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五等分の花嫁【101話 最後の祭りが一花の場合①】【感想・ネタバレ】【コミックライク】

101話「最後の祭りが一花の場合①」

前回までのあらすじ

日の出祭二日目、風太郎の小学校時代の友人・竹林が訪れ、風太郎の様子を確認して帰って行きます。日の出祭は三日間が慌ただしく過ぎ、最終日の三日目の夜、教室で風太郎は呼び出した誰かと会うのでした。

 

【漫画ネタバレ目次】「五等分の花嫁」【コミックライク】

「五等分の花嫁」【100話 日の出祭 二日目】【コミックライク】

 

以下、「週間少年マガジン(2019年41号)」のネタバレを含みます。

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(感想→あらすじ→まとめ)

 

時間を巻き戻し、初日の一花の様子から 学園祭の様子を姉妹一人ずつ振り返っていくようです

さすがに最大のイベントとも言える学園祭を1日1話で消化してしまうことはなく、普通に時間を戻して、姉妹それぞれの視点から見た学園祭編に突入しました。

 

一花の初日からスタートで、次週の予告には一花の二日目とありましたから、もしかしたら姉妹一人につき3日ずつ。更に、二人以上の視点や風太郎、らいはなどの話もあったりすれば合計15~20話の超長編になります。そこまでやるでしょうか・・。

 

エンターテインメントという意味ではこうした手法でヒキを作って興味をもたせるというのは定番なのですが、個人的な好みを言うと、時間軸が行ったり来たりするのはあまり好みではありません。

 

今回で言えば普通に学園祭を初日から進行し、姉妹の視点を変えるのはあるにしても、順番にイベントをクリアして行ってくれた方が良かったです。

 

まあ、これは人それぞれでしょうし、「五等分の花嫁」で言うなら1話の扉から結婚式という未来から始まっていますので、過去に戻って振り返るパターンは王道であるとも言えるわけですけど。

 

伏線だけバラまいていた姉妹それぞれのイベントを回収してく感じです。そのなかで「学園祭初日は無事に終わりなんてしなかった」という風太郎の騒動(?)が描かれるのでしょう。

 

少なくとも誰に告白・・というか最終日の夜に誰と会っていたかくらいは知りたかったですが、それをしてしまうとわざわざ時間軸を飛ばした意味がありませんし、おあずけということですね。

 

今話の一花初日編で、一花が「今 答えを聞いちゃダメかな?」と訊き、風太郎は「わかった」「誰も選ばない それが俺の答えだ」と言っていました。

 

とはいえ結婚の未来は変わらないので「誰も選ばない」ことはあり得ないのですが、少なくともこの学園祭では誰も選ばず、無事に卒業してから改めて一人を選ぶということでしょうか。

 

しかし、それだと締まりません。もうイベントも残されていませんし、受験絡みでいきなり特定の誰かと付き合うなんて急転もないでしょうし、誰も選ばずに卒業してしまうのでしょうか。

 

もしくは、初日の時点では「誰も選ばない」と決めていたけども、激動の(?)学園祭を過ごすことによって答えが変わり、最終日に誰かを選ぶ決断をしたというストーリー展開もあるでしょうか。

 

ただ、今度は答えを出してしまったらそこで終了みたいな感じなので、あとは卒業までダイジェストになってしまい、盛り上がりません。やっぱり「誰も選ばない」になるのかな・・。

 

最終日の夜に誰かと会うのは確定していますので(それが一人とは限りませんけど)、少なくともその人物には何らかの答えを告げることは確かです。

 

101話の扉絵は一花がどこかの教室のベランダに腕を乗せているシーンで、学園祭終了のアナウンスが流れています。待ち合わせ相手が一花であっても不自然ではありません。

 

しかし、おそらく、姉妹全員に含みを持たせた扉絵を持って来ると思っています。

 

一花の話に視点を戻すと、まだ風太郎への想いは残っていて、イエスなりノーなりの返事が聞きたいと思っています。誓いの鐘のキスの件も知っているようで、本人なのか本人から聞いたのかわかりませんが、風太郎は動揺していました。

 

