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Dr.STNOE【124話 神と悪魔の発明品】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

124話「神と悪魔の発明品」

前回までのあらすじ

モズの襲撃を受けた洞窟の科学王国。最強戦士の前に戦闘は無意味、ゲンの話術で仮初めの同盟を狙います。後宮の内実を全て知りつつも石化光線のために動けないモズに、ドローンでなんとかできると説明。石化光線も渡すこととモズには言われましたが、とりあえずの全滅は避けられました。モズにはフードで正体を隠し、科学王国側の脅威と思わせて暴れてもらい、石化武器を使わせるように仕向けます。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【123話 頭脳戦のディールゲーム】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2019年44号)」のネタバレを含みます。

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(※感想→あらすじ→まとめ)

 

モズ対策に拳銃が登場 次の復活者は意外にも陽

タイトルに「神と悪魔の発明品」とあったので、石化光線のことを掘り下げるのかと思って読み始めましたが、拳銃でした。確かにその名の通りの武器です。ついに完成してしまいました。

 

モズの脅威をどういうふうに抑え込むのか、氷月しかいないだろうと思わせつつの拳銃です。思えば司対策に作るしかないと決意して作中時間でもう3年と、そんなに経っているのですね。

 

次の復活者は意外にも陽。拳銃を扱うという点では陽が適任ですが、銀狼よりもチャラけたキャラで、元の世界での警官でありながらモラルも微妙、人間性も薄っぺらくて個人的にはあまり好みのキャラではありません。

 

 

試し撃ちでまったく的に当たらないのは、拳銃の精度もありますので仕方ありませんが、あのモズ相手に拳銃だけで止められるでしょうか。軽く弾道を見切って避けられそうにも思えます。

 

そのあたりは千空も織り込み済のようですが、量産でもしないと「妖術だ!」と言っても抑止力なさそうなんですけどね。

 

ちなみに陽の顔の右側に張りついている石化の仮面は、再復活してもまだ残ったままでした。どういう理屈でしょう。

 

羽京はこの状況でも誰も殺したくないと理想論を言っていますが、龍水が彼なりの信念で不殺は恨みを買わないため、敵すらも手に入れるためには合理的、と羽京の心を軽くしてくれています。

 

千空は石化装置を奪えるならどれだけ重傷を負わそうと、「固めて溶かして全快」と拳銃すらも麻酔銃扱いで、こちらは更に合理的です。怪我させて石化で全快とか、それはもはや拷問ですけどね。

 

まあ、千空も本気で言っているわけではなく一案としてでしょうが、危ない敵を石化しておくというのはそれも合理的です。もっともそれだと石化王国と同じになってしまうので、千空たちは取らない選択肢でしょうけど。

 

後宮では予定通りモズが暴れて、オオアラシを倒して宣伝させます。ゲンいわくは自信満々の男はやられた自分を下げたくなくて勝手に話を盛るとのことで、その通りになったことにモズは何か感じるものがありそうです。勘のいいモズなので、次はゲンの話術が通用しない可能性もあります。

 

モズがそのフード戦士(自分)を「俺とキリサメの二人で倒しに行くよ」とイバラに提案。科学王国としてはあらかじめドローンをセットしたところにハリボテのフード軍団を設置、モズにキリサメを誘導してもらって石化武器を使わせるという算段です。

 

ただ、後宮にしか関心のなかったモズが自分から言い出したことに、イバラは不審そうにしています。もうひと波乱ありそうな感じです。

 

ラボカーはほとんど素材剥ぎ取り用のスクラップになっていますね。服は積んであったぶんをなんとかしたのか、今のところ復活者全員がちゃんとしたものを着るようになっています。

 

あと、今週から石化武器、石化光線に続いて、「石化装置」という名称も登場しました。これは統一して欲しいですね・・。未だにルールがわかりません。

 

以下、あらすじです。 

 

124話のあらすじ

フードを被り、侵入者のフリをして後宮で暴れるモズ。軽くオオアラシを打ち負かしています。

 

翌朝、オオアラシが「下手したらモズ並みに強ぇ!」とやや大袈裟にイバラとキリサメに報告しています。モズはそれを眺めながら、ゲンに言われたことを思い出しています。

 

「狙い目は自信満々の男 ヤラれた自分下げたくなくて勝手に話盛ってくれちゃうよ~」と、まさにゲンの言う通りになっていることに、モズは何か感じるものがあるようです。

 

