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キャロル&チューズデイ【アニメ】【18話 Only Love Can Break Your Heart】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

18話「Only Love Can Break Your Heart」

前回のあらすじ

キャロルとチューズデイがトビーをプロデューサーに迎え、初アルバム制作に取り掛かっている頃、アーティガンはAIに仮想通貨の運用を任せたために破産し、見る影もなく落ち込んでいました。

ロディが手を差し伸べ、キャロルのキーボードで新曲を完成させて復活したアーティガンは、アンジェラに歌ってもらうようタオに依頼しに行きます。一方、アンジェラとの熱愛疑惑報道が出たアーロンが無人タクシーに轢かれる事故に遭い・・。

 

【アニメネタバレ目次】「キャロル&チューズデイ」【コミックライク】

「キャロル&チューズデイ」【17話 Head Over Heels】【コミックライク】

(感想→あらすじ→まとめ)

 

チューズデイの初恋そして失恋 政局にも本格的な動きが・・というか音楽アニメ回じゃない

チューズデイとキャロルの関係性は、ずっとキャロルがお姉さんなんですよね。

 

キャロルは12月25日生まれで、チューズデイが6月10日生まれ。チューズデイはシベール騒ぎの時に誕生日だったので17歳。「秋のサイドニアフェス」とか言っていたので季節はまだ秋でキャロルは16歳。

 

年齢的には逆の立場なのですが、お嬢様育ちのチューズデイと、逞しく生きてきたキャロルの人生経験の差でしょう。

 

カイルに母親のこともちゃんと考えた方がいいと言われたチューズデイはそのことを真剣に考え、自分から取材を受ける代わりにカイルのことも色々聞きます。

 

キャロルは最初から「ちょいワル無精髭タイプは要注意だよ」と忠告していましたが、チューズデイはノートの共通点とか、危ない状況で守ってくれたりとかであっさりと恋に落ちてしまいました。

 

デジタル時代にアナログなノートは品薄で、カイルが「もしどっかで見つけたら教えてよ」と言うのを聞いて、すぐに店で手に入れたチューズデイは「お礼に」と言いながら嬉しそうにラッピングをしています。

 

取材を何回か受けた店に渡しに行きますが、カイルが大人の女性と親しげにキスをしている場面を目撃。秒速で失恋してしまいます。

 

ウェザープラントが爆破事故を起こしたせいで気候の調整が効かず、街には雪が降っていて、雪の降るなかをどぼどぼと歩くチューズデイ。心配して探しに出かけるキャロル。

 

バックに流れるのは寂しい雰囲気のキャロル&チューズデイの曲。歌詞がありませんので内容がわかりませんが(英語力ゼロ)多分恋愛の曲で、ぴったり合った曲でした。

 

運命のように二人が出会う場所は橋の上でした。泣いているチューズデイをキャロルは優しく受け止めてくれます。ホントにチューズデイ想いです。

 

エンディングテロップの「To be continued」の画面にも雪が降っている演出も良かったです。ちょっとホロ苦い恋愛回と言っても良かったのですが、他にも大きな動きが二つ。

 

無人タクシーの暴走事故に遭ったアーロンは入院程度で済んだようですが、アンジェラにつきまとうのは「割に合わない」とあっさりヘタれてログアウトです。

 

しかし、「ブラックナイト」ことおそらくフードのストーカーはAIを自在にハッキングできるのか、盗聴・盗撮でアンジェラを追いかけ回して恐怖のドン底に陥れています。音楽活動にも影響するでしょうか。

 

ちなみにアーティガンとタオは相性が良いのか悪いのか性格が真逆で、アーティガンの作った新曲をアンジェラに歌わせる以前に協力態勢が築けていません。

 

政局にも動きがあり、暴走気味に世論を煽って行く政治屋ジェリー。「波が起きなければほんの少し水面を叩けばいい」とか言ってますし、ウェザープラントの爆破事故も無関係ではなさそうです。最後、ヴァレリーが手の平返しされそうな雰囲気もあります。

 

次の行動にタオが必要と言っていたりして、どのように利用するつもりかわかりませんが、アンジェラも巻き込んでいくのでしょうか。

 