風太郎は全員が五月の変装をしていたのでわからないと答えていましたが、それも本心なのか薄々勘づいているのかもわかりません。最近の風太郎は意外と鋭いですからね。

 

というわけで超長編(予定)のスタートとなり、 一花の学園祭初日の様子が描かれていたのでした。

 

以下、あらすじです。

 

101話のあらすじ

学校のどこかの教室で学園祭最終日の夜、学園祭終了のアナウンスを聞いている一花が扉絵です。

 

時間は遡り、学園祭初日。女優の仕事で撮影をしている一花に、社長が携帯にメールが来ていると知らせてくれます。メールを見ると風太郎からで、「学園祭初日15時 教室に来てくれ」というメッセージ。

 

なんの用かと訝しみながらも、変な期待をしてしまって顔が少し赤らみます。社長には顔が全然違うと見破られています。

 

タクシーで学校にやって来た一花。(別になんの期待もしてないし クラスの皆に会いに来ただけだから)と自分に言い訳しつつ入って行くと、すぐに「中野一花」とワードが飛び出し、ドキッとします。

 

こんなこともあろうかと持って来た変装グッズで二乃に成りすまし、パンフレットを受け取って一組のクラスの出し物に向かいます。

 

しかし、「あーレッドだ!」という声と共に群衆に囲まれます。わけもわからず逃走する一花が中庭まで行くと、風太郎が見つけてくれて上着を被せてくれます。見つかった時は二乃の恰好をしていましたが、風太郎は一花とわかったみたいです。

 

「なんだやっぱり来たのか」と自然な口調の風太郎。「フータロー君がメールしてくれたから」と一花は答えますが、「つい五人全員に一斉送信しちまった」と言われて、「いやいいの ちょっと恥ずかしいだけ」と自分の勘違いに赤面しています。

 

ちょっと落ち込みながらも何の用か改めて訊くと、「特にこれといって用はない だがせっかくの学園祭だ いつものメンバーで集まりたいだろ」とあっさり言われ、面食らう一花です。

 

「てっきり大事な話があるのかと・・」と言うと、「はは なんだよ大事な話って」と風太郎が答え、それを不自然に感じたのか「告白の返事 まだでしょ」とズバリ切り込みます。

 

「イエスでもノーでも 先延ばしにすればするほど酷だよ」と一花。「・・わかってる」と神妙な風太郎です。

 

二人が歩いていると、迷子の男の子ショー君を発見して母親を探すことになります。不用意な風太郎の言葉で涙ぐんだショー君を一花が宥めます。

 

父親や兄弟はいないのかと尋ねると、もうすぐ妹が生まれるとの返事。「そっか じゃあ お兄ちゃんだ」と一花は母親や赤ちゃんのために強くならないとと励まし、「僕 強くなる!」というショー君の頭を「よし 偉いぞ」と撫でます。

 

「さすが長女だな」と風太郎は感心しますが、「ありがと じゃあ次はフータロー君が長男らしいとこ見せてね」と一花が言った先には、口喧嘩をするメイドコスプレの女生徒二人。慌てて風太郎は仲裁に入ります。

 

なんとか収まったようで母親探しを続けていると、ショー君が一花の顔をじっと見て、「お姉ちゃん見たことある」と言います。

 

「おー こんなチビにも知られてるんだな さすが大女・・」とからかおうとした風太郎ですが、「この前 キスしてた人だ」との言葉に固まりました。

 

一花は「あのドラマ 遅い時間帯なのによく知ってるねー」と余裕です。固まったままの風太郎に、「うーん? もしかして 私がキスしてたのショック? 女優だよ?そういうこともあるよ」。

 

「そういう訳じゃ・・」ともごもごする風太郎に口元を寄せ、「だよね」「フータロー君だって経験済みだもんね」と畳みかけてきます。

 

動揺する風太郎は誓いの鐘の時のキスを思い出しています。なんで知っているのかはさておき、「事故だと俺は考えてる」と風太郎は答えます。

 

すると一花は「へー 本当にしてたんだ」とカマをかけただけなのか、知っていて揺さぶっているのかわかりません。「で?誰と? 二乃?三玖?四葉?五月ちゃん?」。

 

