コミックライクの漫画最新話レビュー

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今のオススメアップ! 「メダリスト」

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今、一番注目しているマンガがコレ。

 

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メダリスト!

 

スケートを始めたのが20歳でフィギアスケートの世界に入れず、アイスダンスで道を切り開いた明浦路司がコーチに転進。

 

同じく選手としては遅くからスタートしたが、金メダルを獲ることに情熱を燃やす少女・結束いのりとの熱血スポーツマンガ。

 

熱血の司コーチといのりのコンビネーションが抜群にいい。

 

熱いだけと周りに思われていく司コーチが認められていくところとか、いのりの努力が少しずつ報われていくところとか。

 

まだまだ物語としては序盤だけど、このまま長く続いてオリンピック編までいってくれるといいのにと思ってます。

 

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ライドンキング【31話 大統領と鬼の試練】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

31話「大統領と鬼の試練」

前回のあらすじ

竜に進化したキャルマー。ザラタンによればプルチノフは龍脈に開いた”穴”であり、莫大なエネルギーを引き出すこともでき、キャルマーへと影響を与えたとのこと。宇宙を渡る力もあるとのことですが、プルチノフは果たさないといけない約束があると、死の谷へと向かうのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「ライドンキング」【コミックライク】

「ライドンキング」【30話 大統領と竜(ドラゴン)の翼】【コミックライク】

 

以下、31話のネタバレを含みます。

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死の谷へと向かったプルチノフ一行 肉体言語で王闘鬼(キングオーガ)と語り合う

ドナテロに乗って死の谷へと向かったプルチノフ一行。死の谷では溶岩(マグマ)温泉郷で王闘鬼(キングオーガ)たちが寛いでいます。

 

ドナテロの中は迷宮と同じような空間に作用する魔法がかかっていて、実際の広さの3倍になっています。

 

預かっていた小屋や井戸まで設置されていて、甲羅の向こうに空が透けて見えています。ちなみに勝負を挑んでいたボッチたちは、負けを認めて回収されています。

 

ドナテロもザラタンと同じく内側に顔があり、自身が死なない限りは自給自足で何年でも暮らせると請け負っています。

 

それを聞いたベルが危ない目をして、「てことはこの畑で非合法な薬草を栽培し放題みたいな ストロング系ポーションの自給自足みたいなウヒヒ・・」とヤバくなっていますが、「食べられる野菜が優先に決まってるでしょ!」サキにダメ出しされています。

 

温泉もついていて至れり尽くせりながらも、死の谷には1時間なのであっさり到着。ただ、ザラタンからもらった魔法地図(ナビ)が500年前のもので、目的地が見つからないとのこと。

 

この世界にもナビがあったことにプルチノフが感心しています。「ナビが不案内になるのは だいたい高低差がある時だが・・」プルチノフが呟くと、ズゴォォンと何かがぶつかったみたいな音が響いてきます。

 

「地上からの攻撃だす~」ドナテロは魔壁結果(バリア)を貫いてくると報告。甲羅が傷つくほどではないにせよ、闘気をまとった岩石が原因。

 

下では王闘鬼が金棒やらを使って「王闘鬼流 五龍斧術(ごりゅうふじゅつ)」「雷宮瓶球術(らぐびんきゅうじゅつ)」と遊びの延長で、岩石を飛ばしています。

 

「被害がないのなら彼らの下まで降りてくれ」プルチノフが指示し、ドナテロが了解して下降します。

 

地上では王闘鬼が「わはは!効いたか?」「こっちに落ちてくるぞい!」と降り立ったドナテロに対し、亀鍋だとはしゃいでいます。

 

王闘鬼たちを見て、サキが迷宮主と同じクラスの魔物が群れていることに驚いています。

 

プルチノフは「待ちたまえ」と構わずドナテロから出て行くと、「私はプルチノフ 君たちの領主 エドゥ殿に会いに来たものだ」と用件を告げます。

 

「女王さまに? 只人ごときが女王さまになんの用じゃい??」と王闘鬼たちは訝っています。

 

エドゥは先代領主の霊廟で、龍脈を汚す瘴気の元を探っています。聖王によれば只人の前線に新たな龍脈が現れ、その龍穴から只人が瘴気を流しているという話だったものの、実際に赴いた遠征では無駄足だったと思案しています。

 

(やはり只人どもの領土深くまで攻め入らねば この瘴気の出処は掴めないものかもねぇ・・)と頭を悩ませていると、王闘鬼の一人が「亀鍋に乗った只人が 亀肉を持ってきやした!」と訳のわからない報告を持って来ます。「なんだいそりゃ」。

 

