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キャロル&チューズデイ【アニメ】【17話 Head Over Heels】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

17話「Head Over Heels」

前回のあらすじ

かつて火星を席巻したフローラはプレッシャーに押し潰され、心を病んでいました。偶然、フローラと出会ったキャロルとチューズデイは、励ますために彼女の曲をカバーし、その歌声で勇気を与えたのでした。 

 

【アニメネタバレ目次】「キャロル&チューズデイ」【コミックライク】

「キャロル&チューズデイ」【16話 A Natural Woman】【コミックライク】

(感想→あらすじ→まとめ)

 

アーティガン回は安定のコメディ回!? アンジェラまで巻き込んでました

コメディ回と言って差し支えないでしょう。AIが絡むとロクなことがありません。AIに委ねては危険ですよという訓示でしょうか。

 

見るからに胡散くさそうなAIマネージャーは、腹話術の人形のような小型の子供型(男児)ロボットです。アーティガンは仮想通貨の運用を任せてしまって破滅。イデアの時もそうでしたが、むしろ悪意しか搭載していないのでしょうか。

 

金の切れ目は縁の切れ目とばかりに人も離れ、豪邸はおろか機材などの資産も全て差し押さえられたアーティガン。面倒見のいいロディが家に連れて来て世話をしますが、SNSで炎上して自信喪失します。

 

AIに頼らず自分で作ればいいとロディは提案し、キーボードを借りにキャロルたちのアパートを訪れます。迷惑をかけっぱなしのアーティガンに、少しは借りを返せたでしょうか。まあ、本調子に戻ればすっかり忘れてそうですけど。

 

心の中で熱いアーティガンと冷めたアーティガンの戦いが勃発し、勝利したのは熱アーティガン・・と勝手に名付けてましたが、EDクレジットで「ポジティガン」「ネガティガン」と表記されていました。こういう細かいシャレが心憎い!

 

曲を完成させたアーティガンは、ボーカルが必要だとアンジェラをスカウトしにタオのところへ押しかけます。

 

タオはアーティガンの2年前のインタビュー記事を覚えていて、実は根に持っているみたいです。キーボードがなく帰ろうとするアーティガンに、「私を躍らせてみろ」とインタビュー記事で言われた言葉で挑発。

 

アーティガンはまさかのボイスパーカッションで新曲を披露します。タオは即決で「アンジェラを貸そう」。横で聞いていたアンジェラの放心したような表情が、新たな一面を見せてくれました。

 

アーロンの自作自演と思われる、アンジェラとアーロンの熱愛疑惑がSNS上で騒ぎになり、構って欲しくて嬉しそうにタオに見せに行くアンジェラは完全に懐いていますね。タオもそうですが、冷めたキャラだったのがだんだんと変わっていっています。

 

アーロンはSNSでアンジェラを監視していた何者かの策略で、無人タクシーに轢かれました。新キャラのようですが、こいつがBlack_Knightなんでしょうか。出て来ると思っていたケイティは今のところ気配もありません。

 

キャロチュー側はアルバム制作を開始しましたが、プロデューサーはまたもトビー。色んなバージョンのクソで罵倒し、収録曲のオッケーを全然貰えません。

 

全部新曲で挑戦しているみたいですが、今までに発表していた曲、マーズ・ブライテストとかでやっていた曲は収録しない方向でしょうか。というかイントロでトビーがダメ出しをするので何の曲かわかりません。

 

相変わらずテキーラ一発で態度を変えるトビーですが、「8曲目だけは良かった」とかちゃんとしているところはしている・・んですかね?

 

カイルが取材でやって来ましたが、キャロルが「同じだ そのノート チューズデイと」と指摘してくれて、初対面の時、意味ありげにチューズデイがノートに注目していた理由がわかりました。全然気づかなかったです。

 

母親とは無関係ではないと諭すように言われ、少し考えるチューズデイでした。

 

ガスは「Jポイントカード」というものに早速登録していますが、ロディいわく「色々ヤバイって噂」とのこと。なんかもう破滅の未来が見えていますが、大丈夫でしょうか。

 

あと、気になったのはデビュー曲の順位が「52位から18位に上がった」と言っていましたが、最初は53位と言っていたような? 細かいことですけど。(注:20話では53位から18位と言っていました)。

 

以下、あらすじです。

 

