Dr.STONE【112話 三次元の王者】【感想・ネタバレ】【コミックライク】
112話「三次元の王者」
前回までのあらすじ
コハクがモズに正体を見抜かれますが、アマリリス、銀狼と共に無事後宮選抜に通ります。通信用のインカムをコハクに渡した千空は、石化光線を奪うためにドローンの制作にかかるのでした。
「Dr.STONE」【111話 SCIENCE WARS】【コミックライク】
以下、「週間少年ジャンプ(2019年32号)」のネタバレを含みます。
(※感想→あらすじ→まとめの順)
頭首の根城に潜入、コハクが見つけた勝利の鍵とは
後宮潜入組(スパイチーム)とドローンで奪う組(科学チーム)の役割分担とか細かい作戦はどうするのかと思っていましたが、後宮組が、敵主力がバラバラになったところでキリサメだけをおびき出し、石化光線を使わせるというストレートなものでした。
杜撰過ぎませんかね・・? インカムは一方通行なので密な連携も取れないでしょうし、もっとちゃんとした作戦があるのだと思っていました。
まあ、ラストでは通信手段をゲットしたみたいですし?コハクが重大な何かを発見したので、作戦は重要ではなかったのかもしれません。
コハクの視力と科学知識のおかげで見つけられた、「勝利を決定づける科学の鍵」とは何でしょう。イバラが謁見していた幕の向こうの人影が頭首でしょうが、もしかしてそれがニセモノだと見抜いた、とかでしょうか。
作られたロボットっぽいものとか、科学に触れたものなら判別できるとかそういう類のものかと推測してみました。
ドローンの制作マップもかなり簡略化されていました。素材がプラスチック、鳥の羽根、竹、細線、鉄だけで出来るみたいになっています。ゲンは姿勢制御のICチップ的な何かを懸念していましたが、千空にはアテがあるようです。
これで作れるのは竹とんぼにモーターがついた程度のものしか想像できませんが、もっと本格的なものが出来上がるのでしょうか。
キリサメのデフォルメ姿は、髪飾りが猫耳っぽく見えます。目つきも猫っぽいですし、そういうイメージなのでしょうか。ますます寝返って味方につきそうです。
頭首の根城はシルエットだけなら遊園地っぽいですが、樹の上に作られたいくつもの住居を、渡し板でつないだエルフの村っぽい感じです。
オオアラシとかいう石像を蹴り壊す昔の司みたいなわかりやすいワルも登場しましたが、マグマのように改心しそうにないですし、石にされてしまうのでしょうか。
モズ、キリサメといった戦闘のプロがいるのに登場させた意味を考えると、やっぱりモズ、キリサメの味方引き込み路線かなあと思います。ただ、千空は無血主義なので、オオアラシとかイバラとか、ザ・悪党の見本みたいな者の末路が想像できません。
いつも通りモーターがソッコー出来上がるのはこのマンガならではですが、モーターの作成でラボの留め具を引きはがしてました。カセキが復活したら泣き出すんじゃありませんか?!
あらすじで振り返ってみます。
112話のあらすじ
後宮選抜に選ばれたコハクは、今夜にでもキリサメの寝込みを襲おうと意気込んでいますが、アマリリスにまずは偵察と宥められています。ちょうどインカムで千空から連絡が入り、耳飾りで声が聞こえることにアマリリスはびっくりしています。
千空の指示は「良~く偵察しまくって!モズや主力がバラけた時になんとかキリサメ一人でおびき出して石化光線を投げさせる!」という無茶ぶりでした。もっと細かい作戦はないのでしょうか。
コハクは了解と軽く請け負っています。石化光線を空中で奪うと聞いた時には驚いていましたが、そう言えばまだドローンのことは伝えられていませんでした。
ドローンの制作マップは、
プラスチック→コントローラー
プラスチック、鳥の羽根、竹→プロペラ
細線、鉄→電磁石
電磁石、竹→モーター
コントローラー、プロペラ、モーター→「DRONE」となっていますが、そんな簡単に作れそうな気がしません・・。ゲンは姿勢制御のICチップ的なものを心配していますが、千空にはアテがあるようです。
まずはモーターを作るため、鉄の棒に銅線をグルグル巻きにして電気を流し、電磁石を作ります。ラボから外したコの字型の鉄の留め具にも同じ処置を施し、二つを組み合わせて磁力の反発を利用したモーターを完成させます。
あとは地道に銅線をグルグル巻く、科学王国恒例の「超絶地道ドイヒー作業」です。
頭首の根城は大樹の上にいくつもの住居を作り、枝の間に板を渡して城のような大きな生活拠点としています。頂上の少し大きな住居では、イバラが幕で覆われた向こうの人影に謁見しています。見張りもついていて、これが頭首でしょうか。
根城には獣の頭巾を被った大男・オオアラシが力自慢をしながら石像を破壊しています。石像は自分の娘を後宮から逃げさせようと侵入し、見つかって石にされてしまったようです。
末路が言えずに「松の?」と言って部下に訂正されていて、わかりやすい単純系の悪です。
根城に到着したコハクたちは警備の厳しさを肌で感じます。コハクが注意深く観察していると、頂上の頭首の住居らしきものに何かを見つけます。アマリリスに「15秒欲しい 作れるか!」と言うと、即座に「OK 任せて!」と、長年組んだパートナーのように息が合ってます。
アマリリスはオオアラシを得意のブリっ子作戦で気を引き、部下も巻き込んで注意を集めます。その隙にコハクは場を離れ、より近くで自分の感じた違和感の正体を確かめ、何か確信を得ました。
騒ぎを聞きつけたキリサメが予想よりも早くやって来ますが、コハクはその前に戻って事なきを得ます。コハクは「見つけたぞ! 我々の勝利を決定づける科学の鍵を!」と自信満々でしたが、何を見つけたのでしょうか。
あとは千空たち科学チームにどうやって伝えるか、通信手段を欲しています。
千空たちの洞窟ではモーターのテスト用マシンが完成し、スイカがスイッチを入れると無事に動き出します。それを見たゲンは「ミニ四駆!」、とこれは通信手段に使えるのではと閃くのでした。
まとめ
潜入組の目的は、キリサメをおびき出して石化光線を使わせるというシンプルなものでしたが、コハクが重大な謎を発見したことでミッションは少し変わりそうです。
通信手段としてミニ四駆を手に入れましたが、あんな目立つものを通信手段に使えるのでしょうか。また獣に似せて使うのかもしれませんが、今度こそイバラに見つかりそうです。
モズ、キリサメといった戦闘のプロがいるのにわざわざオオアラシという敵役(やられ役?)を出したのは、戦闘もあるのでしょうが、モズ、キリサメを味方に引き入れるための伏線と見ています。
ドローンで石化光線を奪ってからは交渉になると思いますが、今のところどう収束していくのか見えません。
今後の見どころはドローンのクオリティと、通信手段(ミニ四駆)、頭首の謎、石化光線の奪取といったところです。そろそろ話が動き出しそうですね。
「Dr.STONE」【113話 暗号通信の科学】【コミックライク】
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