プルチノフと王闘鬼たちはごく自然に拳をぶつけ合っています。「そりゃああ! 喰らえぃ!! 王闘鬼流奥義 鬼燐大車輪(おにぐるま)!!」と三匹が繋がって車輪のようになった技を繰り出して来ます。

 

冷静に受けて立ったプルチノフは正確に三匹の顔にパンチを打ち、三発でノックアウトさせます。

 

「やるのぅ! じゃがすべての試練に打ち勝たねば女王さまに会わせることはできん!! いくぞ! 擲叉錘長角拳(てきさすろんぐほーんけん)!!」と別の王闘鬼が挑んで来ます。

 

プルチノフはその拳を左手で捌くと、素早く懐に潜り込んで背負い投げの態勢に入ります。「馬鹿め! 王闘鬼に投げ技は・・」と足元に闘気を込めますが、プルチノフは意に介さず一気に引き抜いて叩きつけます。盛り上がる王闘鬼たち。

 

「次はどんな勝負をしようかのぅ!」と、「牙素燐風呂(がそりんぶろ)」や「雲梯の下が剣山のやつ」や「大鉄球押し登山」などと色々なものを提案。

 

その姿を見たサキは「なんかあいつら迷宮主の奴よりアホっぽいんだけど・・」と呆れています。ボッチは名誉挽回とばかりに勝負を申し込んでいますが、食糧と見なされて流されています。

 

(ふふ・・コミニュケーションの手段が闘いというだけで 根は無邪気な者たちだな・・)プルチノフは満足げですが、「おじさん! めんどいからさっさと魔光線(ビーム)でやっつけちゃって!」「これじゃキリがないみたいな」サキとベルから物言いがつきます。

 

「いや 私は戦争をしに来たわけではない 彼らとの対話が闘いなのであれば この肉体一つで語り合うまでだ」とプルチノフは乗り気です。

 

そこへエドゥが現れます。「驚いたね あの海底からよく脱出できなもんだ」と感心しています。「それで 要件は聖王陛下に会わせろってアレかい?」「そうだ 約束を果たしてくれるとありがたいが」「ふん 約束は拳次第と言っただろう?」。

 

「よかろう」とプルチノフが受けますが、地面が揺れ始めます。舌打ちしたエドゥは部下に霊廟へ向かうように声を飛ばします。

 

すると地面から巨大な肉瘴気が現れます。「なんだいありゃあ!? もう霊廟からここまで溢れてきたってのかい!?」エドゥも驚いていますが、サキとベルも固まっています。

 

エドゥが闘気をぶけてて瘴気を飛ばし、プルチノフたちに逃げるように言いますが、「いや 私も手伝おう!」プルチノフは手の平から闘気を放ち、瘴気を飛ばします。

 

その威力にエドゥは目を見開き、ヨシュアスが言っていたのはこのことかと納得します。「いいだろう ついてきな! この際 使えるもんはなんでも使うよ!!」「うむ!」。

 

さくさくと進む話に、サキとベルは「筋肉同士のアイコンタクトで話を進めないでほしいみたいな」と呆れています。

 

霊廟では先代が暴走し始めています。プルチノフが次々と闘気を撃って肉瘴気を鎮めていき、「ごっついのう!」「あんな簡単に肉瘴気どもが!」と王闘鬼が感心しています。

 

先代と呼ばれているのに首を傾げたプルチノフに、王闘鬼が「あの竜は女王さまの先代にあたる”牙”じゃ」と説明。「王闘鬼の長たる”牙”はこの死の谷の龍穴を守る柱として 竜化した後もこの地に縛られるんじゃ」。

 

もう一人の王闘鬼が「阿保! よそもんにペラペラと秘密をしゃべるな!」と暴露した王闘鬼を殴っています。

 

エドゥは「ちょいと我慢してな!」と拳を先代竜に突き入れます。「!? あれは何を?」問うプルチノフに、「まさか!? 瘴気を吸い出して引き受けてるみたいな!?」とベル。

 

「もはや・・手遅れ・・だ」先代がうめくように呟くと瘴気が溢れ出し、エドゥの身体も変化。「ちぃ・・とんだ・・代替わ・・りだ・・ね」。

 

エドゥが悲鳴を上げると、身体が急激に変化して竜へと姿を変えます。「せっ聖戦士の竜戻りじゃ!」。

 

王闘鬼たちがエドゥが鬼柱になったことを嘆いていますが、「泣いとる場合か!」「ワシらこの日のために鍛えてきたんじゃ!」「そうじゃ! 女王さまを龍穴に据えるんじゃ!」と気を持ち直します。

 

