五等分の花嫁【91話 偶然のない夏休み】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
91話「偶然のない夏休み」
前回までのあらすじ
再会した瞬間から風太郎の正体に気付いていた四葉は、自分の気持ちを押し殺しながらずっと近くで風太郎を見守っていました。姉妹たちが風太郎の良さに気付いて惹かれていくにつれ、誇らしい想いと寂しい想いを抱えながら。夜の公園で一人ブランコを漕ぎ、想いを封印するように好きだったと誰にともなくつぶやく四葉でした。
「五等分の花嫁」【90話 私とある男子②】【コミックライク】
以下、「週間少年マガジン(2019年30号)」のネタバレを含みます。
(感想→あらすじ→まとめ)
変わってゆく風太郎
一回読み飛ばしたのかも!と思わず先週のマガジンを読み直してしまいましたが、ちゃんと続きのようです。
超シリアスな展開で四葉の「ずっと好きだった」の独白、行くあてのない四葉の想いなどがこれでもかというくらいに詰め込まれた前回でしたが、そのテンションをきっぱり断ち切るような新展開・・なのかな。
四葉をどうにかしてあげてと思いながらの今週号だったので、若干戸惑っています。いずれちゃんと回収してくれるだろうと願いつつ、話は夏休みです。
風太郎と会えずに過ごしている5つ子たちは、アパートの立ち退きで高級マンションに戻ることになりました。一花は家を出るようで、何をするにも5つ子一緒という展開はなくなっていくかもしれません。
五月が皆の風太郎への想いを知って困惑していますが、この感じだと五月に恋愛感情はないという描写ですね。「誓いの鐘」でキスをした人と結婚式を挙げているという説明でしたが、ヒロインレースから五月は完全に除外ということでいいのでしょうか。
それとも五月の恰好をしていたからオッケーとか・・。まあ、この状況から五月が巻き返していくような感じもないのですが、どうなんでしょう。
三玖がずっと会いたいと言っているのが可愛かったです。二乃も積極的な姿勢は崩していませんが、一花は一歩引いたようにも感じます。四葉の心は相変わらず読めません。
一方、風太郎はらいはに連れられてとはいえ海に遊びに行きました。クラスメイトたちとも打ち解け、「あいつらもいたらもっと楽しかったんだろうな」と5つ子のことも想っています。
随分成長しましたが、これは四葉からしてみればまたもや風太郎が遠い存在になってしまうという流れなのでしょうか。
風太郎からプールに誘うのは良かったです。
あらすじで振り返ってみます。
91話のあらすじ
夏休みに入り、アパートでは二乃が海に行きたいと言っていますが、四葉と五月の前には賃貸契約書があります。アパートが取り壊されることになり、退去を求められていました。一花が手配を整えています。
猶予は半年あるそうですが、ちょうど受験シーズンなので夏休み中に済ませてしまうつもりのようです。
三玖や四葉は思い出があるから寂しいとしんみりしていますが、二乃は補償のことを考えていて現実的です。三玖はフータローにも教えておかないと、早く会いたいと言っています。
一花に補償のことを伝えに行った五月は、一花が「私はもういなくなるので これからは妹たち四人でということになります」と言っているのを聞いてしまいます。
風太郎の実家では、らいはが風太郎の隠していた「高校生のための恋愛ガイド」という本を見つけて目を輝かせています。言い逃れをしますが、もちろん通じず、五月たちに会いに行こうと催促されます。
風太郎は思うところでもあるのか、夏休み中は宿題だけ出して家庭教師は休みにしているから会いに行かないと言います。
バイトもあるしと言いますが、ちょうど電話がかかってきて、バイト先の店長がバイクで事故を起こしたために休みになったと知らされます。結局、らいはに押し切られて海に行くことになってしまいました。
海へ行く途中にアパートへ寄りますが、呼び出しベルには誰も出ず留守でした。二人で海に向かいます。
実はらいはは五月とこっそり連絡を取っていて、五月たちがこの日に海に来ることを知っていました。
水着に着替えて海に出た二人に、早速声をかけてくる人物が。らいはは一瞬喜びますが、前田くんと武田くんで、真顔に戻って「違う」と否定しています。
5つ子たちはちょうど引っ越しのと重なってしまったため、海に行けなくなっていました。姉妹たちの行く先は前に住んでいた高級マンション。再びここに住むことになったようです。
五月は一花に電話のことを聞こうとしますが聞けません。それだけではなく修学旅行以来、皆が風太郎に好意を向けていることに困惑しています。
三玖が風太郎を呼ぼうと言い、二乃が賛成しますが五月は慌てて却下。風太郎にも一人の時間が必要だとか色々言い訳しますが、二乃は「何それ電話しよ」とあっさり無視です。
しかし繋がらず、三玖はまたも「フータロー会いたいな・・」と寂しそうな顔をしています。
きっと今頃一人でいるだろうとの5つ子の予想を裏切り、風太郎は海でクラスメイトたちとスイカ割りで遊んでいました。目隠しして棒を持っているのが風太郎、砂に埋められているのが前田くんです。らいはも構ってもらっていて、風太郎も砂に埋められながら5つ子の様子を聞かれたりしています。
日が暮れ、自販機の前で休んでいる風太郎の膝でらいはは寝ています。隣にはおでこを手当てされている前田くんがいて、どうやらスイカ割で風太郎が叩いてしまったようです。
クラスメイトには「上杉君も楽しそうでよかったよ」と言われます。花火にも誘われますが、らいはのこともあるからと断りつつも、皆によろしく伝えといてくれと気遣う様子に、武田くんは「一年の頃と比べたら驚くべき変貌だ」「誰がそうしたのか聞くまでもないね」と嬉しそうに言っています。
風太郎はクラスの皆と盛り上がれて楽しかったが、どこか足りないと感じてしまったことを素直に告げます。帰り道、らいはを背負いながら、「あいつらもいたらもっと楽しかったんだろうな」と5つ子のことを想っています。
日が変わり、らいはと五月が電話していて、海に行った日に引っ越ししていたと話しています。四葉が私も話したいと言ってスピーカーホンにします。
五月は「危うく鉢合わせするところでした」と、今の状態で姉妹たちと風太郎を会わせたくないのでほっとしています。
しかし、らいはに代わって風太郎が電話口に出ます。ちょっとつっかえながらですが、「プールにでも行くか」と提案しました。
一花、三玖、四葉、二乃は嬉しそうにしていますが、五月だけは「あなたから誘ってくるんですか!?」と思わぬ提案に危機を感じているようでした。
まとめ
アパートからマンションに戻って来ました。一花が姉妹たちと離れる様子で、一歩離れた感じになってしまうのか、逆に一人になって自由にやるのか。修学旅行の件もありますし、なんとなく裏に回りそうな気もしますけど。
五月は今になって皆の恋愛事情に感づいてあわあわしています。この描写だと五月に恋愛感情が沸くとは思えませんが、五月と風太郎のエピソードも用意されているのでしょうか。
次週はプールで慌てふためく姿が見れそうですけども。
四葉が再び仮面を被ってしまったのに対し、三玖はストレートに会いたいという感情を表に出しています。ちょっと大人になった風太郎の対応に注目ですね。
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