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Dr.STNOE【122話 頭脳戦のパズルピース】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

122話「頭脳戦のパズルピース」

前回までのあらすじ

後宮に潜入していたコハクとモズが戦闘。頭首に呼ばれた銀狼が、頭首が石像であることを突き止め、秘密を知ったためにイバラに胸を貫かれます。コハクは戦闘を中断して銀狼の救助に向かい、後のことをアマリリスに託します。キリサメに石化武器を使わせるように仕向け、それが科学のモノということを確信して銀狼と共に石化されるのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「Dr.STONE」【コミックライク】

「Dr.STONE」【121話 石化光線(メデューサ)の素顔】【コミックライク】

 

以下、「週間少年ジャンプ(2019年43号)」のネタバレを含みます。

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(※感想→あらすじ→まとめ)

 

五智将?による頭脳戦で石化王国の謎を暴く イバラの目的は?!

もしかしたら石化武器を使った場面を、洞窟組が遠くから見ていたパターンもあるかと思っていましたが、アマリリスが洞窟に戻って来て報告する通常パターンでした。

 

石化王国の謎というか内情についても、アマリリスが色々と暴くのではなく、持ち帰って来た小さな情報を繋ぎ合わせて推測していくという科学王国らしい展開。

 

ちなみに石化復活者は杠、クロム、羽京。杠の頭のカチューシャというか髪飾りというかヘッドフォンみたいなやつは一緒に復活していましたが、よく海流に流されませんでしたね。

 

超記憶力のソユーズが断片から人物を特定し、超手芸能力の杠が組み立ててサクサクと石像が完成していきます。今のところ龍水、大樹、カセキと今回の3人が復活したので、復活液ができるペースはだいたい1日で10数人くらいでしょうか。

 

気遣いのスイカは龍水の帽子に続き、羽京の帽子も紙で作ってあげています。杠の衣装は今のところワカメのままですが・・。

 

コハク命名の五智将は千空、ゲン、クロム、龍水、羽京。

 

マリリスの断片的な情報から石化武器はひとつだけしかなく、石化武器を投げた高さから考えて、頭首を巻き込まないようにと配慮していることから、キリサメは頭首が石像だということを知らないと暴き出します。

 

しかし、アマリリスが尾けられて、モズが洞窟に現れます。体力チートの大樹が体を張って時間を稼ぎましたが、洞窟組では戦闘で太刀打ちできません。

 

どうするのかと思っていたらクロムの閃きから、モズが潜入組をわかっていて見逃していた、つまりイバラを死んでもいいもしくは殺そうとしていると推測。切り崩すチャンスはあると見て交渉を開始しました。

 

当然、交渉役はゲンです。手を組もうと持ち掛け、次回へと続きました。

 

なるほどそうくるのですね。純粋にモズを氷月の戦闘力で抑え込み、キリサメを味方に引き入れるのかと推理していましたが、こっちを引き込むのですか。確かに戦闘力で抑え込むのはDr.STONEらしくありませんね。

 

モズは後宮にしか興味がないとか言っていましたが、あれもブラフだったのかもしれません。女好きキャラとして振る舞っているので、考えられるとしたら誰か身内(恋人など)が石化されてイバラに恨みを持っているか、普通に頭首一族の関係者か。

 

前者だとしたら復活液、後者なら大樹が回収して来た謎の石像が交渉材料になりそうですが、モズの真意が計り知れません。ただの戦闘狂なら、それこそ氷月とマッチアップさせればいいですけど。

 

まあ、単純に石化王国の長になりたいという野望があるだけかもしれませんが、それはそれで後々厄介です。ゲンの交渉術と、科学王国の技術力でモズを説得できるかですね。

 

この流れだとキリサメは仲間に引き入れない感じでしょうか。ドローンで回収する話はナシにはならないでしょうから、味方になるケースだとイバラを欺くためということになります。

 

性格が一直線に見えるキリサメは騙されやすにも思えますし、手を組んだモズが何か手を打つかもしれません。

 

それにしても今回も氷月とほむらの描写はありませんでしたが、わりと気になっています。

 

前話のバトル展開から一転して、頭脳戦の話でした。

 

以下、あらすじです。

 

122話のあらすじ

洞窟では杠が石化から復活。衣装はワカメです。大樹が喜んでハグしそうになりますが、親しき仲にも礼儀ありだと握手に留めて杠も苦笑いです。千空には「ホバーハンドの中学生かテメーはよ」と冷やかされています。

 

尚、ホバーハンドとは、照れて女子と肩とか組めなくて手が浮いちゃうやつのことだそうです。

 

杠の復活により、超記憶能力のソユーズが断片から人物を特定し、超手芸能力の杠が組み立てることによって倍速で砕かれていた石像が完成していきます。

 

クロムが復活し、カセキと同じく石化体験に心を躍らせていますが、早速、カセキと共に山のようなモノ作り作業開始。ドローン制作チームは問題なしです。

 

続いて三次元の専門家、羽京が復活。スイカが羽京のトレードマークの帽子を紙で作ってあげています。

 

情報が必要だと言う羽京の耳が、海中を泳いで来る誰かの音を捕えます。アマリリスでした。

 

マリリスはコハクと銀狼が石化した瞬間、皆がイバラの言いつけで目をつぶっている隙に脱出して来たとのこと。それを上から見つめているモズのシーンが差し挟まっています。

 

