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キャロル&チューズデイ【アニメ】【19話 People Get Ready】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

19話「People Get Ready」

前回のあらすじ

ヴァレリーの取材をするカイルに興味を持ったチューズデイは、カイルに言われて母親のことを考えます。何度か取材で会ううちに恋心を自覚しますが、別の女性と親しくしているのを見て失恋しました。

一方、ヴァレリーの支持率を上げるために政治屋のジェリーが色々と仕掛け、ウェザープラントが爆破されるなどキナ臭い動きが。火星の気候調整がうまく働かなくなり、街には雪が降るのでした。

 

【アニメネタバレ目次】「キャロル&チューズデイ」【コミックライク】

「キャロル&チューズデイ」【18話 Only Love Can Break Your Heart】【コミックライク】

(感想→あらすじ→まとめ)

 

失恋から立ち直ったチューズデイは前向きに音楽活動 アンジェラのストーカー退治にタオが大活躍

あっさり初恋が破れてしまったチューズデイですが、キャロルに慰められて思ったより立ち直りが早かったです。サイドニア・フェスに向けて行動を開始し、キャロルと共に演出までこだわろうと画策します。

 

キャロルがスケボーでアクションを取り入れ、チューズデイが火のついたバトンを回したりしていますが、練習から川辺の草木を燃やしてドタバタです。というかその方向性はマーズ・ブライテストの落ちていった人たちの芸人魂・・。

 

前回知り合った三人組のバッグバンドは今回も参加。ギター燃やしたり、ベースを歯で弾いたり、逆さづりでドラムを叩いてはとキャロチューは提案しますが、もちろん却下。それはもう誰かがやっていたやつですね。

 

なんだかんだと準備はしましたが、復活したアーティガンのシークレットゲストとして登場したアンジェラの、堂々とした歌いっぷりに原点回帰。

 

ステージに座って弾くというシンプルなスタイルで勝負です。三人組は後ろで指ぱっちんして地味に参加していて笑いました。

 

前話のラストで流れた曲かと思っていましたが、新曲ですね。キャロチューらしい優しいメロディーラインと寄り添うような歌声。空気感が伝わってきます。自宅にいるような安心感ですね。

 

新キャラのエゼキエルも登場。キャロルの昔の知り合いのようで、アメルと呼んでましたが無視されました。キャラ紹介では地球からの移民となっていますので、ヴァレリーの進める政策にぶつかってキャロルともゴタゴタしてしまうのでしょうか。

 

政治屋ジェリーはタオに接触。タオは即決で断りましたが、「いずれあなたは我々と手を取ることになる 必ずね」と言い残していきました。やはりアンジェラも政治に巻き込まれてしまうかもしれません。

 

そのタオはアンジェラのストーカー退治に大活躍。写真や情報の出どころを探るべく、ウサギ型のAIペットをバラして(AIは泣いていましたが)カメラを探り当てました。下着姿の写真とかも出て来て、アンジェラはタオを意識しています。

 

「私が相手をしよう」とタオは何故かノリノリです。会場でも「ブラックナイト」のハッキングを逆探知、一度は罠に撒かれそうになりますが、銃でアンジェラをロックオンするストーカーにマイクロ派を照射する武器で撃退。

 

サムズアップでアンジェラを見送るとか、アンジェラの心を鷲掴みです。アンジェラはシークレットゲストということで変装もしていましたし、ちょっと雰囲気も違いました。曲は確かにアーティガンがボイパでやっていた曲っぽいです。

 

キャロチューとアンジェラ(とアーティガン)の二組の音楽が聴けて、久々に音楽アニメでした。政治関連は相変わらずジェリーの動きが不穏なのと、ストーカーがこれで終わりだとあっけないので、もしかしたらまた新たなストーカーが出るかもしれません。

 

以下、あらすじです。

 

19話のあらすじ

ウェザープラントはまだ復旧せず、アルバシティは雪景色のままです。部屋で毛布に包まるチューズデイは、キャロルに「この間のこと・・」と訊かれますが、「大丈夫」と答えます。