科学王国側の「陰謀大作戦」はシンプル。存在しない最強男のフード戦士に敵がビビったところで、

 

①空中戦用のドローンを飛ばしやすい開けた場所にこっそりセット

②「フード戦士軍団が来ちゃったよ あっちね」とモズが誘導

③キリサメが「一網打尽!」と石化武器を投げる

④そこをドローンでキャッチ

 

という流れです。ちなみに石化武器は時限式だと思いますが、空中に投げられたら数秒で石化光線が出るはずです。ドローンで捉えたところで光線を無力化できませんし、そのへんはどう考えているのでしょう。

 

龍水が大問題があると釘を刺します。モズは必ず決戦の現場にやって来るし、ドローンで石化武器をゲットした瞬間に、モズに皆殺しにされると。

 

後宮ではモズが「そのフード戦士 そこまでオオアラシが言うほど強いなら 俺とキリサメの二人で倒しに行くよ」と提案し、島民らは沸いていますが、モズが自分から言い出したことにイバラは訝しげな顔をしています。

 

龍水の懸念に対し、千空は「んだから今モズ対策 打ってんだろが」とカセキにまた何かを作らせ、カセキはガラス拭き用の鉄パイプを涙ながらに切っています。ラボカーはどんどんスクラップされていきます。

 

短く切った鉄パイプを6本丸く貼り付け、ハンドスピナーを作ります。カセキは早くドローン制作に戻りたいようです。

 

いくつかの部品ができあがりテーブルに並べると、現代人組はそれだけで何ができあがるのかを察しました。硝酸で作った火薬を小さい筒に詰め、パチンコ玉(ベアリングの作成時のもの)をねじ込んで蓋をします。

 

火薬を叩いて着火するのに「雷酸水銀」を使うとのことで、精密な手際が必要なため千空が作ります。硝酸と水銀、アルコールを混ぜて乾かせば完成。それをホイルに包んで火薬の下部に設置します。

 

大樹、杠、千空はなんとも言えないシリアスな表情になっています。一番始まりに司対策に作るしかないと箱根に旅立ってから3年。「結局人類はたどりつくわけだ ククク これで俺は地獄行き確定だな」と千空は自嘲気味につぶやきます。

 

「老若男女関係ねぇ 人類つまりホモ・サピエンスを地球最強生物として君臨させた 神と悪魔の発明品」、6連式の拳銃の完成です。

 

羽京は「道具に神も悪魔もないよ 使い方を決めるのは人だからね」と言い、「こんな状況で綺麗ごとはやめろって言われるだろうけど」「やっぱり僕はできれば誰も殺したくないんだ だからギリギリまで」と訴えかけます。

 

「綺麗ごと? はっはーそれは違うぞ羽京!」と答えたのは龍水。「不殺は綺麗ごとでも倫理でもない 身内を殺された者の遺恨は永久に消えん 敵すらも手に入れる! そのためには殺さない! それこそが合理的なのだ!」。

 

龍水の理念ではありますが、羽京は救われたような顔をしています。千空もそもそも殺せるような代物でもなく、精度も威力も気休めの御守りみたいなものと割り切っています。

 

「まあ うまくいきゃ麻酔銃にはなるな」との言葉にゲンが首を傾げると、「足止めにザコ銃をくらわそうが 石化装置奪えんなら固めて溶かして全快だ」「実質 麻酔銃と一緒じゃねえか」と超悪い顔になっています。

 

さすがの発想に羽京とゲンはドン引きですが、大樹だけは長年の付き合いで「昔からだぞー」と平気です。

 

龍水が「フゥン 怪しまれずに持てる 拳銃サイズにしたのは分かるが 誰が使う?」と建設的な意見を出すと、一同はとある人物に思い当たります。現職の警官、陽です。石化液で復活させます。尚、衣服はそれなりのものが最初から着せられていました。

 

クロムは以前ボコられたことを覚えていて信用していません。銃を手にしてダラけた顔の陽を見てますます不信感を抱いていますが、ゲンと千空は「承認欲求が強いだけの陽キャである意味一番御しやすい」と一定の評価を下しています。

 