17話のあらすじ

アーティガンがいつものように取り巻きを連れて豪邸でパーティをしています。出迎えたのは腹話術の人形のような子供型(男児)ロボットのAIマネージャーです。

 

仮想通貨の投資について尋ねてきますが、パーティに夢中のアーティガンは「全てお前に任せる」と丸投げです。一夜明け、自宅にやって来たのはアルバシティ地方裁判所強制執行命令書を持った複数台のガードロボ。

 

AIマネージャーに任せていた銀行口座の残高がゼロになり、アーティガンの全ての資産が差し押さえられてしまいます。

 

キャロルとチューズデイは、以前ガスにスカウトされたピザ屋で、ガス、ロディと共に第一回アルバム制作会議を行っています。

 

プロデューサーは引き続きトビー。レコーディング会場は、僅かながらデビュー曲の売り上げと、サウス・バイ・サウスウエストの出演料が入ったことからスタジオを借りて行うとのこと。

 

ところがガスの歯切れが悪く、ロディに言わせると「激安」で、不安が募るチューズデイです。

 

デビュー曲はじわじわ上がり、ビルボード順位は18位まで上昇。アンジェラは不動の1位です。

 

支払いの段階になり、AIが「Jポイントカードはお持ちですか?」と聞いてくると、「お持ちだぜ」と得意気なガス。しかし、ロディは「Jカードは色々ヤバいって噂ですよ」と注意しています。「ま 大丈夫だろ」とガスは気にしていませんが、不安一杯です。

 

ロディはアーティガンとの打ち合わせを思い出しますが、連絡のないことを不審に思い、自宅を訪ねます。

 

アーティガンの豪邸には既に「FOR SALE」の看板が出され、人気もありません。邸内をウロついていると、プールサイドで落ち込んでいるアーティガンを発見します。

 

ロディが何があったのかを訊くと、AIマネージャーに仮想通貨を持ち逃げされて破産したとアーティガンは言います。

 

取り巻きは金のなくなった途端に霧散し、行く当てもなく落ちぶれていたアーティガンをロディは気遣い、自宅へと連れて帰ります。

 

ロディの家でカップ麺をすすりながら気を落とすアーティガン。「俺はもうアーティガンじゃない アーティガンは火星でもっとも稼ぐDJだ」「金のないアーティガンなんてアーティガンじゃない」と見る影もありません。

 

とりあえずシャワーを浴びさせますが、Tシャツの「WHO AM I?」の文字を見て「俺は・・誰だ・・?」とますます項垂れるアーティガンです。

 

アンジェラはダリアと話しています。SNS上ではアンジェラとアーロンの熱愛疑惑報道が流れています。アンジェラはネット上のBlack_knightを何とかしてくれとダリアに注文をつけています。

 

「警察も動いているけど この記事が出た途端Black_knightの書き込みがピタリと止まってるの なんか不気味ね」とダリア。そのやり取りをじっと見つめる、アンジェラの自宅の茶色ウサギのAI。

 

チャイムが鳴り、ダリアが出迎えるとやって来たのはアーロン。連絡しても返事がないから心配になったと言っています。ダリアが報道のこともあるし、行動には充分気をつけていただかないとと釘を刺していますがアーロンは受け流し、アンジェラはうざったそうな顔をしています。

 

とある別視点ではネット上のアンジェラの画像を見つめる、フードをかぶった鼻の高い人物。目元が隠れていて男か女かわかりません。熱愛疑惑報道の写真を見て、アーロンの顔を指で掻きむしっています。

 

キャロルとチューズデイはガスの案内で「激安」のスタジオに来ていますが、 どう見ても廃墟で、「潰れてんじゃないの?」とキャロルは眉をひそめています。ガスでさえ「まあ確かに思った以上に古いな」と少しビビっています。機材は朽ち果て、ピアノも長年使われた形跡もなく埃が積もっています。

 

待っていたのはトビー。「やっと来たかクソども」といつも通りです。二人のレパートリーを披露しろと命じ、その中からアルバムに入れる曲を選ぶとのこと。

 

仕方なくボロボロのスタジオで弾き始めるキャロチューですが、イントロの部分でトビーのダメ出し。キャロルが最後まで聴いてよと声を上げますが聴く耳を持たず、次と言い放ちます。

 