 

来週に迫ったサイドニア・フェスに気持ちは切り替わっているようで、セトリやMCも考えた方がいいかと話しています。「絶対リベンジしたいね」と二人で意欲を高めています。

 

タオはアンジェラの歌声をデータで読み取り、「波形がいつもと違う 精神的な不安定さが読み取れる」とズバリ言い当てます。アンジェラは言いたくなかったようですが、ダリアがストーカーのことを口にします。

 

ブラックナイトと名乗るストーカーにまとわりつかれ、アンジェラのアカウントに直接メールしてきたり、プライベートまで把握されているみたいで怖いと説明すると、アンジェラの家に乗り込むタオ。

 

自宅にタオがやって来てちょっと意識しているのか、アンジェラはもじもじしています。ダリアは警察にもチェックしてもらったと言いますが、タオはAIペットをじっと見つめ、「コイツを借りる」とウサ耳を持ち上げました。

 

キャロルとチューズデイはガス、ロディの他、前回のライブでお世話になったバックバンドの三人組も交えてステージのことを話し合っています。

 

フェスともなれば派手にしてくるアーティストも多いので、キャロルとチューズデイも派手にしなきゃと、気球や宇宙船に乗って降りてくるかと非現実的なプランを出し合っています。

 

エレキギターを燃やすとか、ベースを歯で弾くとか、逆さづりでドラムを叩くとかとんでもない案を出しますが全て却下。「バックバンドじゃなくて自分たちでできることを考えろ」とガスに注意されます。

 

タオの研究所では持ち帰ったAIペットをバラして、盗撮の証拠をつかみます。カメラが遠隔操作されていたようで、アンジェラが下着で寛ぐプライベートショットもたくさんあります。警察は見逃してしまいましたが、タオのチェックは通りませんでした。

 

「他の監視カメラや警備ロボも同様の接触を受けている可能性がある」とタオ。アンジェラは下着写真に恥ずかしそうです。

 

タダモノではないストーカーは警察では手に負えず、何が刺激されたのかタオが「私が相手をしよう」と不敵な笑みを浮かべ、解決に手を貸すと言います。

 

キャロルとチューズデイは川原でパフォーマンスの練習をしています。キャロルがスケボーの曲乗り、チューズデイが火のついたバトンを回していますが、川原の草に火が燃え移って大騒ぎになっています。

 

タオの元にはジェリーが訪れています。単刀直入にタオの持つIMTの技術を必要としていると言います。「人間の脳を研究してAIによって心を操るということにおいては音楽も政治も同じだということです」と得意気なジェリー。

 

タオは即決で断ります。「以前より同様のオファーを多数受けているが全て断っている 今回もシュバルツの紹介でなければ会わなかった」「政治とは相性が悪い」。

 

相性が悪いという言葉には引っかかりも覚えますが、ジェリーは「今日のところは退きましょう」とあっさり身を引きます。「ですが いずれあなたは我々と手を取ることになる 必ずね」と負け惜しみではなさそうな言葉を残していきました。

 

サイドニア・フェスが始まります。今回は補欠ではないのでキャロチューの名前も出ていて、ビジョンで大きく宣伝されています。ビジョンにはアーティガンの宣伝もあり、キャロルとチューズデイはこの前の落ち込みっぷりを見ているため、大丈夫かなと心配しています。

 

ロディがアーティガンの方についていることについて「裏切者だよ」と言われていますが、ガスの言うように元々アーティガンのスタッフです。

 

キャロチューとガスが会場を歩いていると、ラッパーのエゼキエルを見つけます。出演者ですが、「ギャングまがいの連中だ ああいうのは決して近づいちゃならねぇぞ」とガスは忠告しています。

 