しかし、竜化したエドゥの瘴気に王闘鬼たちがあっさりとやられていきます。「瘴気が龍穴から湧いてきたぞ!! 闘気をまとえ!!」「ぐぬぅ!! 早く鎮めるんじゃ!」。

 

(なるほど・・王闘鬼はこの龍穴を代々守り続けてきたのだな 瘴気からこの地を守るために)とプルチノフは納得しています。

 

キャルマーは必死に瘴気を吸い上げようとしていますが、量が多過ぎて手に負えず、サキとベルに抑えられています。

 

王闘鬼たちが吹き飛ばされていくなか、(ならば私も約束を果たそう)プルチノフは拳を握り締めます。(この拳で!!)。

 

「ガァアアアア!」と吠えて立ちあがる竜化エドゥに、プルチノフは臆せず対峙するのでした。

 

 

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プルチノフの得意の展開 エドゥを味方にできるか

予想通りの展開に進んでいます。

 

死の谷の王闘鬼たちは単純な連中で、サキが言うように迷宮主とは違う感じです。遊びのようにドロテナを撃ち落とそうとしたり、亀鍋だと騒いだり。プルチノフとも肉体言語で語り合えるようで、どちらも楽しげです。

 

サキとベルは振り回されっぱなしでした。ボッチもドロテナとの勝負は早々に負けを認めたようで、名誉挽回とばかりに王闘鬼に戦いを挑んでいましたが、食糧とみなされていました。不憫。

 

ドロテナの内部は魔法で3倍程度の広さに拡張されており、小さいながらも温泉があるなど快適空間でした。ベルは畑で非合法薬草を育ててストロング系ポーションを作ろうと目論んだりと、久々にポーション中毒の一面を見せましたね。

 

エドゥと相対したプルチノフが拳で語り合おうとしたところで、先代竜が暴走。プルチノフの力に触発されたような描写です。

 

闘気で瘴気を吹き飛ばして実力を見せたプルチノフに、エドゥはヨシュアスが言っていたことは本当だったと納得しています。共に闘おうとしたのですが、暴走を鎮められず代替わりをしてしまいました。

 

瘴気に呑まれたエドゥが竜化してしまいましたが、瘴気からこの地を守る王闘鬼たちの姿に感銘を受けたプルチノフは、約束を果たすべく拳で語り合う決意を固めます。

 

プルチノフが勝つのは間違いないでしょうが、エドゥは救われるのでしょうか。割と重要そうな敵キャラもあっさり死んでしまうマンガだけに、どっちに転ぶかわかりません。

 

エドゥを救えれば仲間になってこの先の展開は楽になるでしょうが、死んでしまうとリィナたちの態度が硬化してごちゃつく可能性もあります。盛り上がりを考えるとそっちになるかもしれません。

 

キャルマーはさすがにこれだけの量の瘴気は吸い尽くせませんでしたが、なにかしらの役には立つと思います。

 

次回、エドゥのところは決着でしょうか。

 

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SPY×FAMILY【43話 MISSION:43】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

43話「MISSION:43」

前回のあらすじ

口にした者たちが数多、皇帝の学徒となったと言われる「知恵の甘味」と呼ばれるイーデン校に伝わる7不思議のひとつを巡り、アーニャとベッキーがダミアン一派とババ抜き対決。勝負を通じて、アーニャとダミアンの距離がまた一歩近づきました。

 

【漫画ネタバレ目次】「SPY×FAMILY」【コミックライク】

「SPY×FAMILY」【42話 MISSION:42】【コミックライク】

(以下、43話のネタバレを含みます)

 

フランキーのいつもの実らない恋の話 今回のパートナーはヨル

フランキーが主役の時はだいたいアーニャがパートナーになっていましたが、今回はヨル。ヨルも最近出番が減っていたのでいいタイミングです。

 

ロイドはいつも通りにフランキーから裏の情報を入手していますが、いくつか入手できていないデータもあります。

 

情報屋が1人消されたらしく、保安局ではなく「ガーデン」と呼ばれる組織にやられたのでは、とフランキーは推測しています。

 

ロイドは半分都市伝説のような暗殺組織だと流しますが、フランキーは実在を信じていています。

 

「まあそりゃ非公式の民兵組織くらい当然あるだろうが・・」とロイドは認めますが、「バカやつらはそんな生温いもんじゃない 兵士1人で一個中隊を殲滅できる力を持っているのだ!」フランキーは力説です。

 

そんなことより情報を頼むと言い残し立ち去ろうとするロイドを呼び止めたフランキーは、追加の労力と引きかえに仕事を手伝えと言います。

 

「仕事・・?」振り返るロイドに、フランキーが「こいつだ」と見せたのは迷い猫のポスター。

 