ゲンが「新世界初の保安官」とおだて、アマリリスが色仕掛けで陽を乗せると、いい気になった陽がテーブルに瓶を並べながら、「お巡り時代にイジメとか見たら撃ちまくってたかんな!」と調子に乗っています。杠と羽京からはダメ出しです。

 

右手を前に出した半身で銃を構え、短銃をあっさりと使いこなして6連射します。しかし、ドヤ顔で決めていますが瓶はひとつも割れておらず、スイカとクロムが不審がっています。

 

すると天井から、撃たれた毒蛇がポトリと落ちて来ます。アマリリスとクロムが毒蛇を狙ったものだったのかと感心し、龍水が「これで俺たちは少なくとも ただ座して狩られる獲物ではなくなったわけだ 違うか」と喜んでいます。

 

ジャキッと腰のホルスターに短銃を収める陽。「やるじゃねえか不良警官」と千空からもお褒めの言葉をもらいますが、(言えねー 今さら普通にビン狙って撃っただけとか言えねー)(超練習しねーと)と内心で冷や汗をかきまくっていたのでした。

 

まとめ

ここに来て拳銃が完成するとは予想外でした。

 

ただ、機関銃とかならともかく、オモチャのような模造銃でモズを抑え込めるわけがありません。。千空もそのことは承知していますが、抑止力として何か別の手もあるでしょうか。

 

ゲンの話術で「妖術!」と見せかけるのはオオアラシ程度ならともかく、モズにはもう通用しなさそうですし。

 

モズもイバラに不信感を抱かれている様子です。幹部のなかで何も知らないのはキリサメだけという、ある意味、キリサメは一番味方に引き入れ易い状況ではあるのですが、直情型なので簡単に立場は変えなさそうです。

 

陽がどれだけ真面目に活躍するかわかりませんが、抱いているマイナスイメージを覆してくれるでしょうか。これでもそれなりのファンがいるようなので、頑張ってくれればいいです。

 

羽京の思想は理想論なのですが、龍水の言う恨みを買わないという考え方はなるほどそうです。Dr.STONEならではの解決が見られることを期待しています。

 

展開予想はまるで当たらず、むしろ楽しいですね。

 

モズがキリサメを連れて来る場所にはイバラも隠れて連いて来そうですし、ここでひと波乱あると見ます。石化光線を無力化する方法はもうわかっているのでしょうか。先にも書きましたが、呼び名のルールはいつか解説して欲しいです。

 

石化王国編は佳境に入って来ましたが、まだまだ続きそうですね。

 

「Dr.STONE」【125話 三次元の決戦】【コミックライク】

 

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ワールドトリガー【187話 弓場隊②】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

187話「弓場隊②」

前回までのあらすじ

北東で孤立したヒュースが生駒隊に囲まれたうえ、弓場隊に狙われ窮地に陥いります。南で合流した修、遊真、千佳はその場から援護することを決断しますが、弓場隊のスナイパー外岡が密かにそこを狙っていて――

 

【漫画ネタバレ目次】「ワールドトリガー」【コミックライク】

「ワールドトリガー」【186話 ヒュース⑧】【コミックライク】

 

以下、「ジャンプSQ(2019年11月号)」のネタバレを含みます。

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 (※感想→あらすじ→まとめ)

 

さすがのヒュースも苦戦 修のフォローが不発に終わり玉狛第二は大ピンチ

北東でヒュースが囲まれてピンチになり、南西から修は千佳の狙撃で救助するようです。遊真は二宮に気づかれると懸念していますが、それをコミで救出、即離脱してヒュースと合流という作戦です。

 

いけるかという修の問いに頷く千佳を、遊真がさりげなく伺っていましたが、サイドエフェクトで確認していたのでしょう。ホント気遣いのデキる子です。

 

生駒の「モテモテ 海じゃなかった 了解」の下りは先週からフリですね。このためだけに振っていたかのようにさえ思えます。

 

水上が犬飼の漁夫の利を狙った行動に、「漁夫られへんように気ぃつけてくださいね」と言っていましたが、「漁夫る」という言葉は自分だけかと思っていましたが、スタンダードな言葉だったんでしょうか。びっくりです。

 

ヒュースを巡る戦いには水上、犬飼が参戦し、王子の解説によれば水上(みずかみんぐ)が戦場を主導し、犬飼がそれに乗っかる形でヒュースを輪の内側に囲い込んで逃がさない腹づもりのようです。