しかし、まったく聞いていなかったのかキャロルはエゼキエルに近づくと、「もしかしてアメル?」と親し気に声をかけます。「私だよ私 キャロル 覚えてる?」と自分を指差して話し掛けますが、舌打ちしたエゼキエルは仲間を連れ立って去って行きます。

 

知り合いなのかとチューズデイが尋ねていますが、「だと思うんだけど・・違うのかな?」と納得のいっていないキャロルです。

 

会場にはシークレットゲストとして、ダリアに率いられてアンジェラが到着します。つばの広い帽子とサングラス、長髪のウィッグで変装しています。警備も厳重です。

 

鉢合わせるキャロチューとガス。ヒキの強い二組です。ガスが出演アーティストに出てなかったよなと確認すると、ダリアが誇らしげに「ウチのアンジェラはアーティガンのステージのシークレットゲストですのよ」と胸を張ります。シークレットにするつもりがありません。

 

出演順はキャロチューの前で、それを聞いたアンジェラは「ふーんそう 可哀想」「だって私のステージで全部持って行っちゃうもの ごめんね」と挑発します。「負けられない!」とチューズデイたちも気合いを入れ直します。

 

会場には客が入っています。タオは警備と協力し、主要な場所にはカメラを設置、AIで不審な人物を自動的にトレース、電波回線は会場の回線以外はシャットダウンし、SNSなどにアクセスした場合すぐに特定できるようにしてあります。

 

ロディはキャロルたちの前で、アーティガンのステージがどんなものかと詰問されています。「一応 シークレットゲストなんでそれは内緒っす」と抵抗するロディですが、「いいじゃん教えなよ そしたら裏切者のレッテル剥がしたげる」とキャロルに言われて少し狼狽えています。

 

派手な演出をすることまではバレます。キャロチューも「私たちも負けてないよね」「うん」と言い合っていますが、川原での惨事を見ているロディは「マジでやるんすか?」と引き気味です。

 

出演前のアーティガンは、鏡に映る自分と無言で見つめ合っていました。

 

タオは警備室でモニターを注視しながら、ストーカーの出方を伺っています。するとアンジェラの携帯に「待っててアンジェラ もうすぐ行くよ」とメッセージ。トレースを開始します。

 

新たなアクセスが入り、スタッフエリアの中だと特定。警備が向かいます。別の場所でも情報が共有され、現場に向かうスタッフたちですが、帽子を被ったスタッフが「ここは私が残ります」とその場に残ります。他のスタッフが去って行くのを見て、口元を歪めています。

 

ステージに上がったアーティガンは生気のない顔つきで下を向いたままです。「ちょっと全然復活してなくない?」とキャロルは心配しています。

 

「みんな もう俺が誰か忘れちまっただろうな・・」と言えば会場が「アーティガン!」。

 

「なんだって? 俺は誰だって? 聞こえないぜ! 俺は誰だって?」「アーティガン!」「俺は誰だ!?」「アーティガン!」。小芝居でした。

 

「俺を忘れた? そんな世界は存在しない 俺はアーティガンだ!」とド派手な演出で音楽がスタートします。

 

アクセスが特定された場所ではフードを被った不審な男が捕えられています。ダリアとタオも駆けつけますが、不審人物はブラックナイトのことなど知らず、スタッフエリアに入れるというメールが来たから入っただけと言っています。

 

スタッフエリアにハッキングした形跡はなく、敵は警備側、タオはこれが囮だと気付き、身を翻すと走ってステージに向かいます。

 

舞台袖で出番を待つアンジェラの背後に怪しい人物の影。手にした銃でアンジェラに狙いを定め、「アンジェラ・・君こそが僕の天使だった・・」「だから堕ちた天使になってしまう・・その前に・・」と引き金に手をかけたところで「動くな」とタオの声。

 

首筋にマイクロ派を放つ装置を突きつけています。脅しだと思った犯人は「計画変更だ お前が先に死ねば・・」とタオに銃口を向けますが、マイクロ派をタオが放ち、犯人を気絶させます。舞台の照明の揺らぎで騒動に気づいたアンジェラに、タオは親指を立てて問題ないことを示します。