フランキーの行きつけのカフェ店員ケイシーの飼い猫コピというらしく、先週行方不明になってからケイシーがえらく悲しんでいるとのこと。

 

「黄昏よ ケイシーちゃんの笑顔を取り戻すため ひいてはオレとケイシーちゃんがいい感じになるために この猫の捕獲を手伝ってくれ」きりっとした表情のフランキー。

 

ロイドはスタスタと足早に去って行きます。フランキーは手伝わないと情報をやらんぞと脅したり、オマケで新開発の歯ブラシ型ピストルをつけると懐柔を試みたりしますが、まったく聞き耳を持ちません。

 

ロイドも色々と便宜を図ってもらっているはずですが、割と冷たい対応です。「いいさ オレ一人の力で捕まえてやるさ! 情報屋をなめるなよ・・!!」とフランキーは奮起します。

 

公衆電話を取ると、ジェフリー、テレンス、ジャスパー、ハウンド・ジョー、ナンシー、パット、ハリソンと人脈を駆使して情報を集めます。

 

ほどなくしてジョーから市役所近くのリッター通りでそれらしいのを見かけたと報告があります。早速現場に向かったフランキーは、ばったりヨルと出くわします。市役所勤務のヨルは、ちょうどランチ休憩に入ったところでした。

 

フランキーが迷い猫を探していると聞いたヨルは、手伝いを申し出ます。「オ・・オット? シュジン?のご友人のピンチですもの・・!」。

 

仮面夫婦のことを知っているフランキーですが、真面目に夫婦を演じているヨルに感心しつつ申し出を受けます。

 

フランキーは自作の「猫型盗聴器C20」を周辺の各猫集会所に仕掛け、コピの首輪の鈴の音に反応するようにセットします。

 

ヨルと二人で見守っているとすぐさま反応がありますが、猫型盗聴器が珍しいのか猫たちに攻撃され、次々と破壊されていきます。

 

「くっ他のポイントも・・よそ者として排除されてしまったのか・・」「猫ちゃんの世界も厳しいのですね・・」。

 

ならばとフランキーは次の発明品を取り出します。「猫誘引装置MTTBデコイ」。マタタビの匂いを拡散させて対象をおびきよせる仕様です。

 

フランキーの器用さにヨルは素直に感心しています。裏の住人であることは言えないので、あわよくば特許で大金持ちになることを夢見る青年だとフランキーは誤魔化します。

 

装置の効果はすぐに現れ、付近の猫が大群で押し寄せて来ます。「まずい 集まりすぎた!!」焦るフランキーですが、狙い通りにコピも誘引されています。

 

少し遠い位置にいるため、「ハイパーロングハンド」を取り出して捕まえようとしますが、軽々と避けられてしまいます。「点の攻撃ではダメだ 面で攻めねば・・!!」と次に取り出したのは「カメラ型ネットランチャー」。

 

その名の通りカメラの形をしていて、レンズの部分からネットが飛び出す仕様です。写真を撮るフリをして近づいて捕獲する作戦ですが、射程距離が短いため確実に捉えるためには2メートル似内に近づかないといけません。

 

じりじりとコピに寄って行くフランキーですが、警戒され一向に詰められません。業を煮やして走って追いかけますが、当然追いつけるわけもなく逃げられてしまいます。

 

それを見ていたヨルが「あれがコピさんですね!」とターゲットを確認しています。

 

すーんとした表情でバカにするコピにフランキーがキレ、「くくくコピよ おまえはオレを怒らせた 後悔してももう遅いぜ このオレが10年かけて作り上げた最終兵器・・驚異的な身体能力を得られる(はずの)超人外骨格(パワードスーツ)!!」。

 

全身を覆う強化外装を取りつけますが、「待ってろよー 電源を入れてモーターが温まるまで15分かかるからな それまで大人しくしてろー?」と、意外に穴の大きい装置でした。

 

もちろん大人しく待っているはずもなく、大通りへと逃げて行くコピ。「バカそっちは大通りで危ないぞ!! 止まれ!! ごめんもう追いかけないから!!」。

 

背後に現れるヨル。「フランキーさんこれちょっとお借りしますね」。パワードスーツの背中部分を、むんずと掴んだヨルは力任せに引きはがし(破壊したとも言う)、悲鳴を上げるフランキーを無視してそれを前方に放り投げます。

 

遠い目になるフランキーの先で、投げられた装置の破片がコピの目の前に落下して、コピが急ブレーキをかけます。

 

はっと振り向いたコピの後方に迫っていたのは、鬼神のような表情で飛びついてくるヨル。コピが驚愕の表情で凍りついています。「つかまえました!!」ヨルがはしっつとキャッチし、無事に捕獲です。