 

水上、生駒、帯島、弓場の連携でヒュースは利き腕の左腕を落とされました。ラウンド8の初被弾です。包囲網には犬飼まで加わりヒュースの逃げ場がありません。

 

団地の屋上に上った千佳と遊真ですが、さすがに精鋭揃いで警戒されていて射線も通りませんでした。このあたりがシビアなワールドトリガーならではです。修はアイビスでの爆撃を指示しますが、ヒュースは炸裂弾(メテオラ)で自分ごと吹き飛ばせとのこと。

 

ヒュースが落とされても他を道連れにして4点獲れればオッケーという作戦ですが、ラウンド7で千佳を守ることには慎重だった修はあっさり承諾。ヒュースならアリなのか・・。

 

にしても運が良ければ耐えられるとヒュースは言っていましたが、だとすれば他の隊員も同じことのような気もしますがどうでしょう。むしろ弾丸を見て避けられる可能性も高いような。アイビスの砲撃よりは避けにくいのでしょうか。

 

遊真の目測で千佳がメテオラを撃とうとしますが、ここでマンマークについていた外岡の狙撃が火を吹きます。貯水タンクの影になって目標が視認できないなかでも、千佳のメテオラに的中させ大爆発を引き起こしました。

 

物凄い自爆でした。解説・・というか応援団長の小南は青ざめたのち、千佳の固定シールドで無事だったのを見て魂が抜けていました。これは解説に呼んで大丈夫な人なのでしょうか。

 

千佳のメテオラの大爆発も凄いし、自爆も予測して練習していたであろう固定シールドでの防御、外岡の狙撃。更には外岡の訓練の結果までチェックしている解説の蔵内などに驚愕しています。

 

犬飼もシールドを上げさせておいて足元を狙ってヒュースの足を削るとか、地味に凄腕です。辻に当てないように打っていた練習の成果でしょうか。ヒュースは利き腕に続いて左足まで削られ、もはや絶体絶命。

 

修の作戦がことごとく空振りしていますが、ここからどう巻き返すのでしょう。

 

予備の作戦があるとは仄めかしていましたが、それくらいしか切り抜ける方法はなさそうです。まだ見せていない変化弾(バイパー)を絡めて、何人か道連れにしてくれそうですが、生き残るのは難しいかもしれません。

 

小南も「あいつがタダで落とされるとは思えないけどね」と言っていましたので、解説に呼ばれた小南の面目のためにも頑張ってもらいたいです。

 

以下、あらすじです。

 

187話のあらすじ

南西の位置から北東のヒュースを援護すると決めた修は、千佳と遊真に団地の屋上に上がって、狙撃でヒュースの突破口を作るように指示します。

 

遊真は了解しますが、撃てば二宮に見つかると言います。「わかってる」と修はそれもコミで狙撃し、スピード勝負で二宮たちに追いつかれる前に一撃でヒュースを脱出させてそのまま合流する目論見です。

 

ヒュースの「隠し玉(=変化弾)」と千佳の鉛弾狙撃を合わせて相手の包囲に穴を開けるとのことで、二宮は修自身が監視します。いくつかの小さいダミーのワイヤー地帯を形成済みのようです。

 

「いけるか?! 千佳!」と訊く修に「うん!」と頷く千佳。遊真が横目で顔色を見ていて、さりげなくサイドエフェクトで嘘の波動を確かめているようです。嘘の気配はありません。

 

乱戦の場に到着した海が「あーなるほど こういう感じね! オレじゃなくてヒュースチャンがモテモテだあ!」と言うと、「モテモテ 海じゃなかった 了解」と生駒が真面目なのか不真面目なのかわからない応答をしています。「その確認いります?」と隠岐

 

水上が「イコさんの後ろ 犬飼が来てますよ 漁夫られへんように気ぃつけてくださいね」と忠告。

 

ヒュース包囲網に水上が加わり、水上のアステロイド、生駒と帯島の接近戦、更に帯島が生駒もろともアステロイドを放ち、防御しているところに弓場が射撃してきます。今度は防ぎきれずにヒュースは左腕を持っていかれます。

 

そこへ海が頭上から飛び込んで来ます。狙ったのは帯島。弓場の援護が入り、あわや返り討ちになりそうになった海は弧月を持ったまま(多分一時的にオフ)フルガードで防御、「弓場さんこわあ!」とグラスホッパーで態勢を立て直して生駒と合流します。

