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Dr.STONE【113話 暗号通信の科学】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

113話「暗号通信の科学」

前回までのあらすじ

後宮に潜入したコハク、アマリリス、銀狼。コハクが頭首の樹で「勝利を決定づける科学の鍵」を発見します。一方、ドローンを作成していた千空たちは、過程のモーター試作中にミニ四駆を作成し、通信手段に使えるのではと閃いたのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【112話 三次元の王者】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2019年33号)」のネタバレを含みます。

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(※感想→あらすじ→まとめの順)

 

暗号解読回、勝利の鍵は「ソユーズ=宇宙船」だった

コハクが前回見つけた「勝利を決定づける科学の鍵」が、「頭首の偽物=ロボット?」とか推測していましたが、まったくの外れ。普通に考えれば目的の宝箱、宇宙船ソユーズ(プラチナ)なのは当然とも言えます。

 

コハクが宇宙船に気づいた、ということに考えが回らなかったですが、目線が樹の上にいっていて、根元に目的物があったとはまんまとミスリードに引っかかってしまいました。

 

ミニ四駆は獣に似せて使うと思っていましたが、そのままネズミ。現代人じゃないとわからないとか、結構甘く見てませんかね。そのうちイバラにガツンといかれちゃいませんか。モズも目敏いですしね。

 

それにしても島民には「僕っ娘」という概念まであるのに、「手紙」が伝わっていないのはアンバランスな感じもします。文字を知らないからですが、百物語を巫女が口伝で残し、文字を伝えてこなかったのは意味があるのでしょうか。(単に最初から伝えられていないだけかも)。

 

石神村では勤勉な金狼が文字を習得しようとしていて、それを見た銀狼も共に覚えて・・銀狼が後宮選抜に選ばれた意味がここにあったのか!と驚きましたが、一瞬だけでした。

 

それは妄想の中だけの話で、やっぱり銀狼はゲスでした。そうですよね、銀狼ですから。

 

コハクは代わりに絵だけで千空たちにメッセージを送り、メンタリストのゲンが読み解いていきます。

 

今までの話を読んできた人なら「なるほど~」と思える推理でしたが、途中から読んでいる人には「強引・・」と思われなくもない解釈でした。個人的には面白かったですが、氷月の槍で「ながい」は難しいと思います。確かに長いですけども。

 

思いがけず目的物のありかが判明しましたが、まずは石化光線を奪うことを優先するのでしょうか。プラチナをゲットできれば復活液も生産できますが、そうなると島民との全面対決になってしまいます。どうするのでしょう。

 

後宮組の働きがますます重要になってきそうです。

 

あらすじで振り返ってみます。

 

113話のあらすじ

科学王国勝利の鍵を見つけたコハクは、千空たちになんとかして伝えたいと考えています。銀狼は手っ取り早く大声で叫べばと提案しますが、もちろんそんなことをしても無事で済むわけもなく即却下です。

 

コハクたちは後宮に入るまでの一週間は礼儀作法を仕込まれるようで、頭に竹を乗せて姿良く歩く鍛錬を受けています。そこへインカムを通じて千空からコハクに指示がありました。

 

「面白ぇもんが行くぞ」「科学のネズミだ」と告げると、スイカが近くまで潜入して、前回作ったミニ四駆をネズミっぽく偽装したものを放ちます。

 

「現代人が見ればミニ四駆モロ出し」とは千空の評価ですが、動きもガタガタなので逆にそれらしく見えるとゲンはいけると踏んでいます。

 

動き回る「ネズミ」をコハクが素早く捕まえると、騒ぎを聞きつけた指導係のおばさんがすっ飛んできますが、アマリリスが泣き真似をして誤魔化します。このあたりはもはや流れ作業です。

 

ゲンが通信で「なんかあった時はそのネズミ発射して」「要はSOSのお手紙ね」と伝えますが、アマリリスは「てがみってなあに?」と尋ねています。文字を知らないので手紙の存在も知らないようです。

 

銀狼が、石神村で金狼が文字を習得しているシーンを回想しています。文字の有用性を説く金狼に、銀狼も「成る程!僕も覚えるよ文字を!」と爽やかな笑顔で返していますが、もちろんただの妄想で、現実では「やっだよ~んそんなめんどいの」と覚える気はさらさらなかったようです。

 

連絡ができると思ったアマリリスは顔を真っ青にしていますが、それで何かしらのヒントをコハクが得ます。しかし、そんなゲスい妄想をしただけで、「それを思いついただけで キミは素晴らしい仕事をした」とコハクに評価される銀狼の価値とは・・。

 

服の裾を破り、口で指を切るコハク。ネズミを発射させると森に潜んでいたスイカが回収します。中に入っていた布の切れ端には何かが書いてあり、洞窟に持ち帰ります。

 

布には「絵」が描かれていました。暗号っぽくなってしまいましたが、文字を知らないのでこの方法しかありません。ゲンが「書き手の心理に立つのがポイント」と暗号解読を開始します。

 

描かれていたのは「アイス」「汚れ」「氷月」「エンジン」でしたが、千空にはさっぱりです。

 

ゲンがコハクの立場から推測します。分かりづらい絵なのは、「分かりやすくできなかった」からで、村人にとっては耳慣れない、つまり「科学用語」だと判断します。科学アイテムという目線で見直すと、「プラスチック」「血」「氷月」「暖炉」となります。

 

氷月からの連想は「やり」「つよい」「ながい」「こわい」ですが、血で描かれていることから、描いたのが指を切る度胸のない銀狼ではなくコハクと断定、「こわい」をカット。

 

「暖炉」は「エンジンに見えちゃうけど印象に残るのは自分の利得だから 村人にとっては暖炉に使った方」との読みで、連想するのは「だんろ」「あつい」「あったかい」「ぽかぽか」。これらを総当たりで当てはめていくと・・。

 

「プラ」スチック、「ち」、「なが」い、「あった」かい、となり、「プラチナがあった」となりました。かなり強引とも言える解釈ですが、千空やコハクたちが一緒に歩んできた過程が導き出したと思うことにします。

 

コハクが根城で発見したのは、頭首の棲む(住むではなく)大木の根元にある異様な球形の人工物、宇宙船ソユーズ。樹の頂上ではなく、根元にあったものを見つけていたのでした。

 

一欠片でもあれば硝酸作り放題のプラチナ。石化復活液∞(無限)生産マシンの爆誕と、千空のテンションが上がったのでした。 

 

まとめ

石化光線を奪って頭首たちと交渉して、そこからプラチナ探しになると思っていましたが、同時進行になるようです。

 

千空たちがドローンを作りつつ、後宮組がキリサメのおびき出しを伺い、宇宙船の確保にも動くという感じで、コハクたち後宮組の任務がモノを言いそうです。次こそ銀狼が役立つでしょうか。

 

通信に使ったミニ四駆ネズミは、普通に考えれば何回も使えそうにありませんが、そこはスイカのスキルで何とかするのかもしれません。

 

根城の真下に宇宙船があったので、頭首たちとの衝突は不可避になりそうです。

 

未だ姿を見せない頭首やイバラ、前回登場のオオアラシ、モズ、キリサメ。全部をコハク一人で処理し切れませんから、一旦、プラチナを回収して氷月あたりを復活させるのでしょうか。そうでもしないと石化組の見せ場がありませんし・・。

 

ただ、先にも書いたように全面対決になるようなマンガではないので、うまい落としどころがあるのでしょう。

 

そのへんはしっかり作ってくれると期待しつつ、次こそはドローンの完成を心待ちにしています!

 

「Dr.STONE」【114話 そして科学は静かに石を穿つ】【コミックライク】

 

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