キャロチューの音楽関係はトビーから「ファンタスティックなクソだ」とのお墨付きをもらい、(ホントに)ちょっとずつアルバム制作も進行しています。ヘフナーから今度は正式に「秋のサイドニアフェスのルーキーステージ」のオファーも来て、無事に出演できそうです。

 

というか時間経過がよくわかっていませんが、フェスは1年に何回かやっているのでしょうか。あれから1年経ちましたでしょうか? 「秋の」と言っているので春と秋の二回とかだと認識していますが、間違いだったらすいません。

 

あと、印象的だったのは火星の傘! 絵の部分が光ってます。めっちゃ安全仕様。子供が振り回して遊ぶやつですね。

 

以下、あらすじです。

 

18話のあらすじ

前回タオの元を訪れたアーティガンのところからスタートです。なんとあのボイスパーカッションからタオはAIで曲を作ってしまったようです。なんでもできます。

 

しかし、地味過ぎるというアーティガンと派手過ぎるというタオ。細過ぎる雑過ぎる、頭でっかち頭悪過ぎると真逆の性格で、歌わされるアンジェラは呆れています。アーティガンはどうやらサイドニアフェスにこの曲で出演するつもりのようです。

 

そこへ駈け込んでくるダリア。アーロンが事故に遭ったことを告げます。急いで入院先に向かうタクシーの中で事故のあらましを聞き、誰かがアーロンを殺そうとした可能性があることをダリアから知らされ、「クソ迷惑だわ・・」とアンジェラは顔を歪めています。

 

病室に着く二人ですが、大きな事故だった割にアーロンは命も取り留め、ベッドの上で「帰ってくれ!」と悪態を吐くだけの元気はあるようです。

 

「巻き添えはごめんだ」「冗談じゃない 割に合わないんだよ」と心当たりのありそうなことを呟いていて、「狂ってるよアイツ」と犯人の目星もついていそうな感じです。

 

態度の悪いアーロンを見切ったダリアはアンジェラを促して病室を出ようとしますが、見計らったかのようにアンジェラの携帯に「まだそんな男を気にかけてるの?」というメッセージが。

 

さすがに身の危険を感じたダリアはすぐさま警察に通報します。病院の外ではフードを被った人物が、口元をにやつかせながら病室を見上げていました。

 

キャロルとチューズデイのアルバムレコーディングはようやく3曲目とのこと。「ファンタスティックなクソだ」とトビーが言い、「テイク32、オーケーだ」と、この曲が3曲目で収録オッケーということでしょうか。

 

レコーディングを終えた二人にガスが、ヘフナーから呼び出しがあったことを伝えます。サイドニアフェス関連のことだろうと、キャロル、チューズデイ、ガスは胸を躍らせています。

 

ヘフナーの元に向かいますが、ガスは「いいな?交渉事には駆け引きってやつも必要だ あくまでもツーンとしていろ」と余計な知恵をつけています。

 

ヘフナーの部屋で二人は「あんときは苦労をかけたな」と労われ、デビュー曲にトビーが一枚噛んでいることもヘフナーは知っており、ロングヒットにも納得しています。

 

ガスがアルバムもレコーディング中で、コイツが出たら大変なことになるぜと煽りますが、「ま 楽しみにしてるよ」とヘフナーは受け流し、秋のサイドニアフェスのルーキーステージへの正式オファーを出してきます。

 

「まずはそっちの意志を確認させてもらいたくてな」と言ってきますが、ガスの入れ知恵を忠実に守った二人は「ふーん」とそっぽを向きます。

 

「で?」とガスも言いますが、「興味ないなら他当たるか」とヘフナーが言った途端に、キャロルとチューズデイは「うそうそ!」「出たいです!」ところっと態度を変えました。ガスよりもヘフナーの方がうわてでした。

 

出演の決まった二人はテンションも上がり、今度は空き缶なんて投げさせないと気合いが入っています。

 

帰り道、街の大型ビジョンではヴァレリーの政治活動が報道されていて、チューズデイはそれを見上げながら何かを思案しています。

 

夜、アパートでチューズデイはキャロルに、カイルと会うことを報告しています。

 

キャロルは「ああいう ちょいワル無精髭タイプは要注意だよ」と警戒を示していて、母親のスキャンダル暴くのに利用されたりするかもと心配していますが、チューズデイは「考え過ぎじゃない?」とあまり気に留めていないようです。

 

