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虚構推理【感想】【コミックライク】

推理×怪異×ラブ

11歳の頃、神隠しに遭い、「そのもの達」から「知恵の神」になってくれと頼まれた琴子は二つ返事でそれを受け入れ、代償として左足と右目を失います。

 

「そのもの達」とは「怪異」とも呼ばれますが、化け狸だったり河童だったり、いわゆる妖怪です。

 

辛い経験だったはずなのに琴子は案外タフで、怪異たちから「おひいさん」と呼ばれて親しまれ、揉め事を仲裁したりする代わりに色々と助けてもらい、わりと明るく過ごしています。

 

そんな琴子が17歳の時、定期検診で訪れた病院で出会った九郎に一目惚れ。当時、彼女がいて手を出さずに遠巻きに見ているだけでしたが、2年後、彼女と別れたことを聞きつけて速攻アタック、結婚を前提に付き合ってくれと申し込みます。

 

けれど、九郎も11歳の頃に二種類の妖怪変化「くだん」と「人魚」を食べさせられたことで特異体質となり、「未来をつかむ力」と「不死身の体」を持つ、怪異からも恐れられる半人間だったのです。

 

そのことをきっかけに元彼女と別れ、九郎自身はその力を忌まわしく思っていますが、琴子はむしろ自分こそがふさましい相手だと売り込みをかけます。

 

年下の女の子にグイグイと距離を詰めてこられて引き気味な九郎ですが、めげずにアプローチしてくる「追っかけ女子」の琴子の可愛さこそが、本作品の一番の魅力だと思います!が・・あれ、推理は?

 

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新感覚ミステリー

普通の推理モノと違うのは、事件を推理して解決に導くのではなく、「推理をして嘘の真実を作り上げて解決する」スタイル。

 

嘘の真実を作り上げる=虚構。

 

事件を起こしているのが怪異であり、事件を起こした犯人をつかまえるというよりは、怪異退治という色合いが強いですかね。

 

もちろん、ロジックもしっかりしており、解決した時はなるほどと納得できます。

 

1巻から6巻までが原作小説の「鋼人七瀬編」。ひとつの話で6巻というのは少々長いような感じもしますし、実際、テンポが悪いというレビューも見かけますが、読んでいてそこまで遅いとは感じませんでした。人それぞれという部分でしょうか。

 

 絵がキレイ で読み易い

琴子の可愛らしさと、おバカな部分、知恵の神としての頼もしさが余すことなく、キレイに描かれています。

 

琴子以外のキャラクターも魅力的で、この画力の高さがコミカライズ のオススメポイントです。

 

アニメ化決定!


「虚構推理」原作CM

 

キャスト:岩永琴子(CV 鬼頭明里) 桜川九郎(CV 宮野真守

原作:城平京講談社タイガ刊)

漫画:片瀬茶柴(講談社「マガジンR」連載)

監督:後藤圭二

シリーズ構成:高木登

キャラクターデザイン:本多孝敏

アニメーション制作:ブレイン・ベース

制作:NAS

アニメ「虚構推理」公式HP

 

この作品は

原作は城平京さんで、「虚構推理 鋼人七瀬」として講談社ノベルスから出版。その後、2015年に「マガジンR」が創刊するにあたり、片瀬茶柴さんがコミカライズして連載スタートされたものです。

 

2017年「虚構推理 鋼人七瀬」のコミカライズが完結するも、城平さんが続編小説を執筆し、片瀬茶柴さんがコミカライズするという形で連載が続いています。

 

城平さんの続編小説は講談社タイガから書籍化されています。

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コミックスの新刊は 10巻が2019年4月に発売されています。琴子のアプローチを九郎がちょっとずつ受け入れている感じがしますね。

 

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