 

弓場隊の動きを見た水上は狙いがヒュースだと読み、おとなしく挟むように立ち回ります。海は複数部隊で一人を囲むのは好きじゃないと言いながらも、その作戦には従います。

 

犬飼も参戦し、4部隊8人の乱戦になります。場を主導しているのが水上(みずかみんぐ)だと王子は見抜きます。弾と位置取りでヒュース(ヒューストン)が「内側」になるように調整し、犬飼もそれを理解して乗っかっていると蔵内が補足します。

 

「ラウンド7で圧倒的な強さを見せたヒュース隊員を まずは確実に落としておこうという腹積もりか!」との実況・桜子の言葉に、「あいつがタダで落とされるとは思えないけどね」と小南。

 

「とはいえ 西の面子が合流すてば状況が変わるので 包囲してる側もそこまで余裕はないと思います」と蔵内が言い、西の面子に目を向けると修たちがヒュースの援護をしようとしている動きがあります。

 

「たしかにそのほうが早そうだかからね でも・・」と王子の解説に、「うーんそれはまずいまずい」と小南が唸っています。外からだと外岡がマークについていることがわかっています。

 

外岡は隠密行動がうまい狙撃手で、最初の一撃を確実に当ててくる、「たしか最近の捕捉・掩蔽訓練でも3位だったはず」と蔵内が説明すると、「そんなとこまでチェックしてんの!? 蔵っちすごいわね!」と小南はびっくりしています。

 

王子は外岡の動きから千佳をマークする指示が出ていると予想しています。シールドで防げない攻撃の瞬間を狙うつもりだろうとのこと。まさにその通りで、外岡は「攻撃モーションに入ったら撃ちます」と弓場に報告しています。

 

犬飼は千佳たちが消えていることから鉛弾狙撃か砲撃狙いと読み、一応遊真の隠密にも警戒しています。水上も二宮たちの動きが静かなことから、西か南から撃って来る可能性があると同じく警戒。

 

狙撃作戦が読まれて射線が通らず、修はアイビスでの砲撃に切り替え、混乱に乗じて逃げるようにヒュースに指示を出そうとします。

 

しかしヒュースは、「炸裂弾(メテオラ)だ オレのところへ炸裂弾を落とせ」と言います。「運がよければ耐えられるし 死んだとしてもまわりの敵をまとめて倒せる」「4点 獲れればオレが落ちても問題はない」と冷静に状況を判断しています。

 

その作戦を承知した修は千佳と遊真に変更を指示。できるだけ近づいて撃つこと、遊真がレーダーを見てどこを狙うか千佳に指示することとつけ加えます。

 

千佳と遊真が位置を変えたことで、マークしていた外岡の射線が貯水タンクに遮られますが、なんでもないことのように場所を変えています。

 

犬飼は上に撃ってシールドを上げさせておいて、下を狙い打ってヒュースの足元を削って来ます。ヒュースは左腕に続いて左足にも被弾。

 

遊真が見ている場所を栞にマークしてもらい、目標を確認した千佳が巨大メテオラを頭上に出現させます。ヒュースごと狙う作戦にどよめく実況席。

 

弓場、帯島が警戒。観客席の古寺は、位置関係からして外岡が、遊真らの的が見えていないと予測していますが、外岡は見えていないはずの目標にも動じることなく狙撃。千佳のメテオラが放たれる前に一角を撃ち抜き、誘爆させます。

 

「あっ」と声を上げる千佳。巨大な爆発が一帯を吹き飛ばします。実況席では小南が青ざめ、修も二人の名前を叫びます。

 

崩壊する建物の中から現れたのは、「固定シールド」で周りを囲って無事だった千佳と遊真の姿。小南は魂を吐き出していました。

 

柿崎隊も自分たちと戦った時に使っていなかった固定シールドを使う成長ぶりに感心しています。

 

値千金の一発だった外岡の一撃ですが、「え? あれで死んでない? マジか」と心底驚いているようです。

 

玉狛第二の作戦は失敗し、左腕と左足を削られたヒュースは絶体絶命の危地に立たされるのでした。

 

まとめ

戦闘が始まり、あっという間の2話でした。

 