 

ステージではアーティガンが場を盛り上げ、アンジェラを呼び込んでいます。タオに視線を送った後、アンジェラはステージに向かいました。

 

アーティガンの新曲に合わせて歌うアンジェラ。キレのいいミュージックに、軽快に歌声を乗せていきます。その堂々たる姿は観客を魅了し、大盛り上がりとなります。チューズデイはバトンを手にしたままキャロルと目が合い、苦笑いし合います。

 

キャロチューの出番になりステージに上がります。色々と考えていましたが、結局、ステージに直座りするスタイルで飾らずにいこうと決めたようです。アンジェラのパフォーマンスを見て、もっと自分たちらしくやろうと原点回帰したようです。

 

「私たちいっつも二人で家のソファーに座って演奏してて・・だから今日はそんな風にやってみます」「ウチに来たつもりで聴いてください 曲は『Message in tha Wind』」とチューズデイとキャロル。

 

キャロチューらしい優しいメロディーラインと、寄り添うような歌声が響き渡ります。家で寛いでいる空気感が伝わる、しんみりした新曲です。安心感があります。

 

観客もアンジェラの時のノリではなく、聴き入るような感じで浸っていました。バックバンドの三人組も、ステージ後方で指を鳴らしてリズムを取って盛り上げています。

 

キャロル&チューズデイのリベンジは成功したと言える、圧巻のステージパフォーマンスでした。

 

まとめ

キャロチューが原点回帰でステージに直座りスタイルで弾き語り。こっちの方がしっくりします。この新曲はトビーにはオッケーもらえたやつでしょうか。

 

アンジェラもアーティガンのノリに合わせた歌い方になっています。マーズ・ブライテストの時の審査でも言われていましたが、幅があります。

 

ロディが裏切者扱いでイジられていたのはちょっと可哀想でした。 むしろガスより貢献していると言ってもいいくらいですしね。

 

キャロルの知り合いエゼキエル・・というかアメルの方が覚えやすいのでアメルにしますが、ラッパーということですので次回は歌声も聞かせてくれるのでしょうか。

 

ギャングっぽい連中とつるんでいましたし、難民反対派(という立場)のジェリーに利用されてしまいそうな気もします。

 

ブラックナイト騒動はこれで終わりだとあっさりしてますね。シベールといい、火星ではストーカー相手は天使扱いが定番なのでしょうか。

 

そう言えばカイルは出て来ませんでした。サイドニア・フェスに聴きに来れないくらい忙しくなったのか、チューズデイと何かを感じて距離を取ったのか。

 

まあ前者だと思いますが、2クールの残り話数も少なくなってきましたので、ここから一気に畳みかけて欲しいですね。

 

「キャロル&チューズデイ」【20話 Immigrant Song】【コミックライク】

 

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新登場人物

エゼキエル(アメル)(CV 木村昴

褐色の肌、細身で長身。紫に染めた髪をドレッド風に前髪に垂らしています。眉や唇、耳にいくつもの金のピアス。

地球から来た移民で、ラッパーとして音楽活動をしています。

キャロルの方は顔見知りと思って声をかけたようですが、無視されました。

 

挿入歌

「Take Me Now」アーティガン(作曲:banvox)

「LIGHTS GO OUT」アーティガン feat. アンジェラ(Vo.Alisa)(作詞・作曲・編曲:Steve aoki. MOGUAI. ole Sturm. Santino Holtzer. Tyler Spry & Jacob Summers Produced by Steve Aoki & MOGUAI)

「Message in the Wind」キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)(作詞・作曲・編曲:Sensei Bueno)(和訳:qdopp. Inc.)

 

コミカライズもスタート! 1巻は9月4日発売

[amazon.co.jp]

 

【楽曲】1~12話の18曲を収めた「VOCAL COLLECTION Vol.1」が7月31日に発売

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