノフが次々と闘気を撃って肉瘴気を鎮めていき、「ごっついのう!」「あんな簡単に肉瘴気どもが!」と王闘鬼が感心しています。

 

先代と呼ばれているのに首を傾げたプルチノフに、王闘鬼が「あの竜は女王さまの先代にあたる”牙”じゃ」と説明。「王闘鬼の長たる”牙”はこの死の谷の龍穴を守る柱として 竜化した後もこの地に縛られるんじゃ」。

 

もう一人の王闘鬼が「阿保! よそもんにペラペラと秘密をしゃべるな!」と暴露した王闘鬼を殴っています。

 

エドゥは「ちょいと我慢してな!」と拳を先代竜に突き入れます。「!? あれは何を?」問うプルチノフに、「まさか!? 瘴気を吸い出して引き受けてるみたいな!?」とベル。

 

「もはや・・手遅れ・・だ」先代がうめくように呟くと瘴気が溢れ出し、エドゥの身体も変化。「ちぃ・・とんだ・・代替わ・・りだ・・ね」。

 

エドゥが悲鳴を上げると、身体が急激に変化して竜へと姿を変えます。「せっ聖戦士の竜戻りじゃ!」。

 

王闘鬼たちがエドゥが鬼柱になったことを嘆いていますが、「泣いとる場合か!」「ワシらこの日のために鍛えてきたんじゃ!」「そうじゃ! 女王さまを龍穴に据えるんじゃ!」と気を持ち直します。

 

しかし、竜化したエドゥの瘴気に王闘鬼たちがあっさりとやられていきます。「瘴気が龍穴から湧いてきたぞ!! 闘気をまとえ!!」「ぐぬぅ!! 早く鎮めるんじゃ!」。

 

(なるほど・・王闘鬼はこの龍穴を代々守り続けてきたのだな 瘴気からこの地を守るために)とプルチノフは納得しています。

 

キャルマーは必死に瘴気を吸い上げようとしていますが、量が多過ぎて手に負えず、サキとベルに抑えられています。

 

王闘鬼たちが吹き飛ばされていくなか、(ならば私も約束を果たそう)プルチノフは拳を握り締めます。(この拳で!!)。

 

「ガァアアアア!」と吠えて立ちあがる竜化エドゥに、プルチノフは臆せず対峙するのでした。

 

 

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プルチノフの得意の展開 エドゥを味方にできるか

予想通りの展開に進んでいます。

 

死の谷の王闘鬼たちは単純な連中で、サキが言うように迷宮主とは違う感じです。遊びのようにドロテナを撃ち落とそうとしたり、亀鍋だと騒いだり。プルチノフとも肉体言語で語り合えるようで、どちらも楽しげです。

 

サキとベルは振り回されっぱなしでした。ボッチもドロテナとの勝負は早々に負けを認めたようで、名誉挽回とばかりに王闘鬼に戦いを挑んでいましたが、食糧とみなされていました。不憫。

 

ドロテナの内部は魔法で3倍程度の広さに拡張されており、小さいながらも温泉があるなど快適空間でした。ベルは畑で非合法薬草を育ててストロング系ポーションを作ろうと目論んだりと、久々にポーション中毒の一面を見せましたね。

 

エドゥと相対したプルチノフが拳で語り合おうとしたところで、先代竜が暴走。プルチノフの力に触発されたような描写です。

 

闘気で瘴気を吹き飛ばして実力を見せたプルチノフに、エドゥはヨシュアスが言っていたことは本当だったと納得しています。共に闘おうとしたのですが、暴走を鎮められず代替わりをしてしまいました。

 

瘴気に呑まれたエドゥが竜化してしまいましたが、瘴気からこの地を守る王闘鬼たちの姿に感銘を受けたプルチノフは、約束を果たすべく拳で語り合う決意を固めます。

 

プルチノフが勝つのは間違いないでしょうが、エドゥは救われるのでしょうか。割と重要そうな敵キャラもあっさり死んでしまうマンガだけに、どっちに転ぶかわかりません。

 

エドゥを救えれば仲間になってこの先の展開は楽になるでしょうが、死んでしまうとリィナたちの態度が硬化してごちゃつく可能性もあります。盛り上がりを考えるとそっちになるかもしれません。

 

キャルマーはさすがにこれだけの量の瘴気は吸い尽くせませんでしたが、なにかしらの役には立つと思います。

 

次回、エドゥのところは決着でしょうか。

 

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