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Dr.STNOE【124話 神と悪魔の発明品】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

124話「神と悪魔の発明品」

前回までのあらすじ

モズの襲撃を受けた洞窟の科学王国。最強戦士の前に戦闘は無意味、ゲンの話術で仮初めの同盟を狙います。後宮の内実を全て知りつつも石化光線のために動けないモズに、ドローンでなんとかできると説明。石化光線も渡すこととモズには言われましたが、とりあえずの全滅は避けられました。モズにはフードで正体を隠し、科学王国側の脅威と思わせて暴れてもらい、石化武器を使わせるように仕向けます。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【123話 頭脳戦のディールゲーム】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2019年44号)」のネタバレを含みます。

週刊少年ジャンプ(45) 2019年 10/21 号 [雑誌][amazon.co.jp]

(※感想→あらすじ→まとめ)

 

モズ対策に拳銃が登場 次の復活者は意外にも陽

タイトルに「神と悪魔の発明品」とあったので、石化光線のことを掘り下げるのかと思って読み始めましたが、拳銃でした。確かにその名の通りの武器です。ついに完成してしまいました。

 

モズの脅威をどういうふうに抑え込むのか、氷月しかいないだろうと思わせつつの拳銃です。思えば司対策に作るしかないと決意して作中時間でもう3年と、そんなに経っているのですね。

 

次の復活者は意外にも陽。拳銃を扱うという点では陽が適任ですが、銀狼よりもチャラけたキャラで、元の世界での警官でありながらモラルも微妙、人間性も薄っぺらくて個人的にはあまり好みのキャラではありません。

 

 

試し撃ちでまったく的に当たらないのは、拳銃の精度もありますので仕方ありませんが、あのモズ相手に拳銃だけで止められるでしょうか。軽く弾道を見切って避けられそうにも思えます。

 

そのあたりは千空も織り込み済のようですが、量産でもしないと「妖術だ!」と言っても抑止力なさそうなんですけどね。

 

ちなみに陽の顔の右側に張りついている石化の仮面は、再復活してもまだ残ったままでした。どういう理屈でしょう。

 

羽京はこの状況でも誰も殺したくないと理想論を言っていますが、龍水が彼なりの信念で不殺は恨みを買わないため、敵すらも手に入れるためには合理的、と羽京の心を軽くしてくれています。

 

千空は石化装置を奪えるならどれだけ重傷を負わそうと、「固めて溶かして全快」と拳銃すらも麻酔銃扱いで、こちらは更に合理的です。怪我させて石化で全快とか、それはもはや拷問ですけどね。

 

まあ、千空も本気で言っているわけではなく一案としてでしょうが、危ない敵を石化しておくというのはそれも合理的です。もっともそれだと石化王国と同じになってしまうので、千空たちは取らない選択肢でしょうけど。

 

後宮では予定通りモズが暴れて、オオアラシを倒して宣伝させます。ゲンいわくは自信満々の男はやられた自分を下げたくなくて勝手に話を盛るとのことで、その通りになったことにモズは何か感じるものがありそうです。勘のいいモズなので、次はゲンの話術が通用しない可能性もあります。

 

モズがそのフード戦士(自分)を「俺とキリサメの二人で倒しに行くよ」とイバラに提案。科学王国としてはあらかじめドローンをセットしたところにハリボテのフード軍団を設置、モズにキリサメを誘導してもらって石化武器を使わせるという算段です。

 

ただ、後宮にしか関心のなかったモズが自分から言い出したことに、イバラは不審そうにしています。もうひと波乱ありそうな感じです。

 

ラボカーはほとんど素材剥ぎ取り用のスクラップになっていますね。服は積んであったぶんをなんとかしたのか、今のところ復活者全員がちゃんとしたものを着るようになっています。

 

あと、今週から石化武器、石化光線に続いて、「石化装置」という名称も登場しました。これは統一して欲しいですね・・。未だにルールがわかりません。

 

以下、あらすじです。 

 

124話のあらすじ

フードを被り、侵入者のフリをして後宮で暴れるモズ。軽くオオアラシを打ち負かしています。

 

翌朝、オオアラシが「下手したらモズ並みに強ぇ!」とやや大袈裟にイバラとキリサメに報告しています。モズはそれを眺めながら、ゲンに言われたことを思い出しています。

 

「狙い目は自信満々の男 ヤラれた自分下げたくなくて勝手に話盛ってくれちゃうよ~」と、まさにゲンの言う通りになっていることに、モズは何か感じるものがあるようです。

 

科学王国側の「陰謀大作戦」はシンプル。存在しない最強男のフード戦士に敵がビビったところで、

 

①空中戦用のドローンを飛ばしやすい開けた場所にこっそりセット

②「フード戦士軍団が来ちゃったよ あっちね」とモズが誘導

③キリサメが「一網打尽!」と石化武器を投げる

④そこをドローンでキャッチ

 

という流れです。ちなみに石化武器は時限式だと思いますが、空中に投げられたら数秒で石化光線が出るはずです。ドローンで捉えたところで光線を無力化できませんし、そのへんはどう考えているのでしょう。

 

龍水が大問題があると釘を刺します。モズは必ず決戦の現場にやって来るし、ドローンで石化武器をゲットした瞬間に、モズに皆殺しにされると。

 

後宮ではモズが「そのフード戦士 そこまでオオアラシが言うほど強いなら 俺とキリサメの二人で倒しに行くよ」と提案し、島民らは沸いていますが、モズが自分から言い出したことにイバラは訝しげな顔をしています。

 