次々と違う曲を弾いていきますがダメ出しを続けられ、イラッとしたキャロチューはアイコンタクトで最初の曲を弾きますが、即座に「おい!それ最初のクソだろ!」「バレた!」と、聴いてはいるようです。豊富なクソのボキャブラリーでダメ出しを続けるトビーに、ついには手が止まるキャロチュー。

 

「8曲目だけは使ってもいい あとは全部ボツだ」と容赦のないトビーに抗議する二人。見かねたガスが取材を理由に休憩を提案しますが、トビーは一蹴。ところが「向こうにテキーラがあるぜ」とガスが言うと、途端に態度を変えて休憩となります。扱いのうまいガスです。

 

アルバタイムズの取材ということで、やって来たのはカイル。チューズデイが反応し、前にバイト先に来たとキャロルに説明します。

 

椅子に座って対面するとキャロルが、カイルの使っているノートがチューズデイと同じものだと指摘します。チューズデイもバイト先で連絡先をもらった時に気づいて、気になっていたようです。

 

カイルの取材は音楽と関係ないことばかりを訊いてくるもので、戸惑うチューズデイ。カイルは「残念ながら俺は音楽の専門家じゃない 今まで政治家からスポーツ選手まであらゆるジャンルの人たちにインタビューしてきたけど 結局のとこ自分が興味があるのはその人の人間性そのものなんだ」とのこと。

 

カイルがヴァレリーのことに切り込むと、チューズデイは堅い口調で「でもお母さんと私たちは関係ありません」と反発します。

 

カイルは地球の難民が酷い状況の中から命懸けで火星に渡って来た人が大半だし、キャロルもその一人だと諭すように言います。「そういう人たちをヴァレリーは火星から排除しようとしている」。

 

チューズデイは「お母さんのやり方でキャロルが辛いことになったりするのは絶対に嫌」と力なく答えるだけでした。時間になり、カイルはスペンサーからの「よろしく伝えてくれ」との伝言を伝え、去って行きました。

 

タオのところでは、アンジェラがどこか嬉しそうな顔で、アーロンとの熱愛疑惑が報道されているSNS上のサイトを見せに来ています。

 

タオは「あいつは人に取り入るのがうまいだけの三流プログラマーだ」とアーロンには酷評です。しかし、その報道のすぐ下のアーティガンの報道に喰いついたタオはスマホを奪い取り、画像をアップにしてアーティガンの記事に見入ります。

 

アンジェラは自分の記事を見ていると勘違いしたようで、「ふーん どうこう言ってやっぱり気になるんだ」と勝ち誇ったような口調でした。

 

ボロスタジオではロディがスマホをいじっていると、Jポイントカードの個人データが流出したことを知ります。「ガスさんの個人情報も出回っているんじゃないですか?ちょっと調べてみましょっか」と操作し始めますが、アーティガンの破産報道が流れているのに気づきます。

 

慌てて自宅に戻りますが既に遅く、アーティガンは自分の記事を読んで呆然自失しています。ロディが慰め、曲を作ったらいいと言いますが、AI機材を全て差し押さえられ、曲は作れないと言うアーティガン。

 

ヴァレリーのところでは、新たな政策を打ち出してから支持率が42ポイントまで上がったとジェリーが上機嫌です。スペンサーはそのやり方に非難を浴びせますが、ヴァレリーは受け入れず、決裂します。

 

「いつまでもあなたの言いなりにはならない」と宣言すると、「スペンサー あなただけは私の味方だと思ってたのに あなたもお母さんを見捨てるの?」咎めるように言うヴァレリー

 

しかし、「あなたが僕とチューズデイの母親だったこと一度でもあった?」とにべもないスペンサーは、振り返らずに立ち去りました。

 

アーティガンはネットに晒された悪意にネガティブの塊、「ネガティガン」になって塞ぎ込んでいます。見かねたロディはアーティガンをキャロルのアパートに連れて行きます。

 

驚くキャロルとチューズデイに、「キーボードを貸してくれないかな?」と申し出ます。「AI機材がないなら自分で曲を作ればいいじゃん」とロディはアーティガンに優しく言います。

 

アーティガンはキーボードを前に葛藤しています。ネガティガンがネガティブなことばかりつぶやき、闇に落ちて行きますが、そこに現れたのは「ポジティガン」。ポジティブなアーティガンです(心の声です)。

 

ネガティガンとポジティガンの闘争の末、ポジティガンが勝利し、「俺は誰だ」「アーティガン!」「ファイア!」と自分を取り戻しました。

 