予想外の展開続きでハラハラして読んでいます。トリオン長者のヒュースに、実弾が撃てるようになった千佳がいて無双だと、そう思わせつつそう簡単に点を獲らせてくれないのがワールドトリガー

 

2話掲載でもまったく追いつかないくらい読み足りないですが、来月は単行本作業のために1話掲載のようです(巻末コメントより)。

 

葦原先生は以前、単行本作業で無理をして首を痛めたという経緯がありますので無理はできません。むしろまだ1話でも掲載してもらえるだけで助かるというか。

 

ヒュースはこのままベイルアウトしてしまいそうですが、大きな爪痕を残していって欲しいです。

 

予備の作戦で変化弾(バイパー)を使うにしても、エスクードで壁を作って内側からバイパーを撃ちまくるとかでしょうか。

 

落とされるとしたら帯島か海あたりでしょうが、後に残される修たちのためにも(まだ決まったわけではありませんが)、生駒か犬飼、できれば弓場を落としておきたいです。

 

そういう展開になれば修、遊真、千佳という初期のトリオになります。修の活躍のためにもワイヤー戦術が活きてくれればいいですが、ヒュースへの攻撃を見てもそんな甘い連中ではありません。

 

修もトリガーセットをいじるか何かして隠し玉を仕込んでいるかもしれません。二宮を修が落とす展開になれば面白いですが、充分な説得力がないと現実味がなくて批判もされますでしょうし、難しいところですね。

 

ヒュースは落とさそうですし、残るは千佳の高速ライトニングでズドンでしょうか。ポケインのままベイルアウトする姿も見てみたいです。

 

毎月、思いますが、今回も来月が待ち切れませんね。

 

「ワールドトリガー」【188話 ヒュース⑨】【コミックライク】

 

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ワールドトリガー【186話 ヒュース⑧】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

186話「ヒュース⑧」

前回までのあらすじ

ラウンド8が開始。転送位置で不利になった玉狛第二は、西で千佳が二宮に爆撃されますが、遊真がカバーに入って戦場から離脱します。一方、北東に転送されたヒュースは生駒隊に囲まれる形となり、更に弓場隊狙われピンチを迎えています。

 

【漫画ネタバレ目次】「ワールドトリガー」【コミックライク】

「ワールドトリガー」【185話 二宮隊②】【コミックライク】

 

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(※感想→あらすじ→まとめ)

 

ヒュース包囲網が完成 精鋭たちが総攻撃でヒュースに迫る

二宮・辻の爆撃を振り切った遊真と千佳。序盤から執拗に追って来るかと思いましたが、最初は様子見のようで逃げ切って修と合流できました。

 

一方で北東に転送されたヒュースは完全に包囲されています。隠岐が高所からヒュースの動きを捕捉し、生駒が斬り込んで来ます。

 

そこに弓場と帯島が襲いかかり、解説の王子に「なんであれで死なないんだろうね」と言わしめるくらいの怒涛の攻撃を凌ぎます。

 

生駒の旋空を躱し、隠岐アイビスを瞬時にバッグワームから切り替えてフルガードで防ぎ、弓場と帯島の連携をエスクードとシールド、弧月で易々と受けて立つなどヒュースの有能なところが存分に発揮されています。

 

しかし、襲いかかる隊員たちも精鋭。乱戦ながらも狙いがヒュースに絞られていて、相当苦戦しています。落とされないだけでも凄いですが、反撃の糸口すら掴めません。

 

ちなみに開幕と同時にバッグワームをして隠れないのは、スナイパーの狙撃をフルガードで防げるメリットがなくなるのが理由とのこと。

 

千佳ほどの強度があれば片手ガードでも問題なさそうですが、それなりのトリオンだと狙われるとキツいという見解のようです。ヒュースならギリいけそうな気もしますが、修はフルガードでも破られるのでバッグワームデフォなのでしょう。

 

解説は蔵内がリードしつつ、王子が独自の見解を入れてくるというスタイルで、小南はほぼ玉狛第二の応援ですね。

 

サッカー代表戦の中継でいるあの人のようですが、小南らしくて和みます。作戦会議の段階で追い出されるなど、エピソードもほのぼのしています。

 

生駒の、いちいち「~了解」と応えるのも地味に面白いです。真面目なのか不真面目なのか性格からしてわかりません。

 

南西で合流した修の指示で、その位置からヒュースを援護する模様です。修の指揮で巻き返せるでしょうか。

 