どうして会うことにしたのか尋ねるキャロルに、母親からずっと逃げていたけども、「自分の人生を歩むために向き合うべきだ」と言われたことを悩んでいて、それをすっきりさせたいからと答えます。

 

「私ついて行こうか?」と言うキャロルに「そんな・・大丈夫だよ」とチューズデイはやんわりと断りを入れます。「気をつけなよ」とキャロル。

 

翌日、オープンカフェでカイルの取材を受けるチューズデイ。自分のことを話すだけじゃなくて逆に色々聞きたいと言うと、快くオッケーを返すカイル。ノートを取り出すチューズデイを見て、「そうだった 君もノート派の同士だったね」と笑いかけてきます。

 

どうしてジャーナリストになろうと思ったのかという質問に、「結構ミーハーな動機だよ」と、キャパという人の本や写真を見て感化されたとのこと、危険な場所へも行っていたらしく、近距離で地雷が爆発して右耳があまり聞こえないこと。

 

「だから内緒話する時はこっちの耳で頼むよ」と反対の左耳を差すカイルに、チューズデイはちょっとときめいているようです。

 

ヴァレリーとジェリーは今後の活動を話し合っています。あれからスペンサーは大学にも休学届けを出して何日も帰って来ていないとか。

 

「家庭のことは選挙には関係ないわ」とぴしゃりと言うヴァレリーにジェリーは話を進めます。次の手は既に打ってあるとのこと。

 

「波が起きなければほんの少し水面を叩けばいい それはやがて広がり 大きな波となって返ってくるでしょう」と相変わらず不穏な発言です。

 

カイルは「ジェリー・イーガン その筋じゃ有名な選挙屋だよ 選挙に勝つためには手段を選ばない奴だ」とチューズデイに説明しています。ジェリーの介入でヴァレリー政治的主張が変わり始め、AIによる大衆分析で政治主張まで決められていると。

 

最初はヴァレリーのスキャンダルを追っていたけども調べるうちに考えが変わり、これは大きく世の中が変わるきっかけかもしれないと、チューズデイやスペンサーにも話を聞くことにしたようです。

 

「もっとも君と話したかったもうひとつの理由は 君たちの曲にグッときたからなんだけどね」と付け加えるカイルに、チューズデイは顔を赤くしていました。

 

警察に調べてもらっていたアンジェラの部屋は盗聴器もカメラもなかったらしく、アンジェラは「あんなのファンじゃない 私の邪魔ばっかして 早く捕まって消えて欲しい」とダリアとタクシーで移動しながら愚痴をこぼしています。

 

すると携帯に「僕を邪魔者扱いするんだ? 一番のファンを切り捨てるんだね?」「裏切り者!裏切り者!裏切り者!!もう君を守れない」「さよなら・・一番のファン ブラックナイト」とメッセージが入ります。怯えるアンジェラを捉えていたのは、無人タクシーに搭載されているカメラでした。

 

カイルとチューズデイの取材は終了し、次に会う約束もしています。と、その時、遠くで爆発音。「伏せて!」と迅速に対応するカイル。しゃがみこんで震えるチューズデイを優しく落ち着かせます。カイルはアパートまでチューズデイを送り届け、キャロルが出迎えていました。

 

ニュースでは、ウェザープラントが原因不明の爆発が発生したことを伝えています。死者は出ていないが、アルバシティでは気温が急速に低下しているとのこと。

 

アパートではエアコンもなく、チューズデイは毛布にくるまり、キャロルは寒さに震えながら冬着を探しています。

 

ガスはマネージャーとしてついててやらないととアパートに押しかけていますが、タンクトップのままでくしゃみをしています。ロディも駆けつけてくれて、大量のカップ麺を差し入れしてくれています。ビールも注文するガスに、「だからさー うちらは平気だからもう帰ってよマジで」とキャロルはキレていました。

 

新しいニュースでは爆破事件に関してマクビー国防長官が「反火星勢力によるテロと断定した」ことを伝えています。そのことにより移民問題を掲げているヴァレリーに大きな注目が集まっているとも。

 

ヴァレリーは会見で「残念ながら悪い予感は的中しました 今回のテロはやはり地球からの難民によるものでした」と気勢を上げて、ハミルトン大統領を非難しています。仕組まれた事件のようにも思われますが・・。

 