龍水の懸念に対し、千空は「んだから今モズ対策 打ってんだろが」とカセキにまた何かを作らせ、カセキはガラス拭き用の鉄パイプを涙ながらに切っています。ラボカーはどんどんスクラップされていきます。

 

短く切った鉄パイプを6本丸く貼り付け、ハンドスピナーを作ります。カセキは早くドローン制作に戻りたいようです。

 

いくつかの部品ができあがりテーブルに並べると、現代人組はそれだけで何ができあがるのかを察しました。硝酸で作った火薬を小さい筒に詰め、パチンコ玉(ベアリングの作成時のもの)をねじ込んで蓋をします。

 

火薬を叩いて着火するのに「雷酸水銀」を使うとのことで、精密な手際が必要なため千空が作ります。硝酸と水銀、アルコールを混ぜて乾かせば完成。それをホイルに包んで火薬の下部に設置します。

 

大樹、杠、千空はなんとも言えないシリアスな表情になっています。一番始まりに司対策に作るしかないと箱根に旅立ってから3年。「結局人類はたどりつくわけだ ククク これで俺は地獄行き確定だな」と千空は自嘲気味につぶやきます。

 

「老若男女関係ねぇ 人類つまりホモ・サピエンスを地球最強生物として君臨させた 神と悪魔の発明品」、6連式の拳銃の完成です。

 

羽京は「道具に神も悪魔もないよ 使い方を決めるのは人だからね」と言い、「こんな状況で綺麗ごとはやめろって言われるだろうけど」「やっぱり僕はできれば誰も殺したくないんだ だからギリギリまで」と訴えかけます。

 

「綺麗ごと? はっはーそれは違うぞ羽京!」と答えたのは龍水。「不殺は綺麗ごとでも倫理でもない 身内を殺された者の遺恨は永久に消えん 敵すらも手に入れる! そのためには殺さない! それこそが合理的なのだ!」。

 

龍水の理念ではありますが、羽京は救われたような顔をしています。千空もそもそも殺せるような代物でもなく、精度も威力も気休めの御守りみたいなものと割り切っています。

 

「まあ うまくいきゃ麻酔銃にはなるな」との言葉にゲンが首を傾げると、「足止めにザコ銃をくらわそうが 石化装置奪えんなら固めて溶かして全快だ」「実質 麻酔銃と一緒じゃねえか」と超悪い顔になっています。

 

さすがの発想に羽京とゲンはドン引きですが、大樹だけは長年の付き合いで「昔からだぞー」と平気です。

 

龍水が「フゥン 怪しまれずに持てる 拳銃サイズにしたのは分かるが 誰が使う?」と建設的な意見を出すと、一同はとある人物に思い当たります。現職の警官、陽です。石化液で復活させます。尚、衣服はそれなりのものが最初から着せられていました。

 

クロムは以前ボコられたことを覚えていて信用していません。銃を手にしてダラけた顔の陽を見てますます不信感を抱いていますが、ゲンと千空は「承認欲求が強いだけの陽キャである意味一番御しやすい」と一定の評価を下しています。

 

ゲンが「新世界初の保安官」とおだて、アマリリスが色仕掛けで陽を乗せると、いい気になった陽がテーブルに瓶を並べながら、「お巡り時代にイジメとか見たら撃ちまくってたかんな!」と調子に乗っています。杠と羽京からはダメ出しです。

 

右手を前に出した半身で銃を構え、短銃をあっさりと使いこなして6連射します。しかし、ドヤ顔で決めていますが瓶はひとつも割れておらず、スイカとクロムが不審がっています。

 

すると天井から、撃たれた毒蛇がポトリと落ちて来ます。アマリリスとクロムが毒蛇を狙ったものだったのかと感心し、龍水が「これで俺たちは少なくとも ただ座して狩られる獲物ではなくなったわけだ 違うか」と喜んでいます。

 

ジャキッと腰のホルスターに短銃を収める陽。「やるじゃねえか不良警官」と千空からもお褒めの言葉をもらいますが、(言えねー 今さら普通にビン狙って撃っただけとか言えねー)(超練習しねーと)と内心で冷や汗をかきまくっていたのでした。

 

まとめ

ここに来て拳銃が完成するとは予想外でした。

 

ただ、機関銃とかならともかく、オモチャのような模造銃でモズを抑え込めるわけがありません。。千空もそのことは承知していますが、抑止力として何か別の手もあるでしょうか。

 

ゲンの話術で「妖術!」と見せかけるのはオオアラシ程度ならともかく、モズにはもう通用しなさそうですし。

 

モズもイバラに不信感を抱かれている様子です。幹部のなかで何も知らないのはキリサメだけという、ある意味、キリサメは一番味方に引き入れ易い状況ではあるのですが、直情型なので簡単に立場は変えなさそうです。

 

陽がどれだけ真面目に活躍するかわかりませんが、抱いているマイナスイメージを覆してくれるでしょうか。これでもそれなりのファンがいるようなので、頑張ってくれればいいです。

 

羽京の思想は理想論なのですが、龍水の言う恨みを買わないという考え方はなるほどそうです。Dr.STONEならではの解決が見られることを期待しています。

 

展開予想はまるで当たらず、むしろ楽しいですね。

 

モズがキリサメを連れて来る場所にはイバラも隠れて連いて来そうですし、ここでひと波乱あると見ます。石化光線を無力化する方法はもうわかっているのでしょうか。先にも書きましたが、呼び名のルールはいつか解説して欲しいです。

 

石化王国編は佳境に入って来ましたが、まだまだ続きそうですね。

 

「Dr.STONE」【125話 三次元の決戦】【コミックライク】

 

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