 

「つかまえましたよフランキーさーん!」無邪気にはしゃいでいるヨルですが、「あ・・うん・・ありがとう・・」フランキーとは温度差があります。

 

「・・10年・・オレの10年・・」と真の性能を発揮する間もなく粉々になったパワードスーツを、呆然と見つめるフランキー。(・・いやだがしかしこれでケイシーちゃんが振り向いてくれると思えば安いもんだぜ)。

 

気を取り直したフランキーは(待っててくれマイハニー!!)とカフェにコピを届けますが、お約束通りケイシーにはイケメンの彼氏がいて、嬉し泣きをするケイシーの頭を優しく撫でています。

 

目の前でイチャイチャし出す二人を見て真っ白になったフランキー。「ま・・まあヨカッタヨうん それじゃオレはこれで・・」。

 

「本当にありがとうフランキーさーん!」仲良く二人に見送られ、「フッ・・お二人さんシアワセにクラシナヨ・・」と恰好をつけながら去ります。ぶわっと目から涙を流しながら、フランキーは仕事に生きることを決意したのでした。

 

市役所勤務に戻ったヨルはご機嫌です。(ふーっ やっぱり人助けは気持ちがいいですね)。

 

その様子を見た同僚たちが「先輩なんだか楽しそうですね」「えーなになにダンナに何か買ってもらったとかー?」「えっちがいます」「充実してそうでよござんすねー」「ほんとムカつくー」「ようやく人並みになれただけでしょ」といじってきます。

 

「人並み!! 私 人並みですか!?」と喰いつくヨル。「よかったです!(偽装できてて一安心)」と喜ぶヨルに、「おいシャロン あんま図に乗らすなって」「いや皮肉のつもりで・・」と同僚たちも呆れています。

 

そこへ上司が「おーいブライアくん!・・じゃなかったフォージャーくん! 電話!」と声をかけてきて、「はい私はフォージャーです!」とナチュラルに同僚をイラッとさせています。

 

しかし、「キミの担当の得意先から」と聞いてはっとします。「・・もしもしお電話代わりました」冷たい表情になっているヨル。

 

「こんにちは ”お客さま”が入りましたよ<いばら姫>」電話の向こうの声はそう告げてくるのでした。

 

 

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フランキーの結末は御察しでしたが、ヨルに新たな動きが!?

フランキーが出る回はだいたい番外編とかなのですが、普通にメイン回でした。ヨルとの組み合わせは新鮮で良かったです。

 

冒頭では「ガーデン」という危ない組織のことに触れられていて、ロイドはさらっと流していましたが、いずれ関わってくるのでしょう。お笑いオチ要員としてなのか、ガチの敵対組織なのか今のところまだわかりません。

 

フランキーはカフェ店員のケイシーの気を引こうと迷い猫の捜索。ロイドに手伝ってもらおうとしますがすげなく断られます。ロイドは割とフランキーには便宜を図ってもらっていますが、塩対応でした。

 

フランキーは自らのツテを使ってすぐにコピの居場所を探り当てたり、様々な発明品を作り出したりと意外に優秀なんですが、肝心なところで残念なんですね。

 

猫型盗聴器は破壊されるし、猫誘引装置は効果が大き過ぎたし、ロングハンドやカメラ型ネットランチャーも不発。

 

とっておきの10年かけて作ったパワードスーツは起動に15分かかるという難点があり、起動するまでにコピが逃げたことによって、ヨルにめきっと背中部分を破壊されて投擲道具にされてしまいました。哀れです。

 

捕獲に向かった時の暗殺者モードのヨルの顔と、コピの驚き顔が面白かったです。

 

猫は無事に捕獲できましたが、結果は御察しの通り、ケイシーに彼氏がいて爆沈。通常営業ですね。

 

一方、ヨルはご機嫌なところを同僚にからかわれますが、人の感情に疎いヨルはむしろ夫婦仲が良いと思われたことに、偽装がうまくいっているとますます上機嫌です。

 

そこへかかってきた1本の電話。暗殺者<いばら姫>への依頼です。

 

ここまでほのぼのとした感じで進んできましたが、ヨルの元々の職業は暗殺者。殺しの依頼を達成してしまうのは作品の雰囲気を損ねる感じがしますので、どう落としどころをつけるでしょう。

 

「ガーデン」が関わってきて一気に両方解決、というパターンもありそうですが、それにしても人を殺せないとなれば暗殺者稼業は廃業となりますが、どうなるのでしょうね。

 

次回より、ヨルが主役のターンになるようです。

 

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