マリリス後宮で起こった出来事を報告します。コハクと銀狼の石化や、石化武器のこと、頭首が石像になっていてソユーズと似ていると銀狼が言っていたことなど。

 

龍水は「似ているというのも銀狼の見立てだがな」と言い、千空はそれよりも知りたいのは敵の戦力&内情だと、小さい情報を集めていきます。

 

イカが「コハクの言ってた 考えるの得意の五智将?が揃ったんだよ」と喜んでいます。

 

千空がアマリリスの報告から「敵の持ってる石化武器はたった一つ 一つだけだ」と断定します。龍水、ゲン、羽京は納得していますが、クロムがちょっとついていけていません。

 

マリリスが「今の私の話だけで?」と驚き、大樹は「千空が言うならそうなんだろう!」と笑い飛ばし、杠に「前向きな諦めですな」と呆れられています。龍水は「いや貴様らも聞いておけ」と、これは断片化された情報を組み上げる地道なパズルだと説明します。

 

別角度からクロムのような閃きの力が必要になるかもしれないと言われたクロムは「上から言いやがってよ」とボヤきながらも、任せろと請け負います。

 

石化武器が一つと断定した流れをなぞっていきます。

 

まず頭首は石化武器を持っていないと千空が話し出すと、クロムが「そりゃ石化してっかんな」とツッコんでから、イバラが持っているのではと言い、アマリリスも「うんイバラは警戒心スゴいから当然自分でも・・」と同意しています。

 

ゲンはポイントはそこだと説明。「超~~保険張るタイプでしょイバラちゃん もし別の石化武器があるなら絶対自分で持ってるはず 侵入者を急いで確実に!石化させなきゃっ!て大ピンチに なんで二投目の準備すらしてなかったの?」。

 

(デフォルメキャラのキリサメが可愛いです)。

 

そのことから石化武器は一つと断定し、投げる奴もリスクがあるから慎重なイバラはキリサメに一任しているということも付け足します。

 

羽京は「もう一つすごく大事なことを確認したい」とキリサメの投げた石化武器の位置を訊きます。「コハクちゃんの上から炸裂した だよね?」との問いにアマリリスが「そうだけど」と頷きます。

 

わざわざ頭首を避けて投げたということは、キリサメは頭首が石像だと知らない、と判明。

 

と、その時、「んー そうなんだけどさ 良くわかったね なんで?」とアマリリスの背後にモズが現れます。羽京の耳でさえ聴き取れませんでした。

 

咄嗟に大樹が立ちはだかり、モズの強烈な一撃を受け止めます。吹っ飛ばされても意識を失わず立ちふさがる大樹に、モズは「すごいな君の耐久力」と感心しますが、「でもそんなの時間稼ぎにしかなんないけど こっからどうするつもりなの これ?」と余裕たっぷりです。

 

千空は頭をブン回し、龍水は一か八か全員で闘ってもまるで勝負にならないと判断し、ゲンは詰んでるかもと冷や汗をかき、羽京はこの戦況からせめて一人でも生かしてと策を巡らせています。

 

マリリスは自分が尾けられたことを謝りますが、それを聞いたクロムは夜道で何かを探しながら進むのはどれだけ大変かを知っていると考えます。

 

わざわざそんな真似をして逃げたアマリリスを尾けて来たモズは、アマリリスたちも侵入者だと気づいていたんじゃないのか?と言います。

 

ゲンは「何 当たり前のことを言っちゃってんのクロムちゃん そりゃそうでしょ コハクちゃんが正体バレてんだからつるんでたメンツは・・」と言いかけ、だったら銀狼も同じく侵入者だとバレていたに決まっていると羽京、龍水、千空も同じことに思い当たります。

 

その重要情報を握りながらもイバラに教えず、侵入者がイバラと1対1になる死ぬほど危ない状況をモズが黙って見送ったことを悟ります。

 

つまりモズはイバラを死んでもいい、もしくは殺そうと思っている、と答えを導き出し、石化王国の全貌がジワジワ炙り出てきた手応えを千空は感じます。

 

(だったら切り崩すワンチャンあるね 誰が・・)とゲンは仲間を見やりますが、皆の当然のような視線を一身に受け、「だ・よ・ね~」とモズの前に進み出ます。

 

「ね~え ちょ~っとだけ ちょびっとだけ待ってよモズちゃん 悪い話じゃないのコレ」「俺たち科学王国とモズちゃんで 手ぇ組んじゃうって 唆らない・・???」と悪い顔で話を持ち掛けるのでした。

 

モズVSゲンの戦いのスタートです。

 

まとめ

モズと科学王国組が接触しました。個人的には切り崩すのはキリサメの方だと思っていましたので意外でした。

 

次回はモズとイバラの確執なんかが描かれるでしょう。石化王国の謎がまたひとつオープンになりそうです。頭首の秘密にまで迫るでしょうか。

 

モズの性格も今のところ不明です。開示されている情報では、後宮にしか興味がない女好き、コハクでさえ及ばない戦闘の達人、イバラと内心では敵対している、頭首が石像だと知っている、あたりです。どう転ぶかも読めません。

 

それにしてもドローンはまたも持ち越しでした。引っ張りますね。どういう流れでキリサメに石化武器を使わせるのかわかりませんが、デフォルメのキリサメが可愛いのでぜひとも味方になって欲しいキャラですね。

 

ゲンの交渉術を楽しみに来週を待ちたいと思います。

 

「Dr.STONE」【123話 頭脳戦のディールゲーム】【コミックライク】

 

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