ヴァレリーはジェリーから指南を受けています。ジェリーは当選した後のことを考えるように言っています。

 

「王はいつも革命に怯えながら眠れない夜を過ごすものです ならばそのような芽は先に摘むべきだ」と。それもAIによる判断とのことです。そのためにはある男が必要になってくると、見詰める先はモニターに映るタオでした。

 

スタジオ?に張り紙があり、レコーディングも休みになったようで、チューズデイはカイルに呼び出されて会っています。ヴァレリーのことを話すチューズデイ。

 

ずっと怖がっていたけどカイルに言われて、逃げてたら逆に囚われたままなんじゃないかと、向き合うことを決めたと。

 

ヴァレリーは家でも父親代わりをやっていて、外でも政治の世界で男性に負けないように気を張っていて、自分の中の優しい部分をずっと抑えてきたのではないかと。

 

厳しい人ではあったけど差別的なことを言うような人でもなかったし、どうしてあんな主張をしているのかわからないと。「本当は母さんも苦しんでるのかもしれない なんかそんな気がするんです」。

 

貴重な意見として受け止めるカイル。書き留めるノートが一杯になっていることに気付くチューズデイ。カイルは今時なかなか売っていないので、もしどこかで見つけたら教えてよと言います。

 

帰り道、チューズデイは早速店でノートを発見して購入します。ラッピングしてプレゼント仕様に仕上げています。出かけるチューズデイにキャロルは「なんかあったらいつでも言ってよ 私はいつでもチューの味方だから」と見送るのでした。

 

いつも取材で会っていたオープンカフェに行きますが、カイルが大人の女性と親しげにキスをしている場面を目撃してしまいます。ショックを受けたチューズデイは走り去り、街を彷徨い歩きます。

 

異常気象のせいで街では雪が降っています。帰って来ないチューズデイを心配したキャロルは、傘を差してチューズデイを探しに雪の降る夜の街に繰り出します。

 

橋の上で出会う二人。泣き出すチューズデイを見て何が起こったかを悟ったキャロルは、何も言わずそっと傘を差し出します。チューズデイは傘を受け取らず、そのままキャロルの胸に顔を埋め、静かに涙を流すのでした。

 

まとめ

前回はコメディ回、今回が恋愛&政局変動回。音楽アニメから外れていってしまっていますが大丈夫でしょうか・・?

 

チューズデイが街を彷徨うシーンで新曲?が流れていましたが、歌詞がないので内容がわかりません。雰囲気的には恋愛ソングっぽかったですが、失恋を経験したチューズデイがその想いを込めて作ったとかそういう感じでしょうか。(時間経過が前後しますけど)。

 

チューズデイの初恋と失恋はチープと言われればそうかもしれませんが、初恋とはそんなものでもありますし、お嬢様育ちのチューズデイが年上男性に憧れを持つというのはわからなくもありません。

 

むしろ、キャロルの優しさが沁みたエピソードでした。

 

カイルとか今後もヴァレリー関連で会うでしょうが、チューズデイはちゃんと対応できるでしょうか。

 

政治関連はジェリーが暴走気味に動き出したことで、タオやアンジェラまで巻き込む勢いです。アンジェラはストーカーにもつきまとわれていますし、むしろアンジェラの方が追い込まれていますね。

 

アルバム制作は3曲目とかですが一応進んでいる様子です。爆破事故の後、張り紙がしてありましたが字幕なし。多分、営業中止とかその類だと思いますが、時々、英語力を試されていて辛いです・・。

 

随分と風呂敷が広がってきている感じがしますが、綺麗に畳まれていくでしょうか。次はサイドニアフェスになりそうなので、新曲が聴けるかもしれません。期待しています。

 

「キャロル&チューズデイ」【19話 People Get Ready】【コミックライク】

 

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挿入歌

「Army Of Two」キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)(作詞・作曲・編曲:ANDY PLATTS)(和訳:qdopp.inc.)

「Threads」キャロル&チューズデイ(Vo.Nai Br.XX&Celeina Ann)(作詞・作曲・編曲:Eirik Glambek Boe)(和訳:KR Advisary Co.,Ltd.)

 

コミカライズもスタート! 1巻は9月4日発売

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【楽曲】1~12話の18曲を収めた「VOCAL COLLECTION Vol.1」発売中

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