風太郎はたじたじしながらも「わ わかんねーよ あの時は全員が五月の変装をしてたし」と何とか口にしますが、一花は「で? 誰だと思うの?」と追及の手を緩めません。

 

今度こそ言葉に詰まった風太郎ですが、ショー君が次々と挙がる名前に「お兄ちゃん もしかしてモテモテ?」「だめだよ お兄ちゃん そういうの良くないって前にドラマでやってた」と言ってくれて話が逸れます。

 

「ドラマ好きすぎだろ」「お いいねー お兄ちゃんに言ってやりな」と一花がけしかけますが、「僕が見たのは姉妹で同じ人を好きになるやつ」とピンポイントで急所を突いてくるショー君。「その男の人をめぐって険悪になって 修羅場になっちゃうんだ」。

 

分が悪くなったのを悟った一花が「この話 もうやめよっか!」と慌てて止めに入りますが、風太郎は「そのドラマ 最後はどうなるんだ?」と後学のためなのか訊きます。

 

「片方と結ばれて片方とはそれっきり」という返答に、「うわぁ なんか後味悪いね」と引き気味の一花です。

 

そこに「ショー!」という声がかかり、母親が駆けつけます。風太郎がショー君を母親に引き渡し、「お兄ちゃんたち ありがとう!」とショー君が言うのを聞いて、頭を下げていた母親は「たち・・」と後ろを見ると一花の姿。

 

ドラマ好きの母親はすぐに女優の一花だと気付き、「うそっ 一花ちゃん!?」と声を上げます。大声を聞きつけた周囲の人に身バレしてしまった一花は、風太郎に後を任せると、さっさとその場を去ります。

 

「マジかよ」と風太郎は苦労を思ってゲンナリしますが、一花の背中に「15時 忘れんなよ」と声をかけます。「嫌なら来なくてもいいなんて嘘だ ちゃんとお前にも来て欲しい」。

 

一瞬、立ち止まった一花を追いかけようとする群衆を押しとどめる風太郎は、「押さないでー あれは中野一花の姉妹だぞー」としれっと嘘をついていますが、「嘘つけ あんなそっくりな姉妹いるか!」とツッコまれ、「それがいるんだよ・・」と身に染みている風太郎の言葉には重みがありました。

 

距離を取った一花は(違うよ・・これは期待してるんじゃない・・)と、風太郎にかけられた「ちゃんとお前にも来てほしい」という言葉を噛みしめています。

 

時間が過ぎ(校内の時計の表示のコマで15時20分を指しています)、その後、空も赤く染まっています。

 

タクシーを到着したことを知らせる風太郎。明日も撮影がある一花を気遣っています。一花もバタバタしててごめんと謝りながらも、久しぶりに六人で過ごせて良かったと返しています。

 

「五人が好きだ」と言った風太郎を「浮気男のセリフだよ」とからかっています。タクシーに乗り込む際、一花は「私はもう来られないかもしれない」「今 答えを聞いちゃだめかな?」と勇気を振り絞って尋ねます。

 

「わかった」と意外な返事。一花は自分じゃなくてもいい、二乃でも三玖でも姉妹の誰であっても、この気持ちに区切りがつけられるんだと答えを待ちます。

 

しかし、「誰も選ばない それが俺の答えだ」と返って来た風太郎の答えは、意表を突いたものでした。

 

まとめ

学園祭編が本格的にスタートしましたが、全部の駒が出揃うまで何がどうなるのか全然予測できない展開になりました。

 

もちろん察しのいい人はあれこれと気づいているのでしょうけど、多分、何か仕掛けられるたびに「えっ!」「マジか?!」と驚くことが確定していますので(自分調べ)、提示されたストーリーをそのまま受け入れようと早くも全面降伏態勢です。

 

毎週楽しみにしているのですが、自分のようなタイプは、もしかしたら一気に読んだ方が楽しめるかもしれません。

 

脱出ゲームの謎が放置されていたやつも、答え合わせしてくれるでしょう。

 

ところで、次週、一花の二日目とありましたが、これについては100話に登場していなかったのでよくわかりません。いったいどうなるのでしょうかねぇ(遠い目)。

 

「五等分の花嫁」【102話 最後の祭りが一花の場合②】【コミックライク】

 

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