弓場隊の外岡が千佳のマンマークをしていますが、気配を消していてかなり不気味な存在です。弓場も帯島に教えながら戦っているのがいいですね。東もそうですが、人材育成という側面もきちんと出せています。

 

以下、あらすじです。 

 

186話のあらすじ

西のド派手な射撃戦で始まったラウンド8ですが、東でも隊員が集結しています。ヒュースを中心に北東と南、南西から生駒隊、西から弓場隊、犬飼も近づいています。 

 

海がレーダーを見て「うひゃー! なんかこっちにいっぱい来てる! やばいっす! おれめっちゃモテモテかも!」と騒いでいますが、「海はモテモテ 了解」と真面目に応答する生駒。

 

海はオペレーターのマリオに突撃しないよう念押しされていますが、口調のせいか前フリに聞こえます。

 

西ではバッグワームでレーダーから消えた遊真、千佳が修と合流する予定です。

 

解説の王子が「普通の弾」を撃った千佳のことを評しています(呼び名はアマトリチャーナ)。しかし、撃ち合いに行かなかったことから、まだ何か懸念材料があると予想。

 

小南が「味方との合流を優先させただけでしょ 部隊が揃ったら千佳の炸裂弾でどかーんよ!」と得意気に話していますが、支部での作戦会議では烏丸と陽太郎に追い出されていて、「結局 そんな作戦立ててた気がする!」と適当です。

 

追い出されたエピソードに蔵内が、「なんだその悲しいエピソードは・・」と力なくツッコんでいます。

 

二宮もオペレーターから待ち伏せの可能性もあるけど離脱が濃厚と報告を受け、「雨取が撃てるのかどうかは まだ判断できないな」と慎重です。

 

玉狛第二が合流する様子を外岡がスコープ超しに視認しています。撃っても遊真に防がれそうだと警戒して、まだ尾行を続けます。

 

囲まれそうになっているヒュースはバッグワームを起動してレーダーから消えますが、高所を取っている隠岐が視認し、チームと情報を共有します。水上と海が逃げ道を塞ぐように動きます。

 

弓場は帯島に「今 消えたのァ 誰だ?」と問いかけています。帯島は状況からヒュースか犬飼、辻だと答えます。合格点を出した弓場は、その誰であっても逃がすと面倒だと、「まずはそいつを速攻落とす!」と作戦の変更はありません。

 

囲まれたヒュースを見て小南が「もーあのバカ! 最初からバッグワームしとけばよかったのに!」とボヤいていますが、王子や観戦している米屋ら三輪隊は、それはどうだろうと言っています。

 

バッグワームを使っていると両防御(フルガード)できないため、狙撃手の多い状況だと不利になるからとのこと。いずれにせよ転送位置が悪すぎたようです。

 

ヒュースは南から突破するつもりですが、その先には生駒。旋空弧月で40メートル向こうの通りから建物ごと斬り払われます。

 

飛び上がって回避したところを、アイビスに持ち替えた隠岐の狙撃。空中でマズルフラッシュを捉えたヒュースは、一瞬でバッグワームを解除してフルガード。攻撃を凌ぎます。隠岐アイビスを持って来たのがバレていて驚いています。

 

生駒と対峙するヒュースの背後から弓場の襲撃。アステロイドの射撃をシールドと身のこなしで躱しながら、アステロイドで反撃します。地上に降りるとエスクードを展開して防御します。

 

その横合いからバッグワームで姿を消した帯島の奇襲。弧月で受け流し、弓場の射撃もシールドで防いで距離を取ります。尚、エスクードは弓場の射撃であっさり破壊されていました。

 

解説の王子は「なんであれで死なないんだろうね・・」と感心しています。

 

猛攻を無傷で凌いだヒュースですが、生駒にも背後を取られて大ピンチです。

 

南西では修と遊真、千佳が合流。遊真がヒュースを助けに行くかと訊いてきますが、それでは間に合わないと、修か「ここからヒュースを援護する」と決断します。

 

その様子を外岡がひっそりとマークしているのでした。

 

まとめ

ヒュースのピンチを修を含めた千佳、遊真で救えるのか。

 

今月は2話掲載なのですぐに続きます。

 

「ワールドトリガー」【187話 弓場隊②】【コミックライク】

 

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