汗だくになって曲を作り始めたアーティガン。キャロルとチューズデイはそれをソファの影から見つめながら、「いつ帰るのかな」「さぁ・・」とゲッソリしていました。

 

新曲が完成し、ボーカルが必要だと言い出します。その時、何かを調べていたロディが大声を上げます。Jポイントカードの漏洩情報を調べていたらしく、アーティガンのカードを使いまくっている奴を見つけました。

 

早速現場に急行すると、勿論、仮想通貨を持ち逃げしたAIマネージャーです。女性を二人連れて遊び歩いていました。

 

問い詰めると「実は私もうすぐ死ぬんです・・」としれっと嘘をつくAIマネージャー。鼻がニョキっと伸びます。「死ぬ前に一度アーティガンさんみたいに楽しそうに生きてみたかった」。鼻がまたニョキ。妙な機能がついています。

 

ガクッと項垂れますが、「死んだフリしてんじゃねえぞ」「このピノキオ野郎!」とAIマネージャーを天高く蹴り上げたアーティガンでした。火星のAIはロクでもない自我を搭載したものばかりなのでしょうか。

 

夜道でアーロンが、「アンジェラが俺の彼女になったら俺のステータスがまた上がっちゃうなぁ」「ま チョロいもんだぜ 芸能人と言っても・・」といけすかない口調で誰かと電話しています。

 

そこへ突っ込んで来る無人タクシー。アーロンを物凄い勢いで轢いて、事故を起こしました。それを見つめるフードの人物。

 

タオのところにはアーティガンが押しかけていました。新曲のボーカルにアンジェラが欲しいと持ち掛けています。アンジェラも「へ?」と間の抜けた顔をしています。

 

タオはアーティガンを前に、「お前は音楽製造工場のマネーモンスターだ 俺はDJで人の心を躍らせることができる タオ 悔しかったら人を踊らせてみろ」。2年前のDJマガジンでアーティガンが言った言葉を根に持っていたようです。

 

アーティガンからすればマネーモンスターは最高の褒め言葉です。お前に損はさせないと言い、取り合われている状況にアンジェラは機嫌が良さそうです。

 

タオは「聴くだけなら聴いてやる」と言いますが、キーボードがありません。無理だなと諦めるアーティガンに、「らしくないな 金を稼ぐチャンスを逃すのか?」「私を躍らせてみろ」と挑発します。

 

するとアーティガンはまさかのボイスパーカッション。あっけにとられるアンジェラ。「ま こんな感じの曲だ」「アンジェラを貸そう」。即決でした。

 

「はぁ!? 私あれやんの!?」「絶対やだ!」と全力で拒否するアンジェラですが、タオとアーティガンの間では交渉が成立していました。

 

「世界を躍らせようぜ」「悪くない」と堅く握手をする二人を前に、「ちょっとあんたたち人の話聞いてんの!?」と絶叫するアンジェラでした。

 

まとめ

キャロチューが売れてアンジェラと対決する流れかと思っていましたが、思わぬ展開が待ち受けていました。まさかここでアーティガンのコメディ回が入ってくるとは。

 

破産したアーティガンがAIではなく自分で曲を作り、ボーカルにアンジェラをスカウトするためにタオのところに押しかけました。

 

タオはアーティガンに絡んでいましたし、意外と根に持つタイプでしたが、ボイパで新曲を披露するアーティガンに即決でアンジェラを貸すと言います。最初の頃の無表情なタオではなく、人間味溢れるキャラになってきました。

 

アンジェラは完全にタオに夢中ですが、親愛なのか恋愛なのか、それともムキになっているだけなのか、アンジェラの心情描写も面白そうです。

 

アーロンは新キャラに強制退場させられましたが、これがどうかかわってくるのか読めません。アーティガンとの新曲発表にも絡んで来るでしょうか。

 

チューズデイはカイルに指摘されて、少し母親とのことを考える機会になったようです。スペンサーもヴァレリーに反発し、こっちにも動きがありそうです。

 

なかなか進まないアルバム制作や、アーティガンの新曲など見どころが増えてきました。話数にはまだ余裕がありますので、色々と盛り上げていって欲しいですね。

 

「キャロル&チューズデイ」【18話 Only Love Can Break Your Heart】【コミックライク】

 

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